耐衝撃・耐低温ボディにこだわったビデオカメラ、JVC ハイビジョンメモリームービー Everio GZ-F270。ネット上では「軽くて使いやすい」と評判です。しかし、「タッチパネルがなかなか反応しない」「暗い部屋だとザラつく」といった口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、JVC ハイビジョンメモリームービー Everio GZ-F270を含むビデオカメラ全8商品を実際に使って、手ブレ補正力・画質のよさ・使いやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
JVC ハイビジョンメモリームービー Everio GZ-F270は、小さくて軽く持ち運びやすいのが魅力です。バッテリーを除いた重さは296g。比較した商品には300g以上と重たいものもあったのに対し、気軽に持ち運んで撮影を楽しめますよ。実際にモニターが撮影したところ、「ホールド感がよい」と握りやすさも好評でした。
ズームボタンは「位置が微妙」とモニターの反応はいまひとつでしたが、録画ボタンの押し心地は良好。メニューのアイコン・階層がシンプルで、直感的に使いやすい点も高く支持されています。ただし、「タッチパネルがなかなか反応しない」という口コミ同様、反応の鈍さを指摘した人もいました。
画質は、細かい部分が判別できないのが惜しいところ。比較した商品には解像度が高く細部まできれいに映っていたものもあったのに対し、被写体のカメラのロゴがギリギリ見えた程度でした。広角から望遠に切り替えると、さらにコントラストが低下します。「暗い部屋だとザラつく」との口コミどおり、暗所での撮影は画面全体がザラつきました。
手ブレも防ぎきれません。振動マシンに乗って動画を撮影すると、広角から中望遠で微細なブレが発生し、映像の解像感が低下しました。望遠ではさらにブレが目立ち、被写体を確認することが難しい状態に。比較した結果、手ブレ補正は本商品のような電子式よりも、光学式を採用した商品のほうが優れている傾向がありました。
耐衝撃・耐低温ボディを採用しているうえ、「軽くて使いやすい」という評判のとおり持ち運びやすいのは魅力的。子どもを連れて出かける際に、荷物を軽くしたい人にはぴったりでしょう。もう少し画質を重視したい人は、ほかの商品も検討してみてください。
今回紹介するJVC ハイビジョンメモリームービー Everio GZ-F270は、耐衝撃・耐低温ボディ(※)にこだわった設計が特徴です。液晶モニターを閉じた状態で1.5mの高さから落下させる社内テストに合格。-10度の環境下でも性能を保つと謳っています。
MIL-STD-810F Method516.5 Shock準拠
-10℃~0℃ではバッテリー性能が一時的に低下し撮影時間が短くなります。
本体サイズは60×59.5×128mmで、バッテリーを除いた重量は296g。モニターサイズは3.0型で、長い爪でもタッチしやすいようデカ文字表示を採用しています。手ブレ補正機能は電子式で、パワードアクティブモードとして搭載。動きながらでもきれいに撮れるよう工夫しています。
JVCは株式会社 JVCケンウッドが手掛けるブランドで、VHSビデオを開発したことでも知られています。「独創を究める」をブランドコンセプトに、人々のライ8フスタイルに注目。ビデオカメラのほかにも、ヘッドホン・オーディオ・ポータブル電源などを製造・販売しています。
画質の解像度はフルHDです。液晶を閉じたまま撮影できるので、ロードバイクに設置すればアクションカメラで撮ったような映像に。スポーツのフォームをセルフチェックできる、オート録再ループ機能も備えています。
再生時にはワンタッチ操作でスローに切替できます。ほかにも、時間経過・計測タイムを画面上に表示できるタイムカウンター機能も搭載するなど、映像を確認しやすくする工夫が満載です。
手になじむスマートなデザインも魅力的。カラーは検証で使用したホワイトのほか、マスタードイエロー・ブラウンの全3色を展開しています。
コンパクトながら、大容量バッテリーを内蔵しているのもポイントです。最大約4時間40分の連続撮影ができ、子どもや家族とのイベント時にも活躍するでしょう。なお、記録メディアはClass 4以上対応のSDカード・SDHCカード・SDXCカード(2~128GB)に対応しています。
今回はJVC ハイビジョンメモリームービー Everio GZ-F270を含む、ビデオカメラ全8商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、手ブレ補正力を検証しました。
外の光の影響を受けない室内で撮影を実施。最も弱い設定にしたシェイカー式振動マシンに乗った状態で、振動を与えながら撮影した動画を分析します。広角側での手ブレ補正力と、望遠側での手ブレ補正力の2つの観点から総合的な手ブレ補正力を評価しました。
広角で撮影すると非常に微細なブレが画面全体に発生し、解像度が低下しました。
比較した結果、ソフトウェアでブレを処理する電子式よりも、レンズを動かしてズームする光学式のほうがブレにくい傾向が。本商品は電子式を採用しているため、運動会のように動き回る子どもの撮影には向いていません。
中望遠で撮影した場合も、広角と同様に微細なブレが発生しました。手ブレ補正をしないときよりブレ幅は抑えられていますが、完全にはなくなっていません。
望遠で撮影すると、さらにブレが目立つ結果に。ファインダー像が大きくはずれることはないものの、被写体の確認が難しくなりました。
比較したなかには、同じ電子式の商品でも大きなブレを抑えれたものがあり、やや物足りない結果です。なお、比較した商品のなかでは、とくにソニーの「空間光学手ブレ補正」が優秀でした。三脚が使用できないシーンでも撮影したい場合には、手ブレ補正の種類に注目して選びましょう。
次に、画質のよさを検証しました。
室内で三脚にカメラを固定し動画を撮影。明所での映像の解像感と色再現性をチェックします。あわせて、暗所での色再現性・ノイズの少なさ・解像感を確認して、総合的な画質のよさを評価しました。
なお、被写体に使ったのはDatacolor社が販売するカラーチャートの「SpyderCHECKR 24 カラーリファレンスツール SCK200」のほか、一般的な刺繍糸・扇子・腕時計・フィルム一眼レフカメラです。
明るい部屋で撮影したところ、被写体の細かい模様が描写できませんでした。広角で撮影するとフィルム一眼レフカメラのロゴが見えたものの、ギリギリ判別できた程度。望遠に切り替えるとさらに見えにくくなり、コントラストの低下が気になりました。
比較した結果、スペックと画質は比例する傾向があり、フルHDよりも4K対応商品ほうがシャープできれいな映像を撮れる傾向が。本商品の解像度はフルHDのため、粗さが気になる人には不向きです。
今後テレビやモニターに4K対応機種が増えることを考えると、予算を上げて画質のよい4K対応商品を選ぶのもよいでしょう。
暗い部屋ではノイズが目立ち、画面全体が緑がかったように映りました。色は識別できたものの、腕時計の盤面のディテールは判別できません。
比較したなかには部屋の明るさ問わずきれいに映せたものもあったのに対し、全体的にザラついているのが惜しい点です。「暗い部屋だとザラつく」との口コミは払拭できませんでした。
最後に、使いやすさを検証しました。
コンテンツ制作チームのメンバー4人が実際に操作・撮影を行い評価します。ハンドストラップの装着感とカメラの握りやすさ・ボタン類の使いやすさ・メニュー操作のしやすさを確認しました。
ハンドストラップの装着感は硬めで、モニターの好みがわかれる結果に。「装着がスムーズでよい」「手が大きいと痛みを感じる」と賛否両論です。
<ハンドストラップについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
一方で、握り心地については「ホールド感がよい」と支持する声が多く聞かれました。「手のひらに当たる部分が出っ張っていて握りやすい」といったコメントが上がっています。
コンパクトなボディで、バッテリーを除いた重さが296gと軽量なのがポイント。比較した結果、350g以下の商品だと軽くて持ち運びやすい傾向がありました。子どもとのお出かけで荷物を増やしたくない人にぴったりです。
<握りやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
撮影時によく使うボタンについては、「録画ボタンは押しやすいが、ズームボタンの位置が微妙」との声が聞かれました。「ズームレバーが大きい」との意見もあり、全景から子どもの顔をアップにするといった撮影方法では、やや使いにくさを感じそうです。
比較した結果、ソニーとパナソニックの商品は録画・ズームともにボタンが押しやすい傾向がありました。ボタン配置は使いやすさに大きく影響するため、心配な人は家電量販店に在庫があるか問い合わせ、実物を確認するとよいでしょう。
<ボタンについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
比較した商品のうち、モニターから人気が高かったのはアイコンやイラストを多用したメニュー表示のもの。本商品も「メニュー画面のボタンが大きくてイラスト付きでわかりやすい」と支持されており、初心者でも操作しやすいでしょう。
一方で、口コミ同様に「タッチパネルの反応が鈍い」という声も聞かれました。とはいえ、反応について指摘したのは1人だけなので、そこまで気にしなくてよさそうです。
コメントは一部抜粋
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最後に、検証でしっかりと手ブレを補正できた商品をご紹介します。
ソニー ハンディカム ビデオカメラ FDR-AX45は、望遠でも手ブレを補正できた商品。光学式を採用しており、比較したなかでもトップクラスの補正力を発揮しました。撮影時の明るさ問わず鮮明に映せるため、画質重視の人にもぴったりです。ボタンやタッチパネルの操作性も良好でした。
軽さも画質も重視したいなら、パナソニックのHC-VX2MSをチェック。広角・中望遠のいずれも手ブレを補正できており、映像も被写体の細部まできれいに描写できていました。ストラップのフィット感がよく、構図が安定しやすいのも魅力です。4K対応と高性能ながら、430gと本体も重すぎません。
センサーサイズ | 1/2.5型 |
---|---|
総画素数 | 857万画素 |
有効画素数 | 829万画素 |
光学ズーム倍率 | 20倍 |
35mm判換算焦点距離 | 26.8~536.0mm |
F値 | F2.0~3.8 |
静止画有効画素数 | 829万画素 |
電子ズーム倍率 | 250倍 |
手ブレ補正機構 | 光学式 |
動画記録方式 | AVCHD、MP4、XAVC S |
動画解像度 | 4K |
静止画記録方式 | 不明 |
ファインダー付き | 不明 |
フレームレート | XAVC S 4K:30p、24p/XAVC S HD:60p、30p、24p/AVCHD画質:60p、24p、60i/MP4 :30p |
記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード、メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ、メモリースティックXC-HGデュオ |
内蔵メモリー容量 | 64GB |
連続撮影時間(公称値) | 約2時間40分 |
連続撮影時間(実測値) | 不明 |
実撮影時間(付属バッテリー使用) | 不明 |
モニターサイズ | 3.0型 |
本体幅 | 73.0mm |
本体サイズ | 73.0×80.5×142.5mm |
本体奥行 | 142.5mm |
本体高さ | 80.5mm |
本体重量 | 約510g(バッテリーを除く) |
HDMI端子 | |
内蔵マイク仕様 | ドルビーデジタル5.1ch、ドルビーデジタル2ch、MPEG-4 AAC-LC 2ch、リニアPCM |
外部マイク入力 | |
Wi-Fi対応 | |
Wi-Fi | ◯ |
Bluetooth機能 | 不明 |
防水性能 | 不明 |
防塵性能 | 不明 |
Bluetooth | 不明 |
耐衝撃性能 | 不明 |
防水性能. | 不明 |
耐低温性能 | 不明 |
音声操作 | 不明 |
広角撮影可能 | |
防塵性能. | 不明 |
ナイトモードあり | |
オートフォーカス機能 | 不明 |
付属品 | 不明 |
ハイスピード | 不明 |
特徴 | |
遠隔操作可能 |
ソニー デジタルビデオカメラレコーダー FDR-AX45をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
光学ズーム倍率 | 24倍 |
---|---|
35mm判換算焦点距離 | 25.0~600.0mm |
手ブレ補正機構 | 光学式 |
動画解像度 | 4K |
内蔵メモリー容量 | 64GB |
本体重量 | 約430g |
良い
気になる
センサーサイズ | 1/2.5型 |
---|---|
F値 | F1.8~4 |
静止画有効画素数 | 829万画素 |
電子ズーム倍率 | 250倍 |
ファインダー付き | |
記録メディア | 内蔵メモリー、SDカード、SDHCカード、SDXCカード |
モニターサイズ | 3.0型 |
本体サイズ | 幅68.0×奥行142.0×高さ77.0mm |
HDMI端子 | |
外部マイク入力 | |
Wi-Fi対応 |
パナソニック HC-VX2MSをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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