気軽にハンズフリー撮影ができるコンパクトさが売りのアクションカメラ、Insta360 GO 3。「水中でもよい映像が撮れる」と評判です。しかし、「本体がとても熱くなる」など気になる口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のGoProのHERO12 BlackやDJIのOsmo Action 4とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、アクションカメラ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Insta360 GO 3は、幅広いシーンでブレを抑えて撮影したい人におすすめです。クロスバイクに設置して撮影すると、路面の凹凸など小さな揺れはほとんど感じませんでした。普段から撮影しているモニターからは、「ドローンで撮影しているのかと思った」と称賛されています。大きな段差は揺れたものの収まるのは早く、比較した一部の商品のように酔うほどではありません。
屋外で撮った街中の写真は、色鮮やかで画質も良好。木や歩いている人・遠くの看板の文字もしっかりと判断できました。解像度は2.7Kではあるものの、比較したなかでも高画質の映像を楽しめた、4K以上の解像度を誇るGoproのHERO12 Blackに大きく劣ることはありません。口コミに反して水中はやや画質や彩度が落ちますが、細かな模様が潰れず形を保っています。
付属されたアクションポッドには、フロントディスプレイを搭載。180度回転させれば映像を確認しながら自撮りも可能です。親指サイズかつ35gと軽量で、服や帽子にも簡単に装着できますよ。リモート撮影も可能なので、Vlogを撮りたい人も重宝するでしょう。AIによる自動動画編集にも対応し、クイックキャプチャーなど機能も豊富に備えています。
雑音をしっかりと抑えられるので、騒がしい場所での撮影も得意です。モニターから「静かな場所で撮影していると感じるほど、シーンと静かだった」とプラスの声があがりました。ややくもった聞こえ方のため、ドローンで有名なDJIのOsmo Action 4のようにクリアとまではいきませんが、何を話しているかはっきりと聞き取れます。声を張れば音声つきの撮影も楽しめるでしょう。
連続撮影時間も約85分と長め。「本体がとても熱くなる」という口コミに反し、GoProのHERO12 Blackのように発熱による停止は起きませんでした。停止した理由はバッテリー切れではなく、内蔵データの容量不足。保存先の内蔵ストレージは3種類あるので、大きいタイプを選べばもっと長く撮影できますよ。とはいえ、水中撮影の画質も妥協できない人や大きい揺れも補正したい人は、ほかの商品を検討してみてくださいね。
実際にInsta360 GO 3と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイアクションカメラと、画質のよさ・手ブレ補正・音質のよさ・バッテリーの持ち・使いやすさ・機能性それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
Insta360 GO 3の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそもアクションカメラとは、スポーツなど臨場感あるアクティブなシーンを撮影できる小型カメラのこと。激しい動きにも耐えられるように、耐久性や防水性が高いのが特徴です。持ち運びにも長けているので、旅行にもおすすめですよ。人の視界より広い範囲を映せ、風景を入れた迫力ある映像が撮れるでしょう。
今回紹介するInsta360 GO 3もそのひとつです。親指サイズで重量はわずか35gと軽量。世界最小のアクションカメラを謳い、持ち運びしやすいのが魅力です。加えて、前作のInsta360 Go 2にはない多機能のアクションポット(充電ケース)を搭載。操作性がよりパワーアップしています。
手軽にハンズフリーができるのも大きな特徴です。非常に軽量な本体にはマグネットを内蔵。付属の磁気ペンダントを服の内側につければ、服の上からカメラを貼りつけることが可能です。帽子用のクリップや様々な場所に貼り付けられるピポットスタンドなど、豊富なアクセサリーがついてきます。
さらに、組み合わせることで撮影のしやすさを向上するアクションポットも付属。アクションポットにはタッチスクリーンが搭載され、反転すれば自撮りが可能です。バッテリーは本体だけなら45分、アクションポットと一緒なら170分使用できると公称しています。
本体とアクションポットを別々に利用し、リモート撮影することも可能。5m以内ならカメラから離れた場所で、アクションポットのスクリーンで映像を確認しながら撮影できますよ。
<スペック詳細>
解像度は、フルHDより高い2.7Kに対応。防水性能も高く、ハウジングなしで水深5mまで耐えられます。安定した映像が撮れるように手ブレ補正機能や360度水平維持機能も搭載。バイクや自転車での撮影でカーブなどで本体が傾いても水平な画角を維持するため、見やすい映像が撮れるでしょう。
本体には2つのマイクを配置。風切り音を低減・ステレオ・指向性強調の3つのモードが用意され、クリアで鮮明な音が録音できるように工夫されています。また、USB type-Cポートがあり、パソコンと接続することも可能。追従機能も利用できるので、ウェブカメラとしても活躍しますよ。
撮影した映像をAIが自動編集する機能があり、知識が少ない人も動画編集がしやすいのもうれしいポイントです。動画サイズは、正方形からワイド画面まで選択でき、TikTokに適した9:16にも対応。SNSに動画を投稿したい人にもぴったりです。
本体サイズは幅25.6×奥行23.2×高さ54.4mmで、アクションポットは幅63.5×奥行29.5×高さ47.6mmです。本体重量は35.5gと非常に軽量。アクションポットも96.3gと負担になりにくい重さです。
カラーは、ミッドナイトブラック・アークティックホワイトの2色展開。シンプルなデザインで、様々な場所に設置しやすいでしょう。
なお、データの保存先は、内蔵ストレージのみです。容量は32GB・64GB・128GBの3種類から選べます。検証で使用しているのは、64GBのタイプです。SDカードには対応していませんのでご注意ください。
今回はInsta360 GO 3を含む、アクションカメラ全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、画質のよさ・手ブレ補正の検証です。
実際にアクションカメラを使用し、晴天の屋外・暗い室内・水中で撮影。日常的に写真・動画を撮影するモニター6人が、解像感やノイズ、発色に注目して評価しました。
また、晴天時にクロスバイクに取りつけて撮影。段差の昇降・高速走行などを行い、大きな揺れ・小さな揺れの両方を防げるかチェックしました。
屋外での画質は、しっかりと細部まで表現されていました。木や歩いている人・遠くの看板の文字もしっかりと判断でき、普段から撮影しているモニターから「鮮明でハッキリと映し出されていてきれい」と好評です。解像度は2.7Kではあるものの、比較したなかでも高画質の映像を楽しめた4K対応商品に大きく劣ることはありません。
一方、口コミとは異なり水中ではややモヤッとしており、一部のモニターから「細部まではしっかりと見えない」という指摘の声が。細かな模様が潰れず形を保っているので許容範囲ではありますが、水草の一本一本がはっきりと写る大手アクションカメラメーカーGoProのHERO12 Blackと比べるといま一歩およびませんでした。
発色は非常に鮮やかです。モニターからも「それぞれの色が鮮明に映し出されていてきれい」というプラスの声が上がりました。不自然さもなく、本来の色味を楽しめますよ。水中だと暗くなるのが惜しいところですが、屋外では光と影のコントラストもはっきりとしており、メリハリある色を写し出せます。
<解像感・発色のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
路面の凹凸や小さな段差による、細かなブレはほとんど感じません。普段から動画を撮影しているモニターが満場一致で満足と回答し、「ドローンで撮影しているのかと思った」と称賛の声が上がりました。比較したなかでモニター全員が満足と回答した商品は半数以下。手ブレ補正はかなり優秀といえます。
一方、縁石のように大きな段差を越えるときは、ガタンと揺れが起こりました。とはいえ、グラグラ続くことなく揺れは1回で収まっており、比較した一部の商品のように画面酔いを感じるほどではありません。通常の道路ならバイクで走行しても歩いても安定した映像が撮れるでしょう。
大きな段差が多い場所で撮影したいなら、揺れの大きさに関係なくほとんどブレなかったGoProのHERO12 BlackやDJIのOsmo Action 3がおすすめです。
<大きなブレのなさ・小ブレのなさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、音質のよさの検証です。
クロスバイクにアクションカメラを設置し、運転者が文書を喋り録音。日常的に写真・動画を撮影するモニター6人が、実際に聞いて音質を評価しました。
人の声も聞きとれました。ガラスを1枚挟んだような少しくもった聞こえ方ですが、何を話しているかはっきりと聞き取れます。比較したなかには、まったく声が聞こえない商品が3割ほどあったのに対し、モニターからも「セリフが途切れず耳に入ってくる」とプラスの声が上がりました。
しかし、ドローンで有名のメーカー・DJIのOsmo Action 4のように、比較したなかには音声がクリアでまるで実際に話しかけられているように感じた商品も。対して本商品は少しこもるため、やや声を張る必要があります。とはいえ、音声つきの撮影をしたい人の候補のひとつになるでしょう。
<声の聞きやすさ・雑音の入らなさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、バッテリーの持ちの検証です。
4K30p・手ブレ補正オンの設定で撮影し、バッテリーが切れるまでの時間を測定。発熱で撮影が停止した場合は、電源を入れ直し再度記録が停止したときの時間をチェックしました。
撮影が停止したのはバッテリー切れではなく、内蔵データの容量不足です。撮影データは自動で30分ごとに保存されます。そのデータを削除して再開したところ、さらに約60分撮影できたので、今回検証した64GBタイプよりストレージ容量が大きい128GBタイプならより長く撮影できるでしょう。
次は、使いやすさ・機能性の検証です。
タッチ操作が可能か・ボタンの配置・メニューの見やすさなどに着目して、操作のしやすさをチェック。さらに、フロントディスプレイやオート編集機能など、撮影をサポートする機能が充実しているか確認しました。
メニューのアイコンがひと目で操作内容がわかるデザインなのもうれしいポイント。はじめて扱う人も迷うことなく操作できるでしょう。
即時録画ができるクイックキャプチャー機能や、音声コントロールにも対応しています。ただし、比較した多くの商品と同様に、クラウドへの自動アップロードやGPS機能は搭載されていません。スマホを利用し、あとから動画ファイルを書き込むことは可能です。
詳細は以下のとおりです。
2023/06 発売
タッチパネル | |
---|---|
撮影可能時間(実測値) | 約85分(2.7K 30fps時) |
対応フレームレート | 30fps(2.7K)、50fps(フルHD) |
動画解像度 | 2.7K、1440P、フルHD |
本体サイズ | GO 3:25.6×23.2×54.4mm/アクションポッド:63.5×29.5×47.6mm |
本体重量 | GO 3:35.5g/アクションポッド:96.3g |
良い
気になる
高フレームレート(120fps以上) | |
---|---|
センサーサイズ | 1/2.3インチ |
フロントディスプレイ | |
有効画素数 | 不明 |
F値 | F2.2 |
手ブレ補正機構 | FlowState手ブレ補正 |
動画記録方式 | MP4 |
静止画記録方式 | INSP、DNG |
記録メディア | 内蔵ストレージ |
内蔵メモリー容量 | 32GB、64GB、128GB |
連続撮影時間(公称値) | 45分 |
モニターサイズ | 2.2インチ |
外部マイク入力 | |
Wi-Fi対応 | |
Bluetooth機能 | |
防水性能 | |
防塵性能 | |
音声操作 | |
付属品 | アクションポッド、レンズ保護フィルター、磁気ペンダント、ピボットスタンド、簡易クリップ |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
31,906円
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Insta360 GO 3は、公式サイトで販売されています。値段は内蔵ストレージによって異なり、税込57,500〜64,800円(※執筆時点・公式サイト参照)です。通常版以外にもプラスαのアクセサリーがセットになったものも販売中。バイク撮影キットやトラベルキットなどがあり、自分が撮りたい撮影シーンに合ったものを見つけられるでしょう。
公式サイトでは、本体を好みの見た目にカスタマイズできるカスタムスキンも販売中。選択肢から選ぶだけでなく、自分でデザインしたり、AIによって画像を生成することも可能です。好きな文字も入れられますよ。ただし、利用できるのはアークティックホワイトのみなのでご注意ください。
ほかにもAmazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど、大手ECサイトにも取扱店舗があります。普段貯めているポイントやキャンペーンなどでお得に購入できますね。
最後に、手ブレ補正が高い商品や水中撮影でも彩度・解像感が落ちない商品をご紹介します。
手ブレ補正機能の高さで選ぶなら、GoproのHERO12 Blackがおすすめ。大きな段差も強い衝撃もまったく気になりません。終始カメラが浮いているようなハイクオリティな映像を撮れますよ。画質も良好で、走行中の車のナンバープレートまではっきり映りました。水中撮影の解像感と発色も十分です。
水中撮影での画質も妥協したくない人は、GoProのHERO11 Blackがおすすめ。水中でも陸上でも鮮明で、実際に目で見たような映像を撮影できました。水中でもざらつくことなく、発色は自然です。自転車で大きな段差を乗り越えてもほとんどブレが目立たず、手ブレ補正機能も強力です。
タッチパネル | |
---|---|
撮影可能時間(実測値) | 約62分(4K 30fps時) |
対応フレームレート | 60fps(5.3K)、120fps(4K)、 240fps(フルHD) |
動画解像度 | 5.3K、4K、2.7K、フルHD |
本体サイズ | 71.8×33.6×50.8mm |
本体重量 | 154g |
良い
気になる
高フレームレート(120fps以上) | |
---|---|
センサーサイズ | 1/1.9インチCMOS |
フロントディスプレイ | |
有効画素数 | 2760万画素 |
F値 | F2.5 |
手ブレ補正機構 | 電子式 |
動画記録方式 | H.265 (HEVC) |
静止画記録方式 | JPEG、RAW |
記録メディア | microSD |
内蔵メモリー容量 | |
連続撮影時間(公称値) | 102分(4K/30fps) |
モニターサイズ | 背面:2.27インチ/前面:1.4インチ |
外部マイク入力 | |
Wi-Fi対応 | |
Bluetooth機能 | |
防水性能 | |
防塵性能 | |
音声操作 | |
付属品 | Enduroリチャージャブルバッテリー、粘着性ベースマウント(曲面)、マウント用バックル+サムスクリュー、USB-Cケーブル |
Gopro HERO12 Blackがおすすめの人は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
タッチパネル | |
---|---|
撮影可能時間(実測値) | 約37分(4K 30fps時) |
対応フレームレート | 60fps(5.3K)、120fps(4K)、 240fps(フルHD) |
動画解像度 | 5.3K |
本体サイズ | 71.8×33.6×50.8mm |
本体重量 | 154g |
良い
気になる
高フレームレート(120fps以上) | |
---|---|
センサーサイズ | 1/1.9インチCMOS |
フロントディスプレイ | |
有効画素数 | 2700万画素 |
F値 | F2.5 |
手ブレ補正機構 | 電子式 |
動画記録方式 | H.265 (HEVC) |
静止画記録方式 | JPEG、RAW |
記録メディア | microSD、microSDHC、microSDXC |
内蔵メモリー容量 | |
連続撮影時間(公称値) | 88分(4K/30fps) |
モニターサイズ | 背面:2.27インチ/前面:1.4インチ |
外部マイク入力 | |
Wi-Fi対応 | |
Bluetooth機能 | |
防水性能 | |
防塵性能 | |
音声操作 | |
付属品 | ハードシェルケース、Enduroバッテリー、粘着性ベースマウント(曲面)、クイックリリースバックル、サムスクリュー、USB-C ケーブル |
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