燕三匠 職人工房 本目立ておろし・スライサーセットをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

実際にじゃがいもに使用してみると、均一な薄さにスライスできました。仕上がりは奥が透けるほど薄く、断面もツルツルしています。

比較したなかには、使用中にじゃがいもがが引っかかって断面に凹凸ができてしまった商品もありましたが、本品でできたものは厚さ・断面ともにきれいです。

一方でキャベツの千切りをしてみたところ、仕上がりにムラがみられました。大きめのものと細めのものが混在しており、見た目は包丁でカットしたときとそれほど差は感じません。

また刃と本体の隙間が広く、大きめな破片は下に落ちてしまう傾向にあります。お店で出てくるようなふわっとした千切りを作れた上位商品に比べると、繊細さに欠ける印象です。

細切りよりも、野菜チップス用など断面の大きな野菜のスライスに向いているでしょう。

持ち手部分は大きく、しっかりと握り込めました。さらにプレート部分は力を入れやすいよう、奥にいくにつれて傾斜がついています。

検証では刃幅が7cm以上あるものほどスムーズにスライスできる傾向にありましたが、本品は8.5cmと広めに設計されているのも利点です。ステンレス製の刃の切れ味もよく、軽い力でスライスできました。

機能性の面では、厚み調節機能は搭載していませんでした。加えて片刃タイプにより、対応しているのは一方向からのスライスのみです。

しかし、持ち手・容器の底面にすべり止めがついているのは高評価に。比較したほかの商品には容器とスライサーがセットになった同じBOXタイプでも使用時に滑ってしまったものがあったなか、本品は安定していました。

ただしスライサーの裏面には溝や滑り止めはないため、ボウルに引っかけてスライスする際には使いづらさを感じる可能性があります。

また、安全ホルダーがついているのもうれしいポイントです。食材が小さくなってきても、最後までスライスしやすいですよ。スライサー部分に被せる上フタも付属しているので、収納時もケガをする心配は少ないでしょう。