安いのに使いやすいと人気のロボット掃除機、AIRROBO P20。「しっかりゴミを吸う」と評判です。しかし、「衝突やコードへの絡みが気になる」と気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のロボット掃除機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ロボット掃除機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
アプリ連携でスケジュール設定ができるものの、進入禁止エリアの設定は不可。立ち入ってほしくない場所には物理的に物を置くなどして壁を作りましょう。「衝突やコードへの絡みが気になる」との口コミどおり、掃除中に床の上のコードや服を大きく巻き込んだのも懸念点。部屋を片づけてから起動させるなど対策が必要です。
マッピング精度も上位商品には及ばず。比較したなかにはアプリで部屋分けやマップ編集まで行えた機種もあったなか、こちらはマッピング時に全体を一部屋として認識しました。それでも、2万円台(※執筆時点)と驚きの価格でロボット掃除機が手に入るのは魅力。ワンルームなどでロボット掃除機を使ってみたい...という人には検討の余地があるでしょう。
「しっかりゴミを吸う」との口コミどおり、格安機にしては吸引力も十分です。1LDKの部屋全体に青砂や髪の毛などのゴミを撒いたところ、約76%を吸引。90%以上吸い切った上位商品には及ばないものの、部屋の隅に細かな砂を残すのみと健闘しました。カーペット上の青砂も比較した7~10万円の機種と遜色ないほど吸引できています。
運転音も比較した全商品の平均並み。日中の稼働であれば、在宅中に掃除させてもほとんど気にならないでしょう。総合的に見て、水拭き機能が不要な人やとにかく安く抑えたい人には候補になる1台といえます。しかし、もっと手間をかけずに使いたい人・床をサラサラに保ちたい人は、少し価格帯を上げてほかの商品をチェックしてみてくださいね。
実際にAIRROBO P20と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイロボット掃除機と、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
AIRROBO P20の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
Beijing Roborock Technology
掃除性能とお手入れの自動化を両立!あらゆる人におすすめ
エコバックスジャパン
ECOVACSが送る自信作。吸引・水拭き性能も申し分なし
AIRROBOは、AIテクノロジーを駆使したスマート家電を多数展開しているブランドです。なかでも今回ご紹介するP20は、同社のPシリーズで最もコストパフォーマンスが高いと謳うモデル。執筆時点で3万円以下とリーズナブルながら、2800Paの強力な吸引力を搭載しています。
凹凸のある床でもしっかりフィットして、隙間の細かいホコリまで掃除する吸引口を採用。ゴミ・ペットの毛・食べかすなどを最大99.2%吸引除去するといいます。専用アプリを接続すれば、場所や時間を選ばずにアプリから操作可能です。段差センサや赤外線衝突防止センサなどを搭載しているため、外出中でも掃除を任せられるでしょう。
各商品を実際に使用したところ、AIRROBO P20には5つのよい点がありました。1つずつ解説するので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
ただしその分、水拭き機能やダストステーションはありません。ベタつく床の汚れをきれいにしたり、ゴミ捨てを自動化したりできないのは注意したいところです。本品は必要最低限の機能でよいからロボット掃除機を使ってみたい...という人に向いていますよ。
部屋の隅のゴミも大きなゴミはほとんど吸い取れ、細かな青砂を残すのみ。比較した大半の商品が苦戦したカーテンの下は多少取りこぼしたものの、掃除前にカーテンを開けておけばくまなく掃除できるでしょう。
テーブルの脚の下も丁寧に回り込み、目視でほぼ確認できないほどゴミをきれいに除去できました。価格を抑えながらも、日常的な掃除に十分対応できる性能を備えているといえます。
水拭き機能がない分、水拭きモップでカーペットを濡らす心配もありません。カーペットを敷いている部屋の掃除にも活躍できるアイテムですよ。
アプリ連携でスケジュール機能が使えるのも魅力。曜日と日時を指定できるので、外出中に掃除を任せたい人にもおすすめです。
比較したなかにはパナソニックのルーロミニなどのように、3万円台と本品より高額な機種でもアプリ連携不可のものもありました。本品は部屋の掃除がおっくうになりがちな人でも習慣化しやすいでしょう。
AIRROBO P20にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
とはいえ、水拭き機能がないことでモップのお手入れが不要になるのはメリット。水拭き機能はなくてもよいと考えている人であれば、検討の余地があるでしょう。
ダストステーションがないため、頻繁にダストボックスに溜まったゴミを捨てる必要があるのも難点。比較したなかでもダストボックスがついていたのは7万円前後のモデルからだったので、ゴミ捨てを自動化したい人は少し予算を上げて探してみてくださいね。
家具が入り組んでいる部屋では途中で引っかかって止まってしまう可能性もあるでしょう。外出中に掃除を任せる際には、極力部屋を片づけてから起動させるなどの対策が必要です。
走行方式 | 直進清掃方式 |
---|---|
ダストステーションの機能 | |
アプリ連携対応 | |
騒音値(実測値) | 平均56.3dB |
水拭き対応 | |
本体高さ(実測値) | 8.0cm |
良い
気になる
充電時間(公称値) | 6時間 |
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自動充電(自動帰還)機能 | |
Wi-Fi対応 | |
清掃エリア設定機能 | |
サイドブラシ本数 | 2本 |
洗剤対応 | |
モップの使い捨て | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
自動再開機能 | |
モップを持ち上げ可能 | |
メインブラシに毛が絡まない | |
ペットのフンを回避可能 | |
本体重量 | 2.6kg |
本体幅(実測値) | 32.0cm |
本体奥行(実測値) | 32.0cm |
ダストステーション幅 | |
ダストステーション奥行 | |
ダストステーション高さ |
ここでは、AIRROBO P20のデメリットをカバーできていた商品をご紹介します。AIRROBO P20と比較して検討してみてくださいね!
アプリを使用して水拭き禁止エリアの指定も可能。カーペットを濡らさず掃除できますよ。家具への衝突も少なかったので、床の上の物を事前に片づけておけば外出中の掃除も任せられるでしょう。
価格が約5万円(※執筆時点)とやや安価ながら、ゴミの自動収集ステーションが備わっているのも利点。ゴミ捨ての手間を減らせるでしょう。水拭きはやや拭き残しがあったものの、吸引力も申し分ないレベルでした。水拭きにこだわりがないなら、少し予算を上げてこちらも検討してみてはいかがでしょうか。
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