安価ながら吸引・水拭き・自動ゴミ収集がすべて備わっていると人気のロボット掃除機、エコバックス DEEBOT N8+。「吸引力が高い」「音が静か」と評判ですが、実際に口コミどおりなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の9つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のロボット掃除機とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ロボット掃除機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
エコバックス DEEBOT N8+は、アプリ機能を使いこなして留守中の掃除を任せたい人におすすめです。比較したなかでもアプリがシンプルで操作しやすかったのが魅力。専用アプリではマッピング後の部屋の自動振り分けや、進入禁止エリアの設定が行えます。曜日や日時を指定できるスケジュール機能も備わっており、多機能でありながら直感的に操作できました。
衝突回避能力も十分です。メーカーが謳うとおり2cmほどの段差は難なく乗り越えられ、玄関の段差も落ちずに掃除できました。床に置いたペットのフンのダミーや洋服には触れたり巻き込んだりしたものの、事前に片づけておけば問題ありません。よほど家具が入り組んだ場所でなければ、自宅で見守っていなくてもスムーズに掃除を終えられるでしょう。
肝心の吸引力も申し分ないレベル。部屋全体にまいたゴミの約78%を吸引でき、「吸引力が高い」との口コミにも納得です。本品のハイエンドにあたるDEEBOT N10+など、80%以上吸い取れた上位商品と比べると部屋の隅に吸い残しはあったものの、毎日掃除させれば清潔に保てるでしょう。「音が静か」との口コミどおり、運転音も平均並みで気になりませんでした。
執筆時点で5万円前後の格安モデルながら、自動でゴミ収集できるのもうれしいところ。比較したなかでも自動収集機能つきのモデルは7万円前後のものが多かったのに対し、低コストでゴミ捨てを自動化したい人にうってつけです。ただ、ブラシには髪の毛・ペットの毛が絡まりやすいので、付属のお手入れブラシとカッターでこまめに手入れしてくださいね。
惜しかったのは、水拭き性能がそこまで高くなかったこと。端のほうに拭き残しが目立ち、仕上がりによっては拭き直しが必要になることもあるでしょう。水拭き後のモップを自動で洗浄・乾燥できないのも気になります。床全体をサラサラにしたい人は少し予算を上げて、AnkerのEufy X10 Pro Omniなど10万円前後のモデルをチェックしましょう。
実際にエコバックス DEEBOT N8+と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイロボット掃除機と、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
エコバックス DEEBOT N8+の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
Beijing Roborock Technology
掃除性能とお手入れの自動化を両立!あらゆる人におすすめ
エコバックスジャパン
ECOVACSが送る自信作。吸引・水拭き性能も申し分なし
今回ご紹介するDEEBOT N8+は、中国の大手ロボットメーカーエコバックスの商品です。ロボット掃除機の定番であるアイロボット社の「ルンバ」に比べて、数万円安く手に入るDEEBOTシリーズのひとつ。多数のラインナップがあるなかで、本品はゴミの自動収集機能搭載モデルとしてもっとも安価な1台です。
ダストボックスには最大60日分のゴミを収容可能。吸引力2300Paの強力な吸引力でゴミを吸い取り、同時に水拭き掃除も行える設計です。最大約110分稼働でき、見えないカーペットや隙間のゴミまでくまなく掃除できると謳っています。
アプリで間取りを保存できるマッピング機能も搭載。バーチャルボーダーを設定することで清掃制限エリアを決められる仕様です。航空業界基準の検出テクノロジーにより、家具やコード類の回避はもちろん2cmまでの段差も乗り越えられるとのこと。GoogleアシスタントやAmazon Alexaでの音声操作にも対応しています。
N8+とN8Pro・N8Pro+の大きな違いは、ゴミ収集機能と障害物を避けるセンサーの有無です。名称に+とついているものは自動ゴミ収集機能があり、Proとついているものには3D物体回避センサーが備わっています。
簡単にまとめると、本品N8+は回避機能がProよりやや落ちるものの、ゴミ収集機能がついており価格も5万円前後(※執筆時点)と安価。ゴミ捨ての手間を軽減したい・安さも譲れないという人には本品N8+がおすすめです。
N8 Proはよりグレードアップした回避機能を備えているものの、ゴミ収集機能がないモデルです。価格は約6.5万円(※執筆時点)。掃除の自動化よりもとにかく賢さを求めている人に向いているでしょう。
N8 Pro+は賢さを備えつつゴミ捨ての手間も自動化できるモデルで、価格は約8.5万円(※執筆時点)。「少し高くてもよいから、納得の性能と利便性を備えているものがほしい」という人には候補になるアイテムです。
今回はエコバックス DEEBOT N8+を含む、ロボット掃除機全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
各商品を実際に使用したところ、エコバックス DEEBOT N8+には6つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
比較したなかにはアプリが複雑で操作しづらいものや、機能が少なく物足りないものもありました。こちらは上位モデルにあたるDEEBOT N10+にも引けをとらない操作性だったので、アプリ機能を使いこなして掃除を自動化したい人におすすめです。
マッピングの精度も良好です。比較したなかには全体を一部屋として認識するものもあったなか、こちらは自動で部屋の振り分けまで行えます。階ごとに複数の間取りを保存でき、それぞれ掃除してほしいエリアの指定も可能。1戸建ての家の掃除にも重宝するでしょう。
比較した商品にはダイニングテーブルの下で迷ってしまい、自力での脱出ができなかったモデルもありました。対してこちらは脚への衝突もほとんどなく、よほど家具が入り組んだ部屋でなければ問題なく使えますよ。
部屋の隅の羊毛フェルトは一部見逃したものの、そのほかの箇所ではおおむね吸い切れていました。隅まで吸い残しが少なかった上位のDEEBOT N10+には一歩及びませんが、繰り返し掃除することで清潔に保てますよ。
テーブルの脚まわりは、目視ではほとんどゴミがわからないほどの仕上がりに。比較した多くの商品で苦戦していたなか、丁寧に回り込んで吸引できました。「吸引力が高い」との口コミどおり、日頃の掃除がけの手間を軽減したい人に心強い1台といえそうです。
「音が静か」との口コミどおり、同じ部屋で作業や会話をしていてもうるさく感じにくいでしょう。近所への騒音に配慮したい人にもおすすめです。
実際に使ってみるとゴミに触れずに捨てられるので、お手入れの手間がかなり軽減しました。多忙で家事の労力を減らしたい人にとって、コスパの高い商品といえるでしょう。
エコバックス DEEBOT N8+にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
通常のフローリングなら問題ない程度ではありますが、キッチンまわりなどの頑固なベタつき汚れまでサラサラに仕上げられるとはいい難いでしょう。仕上がりに応じて拭き直しが必要になるかもしれません。
加えて、上位機種に備わっていたモップの自動洗浄・自動乾燥機能は非搭載。水拭き後はモップを自分で洗って乾かす必要があるのが少し手間に感じます。水拭きやその後のお手入れまで完全に自動化したい人にはやや不向きでしょう。
とはいえ、お手入れブラシとカッターが付属しているので、日常的にメンテナンスすれば問題ありません。ブラシ類も手で簡単に取り外せました。ペットの抜け毛が多い家庭や髪の長い人はこまめなお手入れを心がけてくださいね。
走行方式 | マッピング方式 |
---|---|
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集 |
アプリ連携対応 | |
騒音値(実測値) | 平均50.2dB |
水拭き対応 | |
本体高さ(実測値) | 9.4cm |
良い
気になる
充電時間(公称値) | 4時間 |
---|---|
自動充電(自動帰還)機能 | |
Wi-Fi対応 | |
清掃エリア設定機能 | |
サイドブラシ本数 | 2本 |
洗剤対応 | |
モップの使い捨て | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
自動再開機能 | |
モップを持ち上げ可能 | |
メインブラシに毛が絡まない | |
ペットのフンを回避可能 | |
本体重量 | 3.6kg |
本体幅(実測値) | 35.0cm |
本体奥行(実測値) | 35.0cm |
ダストステーション幅 | 30.0cm |
ダストステーション奥行 | 43.0cm |
ダストステーション高さ | 43.0cm |
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ここでは、エコバックス DEEBOT N8+のデメリットをカバーできていた商品をご紹介します。エコバックス DEEBOT N8+と比較して検討してみてくださいね!
AnkerのEufy X10 Pro Omniは、比較したなかでも水拭き性能に優れていた1台。壁際や隅まできっちり拭き取れたので、床をサラサラに保ちやすいでしょう。吸引力もや障害物の回避性能も高く、家具の多い部屋でもスムーズに掃除できました。
モップの自動洗浄や乾燥機能を備えているのもうれしいポイント。水拭き後のお手入れまで自動化したい人に心強いアイテムです。高性能ながら10万円以下で手に入るコスパのよさも魅力。少し予算を上げて検討してみてはいかがでしょうか。
せっかく使用するなら長く効果的な状態で使い続けたいですよね。そこで、最後に本品のメンテナンス・交換のおすすめ頻度をご紹介します。ぜひ参考にしてくださいね。
<定期メンテナンスの詳細>
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