インターネット回線を利用するうえで欠かせないルーターは、いずれは買い替えないといけません。「Wi-Fiの調子が悪い」と感じて、買い替えを検討しはじめる人もいるでしょう。しかし、「再起動したらつながる」といった場合、買い替え時期を迷いますよね。
そこで今回は、ルーターの買い替えタイミングを解説します。買い替え時の注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
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ルーターは、使い始めてから5年後が買い替えの目安です。5年くらい経つとメーカーがファームウェアの更新のサポートを終了することが多いので、セキュリティ上も脆弱になりやすくなります。
とくに、通信速度の低下が気になる人は、最新のルーターに買い替えることで解決する場合があるので検討しましょう。買い替えのタイミングは、年数以外にも以下のようなものがあります。
通信速度の低下やつながりにくさを感じたら、買い替えのタイミングです。ルーターは長期間使い続けることで処理能力が低下し、通信速度の低下につながります。動画の読み込みに時間がかかる、オンラインゲームが途中で切断されるといった症状があるなら、寿命の可能性があるでしょう。
また、通信規格は2~6年ごとに更新されるため、快適なネット環境を整えたい人は速度低下などの症状がなくても更新時が買い替え時です。マイベストで実際に一軒家で各商品の通信速度をチェックしたところ、新しいWi-Fi規格を採用したモデルのほうが通信速度は速い傾向がありました。
現在家電量販店などで主に販売されているのは、Wi-Fi 5・6・6E・7の4種類です。Wi-Fi 6や6Eは7と変わらない速度が出ていた商品もありましたが、とくにWi-Fi 5は通信速度が遅い傾向がありました。Wi-Fi 7はまだ対応デバイスが少ないので、快適さとコスパの両方を重視するなら、Wi-Fi 6・6Eがおすすめですよ。
<通信速度で高評価を獲得した商品>
600Mbps以上あれば、オンラインゲームや高画質動画の視聴もスムーズに楽しめるレベルです。ご自身が使っているデバイスのWi-Fi規格を確認し、検証結果や予算をふまえて検討してくださいね。
Wi-Fiに接続する機器が増えた場合も、買い替えを検討しましょう。Wi-Fiは複数の機器が同時に接続されると、ルーターの通信に負荷がかかり通信速度や安定性の低下を招きやすくなります。
マイベストでは、複数機器を同時接続したときの通信速度の減衰率をチェックしました。すると、多くの商品が5台接続時で50%以上、10台接続時だと70%以上減衰する結果に。通常時でも通信速度が遅めの商品は、減衰するとサイト閲覧でもつながりにくいと感じるレベルです。
多くの商品の通信速度が大幅に減衰したなか、下記3商品は5台接続時の減衰率を11~15%程度に抑えました。10台接続すると大幅に減衰しましたが、家族人数が多くても使いやすいでしょう。
<複数台接続時の通信速度で高評価を獲得した商品>
高評価を獲得した商品は、以下コンテンツで詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
Wi-Fi接続するスマホやPCを新しくしたら、ルーターも一緒に買い替えましょう。端末によっては、ルーターのスペックを上回る通信性能を持っている場合があります。ルーターのスペックが低いと、端末が高性能でも本来の力を発揮できません。
たとえば、端末がWi-Fi 7に対応していても、ルーターがWi-Fi 6対応だと通信速度や安定性の面で制限されます。逆に、端末が古くルーターだけ最新にしても、オーバースペックになってしまうこともあるので注意が必要です。
Wi-Fi規格のほかにも、以下のように通信速度を左右する機能があります。
下記3商品は、マイベストが比較検証した商品のなかで、とくに多くの機能を搭載していたものです。とくに同時に通信する機器が多い人は、機能面も重視して選ぶとよいでしょう。
<安定して通信できる機能で高評価を獲得した商品>
以下コンテンツで高評価を獲得した商品の比較結果を詳しくチェックできます。ぜひ参考にしてくださいね。
引っ越して家が広くなったときも、ルーターの買い替えタイミングです。間取りが広がると、今までのルーターでは電波が部屋のすみずみまで届かなくなることがあります。とくに2階や3階の部屋では、通信速度が著しく低下する場合も少なくありません。
マイベストで実際に各商品の接続範囲をチェックしたところ、ルーターを設置した1階は600Mbps前後でも、2階・3階では100Mbps未満に落ち込む商品が多くみられました。
1台で広い間取りをカバーしたいなら、下記3商品がおすすめです。ルーターから離れた3階の部屋でも300Mbpsを超えていたので、スムーズに通信できるでしょう。
戸建てや4LDKなどの広い間取りであれば、複数のルーターを連携させて接続範囲を広げるメッシュ機能を搭載したモデルを選ぶのもおすすめです。1台だけだと死角ができやすいため、複数台のルーターで通信環境を整えたほうが安定しやすいですよ。
インターネット回線を1Gbpsから10Gbpsに変更するなら、ルーターを10Gbps対応のものに買い替えましょう。10Gbpsの回線に切り替えても、使っているルーターがスペック不足だと本来の通信速度が出ません。
IPv6に対応しているかも確認しましょう。回線切り替えでIPv6対応になったときも、ルーターの買い替えを検討するタイミングです。IPv6は、従来の接続方式より通信の混雑が起きにくいため、快適に通信したいならチェックしてくださいね。
ただし、IPv6対応ルーターでもIPoE方式に対応していないと速度が速くならない場合があるので注意が必要です。IPoE方式は従来の方式よりも混雑しにくく、安定して速い通信ができる新しい接続方法なので、対応の有無を確認してください。
光回線を10Gbpsに切り替えたい人は、下記コンテンツもチェックしましょう。
通信速度の低下を感じても、必ずしもルーターが原因とは限りません。長く使っている場合は劣化の可能性もありますが、ルーター以外に原因がある可能性も考慮しましょう。原因がルーターといいきれない場合は、まず現在の通信速度を確認してください。
<通信速度の測定方法>
測定結果がダウンロード・アップロードともに30Mbps未満であれば、ルーターの買い替えのサインです。ルーターの速度に問題がなかった場合は、以下の対処法も試してください。
ルーターを買い替える前に、2つの対処法を試しましょう。通信速度の低下や不安定さが、改善される場合があります。
1つ目はルーターのファームウェアを最新に更新することです。古い状態のままでは、速度が低下するだけでなくセキュリティ面でもリスクが生じます。不正アクセスやウイルス感染のリスクが高まり、個人情報が盗まれる可能性もあるので注意してください。
2つ目はルーターの再起動です。長時間稼働すると熱がこもりやすいので、電源を切って5~10分ほど休ませてから再起動します。
対処法を試しても改善しない場合は、ルーターの買い替えを検討してください。
ルーターを買い替えるときは、接続方式に応じて以下のことに注意してください。
有線LANルーターを買い替えるときは、LANケーブルのカテゴリを確認しておくことが大切です。
一般的にはカテゴリによって通信速度が変わるとされていますが、マイベストで実際にチェックしたところ、カテゴリ5e以上のLANケーブルは基本的に10Gbps近い速度が出ていました。理論上の通信速度は異なるものの、カテゴリ5e以上であれば、何を選んでも大きな差は感じないでしょう。
こだわって選びたい人は、LANケーブルの選び方をくわしく解説している、下記コンテンツをチェックしてくださいね。
無線LANルーターを買い替えたら、古いルーターの情報を引き継ぐ必要があります。とはいえ、難しい設定は必要なく、WPS・AOSSボタンがあればワンタッチです。
マイベストで各商品を確認したところ、すべての商品にWPS・AOSSボタンが搭載されていました。どの商品も簡単に情報を引き継げるので、機械操作が苦手な人も心配しなくてよいでしょう。
最近の商品は初期設定が簡単なものが多いので、手動で設定する場合もセットアップしやすいですよ。なるべく手間なく設定を完了したい人は、マイベストの初期設定のしやすさの検証で高評価を獲得した商品をチェックしてくださいね。
<初期設定のしやすさで高評価を獲得した商品>
Wi-Fiルーター・無線LANルーターおすすめTOP5
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どの部屋でも快適な通信速度。マンション暮らしにおすすめ
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Wi-Fi 7対応の高機能ルーター!対応機器があるならアリ
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