吸引掃除と水拭きが同時にできる拭き掃除ロボット、Roborock(ロボロック) E5 E552-04。ネット上では「フローリングがピカピカになった」「音が静か」と評判です。しかし、「物にぶつかってしまう」という口コミもあるため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のエコバックス DEEBOTやRoborock S5 Maxなどの拭き掃除ロボットとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、拭き掃除ロボット選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
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目次
14,000円
Roborock E5 E552-04は、しっかり水拭きできるリーズナブルな掃除ロボットをお探しの人におすすめです。実際に水拭きすると、一部拭き残しがあるものの板に塗布した蛍光塗料が全体的に薄くなりました。比較したなかには一部走行できず塗料を残した商品もあるなか、掃除時間も6分15秒と早めです。手軽に水拭きを試したい人に向いています。
一方で、吸引力はいまひとつ。口コミに反し、フローリングでは青砂などのゴミが1/3ほど残りました。折紙・毛糸などは吸えたもの、細かいゴミは残ります。1cmの段差は乗り越えますが、厚手のカーペットを乗り越えるのも困難です。アプリから進入禁止エリアの指定ができないため、部屋にカーペットや水に濡れたくないものを置いている人は注意しましょう。
本商品は、中~高価格帯モデルのようなマッピング機能はなく、直進清掃方式で走行するタイプです。比較した商品には障害物を検知して賢く掃除したものもあったなか、テレビ台の下から抜け出せず強くぶつかってしまいました。「家具を傷つけずに掃除できる」と謳っていますが、家具が少ない部屋で使うのがよさそうです。
稼働音が大きいのも気がかり。本体から1m離れた場所でも、70.1dBと新幹線の車内程度の騒音レベル(参照:環境省)でした。比較したなかでも静音性に優れた商品は60dB台で抑えられていたため、「音が静か」という評判とは異なる結果です。夜間・集合住宅で使う際には騒音に注意しましょう。
お手入れは楽ちんでした。給水タンクの口の広さは前モデルの「Roborock E4」とほぼ同じで、比較した一部商品のような給水のしにくさも感じません。ダストステーションやお手入れ用ブラシは付属しませんが、ダストケース・フィルターが水洗い可能。それほど手間なくお手入れできますよ。
最大の魅力は、公式サイトで税込31,696円(※執筆時点)という安さ。比較したなかにはもっと安い商品もありましたが、しっかり水拭きできてお手入れもしやすい一品です。シンプルな間取りで家具も少ない家庭では重宝するでしょう。もっと賢く強力に掃除できるものをお探しの人は、4~10万円台まで予算アップして、ほかの商品も検討してみてください。
そもそも拭き掃除ロボットとは、床の汚れを自動で拭き取る掃除家電です。ベタつきの原因となる食べこぼし・皮脂を落とし、床をサラサラに保てます。準備や雑巾絞りの手間も必要ないので、手軽に拭き掃除できるのがメリット。外出中でも掃除を任せられるので、効率よく掃除を済ませられるでしょう。
今回ご紹介するRoborock E5 E552-04もそのひとつ。製造元はBeijing Roborock Technology、家庭用掃除機を開発・生産を専門としています。ロボット掃除機のブランド「Roborock」の商品であり、基本性能にこだわったエントリーモデルです。
吸引掃除とモップによる水拭き掃除を同時に行えるのが特徴。水拭きは2段階の水量設定により、素足で触れたくなるサラサラの床に仕上げると謳っています。
本体は直進清掃方式を採用。衝突回避センサーが障害物に近づくと走行速度を低下させ、家具に強くぶつかるのを防ぐため、家具を傷つけずに掃除できると謳っています。進入禁止エリアの指定はできませんが、各種センサーで取得した部屋のデータに基づき、効率的な走行ルートを導き出す設計です。
2,500Paの吸引力により、ゴミやホコリを一気に吸い込むつくり。本体の操作はアプリとリモコンで行えます。アプリの画面では、エアーフィルターやブラシの使用状況が確認可能。アクセサリーの交換時期がわかります。
専用のダストステーションはありませんが、ダストボックスは640mLと大容量。ワンタッチで取り外してゴミを捨てられるうえ、水洗いも可能なので清潔に保ちやすい設計です。
本体サイズは直径35×高さ9.05cmと、円形の薄型モデル。2cmまでの段差は乗り越え可能で、家具の下やカーペットの上へもスムーズに移動できると謳っています。カラーバリエーションはシンプルな白・黒の2色。生活感を出したくない人にもぴったりです。
本体には大容量の充電式バッテリーを搭載しており、充電時間の目安は6時間。一度の充電で最大200分、200平方メートルまでの駆動できる設計です。バッテリー残量が低下すると、自動で充電ドックへもどります。広い部屋の掃除にも活躍するでしょう。
今回はRoborock E5 E552-04を含む、拭き掃除ロボット全25商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証の内容は以下のとおりです。
最初に、掃除性能の高さを検証しました。
フローリングのベタつき汚れを再現するために、1畳分の板に蛍光塗料を塗布。板の上で各商品を20分間走行させ、水拭き性能をチェックしました。さらにホコリやゴミの代わりに配置した折り紙・毛糸・髪の毛などの上を走行させ、各商品の吸引力を評価しています。
水拭き性能は良好です。実際に走行させると、水拭きの際には板に塗布した蛍光塗料が全体的に薄くなっていました。一部拭き残しがあったものの、比較したなかには一部走行できず塗料を残した商品も。6分15秒とスピーディに基本的な掃除ができ、水拭きは得意といえるでしょう。
口コミに反してフローリングでは青砂やホコリが1/3ほど残ったものの、折紙・毛糸などさまざまな種類のゴミも吸引できました。しかし、厚手のカーペットには乗り切れず、ゴミをフチに残す結果に。分厚くて毛足の長いカーペットを掃除する際には、ゴミを取り切れないかもしれません。
次に、効率よく掃除するうえで重要な賢さの検証です。
衝突防止・マッピングが機能しているか、進入禁止エリアの指定やスケジュール機能が利用できるか、1cmの段差を乗り越えられるかなど、各商品を評価しました。
直進清掃方式で走行するためか、衝突防止機能は障害物が多い場所だとうまく機能しない場面も。テレビ台の下に入った際には抜け出せず、強くぶつかっていました。細かい方向転換ができなかったことから「家具を傷つけずに掃除できる」というメーカーの謳い文句どおりとはいえません。
進入禁止エリアの指定ができないのもネック。比較した中~高価格帯の商品には、専用アプリから進入禁止エリアを自由に指定できるものが多い傾向がありました。カーペットを敷いている部屋では、少し使いづらさを感じるかもしれません。
「物にぶつかってしまう」との口コミどおり、床にモノが多い部屋にはあまり向いていません。シンプルな間取りで家具が少ない部屋に住む人には、候補のひとつとなるでしょう。
本商品には、部屋の間取りを記憶して効率よく掃除を行うマッピング機能は搭載されていません。比較した5万円以上の商品にはほとんど搭載されていたのに対し、低価格帯のモデルは直進清掃方式・ランダム方式のものがほとんど。賢さで選びたい人には不向きです。
とはいえ、1cmの段差は問題なく乗り越えられるので、基本的な掃除だけできればよい人には予算を抑えられて便利ですよ。スケジュール機能はアプリから設定が可能。日時・曜日の指定ができるので、自宅を留守にしている間にも掃除を任せられます。
続いて、拭き掃除ロボットを長く清潔に使い続けるうえで大切なお手入れのしやすさの検証です。
各商品の給水パッドや給水タンクを手洗いして、お手入れのしやすさをチェック。給水やゴミ捨てがしやすいか・お手入れ用ブラシが付属しているかなどを確認しました。
お手入れのしやすさは、まずまずの評価。給水タンクの口の広さは前モデルである「Roborock E4」とほぼ同じです。比較した一部商品のように水が入れにくいといった心配はありません。ゴミ捨ても2タッチと工程は少なめでした。
一方で、給水パッドがスライド式で外す仕組みで、比較したワンタッチ式のモデルより手間がかかるのは惜しい点です。ダストステーションやお手入れ用ブラシも付属しません。とはいえ、ダストケースやフィルターが水洗いできるので、汚れやすいパーツのお手入れは簡単ですよ。
最後に、音の静かさの検証です。騒音レベル約40dBの室内にて、拭き掃除ロボットから約1m離れた場所から騒音計で音量を測定しました。
その結果、稼働音は70.1dBと大きめです。「音が静か」という口コミに反して、比較した全商品の平均値の62.54dB(※執筆時点)を上回る結果に。環境省が公開する「騒音の目安」によると、新幹線の車内レベルの騒音値です。夜間や集合住宅で使う際は騒音が気になるため、使用する時間帯には注意しましょう。
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最後に、正確なマッピングで賢く掃除できる商品をご紹介します。
マッピング性能や賢さで選ぶなら、エコバックスのDEEBOT X1 OMNIがおすすめです。本体のカメラ・センサーが障害物を認識し、ギリギリ衝突しない距離感で走行。掃除性能も優秀で、掃除が難しいカーペットのゴミもほぼ完璧に掃除しました。本体価格こそ高価ですが、優秀な機能を備えています。
予算が限られているなら、Roborock S5 Maxもおすすめです。比較した上位商品にも負けない掃除性能で、蛍光塗料が塗られた板を全体的にしっかり拭き取れました。効率のよい走行ルートにより、掃除時間の短縮が可能。アプリでエリア指定・スケジューリングもできるので、使い勝手も良好です。
Roborock S5 Max S5E02-04をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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