どこでも作業ができるように設計されたiPad用キーボード、ESR iPad キーボード。ネット上では「キーの打ち心地がよい」と評判です。しかし、「トラックパッドが小さい」「持ち歩くとなると重さが気になる」という口コミもあるため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、ESR iPad キーボードを含むiPad用キーボード全20商品を実際に使って、タイピングのしやすさ・使いやすさ・機能性・持ち運びやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
ESR iPad キーボードは、純正品に近い使用感のiPad用キーボードがほしい人におすすめです。実際に入力したモニターからは、「一般的なノートパソコンと遜色ない使用感」と好評でした。英語配列なので慣れは必要ですが、キーピッチも丁度よくスムーズに入力できます。比較したほかの商品のように、操作時に違うキーに誤って触れてしまう心配は少ないでしょう。
エンターキーは小さめですが、キーの反応は軽くてスピーディ。モニターから「遅延はまったくない」という声が聞かれました。比較した一部商品のように、指が触れただけで反応してしまうこともありません。押し心地は軽めながら適度な沈み込みがあり、タイプ音も静かでした。「キーの打ち心地がよい」との口コミどおりの操作性です。
スタンド部分は自立式で角度調整が可能。モニターからは「かなり自由に調節できるので便利」と好印象です。比較したほかの商品にはiPadが滑り落ちそうなものもあったなか、安定感に優れていました。取りつけ・取り外しがマグネットひとつで完了するため、力に自信がない人でも簡単にセッティングできますよ。
機能も充実していました。口コミで指摘されていたように比較したほかの商品より小さいものの、画面タッチ不要なトラックパッドを搭載。ジェスチャ操作にも対応しており、アプリの切り替えやズーム操作もスムーズですよ。バックライトやタッチペンホルダーも搭載されていました。
しかし、重量約650gとやや重たいのは惜しい点。比較した商品には500g以下のものもあったのに対し、iPad本体と合わせると1㎏超と重量感がありました。モニターからは「厚みがある」との指摘もあります。「持ち歩くとなると重さが気になる」という口コミもあったので、人によっては負担を感じるかもしれません。
とはいえ、機能性と快適な操作性を兼ね備えており、「iPadを仕事に最適なツールへとアップグレード」との謳い文句にも納得です。税込20,589円(※執筆時点/公式サイト)と手が出しやすい価格帯なのも魅力的。Apple社が手掛けるMagic Keyboardに近い使用感なので、ブランドにこだわりがなければ、ぜひ使ってみてくださいね。
ESR iPad キーボードは、MacBook感覚でiPadを使えるように設計されたキーボード。どこでもスムーズに作業でき、iPadを仕事に最適なツールへとアップグレードすると謳っています。販売元は、多彩なモバイルアクセサリーを手掛けるメーカーのESRです。
iPad Airは第4・5世代、11インチのiPad Proは第1~4世代に対応可能です。800mAhのパワフルなバッテリーを採用したことで、1回の充電で日中使用なら約3か月作業できるとされています。USB-Cでの充電が可能です。
キーが英語配列。iPadは英語配列での出力に対応しており、サードパーティー製の日本語配列キーボードの場合、タイピングの際にキーに記載されている文字と違ったものが入力されることも。その点、iPadをスムーズに操作しやすいレイアウトといえるでしょう。
スペックの詳細は以下のとおりです。
キーの下部に搭載されているタッチパッドは、マルチタッチによるジェスチャ操作に対応。複数の指を使って文書の編集・ウェブサイトや資料の閲覧などもできるため、仕事の効率を向上させられると謳っています。
本体は黒色を基調とした高級感のあるシンプルデザインです。コンパクトでありながら、上部には時短用のショートカットキーも搭載しています。タスクや音楽の切り替え・画面の調整などもしやすいでしょう。
キーには7色のバックライトと3つの明るさレベルを採用しています。キー操作で明るさの調整ができるので、夜間や暗い場所での作業にもぴったりです。ケースを閉じたあともキーボードの跡がスクリーンに残らないように、キーボード部分は少しへこんでいます。
今回はESR iPad キーボードを含む、iPad用キーボード全20商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初に、タイピングのしやすさを検証しました。
コンテンツ制作チームの5人が各キーボードで実際にタイピングし、キーピッチ・キーストローク・キーの配置や反応のそれぞれをチェックして評価。ミスタイプが少なく、ブラインドタッチがしやすいものほど高評価としています。
実際にタイピングしたモニターからは、「一般的なノートパソコンと遜色ない使用感」と好評でした。比較した商品のなかにはキーの間隔が狭く、タイプミスしやすいものあったのに対し、キー同士がほどよい距離感でスムーズにタイピングできます。
英語配列のため、日本語配列に慣れていると最初は戸惑いますが、慣れれば作業しやすいでしょう。エンターキーがやや小さいという点以外にモニターから気になる指摘はなく、タイプミスしにくい商品だといえます。
<キーの幅・レイアウトについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
キーの反応は軽快で、モニターからも「遅延はまったくない」と好評でした。スピーディながら反応は軽すぎず、比較したほかの商品のように誤反応が起きる心配はないでしょう。
「キーの打ち心地がよい」との口コミどおり、モニターからも「軽くて押しやすいので疲れにくい」といった意見が寄せられました。キーが薄くてクリック感に物足りなさを感じた人はいたものの、適度な沈み込みがあるうえに軽いため、長時間の作業に向いています。
<キーの反応・反応しないキーについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次に、使いやすさの検証です。
タイピングのしやすさの検証と同様、コンテンツ制作チームの5人がモニターとなり、各商品を実際に使ってみてチェック。スタンドは角度調節しやすいか・取りつけや取り外しはしやすいかなどの観点から評価しました。
スタンドには角度調整機能があり、自由に調整できます。モニターからは、「かなり自由に調節できるので便利」と好印象でした。安定感も高く、比較したほかの商品で気になった使用時にiPadが滑り落ちる心配もほとんどありません。
<スタンドの使いやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
本体の取りつけ・取り外しはマグネット式。使用したモニターは「簡単にくっつく」と答えており、満足度は高めでした。
比較した商品のうち、粘着テープやシリコン素材のカバーを採用しているモデルは取りつけ・取り外しの際に力がいるものもありました。その点、こちらはマグネットにiPad本体をくっつけるだけで取りつけが完了するため、力に自信がない人でも扱えるでしょう。
<取りつけ・取り外しのしやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、機能性の検証です。公式サイトや取扱説明書に記載されている商品情報に加えて、実際に使用して分かった情報を総合的にチェック。トラックパッドの有無・接続方法・汎用性の高さなどの点から評価しました。
さらに、持ち運びやすさも検証。それぞれのiPad用キーボードの重量を量り、その重さと形状から携帯性を評価しています。
機能性は高評価を獲得。口コミで指摘されていたように比較したほかの商品より小さめですが、タップ不要で操作できるトラックパッドを搭載しています。複数の指でのジェスチャ操作ができるため、スワイプやズーム・アプリの切り替えなどがしやすいですよ。
Bluetoothで接続できるため、コードは必要ありません。タッチペンホルダーやキーのバックライト機能もあり、利便性の高い一台です。カバーの取り外しも可能です。ただし、防水設計ではありません。雨の日の持ち運びや飲み物を置く場所には注意してくださいね。
キーボード本体の重量は約650g、iPad本体と合わせると1kg以上。比較した商品には本体重量が300g以下のものもあり、「持ち歩くとなると重さが気になる」との口コミどおりの結果です。
持ち運びが大変だと感じるほどではないものの、モニターからは「厚みがある」という声も聞かれました。
ESR iPad キーボードは、ESR公式オンラインショップで販売されています。値段は税込20,589円(※公式サイト参照・執筆時点)です。Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトでも販売されているため、各取扱店舗をチェックしてみてくださいね。
最後に、ほかの魅力的なiPad用キーボードをご紹介します。
予算を上げられるなら、AppleのMagic Keyboardがおすすめです。Smart Connector対応のため、マグネットひとつで接続が完了します。トラックパッドはジェスチャ操作が可能。一般的なパソコンと同じ日本語配列であるのも相まって、モニターからは「MacBookとほぼ同じ操作感」と好評でした。
機能性を重視するなら、ロジクールのCombo Touchもおすすめ。本体上部に音量・画面の明るさを調整できるショートカットキーを搭載しています。マルチタッチが可能なトラックパッドは、前述のMagic Keyboardよりもワイドです。シーンや使用スタイルに合わせて自由に操作しやすいでしょう。
重量 | 約604g |
---|---|
キー配列 | 日本語配列 |
良い
気になる
iPadとの接続方法 | Smart Connector |
---|---|
ペンシル収納 | なし |
保護面数 | 3面 |
トラックパッド付き | |
キーピッチ | 19mm |
角度調節機能 | |
耐水性能 | |
バックライト搭載 | |
タブレットの角度調節段階 | 無段階 |
最大角度 | 130度 |
Apple Magic Keyboard MXQT2J/Aをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
重量 | 約627g |
---|---|
キー配列 | 英語配列 |
良い
気になる
iPadとの接続方法 | Smart Connector |
---|---|
ペンシル収納 | ケース外 |
保護面数 | 6面 |
トラックパッド付き | |
キーピッチ | 18mm |
角度調節機能 | |
耐水性能 | |
バックライト搭載 | |
タブレットの角度調節段階 | 無段階 |
最大角度 | 160度 |
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