後ろ向き・前向きだけでなくベッド型でも使える、フラディア グロウ ISOFIX セーフティープラス プレミアム。安全性に配慮したつくりで、全方位をしっかり守ると謳われています。しかしインターネット上には口コミや評判が少なく、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、フラディア グロウ ISOFIX セーフティープラス プレミアムを含むチャイルドシート全22商品を実際に用意して、安全機能の充実度・取り付けやすさ・乗せおろしやすさ・機能性・熱のこもりにくさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
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フラディア グロウ ISOFIX セーフティープラス プレミアムは、安全機能の充実度を重視する人におすすめ。新安全基準のR129に適合しており、前後方向だけでなく側面からの衝撃も想定して作られています。後ろ向きに対応していないほかの商品も多かったのに対し、身長が87cm未満の2歳頃まで後ろ向きで使えるのもよい点です。
両側に頑丈なプロテクターがあるうえに、全身を包み込むような形状のクッションも搭載されています。固定方法にはISOFIXを採用しており、グラつきも気になりません。15.4kgとやや重いですが、アダプターがスムーズに差し込めるのであまり力を入れなくても設置できました。
リクライニングの調節や深めのサンシェードなど、快適に座りやすい工夫があるのも魅力。おおむね問題ないレベルの通気性を備えており、熱がこもる心配は少ないでしょう。ベッド型にするとシートの正面がドア側に向くため、乗せおろしも楽にできました。
一方で、シート回転レバー・ベルト調節レバーがシートカバーに隠れてしまい、操作しにくいのは惜しいところ。また、身長が100cmを超えた場合は買い換える必要があります。カバーが着脱しにくく洗濯機で洗えないのも気になりますが、子どもの体を守りやすいよう配慮されているので、ぜひ購入してみてください。
ベビーカーからおむつ用ゴミ箱まで、幅広いベビー用品を手がけているアップリカ。今回ご紹介するのは、「一歩進んだ安全性」というコンセプトのもと開発された、チャイルドシートです。
フラディア グロウ ISOFIX セーフティープラス プレミアムが使えるのは、新生児期から4歳頃まで。ベビーシートの時期を卒業しても、買い換える手間がかかりません。
平らなベッドのような形状になるのも特徴の1つです。リクライニングが150度以上倒れ、赤ちゃんのグラグラな頭と首を支えて呼吸がしやすい姿勢をキープすると謳われています。ベッドのように倒して使えるのは新生児期から1歳頃までで、適応身長は40〜70cmです。
身長が60cmを超えて首がすわった3か月頃からは、後ろ向きで座らせることも可能。ただし後ろ向きで設置できるのは、身長が87cm未満の2歳頃までです。
身長が76cmを超えて15か月以上になった場合は、前向きにセットできます。前向きは身長が100cm未満の4歳頃まで対応していますが、17.5kg以上の子どもを乗せることはできないので注意してください。
カラーは、カスケイドネイビーとアンカーグレーの2種類があります。
公式サイトでの値段は、執筆時点では税込75,900円でした。今回比較したなかには、30,000円台で購入できるものも多く、価格帯としては高め。しかしアップリカならではのこだわりが詰まっているので、十分候補になり得るでしょう。
6歳未満の子どもを車に乗せるときは、チャイルドシートの使用が義務付けられています。警察庁の調べによると、チャイルドシートを使っていない子どもが事故にあったときの致死率は、正しく使用している子どもの約5.3倍。子どもの安全を守るために、必ず使いましょう。
また、月齢や体格に合わせたものを選ぶことも大切です。大きく分けて3つの種類があるため、適切なものを購入してください。
今回は、フラディア グロウ ISOFIX セーフティープラス プレミアムを含むチャイルドシート全22商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:安全機能の充実度
検証②:取り付けやすさ
検証③:乗せおろしやすさ
検証④:機能性
検証⑤:熱のこもりにくさ
検証⑥:手入れのしやすさ
まずは、安全機能の充実度の検証です。
以下の3項目をチェックして、総合的に評価しました。
このチャイルドシートは、新安全基準のR129に対応しています。R129は従来基準のR44に比べると、安全性が進化しているのが特徴。R44は前後方向からの衝撃のみを想定して試験が行われますが、R129は前後方向だけでなく側面(ドア側)からの衝撃も想定されています。
またほかの商品のなかには、後ろ向きに対応していないものも多かったのに対し、こちらは身長が87cm未満の2歳頃まで後ろ向きで乗せられるのも便利です。
両側にサイドシールドと呼ばれる頑丈なプロテクターがついているうえに、頭から足先まで包み込むような形状の全身マモールクッションも搭載しています。総合的に見ると、安全機能はかなり充実していました。
次に、取りつけやすさの検証です。
人気のミニバン・軽自動車に取りつけてみました。なお、検証条件や評価項目は以下のとおりです。
<検証条件>
ミニバン:日産/セレナ(スライドドア)
軽自動車:ホンダ/NBOX(スライドドア)
2020年2月の出荷台数ランキング上位の車種を選定
<評価項目>
固定方法は、車側の金具とアダプターをつなげるISOFIXを採用しています。アダプターがスムーズに入り、押し込むときにあまり力は必要ありません。設置が完了すると緑色のマークが出るため、固定されたのがひと目でわかるのもよい点です。
シートベルトで固定するタイプに比べると安定感があり、グラつきも気になりませんでした。簡単に設置できるチャイルドシートがほしい人にも向いています。しかし、重量が15.4kgとやや重いのは惜しいところです。
続いて、乗せおろしやすさの検証です。
新生児程度の人形(身長52cm)・1歳児程度の人形(身長80cm)・3歳児程度の人形(身長100cm)を乗せて、座らせやすさ・ベルト装着に対する満足度をチェックしました。
リクライニングを倒してベッド型にすると、シートの正面がドア側に向くため、楽に乗せおろしができます。フットレスト・ヘッド部分の位置を変えるのは少し手間ですが、1歳・3歳の人形もおおむね問題なく乗せられました。
一方で、回転レバーとベルト調節レバーがシートカバーに隠れてしまうのが気になります。ベルト調節がより簡単なほかの商品に比べると、子どもを乗せた状態では若干操作しにくく感じるかもしれません。
次に、機能性の検証です。
下記の項目をチェックして比較しました。
後ろ向きの場合は、リクライニングが2段階で調節できます。またかなり深めのサンシェードがついており、赤ちゃんが眠ったときに光や騒音を遮断しやすいのも魅力。肩バッドやフットレストなど快適に座りやすい工夫があり、比較したなかでは機能性はまずまずです。
ただし、対応しているのは身長が100cm未満の4歳頃まで。ほかの商品のなかには、11歳頃まで使えるものもあったので、使用可能期間が特別長いとはいえません。
続いて、熱のこもりにくさの検証です。
シートの温度を測定し、電気あんかを置いて10分間あたためます。そのあと電気あんかを外し、あたたまったシートの温度をチェックしました。温度の上昇率が低いものほど高評価とします。
シートをあたためてみると、温度が16.45℃上昇しました。ほかの商品は、温度が16〜18℃程度上がったものがほとんどだったので、通気性はおおむね問題ないレベルです。極端に熱がこもる心配は少ないでしょう。
最後に、手入れのしやすさの検証です。
説明書にそって、実際に手入れしてみました。そして以下の項目をチェックします。
肩パッドカバー・股パッド・座面カバーなどのパーツが多いため、着脱に手間がかかるのは惜しいところ。またカバーが洗濯機で丸洗いできず、手洗いする必要があるのも気になります。
両サイドには深い溝があるのでお菓子が入り込みやすく、比較したなかでは手入れのしやすさはいまひとつでした。
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最後に、高評価を獲得したほかの商品をご紹介します。
リーマン ラクールISOFIX ライトは、カバーの着脱が簡単なのが魅力。また洗濯機洗いに対応しているため、手間なくお手入れを済ませたい人にも向いています。座面をドア側に向けられる回転式なので、乗せおろしもスムーズでした。
コンビ THE S ISOFIX エッグショックは、安全性と使いやすさのバランスが取れています。新安全基準のR129に適合しており、身長が105cm未満の4歳頃までは後ろ向きで使用可能です。本体と台座部分が別々に取り付けられるセパレート構造なので、重さを気にせずに設置できるのもよい点といえます。
新生児対応 | |
---|---|
月齢下限 | 新生児 |
月齢上限 | 4歳頃 |
身長下限 | 40cm |
身長上限 | 105cm |
体重下限 | 不明 |
体重上限 | 18kg |
耐荷重 | 18kg |
幅 | 43cm/後向き取りつけ時:43cm/前向き取りつけ時:43cm |
奥行 | 71.7cm/後向き取りつけ時:71〜76.5cm/前向き取りつけ時:64.5〜65.5cm |
高さ | 57.6cm/後向き取りつけ時:51.5〜60cm/前向き取りつけ時:61〜72cm |
重量 | 14.8kg |
シートカバーの着脱方法 | ボタンや紐で取りつける |
安全基準 | R129 |
取付方法 | ISOFIX |
タイプ | ベビー&チャイルドシート |
サンシェード付き | |
トラベルシステム対応 | 不明 |
ドリンクホルダー付き | |
リクライニング可能 | |
高さ調整 | |
洗濯機対応 | |
背もたれ取り外し可能 | |
ロングユース | |
回転式 | |
ベッド型 | |
コンパクトタイプ | |
折りたたみ可能 | |
サポートレッグ付き | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 | |
全面がメッシュ生地 | |
その他機能 | モアフラットシステム |
新生児対応 | |
---|---|
月齢下限 | 新生児 |
月齢上限 | 4歳頃 |
身長下限 | 後ろ向き:40cm/前向き:76cm(かつ月齢15か月以上) |
身長上限 | 105cm |
体重下限 | 不明 |
体重上限 | 19kg |
耐荷重 | 19kg以下 |
幅 | 後ろ向き時:44cm/前向き時:44cm |
奥行 | 後ろ向き時:68~81cm/前向き時:67cm |
高さ | 後ろ向き時:63~74cm前向き時:65~82.5cm |
重量 | 13.9kg |
シートカバーの着脱方法 | 溝にはめ込む |
安全基準 | R129 |
取付方法 | ISOFIX |
タイプ | ベビー&チャイルドシート |
サンシェード付き | |
トラベルシステム対応 | 不明 |
ドリンクホルダー付き | |
リクライニング可能 | |
高さ調整 | |
洗濯機対応 | |
背もたれ取り外し可能 | |
ロングユース | |
回転式 | |
ベッド型 | |
コンパクトタイプ | |
折りたたみ可能 | |
サポートレッグ付き | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 | |
全面がメッシュ生地 | |
その他機能 | エアスルーシステム |
コンビ THE S ISOFIX エッグショック ZCをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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