テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
くっきり感に関わるコントラスト比も高めで、暗いシーンでは黒が引き締まった映像に。色再現性もよく、違和感のない自然な色合いでした。実際に映画「アベンジャーズ」を視聴した音と映像の専門家は、「画面全体が色鮮やかで、細部までかなり鮮明できれい」とコメント。服の質感や燃えている火もリアルに再現され、インパクトある映像を堪能できました。
動きのある映像も見やすく、サッカーを視聴すると選手やボールの動きがかなり滑らかでカクつきは気になりません。音質も高評価で、解像度が非常に高く立体感もありスピーカーなしでも満足できるレベル。セリフが聞き取りやすいうえ、低音は「低音側でやや物足りなさを感じた」との口コミに反し、ボリューム十分で迫力も感じられました。
起動がスピーディなのもうれしい点。電源を入れてから操作可能になるまで9秒以内と、全体平均の約32秒(※2024年12月時点)を大きく下回る速さです。動作音も39.5dBと控えめなので、静かなシーンでもファンの音に邪魔されず集中しやすいでしょう。自動台形補正・オートフォーカス・壁色補正など投影に便利な機能も備わり、手間なく準備できますよ。
ネット機能も比較的豊富です。独自OSを採用した一部の商品は使いにくいと感じたのに対し、本品はNetflixやYouTubeに手軽にアクセスできるAndroidTVを搭載。ミラーリング・音声操作にも対応しています。価格は20万円台後半とかなり高いものの、きれいな映像を快適に見たいならぜひ検討してみてください。
<おすすめできない人>
今回ご紹介するXGIMI HORIZON Ultraは、「比類のない明るさ、卓越した色精度、高品質な画質」を謳う商品です。HDR映像の規格「Dolby Vision」に対応した4K画質で、標準画質と比較すると最大40倍の明るさ・10倍の暗さに。2基の内蔵スピーカーも加わり、映画館のような臨場感とクリアで力強いサウンドを体感できる設計です。
すっきり設置したい場合は、別売りのフロアスタンドまたは天吊金具が便利です。フロアスタンドは伸縮ポールの高さを61~91cmに調整できるうえ、360度の首振りや垂直方向に12度傾けることも可能。天吊金具はコンクリート構造でないと設置できませんが、部屋の空間を有効活用できます。どちらもデザインは本品と統一されていますよ。
XGIMIの据え置きプロジェクター「HORIZON」シリーズでは、全5種類のモデルを展開中。公式サイトで確認できたラインナップは以下のとおりです(※2024年12月時点)。
<ラインナップ>
値段は2024年12月時点・公式サイト参照
シリーズ内でも本品はハイエンドモデルにあたります。価格が近いHORIZON S Proとの違いは、画面の明るさや設置方法など。明るさの基準であるISOルーメンの公称値は本品のほうが高いので、明るさ重視ならHORIZON Ultraがおすすめです。一方HORIZON S Proはスタンド一体型なので、別売りアイテム不要で投影角度を調整できますよ。
HORIZON Proとの違いは、Dolby Visionに対応しているかどうか。どちらも4Kの解像度を備えている点は変わりませんが、HORIZON ProはDolby Visionに非対応です。映像のきれいさを重視するなら、本品のほうがよいでしょう。性能の高さにこだわる人は、最上位モデルのHORIZON S Maxも検討してみてください。
人気の据え置きプロジェクターを比較検証したところ、XGIMI HORIZON Ultraには9つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
ANSIルーメンとは、投影面の明るさを表す単位です
輝度のムラがほとんど見当たらなかったのもよい点。投影面の中心部分の輝度に対して、周辺のエリアは97.11%の輝度をキープできていました。満足の基準とした90%や、全体平均の94.9%(※2024年12月時点)を上回り、どのエリアも均一な明るさといえます。
最大輝度が高く環境光の影響を感じにくいので、暗い部屋だけでなく昼間の室内でも色鮮やかな映像で視聴できるでしょう。「十分な明るさ」との口コミにも納得です。
色の再現性も悪くありません。国際規格「BT.709」条件下での色の精度を測定すると、色の測定基準であるΔE(デルタE)の値は6.46を記録。満足の基準ΔE5以下には届かなかったものの、全体平均のΔE7.28(※2024年12月時点)より優秀で、人の目で見て色の違和感は覚えにくいレベルです。
従来のSDRより輝度の差が広いとされるHDRに対応しているおかげか、コントラストが高めで想像以上にインパクトがあったのも利点です。暗部が白っぽくならず引き締まった映像で、服の質感から爆発の眩しさや燃えている火までリアルに表現できていました。「圧倒的な視聴体験」との謳い文句にも納得です。
見下ろすように撮影する際のカメラの移動や、ボールの動きもクリアです。アップやリプレイの映像も動きがスムーズで見やすく、滑らかに表現できていました。
「低音側でやや物足りなさを感じた」との口コミがありましたが、低音域も迫力あるサウンドです。なかでも足音や崩落する建物など、移動がある低音の再現がとてもリアル。折原さんは「地響きのような低音を体験できる」ともコメントしています。
比較した商品内にはスピーカーから直接音が鳴り、立体感がないものがいくつか見られたのに対し、映画らしい臨場感を味わえたのもよい点。空間全体を満たすようなサラウンド感は控えめですが、前方が音で埋まるような雰囲気を楽しめました。その場にいるような存在感のある音で、画面との一致感も優秀です。
また専用ソフトを使って、数値的な観点からも音質を検証。結果、声の芯や輪郭の表現に関わる音域や、迫力を左右する低音域の平均ボリュームは、どちらも満足の基準や比較した全商品の平均値を上回りました。数値的に見ても、声が聞き取りやすく低音の音量も十分で、スピーカーなしでも満足できるレベルといえます。
一部の商品には50秒以上かかったものがあった点をふまえると、本品はテレビ感覚で使えるでしょう。
また、壁の色に合わせて光を自動的に調整する「壁色補正」機能も搭載。壁の色が白くなくても、きれいな映像で楽しめます。比較した商品内でも、壁色補正機能を備えたものは1/4程度と少なかったので、色付きの壁がある部屋で使いたい人には本品が候補に入るでしょう。
満足の基準とした40dBや、全体平均の約45dB(※2024年12月時点)よりも音が抑えられています。比較したなかには55dBとファンの音が明らかに聞こえる商品もありましたが、本品なら静かなシーンでも稼動音に邪魔されることなく、映像の世界に没頭できるでしょう。
Wi-Fiの規格もWi-Fi6とハイスペックで、ネット動画にサクッとアクセスできますよ。ミラーリング機能も備わり、スマホの画面を投影したいシーンでも活躍。文字入力の手間を省ける音声操作にも対応していました。
ただ、付属のリモコンにアプリのショートカットボタンがないのは惜しいところ。ワンタッチでNetflixなどにアクセスできない点は頭に入れておきましょう。
XGIMI HORIZON Ultraにはたくさんのよい点がある反面、気になる点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
購入コストがかかる点はネック。値段は279,800円(※2024年12月時点・公式サイト参照)と高価で、気軽に買えるとはいえません。比較したなかには、10万円台後半ながら高機能な商品も見られました。
とはいえ、明るく鮮明な映像や動きの滑らかさは見逃せないポイント。投影しやすい機能も豊富に備わっています。予算に余裕があって性能にこだわりたい人には、有力候補となるでしょう。
解像度 | 4K |
---|---|
明るさ(ANSIルーメン) | 1591ANSIルーメン |
良い
気になる
ミラーリング | chromecast |
---|---|
音声操作 | |
レンズシフト機能 | |
スピーカー出力 | 12W×2 |
Netflix認証 | |
障害物自動回避 | |
入力端子 | HDMI端子、USB、DC、LAN |
HDR対応 | HDR 10、Dolby vision、HLG |
Dolby Audio対応 | |
Bluetooth対応 | |
天井投影可能 | |
稼動時騒音 | 39.5dB |
幅 | 224mm |
奥行 | 170mm |
高さ | 265mm |
重量 | 5.2kg |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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XGIMI HORIZON Ultraの取扱店舗は、楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトです。値段や送料などはショップによって異なるので、いつも利用しているサイトがあればぜひチェックしてみてくださいね。
最後に、映像がきれいで快適に使えると高評価を得たほかの商品をご紹介します。
映画館のような美しい映像にこだわるなら、HORIZON S Maxもおすすめです。最大輝度は1890ANSIルーメンと、トップレベルの数値を記録。窓から差し込む自然光や間接照明にも負けない明るさで、画面全体の輝度のムラもほぼありません。コントラストが非常に高く、暗いシーンで細かな部分までしっかり映し出せていたのも魅力です。
低音がよく響き、臨場感あるサウンドを堪能できたのも利点です。自動台形補正・オートフォーカス・壁色補正など便利な機能も搭載し、スムーズに準備できるでしょう。起動時間も約7秒とスピーディで、稼動音も静か。高額ではありますが、映像のきれいさも使い勝手も譲れないなら要チェックです。
解像度 | 4K |
---|---|
明るさ(ANSIルーメン) | 1890ANSIルーメン |
良い
気になる
ミラーリング | DLNA / Google Cast |
---|---|
音声操作 | |
レンズシフト機能 | |
スピーカー出力 | 12W×2 |
Netflix認証 | |
障害物自動回避 | |
入力端子 | HDMI端子、USB、DC |
HDR対応 | HDR 10、Dolby vision、HLG |
Dolby Audio対応 | |
Bluetooth対応 | |
天井投影可能 | |
稼動時騒音 | 38.7dB |
幅 | 273mm |
奥行 | 174mm |
高さ | 234mm |
重量 | 4.8kg |
XGIMI HORIZON S MAXの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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