シートと本体がセパレートできて取り付けやすいと評判の、コンビ ホワイトレーベル THE S ISOFIX エッグショック ZC-690。インターネット上では高評価な口コミばかりが並んでいるため、本当に使いやすいのか・安全性が高いのか気になっている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、コンビ THE S ISOFIX エッグショック ZCを含むチャイルドシート全21商品を実際に使ってみて、安全機能の充実度・取り付けやすさ・乗せおろしやすさ・機能性・熱のこもりにくさ・手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
フィットネス・マタニティ商材を担当。現役でパーソナルトレーナー活動をしつつ、2歳児のママとしても奮闘中。前職では大手フィットネスクラブで健康に関わるさまざまな業務に携わってきた。現在はマイベストにて、アスリートやパーソナルジムトレーナーとして培ってきた知見を活かし、プロテインやマッサージガンなどをはじめとしたフィットネス商材を300商品以上比較検証。また、搾乳器などのマタニティ商材も担当し、実際の育児経験を活かし、ママ目線でのコンテンツを届けている。全米ヨガアライアンスRYT200の資格を保持し、第20回ジャパンクラシックパワーリフティング選手権大会63kg級優勝・2016年世界クラシックパワーリフティング選手権大会女子63kg級16位の実績も持つ。
すべての検証は
マイベストが行っています
コンビ THE S ISOFIX エッグショック ZCは、安全性と使いやすさ重視の人におすすめです。新安全基準のR129に適合し、前後方向だけでなく、横(ドア側)からの衝撃も考慮した構造が魅力。繊細な赤ちゃんの体をしっかりとサポートできそうです。
身長105cm(4歳頃)まで、安全性の高い後ろ向き使用ができるのもよい点。ISOFIXと呼ばれる固定方法を採用しており、設置も比較的簡単です。シートと台座が別々に取り付けられるため、重さも気になりませんでした。
シートが360度回転するのでドア側に向きを変えやすく、乗せおろしもスムーズです。リクライニングが5段階で調節できるうえに深いサンシェードがついており、機能面も充実していました。おおむね問題ないレベルの通気性を備えているので、極端に熱がこもる心配も少ないでしょう。
シート類の着脱が複雑すぎず、洗濯機で丸洗いできるため、衛生面が気になる人にも向いています。ぜひ購入してみてくださいね。
ベビー用品メーカーとして高い知名度を誇る、コンビ。新生児期に役立つおくるみから、幼児期に使えるベビー食器まで、幅広いアイテムがそろっています。
今回ご紹介するのは、シート部分と台座が分離する構造を採用したチャイルドシート、THE S(ザ・エス)シリーズのスタンダードモデルです。
新生児期から4歳頃まで使えます。体重が19.0kgに達するまで活用できるため、ベビーシートの時期を卒業しても買い替える手間がかかりません。
後ろ向きに設置する場合の適正身長は40〜105cm、前向きに設置する場合の適正身長は76〜105cmです。
ただし前向きの使用が推奨されているのは、月齢が15か月を超えてから。身長が76cmを超えていても、月齢が15か月以下なのであれば後ろ向きで使いましょう。
エッグショックと呼ばれる、厚さ30mmの衝撃吸収クッションが使われているのも特徴。さらにボリュームのあるインサートとベースシートが赤ちゃんの体を包み込み、360度全方位を守ると謳われています。
ヘッドガードの高さは8段階で変えられるので、成長に合わせて調節してください。
公式サイトでの値段は、執筆時点では税込75,900円。今回比較したなかには、30,000〜40,000円程度で購入できるものもあったので、やや高めの価格帯でした。カラーは、ネイビー・ダークグレー・ベージュの3種類から選べますよ。
THE S(ザ・エス)シリーズには、スタンダードモデルのほかに、プレミアムモデル(THE S plus ISOFIXエッグショック ZC-750)とエアーモデル(THE S Air ISOFIX エッグショック ロッタ ZC-690)もあります。
それぞれのモデルのスペックは以下のとおりです。好みに合わせて選んでみてくださいね。
<プレミアムモデル>
<エアーモデル>
<スタンダードモデル>※検証で使用
6歳未満の子どもを車に乗せるときは、チャイルドシートを使うことが法律で義務付けられています。警視庁の調査(参照:警視庁)によると、チャイルドシートを使っていない子どもが事故にあった場合の致死率は、適正に使用している子どもの約5.3倍。子どもの安全を守るために必ず使いましょう。
子どもを乗せるシートは大きく分けて3種類あるので、月齢や体格に合わせて選んでください。
今回は、コンビ THE S ISOFIX エッグショック ZCを含むチャイルドシート全21商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:安全機能の充実度
検証②:取り付けやすさ
検証③:乗せおろしやすさ
検証④:機能性
検証⑤:熱のこもりにくさ
検証⑥:手入れのしやすさ
はじめは、安全機能の充実度の検証です。
以下の3項目をチェックし、評価しました。
比較した商品のなかには、旧安全基準のR44のみに適合しているものも多かったのに対し、こちらは新安全基準のR129に適合しています。
R44とR129の大きな違いは、安全性がより進化していること。R44は前後からの衝撃のみを想定していましたが、R129では前後だけでなく横(ドア側)からの衝撃も考慮されています。
また、R129では生後15か月・身長が76cmを超えるまでは後ろ向きで設置するよう規定されていますが、こちらは身長105cmまで後ろ向きで乗せられるのもよい点です。
頭部・座面・ヘッドマットには、エッグショックを搭載。コンビ独自の試験結果によると、エッグショックは従来品の3倍もの衝撃吸収力を備えているといわれています。
さらに、トラス構造・クラッシャブル構造を採用。トラス構造とは、橋の架構などにも使われる変形に強い構造のことです。クラッシャブル構造は車にも取り入れられており、衝撃のエネルギー吸収力が優れています。
適合している安全基準・構造面を総合して考えると、安全機能は今回比較したなかでトップレベルでした。
次は、取り付けやすさの検証です。
実際に車に取り付けてみて、以下の項目をチェックしました。
ミニバン:日産/セレナ(スライドドア)
軽自動車:ホンダ/NBOX(スライドドア)
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評価項目
13kgとやや重量がありますが、シートと台座が別々に取り付けられるため、重さが気になりません。
取り付けは、車に搭載されている金具とチャイルドシートのコネクタをつなぐISOFIXという方法に対応。コネクタ部分を2段階で押し込む必要があるものの、装着が完了するとカチッと音がし、緑色の印が出て固定できたことが明確にわかります。
シートベルトで固定する商品に比べると、比較的簡単に設置できました。シート部分を台座に乗せるだけでロックがかかり、ぐらつきもありません。
続いて、乗せおろしやすさの検証です。
新生児(身長52cm)・1歳児(身長80cm)・3歳児(身長100cm)を想定した人形を乗せて、以下の項目をチェックしました。
レバーを操作するとシートが360度回転するため、ドア側に向きを変えやすく楽に乗せおろしができます。
成長後を想定した1歳児・3歳児の人形で試してみると、ヘッドレストが調節しやすく、内側のインサートを外せば簡単に座れました。
ほかの商品のなかには、ベルトが固くて扱いにくいものもあったのに対し、このチャイルドシートはベルトの着脱もスムーズです。
次は、機能性の検証です。
以下の4項目を確認し、加点方式で評価しました。
リクライニングは、5段階で調節できます。深いサンシェードがついているので、光や騒音も軽減しやすいでしょう。
ほかの商品のなかには、12歳まで長く使えるものもありましたが、このチャイルドシートが使えるのは4歳頃まで。使える期間が特別長いわけではないものの、機能面は比較的充実していました。
続いて、熱のこもりにくさの検証です。
シートの温度を測定し、電気あんかを10分間置いて温めます。そして電気あんかを外したあと再び温度を測り、温度の上昇率が低いものを高評価としました。
電気あんかで温めると、シートの温度が17.6℃上昇しました。ほかの商品は温度が16〜18℃程度上がったものがほとんどだったので、通気性はおおむね問題ないレベルです。
極端に熱がこもってしまう心配は少ないでしょう。
最後は、手入れのしやすさの検証です。
説明書どおりに手入れを行い、以下の項目をチェックしました。
まずヘッドレストカバーを外してから、シートカバーを抜き取ります。そして肩パッドを取ると、シート類がすべて本体から取り外せました。ホックなどが複数ついていますが、ほかの商品と比較しても着脱はそれほど複雑ではありません。
溝や隙間があまりないので、お菓子のカスなどが入り込む心配も少ないでしょう。洗濯機でシート類が丸洗いできるのもよい点です。ただし、洗うときは洗濯ネットに入れてください。
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最後に、高評価を獲得したほかの商品をご紹介します。
安全機能の充実度で選ぶなら、カーメイト エールベベ クルットRもおすすめ。新安全基準のR129に適合しており、側面の衝撃から赤ちゃんを守る2つの衝撃吸収材がついています。赤ちゃんを乗せるときにベルトが跳ね上がった状態でキープされるので、ベルト類が邪魔になりにくいのも魅力です。
ロングユースタイプがほしいなら、ブリタックスレーマー ADVANSAFIX i-SIZEをチェック。生後15か月から12歳頃まで使えます。新安全基準のR129に適合しているだけでなく、独自の安全機能も充実していました。ISOFIXと背面のベルトで取り付けるため、ミニバン・軽自動車どちらでもしっかりと固定できます。
新生児対応 | |
---|---|
月齢下限 | 新生児 |
月齢上限 | 4歳頃 |
身長下限 | |
身長上限 | 100cm |
体重下限 | 後ろ向き:新生児/前向き:9kg |
体重上限 | 後ろ向き:13kg/前向き:18kg |
耐荷重 | 17kg |
幅 | 44cm |
奥行 | 64cm |
高さ | 61.7cm |
重量 | 14.9kg |
シートカバーの着脱方法 | ボタンや紐で取りつける |
安全基準 | R129 |
取付方法 | ISOFIX |
タイプ | ベビー&チャイルドシート |
サンシェード付き | |
トラベルシステム対応 | 不明 |
ドリンクホルダー付き | |
リクライニング可能 | |
高さ調整 | |
洗濯機対応 | |
背もたれ取り外し可能 | |
ロングユース | |
回転式 | |
ベッド型 | |
コンパクトタイプ | |
折りたたみ可能 | |
サポートレッグ付き | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 | |
全面がメッシュ生地 | |
その他機能 | Wサイドセーフティー構造、衝撃吸収ベビーキャッチ |
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新生児対応 | |
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月齢下限 | 15か月 |
月齢上限 | 12歳頃 |
身長下限 | ISOFIX固定(ISOFIX+トップテザー固定):76cm/シートベルト+ISOFIXまたはシートベルトのみ:100cm |
身長上限 | ISOFIX固定(ISOFIX+トップテザー固定):102cm/シートベルト+ISOFIXまたはシートベルトのみ:150cm |
体重下限 | 不明 |
体重上限 | 不明 |
耐荷重 | 不明 |
幅 | 44cm |
奥行 | 47〜53cm |
高さ | 60〜83cm |
重量 | 11kg |
シートカバーの着脱方法 | 溝にはめ込む |
安全基準 | R129 |
取付方法 | ISOFIX、シートベルト |
タイプ | チャイルド&ジュニアシート |
サンシェード付き | |
トラベルシステム対応 | 不明 |
ドリンクホルダー付き | |
リクライニング可能 | |
高さ調整 | |
洗濯機対応 | |
背もたれ取り外し可能 | |
ロングユース | |
回転式 | |
ベッド型 | |
コンパクトタイプ | |
折りたたみ可能 | |
サポートレッグ付き | |
4歳頃まで後ろ向き乗車可能 | |
全面がメッシュ生地 | |
その他機能 | SICT(Side Impact Cusion Technology)、衝撃吸収パッド「XP-PAD」搭載、トップテザー、SECURE GUARD |
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