掃除しながら芳香剤の香りを広げる珍しい機能を備えたロボット掃除機、エコバックス DEEBOT T9+ DLX13-54。モップ機能もついていて「部屋がきれいになる」と評判です。しかし「段差を乗り越えられない」「音がうるさい」などの口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、エコバックス DEEBOT T9+ DLX13-54を含むロボット掃除機全43商品を実際に使ってみて、掃除性能の高さ・賢さ・お手入れのしやすさ・音の静かさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
エコバックス DEEBOT T9+ DLX13-54は、カーペットや家具を動かす手間なく掃除できる商品をお探しの人におすすめです。約10畳の部屋にゴミを撒いて稼働したところ、除去率は約97%とほぼ完璧に掃除しました。比較した多くの商品が苦手とする砂状のゴミや、カーペット上もきれいに吸引。部屋の四隅やテーブルの脚周りなども得意です。
「最先端3D物体回避」というメーカーの謳い文句どおり、掃除中は衝突することがほぼなく、効率的に走行。「段差を乗り越えられない」という口コミもありましたが、厚さ2cmの板やカーペットも乗り超えられました。進入禁止エリアもアプリで簡単に設定でき、実際にきっちり守ります。
静音性にも優れていました。比較した商品には70dB近い音が聞こえたものもあったなか、口コミに反して61.7dBと控えめです。障害物を高確率で回避できるので、衝突音も気になりません。お気に入りの家具に傷がつく心配が少なく、掃除前に障害物となりそうなものを動かしておく手間を省けますよ。
ロボット本体のゴミを都度回収する、自動ゴミ収集機がついているのも便利。ダストケースのお手入れはやや手間がかかるものの、ゴミ捨て回数を減らせます。お手入れブラシが本体に収納されているため、思い立ったときにサッとゴミを払えば、それほど面倒ではないでしょう。
水拭き兼用の2in1モデルで、芳香剤もセットできるオリジナリティも魅力の本商品。公式サイトでは執筆時点で税込129,800円で販売されていますが、新モデルが発売されており、ECサイトでは7万円台とお手頃です。より高性能なものや予算を抑えられるものを選びたい人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
ECOVACS(エコバックス)は、家庭用ロボットの開発から販売までを行う中国の総合メーカーです。世界52カ国で事業展開しており、なかでも床掃除用ロボット「DEEBOT」は全世界で2,200万人以上※が愛用している主要商品です。
公式サイトより。ECOVACS調べ
今回ご紹介するDEEBOT T9+ DLX13-54は、2021年6月に発売された水拭き兼用のロボット掃除機です。振動式モップによる水拭きと静音設計が特徴。テレワーク中や子どものお昼寝中も、邪魔せず清掃できると謳っています。
ロボット本体のサイズは、幅35.3×奥行35.3×高さ9.36cmです。比較した商品のなかではやや大きめなので、購入前に部屋にある椅子の脚幅などと比べてみてくださいね。
ゴミの吸引だけでなく、水拭きも同時にできる2in1タイプ。水拭きのモップは毎分480回振動することによって、床のべたつきやざらつきを落とす仕組みです。タンクに水を入れ、水拭き用のモッププレートを装着して使用します。
ゴミの吸引力は、従来品と比較して6倍にパワーアップ。カーペットの奥に入り込んだゴミやホコリまで吸い取れると謳っています。
芳香剤をセットできるエアフレッシュナーを搭載しているのも大きな特徴。香りをふりまきながら掃除できます。香りはワイルドブルーベル・ベルガモット&ラベンダー・キューカンバー&オークの3種類。芳香剤の持続日数は最大約60日間です。
家具への衝突やコードの巻き込みを防ぐ「3D物体回避機能」を搭載。カーペットも自動認識するので、水拭きモップを装着しているときは、カーペットを濡らさないように回避します。落下防止センサーもついていて、階段や玄関からの落下を回避しやすいでしょう。
走行ルートやパワーを自動で設定するのも魅力です。モップを装着していないときは、カーペットに乗り上げて自動で吸引力をアップします。念入りに掃除したい場合はアプリから清掃回数を2回に設定したり、部屋ごとに清掃時間・吸引力の設定をしたりと、活用の仕方はさまざまです。
マッピング機能つきで、部屋の間取りを把握して効率よく清掃できると謳っています。アプリ「ECOVACS HOME」からは、水拭きの水量・吸引力・清掃回数・進入禁止エリア・タイマーなどの設定が可能です。生活スタイルにあわせて活用しましょう。
充電時間は約6.5時間で、1回の充電で最大約175分稼働。自動充電・自動再開機能がついているので、バッテリーが低下すると自ら充電に戻ります。電源ボタンを長押しして掃除を終了した場合も、ステーションに自力で戻りますよ。
掃除が終了するとロボット本体にたまったゴミを、自動ゴミ収集機(Auto-Empty)の密封型紙パックに自動で回収。使用環境によりますが、最大約60日分のゴミを蓄積可能です。
自動ゴミ収集機の紙パックは、取り外すと口が閉じるつくりになっており、ゴミ捨て時に中身がこぼれにくいですよ。ロボットからゴミを吸い上げるときには音が発生するので、就寝中に清掃する場合などには自動収集をOFFにすることもできます。
稼働に必要なパーツはひと通り付属しています。メインブラシ・サイドブラシ×2・フィルター・カッター付きメンテナンスブラシが入った本体取付用付属品セットのほか、ステーションやエアフレッシュナー カプセルなどが付属します。
芳香剤やモップなどの消耗品は、すべて公式サイトから購入できます。
<付属品>
本体取付用付属品セット
ロボット掃除機本体
ステーション(自動ゴミ収集機)
高性能フィルター(交換用)
使い捨てクリーニングモップ
OZMO Pro 強力電動クリーニングモップキット
エアフレッシュナー カプセル
今回はエコバックス DEEBOT T9+ DLX13-54を含むロボット掃除機全43商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、掃除性能の高さ・賢さの検証です。
約10畳の部屋に折り紙・青砂・髪の毛・毛糸を合計30g配置。ロボット掃除機を走行させ、1時間後にどれくらい吸引できたのかを測定しました。
さらに、段差を乗り越えられるか・障害物を検知できるかといった観点で賢さも評価しています。
1時間の走行でほぼすべてのゴミを取り切って、約97%と高い除去率を記録しました。30gのうち残ったゴミは1g以下と、比較した商品のなかでもトップクラスの掃除性能です。下位商品が苦手とする青砂などの細かいゴミも、しっかり吸い取りました。
一般的に丸型の商品が苦手とされている、部屋の四隅やカーペット上のゴミも問題なく吸引できます。ゴミ残しが多くなりがちなテレビ台・テーブル・ソファの脚周りも得意。床材や家具の配置を問わず、高い性能を発揮できるでしょう。
高精度のカメラやセンサーにより、比較した商品のなかでもかなり効率的に走行しました。衝突防止もしっかり機能していて、障害物にぶつかることもほとんどありません。勢いよく衝突して、家具や壁を傷める可能性は低いでしょう。
進入禁止エリアもアプリから簡単に設定でき、実際に指定したエリアには一切入りませんでした。マッピングも正確で、直線的に動いてくまなく掃除できます。決まった時間に掃除するなら、スケジュール機能を使うのが便利でしょう。
「段差を乗り越えられない」という口コミに反し、実際試すと厚さ2cmの板やカーペットは問題なく乗り越えました。部屋の敷居がある間取りでも、2cm程度なら乗り越えて広範囲を掃除できるでしょう。
2LDK以上の間取りを掃除したい人にもぴったりです。
続いて、お手入れのしやすさ・音の静かさの検証です。
日々のお手入れが面倒ではないか、実際に商品を使用してチェック。さらに、もとの環境音40dBの部屋でロボット掃除機を稼働させ、約1m離れた地点で騒音値を測定しました。
ロボット本体のお手入れは、少し手間がかかりました。比較した商品には3工程でダストケースを分解できたものもあったなか、4工程とやや多め。芳香剤をセットするアロマセラピーモジュールも搭載しているので、カプセル交換の手間も増えます。
とはいえ、ロボット本体のダストケース・フィルターの一部は水洗いOK。お手入れブラシは本体トップカバー裏に収納されており、思い立ったら気軽に掃除ができます。衛生的に保ちやすい工夫がなされているのは、うれしいポイントです。
自動ゴミ収集機が付属しているため、ゴミ捨て頻度は少なめです。ロボットのゴミを毎回自動で回収し、最大60日分のゴミを蓄積。毎回ロボットのダストケースをきれいにする必要がなく、収集機がいっぱいになったらまとめて捨てるだけで完了します。
自動ゴミ収集機は紙パック式で、ゴミ捨て時にパックごと捨てるため手が汚れません。公式サイトによると、紙パックは取り外すと口が閉じる構造で、ホコリが舞いにくいのが特徴です。
稼動音は61.7dBと、比較した商品の平均68.4dB(※執筆時点)より控えめでした。環境省によると、60dB前後でファミリーレストランの店内と同等の騒音レベルとのこと。「音がうるさい」と口コミで指摘されていましたが、不快なほどではないでしょう。
センサーが優れているので障害物にぶつかることが少なく、衝突音も気になりにくいですよ。
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最後に、エコバックス DEEBOT T9+ DLX13-54以外のモデルもご紹介します。
シリーズの高級モデルDEEBOT X1 OMNI DEX11は、お手入れのしやすさも優秀です。多機能なダストステーションにより、ゴミ捨てや水拭き用モップのお手入れがほぼ全自動で完了します。壁にギリギリ衝突しない距離を走行し、カーペットのゴミまでほぼ完璧に吸い取りました。
音の静かさにこだわるなら、DEEBOT N10がおすすめ。シリーズのなかでもシンプルな格安モデルです。稼働音は60.1dBと比較したなかでもトップクラスに静か。吸引力も高く、砂などの細かいゴミもきれいに掃除しました。効率的な走行で、比較したほかの商品より清掃が速く終わったのも魅力です。
走行方式 | マッピング方式 |
---|---|
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集+モップ洗浄+モップ乾燥 |
アプリ連携対応 | |
騒音値(実測値) | 平均56.5dB |
水拭き対応 | |
本体高さ(実測値) | 10.5cm |
充電時間(公称値) | 6時間30分 |
---|---|
自動充電(自動帰還)機能 | |
Wi-Fi対応 | |
清掃エリア設定機能 | |
サイドブラシ本数 | 2本 |
洗剤対応 | |
モップの使い捨て | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
自動再開機能 | |
モップを持ち上げ可能 | |
メインブラシに毛が絡まない | |
ペットのフンを回避可能 | |
本体重量 | 4.2kg |
本体幅(実測値) | 34.5cm |
本体奥行(実測値) | 34.5cm |
ダストステーション幅 | 44.8cm |
ダストステーション奥行 | 43.0cm |
ダストステーション高さ | 57.8cm |
エコバックス DEEBOT X1 OMNI DEX11をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | ロボット |
---|---|
走行方式 | マッピング方式 |
コードレス対応 | |
集じん方式 | 紙パック式 |
操作方法 | スマホアプリ、音声操作(Googleアシスタント・Alexa対応) |
ダストステーションの機能 | 不明 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 3時間20分 |
ヘッド種類 | 不明 |
衝突防止機能 | |
充電時間(公称値) | 6時間30分 |
落下防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
騒音値(公称値) | 不明 |
ゴミ自動収集時の騒音値 | 不明 |
アプリ連携対応 | |
騒音値(実測値) | 60.1dB |
Wi-Fi対応 | |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
形状 | 丸形 |
コードの長さ | 不明 |
ブラシ種類 | V字型メインブラシ、サイドブラシ |
集じん容積 | 0.42L |
清掃エリア設定機能 | |
スケジュール機能 | |
消費電力 | 本体:40W/ごみ収集器:1000W |
サイドブラシ本数 | 2本 |
吸込仕事率 | 不明 |
からまり防止機能 | |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | 不明 |
洗剤対応 | 不明 |
モップの使い捨て | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
ランニングコスト | 不明 |
自己位置認識機能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
自動再開機能 | |
ヘッドライト付き | |
水拭き対応 | |
乗り越えられる段差(今回の検証結果) | 2.0cm |
コンパクト | |
乗り越えられる段差 | 2cm |
ゴミセンサー付き | |
ペットのフンを回避可能 | 不明 |
メインブラシに毛が絡まない | 不明 |
モップを持ち上げ可能 | 不明 |
特徴 | 不明 |
静音モード搭載 | 不明 |
節電モード搭載 | 不明 |
隙間に差し込み可能(10cm) | 不明 |
付属品 | メインブラシ、サイドブラシ2個、フィルター、カッター付きメンテナンスブラシ、取扱説明書、クイックマニュアル、電源コード |
本体重量 | 4.2kg |
本体幅(公称値) | 35cm |
本体奥行(公称値) | 35cm |
本体高さ(公称値) | 9.3cm |
ダストステーション幅 | 不明 |
ダストステーション奥行 | 不明 |
ダストステーション高さ | 不明 |
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