「ズームしてもブレない」と謳うビデオカメラ、SONY FDR-AX60。「手ブレ補正機能が優秀」「屋内外とも発色が自然」など評判のよい口コミを見かけますが、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のビデオカメラとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ビデオカメラ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
161,000円
おすすめスコア
手ブレ補正の強さ
画質のよさ(明所)
画質のよさ(暗所)
ピントの合いやすさ
使いやすさ.
ノイズの少なさ
光学ズーム倍率 | 20倍 |
---|---|
35mm判換算焦点距離 | 26.8〜536.0mm |
手ブレ補正機構 | 空間光学手ブレ補正 |
動画解像度 | 4K |
内蔵メモリー容量 | 64GB |
本体重量 | 約535g |
良い
気になる
SONY FDR-AX60は、ビデオカメラがほしいすべての人におすすめです。カメラを取りつけたミニ四駆を走らせて被写体を撮影したところ、「手ぶれ補正機能が優秀」との評判どおり強力に手ブレを補正できました。比較したなかには手ブレ補正が不十分な商品もあったのに対し、子どもの運動会などで動きながらでもきれいな映像が撮れるでしょう。
使いやすさも良好。比較したほかの商品になかったファインダーがあり、モニターが見えにくいときも覗きながら撮影できます。メニュー画面やズームレバーの位置も、操作しやすいよう工夫されていました。バッテリーは大容量で交換にも対応しており、長時間撮影したいときにも活躍しますよ。
SONY FDR-AX60は、「ズームしてもブレない」と謳うビデオカメラです。レンズとセンサーが一体になったソニー独自の空間光学手ブレ補正を搭載し、ズームや動きながらの撮影にも安定した映像を撮影できる設計。暗い場所でのノイズを抑える1/2.5型のCMOSイメージセンサー・描写力に優れたZEISSバリオ・ゾナーT*(ティースター)レンズ・高速画像処理エンジンを組み合わせた、4K高画質技術を備えています。
同メーカーのAX45Aにはない、約155万ドット相当のチルト式ビューファインダーを搭載しており、日差しのなかでも視認性が高い仕様です。さらに、フォーカス・ズームなどを微調整できるマニュアルレンズリングも搭載しています。内蔵メモリーは64GBと大容量です。撮影した映像はWi-Fi転送してスマホでも楽しめます。
販売しているのは、日本の総合電機メーカーであるSONY。ビデオカメラのほかにも、デジタルカメラ・スマホ・オーディオ製品など幅広く製造・販売しています。
今回はSONY FDR-AX60を含む、人気のビデオカメラを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気のビデオカメラを比較検証したところ、SONY FDR-AX60には10個のよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
カメラを取りつけたミニ四駆を走らせて被写体を撮影したところ、強力に手ブレを補正し高評価を獲得。「手ブレ補正機能が優秀」との評判どおり、ほとんど揺れらしい揺れはなく安定した撮影ができました。
手ブレ補正には「光学式」と「電子式」の2種類ありますが、本品は光学式のひとつであるソニー独自の「空間光学手ブレ補正」を搭載しています。走りながら撮影すると大きくブレそうではあるものの、運動会などのイベントで手持ち撮影するのであれば不満に感じることはないでしょう。
遠方の被写体に関しても細かなブレが目立つことはほとんどなく、非常に安定した映像でした。比較したなかには手ブレ補正が不十分で、映像の解像感が低下したものも。対して本品はガタガタする石の上を走らせても安定していたので、ブレが気になることなく撮影できそうです。
画質は良好です。明るい場所で撮影してみると、一眼カメラほどではないものの高解像で細部までよく映せました。
フルハイビジョンの4倍の画素数をもつ4Kで撮影できるため、フルHDと明らかに違う解像感があります。比較したなかには細部まではわかりにくい商品もあったのに対し、細かな模様のある糸や造花などの質感もわかるほどシャープでした。
発色は地味すぎず自然な鮮やかさです。光量が十分な環境であれば、ノイズのないきれいな映像が撮影できました。通常の撮影なら満足できるレベルといえるでしょう。
暗所での画質のよさの検証でも高評価を獲得しました。一眼カメラと同等の画質とまではいえないものの、画全体がシャープで細かな模様までわかるほどの解像感があります。描写力が高いZEISSバリオ・ゾナーT*(ティースター)レンズを搭載しているためか、糸や造花の質感まで確認できました。
「屋内外とも発色が自然」との口コミどおり、少し暗い環境で撮影していると感じさせない発色の自然さも魅力。オートホワイトバランスも暖色・寒色にかたよることなく、美しい色合いです。
暗くてもノイズを抑えられる1/2.5型Exmor R CMOS(エクスモアアールシーモス)センサーを備えており、ノイズもあまり感じません。比較したなかには全体的にノイズが目立つ商品もあったのに対し、望遠200mmというノイズが目立ちやすいシチュエーションでなければ非常にきれいでした。あまり光が入らない室内でも撮影しやすいでしょう。
カメラを三脚に設置してクロスバイクに乗った人を撮ったところ、ピントがしっかり合いました。素早くピントを合わせるファストインテリジェントAFと、動く被写体にピントを合わせ続けるロックオンAFを搭載しているのが特徴。斜めに接近する被写体であれば、AFの挙動でピントが合う範囲をカバーできますよ。
背景が明るい場合はそちらにピント位置を持っていかれる傾向があるとはいえ、アップになるとしっかり顔にピントが合います。ズーム中にピントが合う感じではないものの、不満に思うレベルではないでしょう。
比較した同メーカーのAX45Aと同じくしっかりと被写体にピントが合い続けるため、動きのある被写体を撮影する機会が多い人にぴったり。ピント合わせに悩まず、大切な瞬間を逃さず撮影できそうです。
4K撮影時は30倍、HD撮影時は40倍の全画素超解像ズーム機能を搭載しているのもうれしいポイント。運動会などで活躍する子どもの顔を、アップで撮りたいときにも便利です。
最大広角26.8mmと広い範囲を捉えられるので、撮りたい範囲がしっかりと画角に収まります。大人数での記念撮影など、ワイドに撮影したいシーンでも活躍するでしょう。
ズーム時でもシャープさが落ちず、被写体の輪郭や細部まではっきり確認できました。
27mm相当の画角は現代のスマホのメインカメラと比べると広くはありませんが、一般的には広角といっても問題ないので、不満に思うことはないはずです。
初心者でも操作しやすい設計で、使いやすさも良好。比較したほかの商品にはなかった、ファインダーがあるのが大きな特徴です。約155万ドット相当のチルト式ビューファインダーを搭載しており、日差しが強くモニターが見えない状況でも画角を確認できます。
フォーカス・ズーム・露出・ホワイトバランス設定を簡単に微調整できる、マニュアルレンズリングを備えているのも魅力です。タッチ操作ができて、メニュー画面もアイコンが多用されているため、直感的に扱えるでしょう。モニターは開いてチルトするため、自撮りする際も困りません。
ハンドストラップは長さ調節が可能です。手の大きさに合わせて最適な長さにできて安定しやすいですよ。ズームレバーは握ったときに指1本で操作できます。よく使う電源・再生ボタンが独立しているのも便利なポイントです。
NFC通信機能を搭載していて、スマホと手軽に連携できるのもメリット。ワンタッチリモートにより、スマホやタブレットからリモート操作が可能です。
カメラの細かい設定は初心者にはわかりにくそうですが、メニュー画面は説明書を見なくても操作できるほどわかりやすい仕様です。モニターは、太陽光の下でも真正面であればはっきり見えました。ただし、少し角度がつくと暗くなります。
重量はやや重いため、長時間の撮影は疲れるでしょう。1~2時間ほどの撮影なら、三脚を用意するのがおすすめです。
バッテリー交換式で、容量1900mAhの大容量バッテリーを搭載しています。付属バッテリーの満充電時間は約3時間10分で、連続撮影時間は160分。比較した商品のほとんどが給電しながら撮影可能でしたが、本品も同じく給電しながらの撮影にも対応できます。
さらに、一定間隔で撮影した静止画をつないで動画のように見せる、タイムラプス機能も搭載。4Kの高画質で、印象的なタイムラプス動画を簡単に作成できる点も魅力です。
出力端子は、HDMI端子・オーディオ端子・外部マイク端子が備わっています。比較した商品には出力端子が1つしかないものもあったのに対し、本品は必要十分。とくに外部マイク端子があり、音にもこだわって撮影できるのは魅力的です。
ソニーカメラ製品の共通シューとして、マルチインターフェースシューを搭載しているのもポイントです。アクセサリーの使用範囲が広がり、幅広い撮影が楽しめます。フィルター用のねじ切りがあるため、フィルターのつけ替えも可能。つい触ってしまいがちなレンズ部分を保護できますよ。
子どもが触ってしまうことも多いレンズ部分を保護するための、レンズフィルターが装着できます。手ブレ補正を行うレンズユニットの保護にもなるため、レンズ保護フィルターを装着するのがおすすめです。
購入する場合は、55mm径のものを選びましょう。
道路の雑音と風切り音をノイズとしてビデオカメラで録音し、元データとのノイズの差をチェックすると、差分は平均1.03dB(※2024年8月時点)を記録。比較したほかの商品には差分平均28.57dB(※2024年8月時点)とノイズが気になるものもあったなか、十分にノイズを抑えられました。
本品は、撮影者の声のみを低減して録音できるマイボイスキャンセリングや、風の音を自動的に抑える自動風ノイズ低減に対応。さらに、集音性を高めた新機構「高性能マイク」と高密度でクリアな音質で記録する「5.1chサラウンドサウンドマイクロホン」も搭載しています。臨場感あふれる音質でしっかり記録したい人でも満足できるでしょう。
大切な思い出を4K高画質で撮影でき、4Kテレビで臨場感たっぷりに楽しめる点も魅力です。撮影した映像は、本体タッチパネルで見たい部分を選択するだけであとから簡単に拡大・再生が可能。撮影中にカメラ操作の必要がなく、子どもの晴れ舞台に集中できるでしょう。
「新・ハイライトムービーメーカー」機能を使えば、撮った映像を自動でBGMつきのショートムービーに編集できます。編集した動画をモバイル機器に転送して、家族や友人とシェアできるのもメリットです。
静止画の切り出しや4K静止画への対応も本体でできるので、写真としても思い出を残せて便利ですよ。撮影した映像は、対応のブルーレイディスクレコーダーやパソコン・外付けハードディスクに保存可能。いつでも手軽に大画面で再生できます。
SONY FDR-AX60にはたくさんのメリットがある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
ECサイトで確認すると、執筆時点の値段は15万円程度と高めでした。中古品でも10万円を超えるため、購入を検討する際には値段がネックになりそうです。
レンタルで使うのもひとつの手ですが、撮影に慣れるためには購入するのがベター。普段から使用して操作に慣れれば、きれいな映像を撮影できるようになるでしょう。
数年前に比べて値段が上がっていることや、スマホでの動画撮影の性能が上がっていることなどをふまえれば、運動会などの晴れ舞台だけレンタルするのもアリだとは思います。
しかし、本番当日にはじめて触るビデオカメラで子どもを撮るのはリスキーです。基本的には買って使い込むのがおすすめですよ。
光学ズーム倍率 | 20倍 |
---|---|
35mm判換算焦点距離 | 26.8〜536.0mm |
手ブレ補正機構 | 空間光学手ブレ補正 |
動画解像度 | 4K |
内蔵メモリー容量 | 64GB |
本体重量 | 約535g |
良い
気になる
センサーサイズ | 1/2.5型 |
---|---|
F値 | F2.0〜3.8 |
静止画有効画素数 | 829万画素 |
電子ズーム倍率 | 250倍 |
ファインダー付き | |
記録メディア | 内蔵メモリー、マイクロSD/SDHC/SDXCカード、メモリースティックデュオ |
モニターサイズ | 3.0型 |
本体サイズ | 幅73.0×奥行161.0×高さ80.5mm |
HDMI端子 | |
外部マイク入力 | |
Wi-Fi対応 |
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ここでは、SONY FDR-AX60とは違う魅力を持つ商品をご紹介します。
SONY FDR-AX45Aは、予算を抑えつつ機能性に優れたものを求める人にぴったりです。「FDR-AX60」とは異なりファインダーはありませんが、ECサイトで12万円前後と少し安く買えます。
握ったときにズームの操作が指1本ででき、ズーム中顔にピントが合うのがうれしいポイント。手ブレ補正性能も高く、ガタガタと大きな揺れも細かなブレも見られません。
画像にノイズもほとんど見られませんでした。明所での撮影ではフルHDとは違う4Kらしい解像感があり、細部までシャープに映せます。暗所も画全体がシャープで細かな模様までわかりました。暖色・寒色に偏らず、自然で見やすい発色なのも魅力です。
マイク性能も高く、ノイズの差分は平均2.09dB(※2024年8月時点)と十分に低減できていました。音声をしっかり記録したい人にも使いやすいでしょう。
パナソニックのHC-VX2MSは、きれいに撮れて疲れにくいものがほしい人におすすめです。重量約430gと上位商品のなかでは軽めなのが特徴。ソニー製品よりカタカタ小さく揺れるのは気になるものの、手ブレもしにくく大きな揺れは抑えられていました。
画像のノイズも気になりません。明所では解像感が高くかなりシャープでした。ただし、発色は地味めで色が薄く、人の肌色はやや血色が悪くなりがちです。暗所では明所より解像度は落ちますが、色の違いがわかりやすくきれいでした。
ズーム中のピント合わせもスムーズで、しっかりと被写体にピントが合います。マイクは比較したなかでも高性能で、ノイズの差分は平均-2.63dB(※2024年8月時点)とかなり低減できていました。音声重視の人はチェックしてみましょう。
SONY FDR-AX60は、Amazon・Yahoo!ショッピング・楽天市場といったECサイトで購入できます。ECサイトでの執筆時点の価格は約15万円です。
値段の高さをネックに感じる場合は、中古品を検討してみるのも手でしょう。普段お使いのサイトがあるなら、チェックしてみてくださいね。
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