使い勝手がよくコスパも良好と人気の、Amazon Fire HD 8 Plus。「動作が快適」といった高評価な口コミがある一方で、「使えるアプリが少ない」「タッチパネルの感度が悪い」といった気になる評判もみられ、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、Amazon Fire HD 8 Plusを含むタブレット全19商品を実際に使って、処理性能・画質のよさ・音質のよさ・画面の応答性・サイズ・対応アプリ・バッテリー性能・付加機能・価格の9点を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
筑波大学芸術専門学群卒業後、芸術制作で使用していたPCをはじめとする多くのデジタルデバイスやソフトウェアに関する知識を活かそうと大手家電量販店に入社。販売員としてPCだけでなくプリンター・ルーターなどPC周辺機器の販売や、インターネット・格安SIMなど通信サービスの提案など、PCに関する販売・契約を総合的に担当、自身の担当顧客に合ったPC環境を真摯に考え、販売ノルマや利益にとらわれず提案してきた。 その後2022年にマイベストへ入社し、PCや周辺機器の専門ガイドを担当。富士通やDellのような大手メーカー製PCだけでなく様々なデジタルデバイスに関する経験・知識を活かし、PCや周辺機器選びに困ったユーザーに寄り添う企画・記事制作を心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
Fire HD 8 Plusは、Amazonユーザーや、バッテリー持ちがよい低価格なものをお探しの人におすすめです。動画の連続再生時間は約10時間半と長く、外出先でも電池切れを気にせず使えるのがメリット。価格も12,000円ほどと非常にリーズナブルで、全体平均の半額以下でした。
画質は自然な発色で、音も高音域を中心に比較的クリア。画面を拡大したりボリュームを上げたりすると粗さが出るものの、ブラウジングや気軽な動画視聴には十分なレベルです。ただフチが太く音が片側からしか出ないため、没入感を得たい人にはやや物足りない可能性もあるでしょう。
8インチ・355gと手軽に使えるサイズ感も好評。画面占有率は67%と低めですが、調べ物や読書にはぴったりな大きさといえます。一方、処理性能はベンチマークスコア約508点と低めで、アプリの起動や写真の表示に時間がかかりました。スクロールやタッチの反応精度も、やや遅い印象です。
Googleプレイ使用不可で対応アプリ数に限りはあるものの、Prime Video・Kindleなどがもとからインストールされているのは便利。普段からAmazonのサービスをよく利用している人には重宝しますよ。お試し用として、気軽に使えるサブ機として、候補に入れてみてはいかがでしょうか?
Amazonの各種コンテンツに特化した、Fireタブレットシリーズ。今回はそのなかから、2020年発売のFire HD 8 Plus(第10世代)をご紹介します。
取り回しに優れたサイズ感やリーズナブルな価格帯が魅力で、Amazonユーザーは必見ですよ。
Prime VideoやKindleなど、Amazonの各種サービスをホーム画面からすぐに使えるのがメリット。Amazonアプリストアからは、Netflix・DAZN・ABEMA・ディズニープラスといった多様なアプリをインストールできます。
また音声アシスタントのAlexa対応で、音楽再生や家族への連絡などをハンズフリーで行うことも可能ですよ。
画面サイズは8インチと、書籍を読むのにぴったりの大きさ。本体サイズは202×137×9.7mmで、重量は355gです。
スクリーンは解像度1280×800のHD画質で、視野角が広いIPSディスプレイを採用しています。迫力ある音場を体感できる、Dolby Atmosデュアルステレオスピーカーも搭載していますよ。
AndroidベースのFire OSを採用し、CPUには2.0GHz クアッドコアプロセッサを搭載。メインメモリは3GBあり、内部ストレージは32GB・64GBの2種類から選べます。microSDカードを使用すれば、1TBまで拡張することも可能ですよ。
また、Fireシリーズ初となるゲームモードを搭載しているのも魅力のひとつ。ゲームモードに設定することで、通知を非表示にしてくれます。ゲームの世界にどっぷり浸れるでしょう。
連続稼動時間は最大12時間と謳われており、フル充電にかかるのは約4時間。
ワイヤレス充電にも対応し、別売りの専用スタンドに横向きで置くと自動的にShowモードが起動します。充電しながらハンズフリーでタブレットを使えるのも便利なポイントです。
カラーはスレートの1種類です。付属品として、USB-C(2.0)ケーブル・9W電源アダプタ・スタートガイドがついてきます。
保証期間は購入後90日間。国内であれば、延長保証をオプションとしてつけることも可能です。
8インチシリーズでは、ノーマルタイプのFire HD 8も展開。サイズ・CPU・ディスプレイ解像度はPlusと同じですが、以下の点が異なります。
【Plusとの違い】
またFireタブレットにはこのほか、コンパクトなFire 7(2019 第9世代)や、大画面が魅力のFire HD 10 Plusもラインナップ。シーンや目的に合わせて選んでみてくださいね。
画像はFire HD 8
今回は、Amazon Fire HD 8 Plusを含むタブレット全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:処理性能
検証②:画質のよさ
検証③:音質のよさ
検証④:画面の応答性
検証⑤:サイズ
検証⑥:対応アプリ
検証⑦:バッテリー性能
検証⑧:付加機能
検証⑨:価格
まずは、処理性能の検証です。
CPUとGPU性能を数値化できるベンチマークアプリ「Geekbench 5」と「3DMark」を使用して評価しました。
調査の結果、シングルスコア約143点・マルチスコア約507点でした。全体平均の約490点・約1,600点を下回っており、処理性能は低めです。
実際の使用でも、アプリ起動・写真表示・ゲームでラグが発生しました。3Dゲームなど容量の大きいデータを扱うには、やや物足りない可能性もあるでしょう。
次は、画質のよさを検証します。
動画をよく見る人なら、画面のきれいさも気になりますよね。そこで、各タブレットで同一の静止画・動画データを表示させ、mybest5人で画質をチェックしました。
映像を確認したところ、ナチュラルで鮮やかな色合いが好印象。若干黄みがかって見えた人もいましたが、満足の声が多めでした。
解像度については、ぱっと見るぶんには粗さは気にならないものの、拡大すると細部がぼやけてしまう点が気になります。
また、画面の小ささも加わり没入感もいまひとつ。「ダイナミックさがある」との声もありましたが、風景画像のような表現が細かな映像は奥行きを感じにくい印象です。
次に、音質のよさを検証します。
mybest5人で縦向き・横向きの両方で聴いてみて、以下の3点をチェックしました。
高音域はきれいに出ており、音質は比較的クリアです。ただ中低音域がやや弱く、全体的なバランスはまずまず。「ボリュームを上げると低音が割れる」といった意見も複数聞かれました。
また、スピーカーは片側のみ(縦向きに使う場合は下側のみ)。音に包まれるような感覚が少なく、迫力や没入感はやや控えめ。「音自体には臨場感がある」と回答した人が多いだけに惜しい結果となりました。
続いて、画面の応答性を検証します。
画面の応答性のよさは、タブレットの使用感に直結します。そこで、mybest5人でタッチやスクロールに対する反応と、スムーズさの評価を行いました。
実際に使ってみたところ、スクロール・スワイプ・タッチ操作ともに反応はいまひとつ。モニターからは「スクロールが少しカクカクする」「ピンチイン・ピンチアウトがうまく反応しない」といった意見が多めでした。
不自然さはそれほど気にならないものの、なめらかさ重視の人には物足りない可能性があるでしょう。
次に、サイズを検証します。
タブレットを快適に使用するためには、本体サイズと重量のバランスも大切。こちらも、mybest5人で評価しました。
調べてみると、周りの黒フチが太く画面占有率は約67%と低め。持ち運びやすいサイズではあるものの、動画を見るにはスクリーンがやや小さい印象です。ブラウジングや読書目的であれば、問題なく使えるといえます。
重量は355gと軽量ですが、同サイズのほかの商品と比べると若干重ためです。「片手で長時間持つとずっしりくる」との声もあり、両手持ちのほうがより負担なく使用できるでしょう。
次に、対応アプリを検証します。
SNS・動画・ゲーム・ビジネスアプリ・生活アプリの合計30のアプリをインストールし、正常に動作するか確認を行いました。
Googleプレイを使用できず、アプリはAmazon App Storeからインストールする仕組み。LINE・YouTubeなどの主要アプリには非対応で、評価は伸び悩みました。
とはいえ、Prime Video・Kindleなどはもとから入っており、Amazonコンテンツを楽しみたい人には向いています。
【対応アプリ】(※一部)
【非対応アプリ】(※一部)
続いて、バッテリー性能を検証します。
画面の明るさを最大にした状態で動画を再生し、連続稼動時間を計測。バッテリー持ちの評価を行いました。
画面の明るさを最大にして動画を再生したところ、10時間22分連続で再生ができました。全体平均の約8時間を大きく上回り、バッテリー持ちは高評価です。
充電切れを気にせず映画やゲームを楽しめるだけでなく、ちょっとした旅行にも持っていきやすいでしょう。
次に、付加機能を検証します。
以下の項目をチェックポイントとし、機能が多いものほど高評価としました。
付加機能は豊富ではないものの、ワイヤレス充電・ブルーライトカット機能・キッズモードを搭載していました。
ワイヤレス充電に対応しているので、面倒なケーブルの抜き差しは不要です。キッズモードもあるので、お子さんでも使いやすいでしょう。またブルーライトカット機能がついているので、長時間の動画視聴やネットブラウジングの際は、機能をオンにするのがおすすめです。
一方で、防水やSIMフリーなどには非対応。使用環境によっては使いにくい可能性もあるので注意しましょう。
【付加機能】
最後は、価格を検証します。
それぞれのタブレットの販売価格を調査し、安価なものほど高評価としました。
公式価格は、2022年1月15日時点で税込11,980円。全体平均が約3万円、なかには5~6万円を超えるものもあるなか、値段は非常にリーズナブルです。
Amazonコンテンツ目的にサブ機として使用したいなら、大活躍する1台といえます。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
5,550円
(最安)
販売価格:5,600円
ポイント:50円相当
送料別
9,998円
(+4,448円)
販売価格:9,998円
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(1,239件)
最後にほかのおすすめ商品もご紹介します。
AppleのiPad Air(第4世代)は、鮮やかなディスプレイとクリアな音質が魅力。4つのスピーカーから出る音が包み込むように広がり、立体感や没入感を十分得られました。画面占有率は約80%と大画面で、映像にも没頭できますよ。処理性能も高く、3Dゲームも快適にプレイできるでしょう。
画質・音質にこだわるなら、AndroidタブレットのXiaomi Pad 5もチェック。画面占有率約82%の大画面に鮮やかでくっきりした高画質が加わり、目の前で見ているような雰囲気を味わえました。音質もトップレベルで、迫力も十分。動画視聴時のバッテリー持ちも12時間弱と優秀です。
画面サイズ. | 10.9インチ |
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画面サイズ | 10.9インチ |
リフレッシュレート | 60Hz |
画面解像度 | 2360×1640p、264ppi |
幅 | 17.85cm |
奥行 | 24.76cm |
高さ | 0.61cm |
重量 | Wi-Fiモデル:458g、Wi-Fi+Cellularモデル:460g |
OS種類 | iPadOS |
OS詳細 | iPadOS 17 |
画面種類 | 液晶(IPS) |
TVチューナー | 不明 |
コア数 | 不明 |
DCI-P3色域対応 | 不明 |
文字サイズ変更可能 | 不明 |
Wi-Fi規格 | 802.11ax |
キッズタブレットタイプ | 不明 |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.0 |
通信モデル | Wi-Fiモデル、Wi-Fi+セルラーモデル |
手書き入力可能 | 不明 |
SIMロック解除可能 | 不明 |
最大輝度(公称値) | 500nit |
最大輝度(実測値) | |
SIMカード | nano-SIM |
CPU | A14 Bionicチップ |
メモリ | 4GB |
クロック数 | 不明 |
ストレージ | 256GB、64GB |
microSDカード対応 | 不明 |
インターフェース | USB Type-C |
カードスロット | 不明 |
メインカメラ画素数 | 1200万画素 |
インカメラ画素数 | 700万画素 |
バッテリー稼動時間 | 不明 |
キーボード付き | 不明 |
タッチペン付き | 不明 |
生体認証機能 | 指紋認証 |
スピーカーの数 | 2個 |
スピーカー性能 | ステレオ |
バッテリー容量 | 7730mAh |
防水機能 | 不明 |
防水性能 | 不明 |
防塵機能 | 不明 |
AirPlay対応 | |
GPS機能 | |
マイクあり | |
特徴 | ゲーム |
コンテンツ制限機能(キッズモード) | |
時間制限機能 | |
ブルーライトカットモード | |
Officeソフト付き | 不明 |
CPUスコア | 不明 |
連続使用時間 | 不明 |
使用タイプ | タブレット型 |
メーカー所在地 | アメリカ |
筆圧感知レベル | 不明 |
傾き検知機能 | 不明 |
角度調整可能 | |
技適マーク取得 | 不明 |
日本語マニュアル対応 | 不明 |
iPad Air 第4世代をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
画面サイズ. | 11.0インチ |
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画面サイズ | 11インチ |
リフレッシュレート | 120Hz |
画面解像度 | 2,560×1,600 |
幅 | 16.6cm |
奥行 | 25.5cm |
高さ | 0.7cm |
重量 | 511g |
OS種類 | MIUI for Pad |
コア数 | 8コア |
DCI-P3色域対応 | 不明 |
文字サイズ変更可能 | 不明 |
Wi-Fi規格 | 802.11a/b/g/n/ac |
キッズタブレットタイプ | 不明 |
Bluetooth規格 | Bluetooth 5.0 |
通信モデル | Wi-Fiモデル |
手書き入力可能 | 不明 |
SIMロック解除可能 | 不明 |
最大輝度(公称値) | 500nits |
SIMカード | 不明 |
CPU | Snapdragon 860 |
メモリ | 6GB |
クロック数 | 不明 |
ストレージ | 256GB、128GB |
microSDカード対応 | 不明 |
インターフェース | USB Type-C |
カードスロット | 不明 |
メインカメラ画素数 | 1300万画素 |
インカメラ画素数 | 800万画素 |
バッテリー稼動時間 | 不明 |
キーボード付き | |
タッチペン付き | 不明 |
生体認証機能 | ◯(顔認証) |
スピーカーの数 | 4個 |
バッテリー容量 | 8720mAh |
防水性能 | 不明 |
防塵機能 | 不明 |
AirPlay対応 | 不明 |
GPS機能 | 不明 |
マイクあり | 不明 |
特徴 | 中華メーカー、ゲーム向け |
コンテンツ制限機能(キッズモード) | |
時間制限機能 | 不明 |
ブルーライトカットモード | 不明 |
使用タイプ | タブレット型 |
Xiaomi Pad 5をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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