使い勝手だけでなく、音質にもこだわって開発された照明一体プロジェクター、popIn Aladdin 2 Plus。「思った以上に映像がきれいで満足」と評判です。しかし「音がよくない」など気になる口コミも存在するため購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の照明一体プロジェクターとも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、照明一体プロジェクター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
popIn Aladdin 2 Plusは、部屋の明るさに左右されず映像を楽しみたい人におすすめです。投影した壁面の明るさを測定したところ、最大輝度は754.2ANSIルーメンと申し分ありませんでした。比較した全商品の平均651.5ANSIルーメン(※2025年1月時点)と、高評価の基準値600ANSIルーメンを大きく上回り、環境光左右されにくいといえます。輝度ムラも少なかったため、日中も映画を楽しみたい人にぴったりです。
「思った以上に映像がきれいで満足」との口コミどおり、画質は良好。比較したなかには顔がぼやける商品もありましたが、本商品は投影した映画を観た専門家から「顔のディティールもしっかりと出ている」と好評でした。加えて、色のバランスやコントラストの再現度も優秀。スポーツ映像もおおむねなめらかに投影でき、大きな違和感なく映画やスポーツ観戦を楽しめるでしょう。
「音がよくない」という口コミに反し、クリアな音質でセリフが聞きやすいのも利点。比較した一部の商品のように、声がこもって聞こえることはありませんでした。ただし、音が部屋を満たすような感覚は少なく、「高音質スピーカーであふれる臨場感」との謳い文句ほどとはいえず。小音だと低音も弱く感じたため、迫力のある映像を楽しむなら音量を大きめに設定してくださいね。
リモコンで投影映像の調整ができるのも利点です。焦点は手動調節が必要なものの、台形補正に対応しており、投影のしやすさの評価は悪くありませんでした。ショートカット機能や音声操作機能が備わっているのもポイントです。ミラーリング機能もiPhone・Androidの両方に対応。別売りコネクターを使えばゲーム機などにも手軽に接続できます。
照明機能はシンプルで、比較したAladdin X2 Plusより機能が少なめでした。照明の真下の明るさを測ったところ183lxとやや暗く、広い部屋を明るくできる性能ともいえず。とはいえ、キッズ・インテリアコンテンツなどアプリが充実していて、1つあると大人も子ども楽しめるのは大きな魅力です。ホームパーティなど大人数が集まるシーンでも活躍するため、ぜひこの機会にチェックしてみてください。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
今回ご紹介するpopIn Aladdin 2 Plusプロジェクターは、スピーカーとプロジェクターが搭載された3in1シーリングライトです。世界的なスタジアムやコンサートホールの音響を手掛ける、ハーマンカードン製の8Wのステレオスピーカーを採用。「高音質スピーカーであふれる臨場感」と謳っています。
家庭用の引掛シーリングがあれば、工事不要で取り付けも簡単です。電源はシーリングのコンセントから引かれるので、配線の心配をする必要もありません。適用畳数は〜8畳。短焦点レンズを搭載し、設置場所と投影場所の距離が近くても、大画面で投影できるつくりです。
なお、本商品の発売日は2022年の7月ですが、2022年12月12日に製品名を「Aladdin X2 Plus(アラジン エックス 2 プラス)」に変更しています。後続機のAladdin X2 Plusとの違いはシーリングライト機能。Aladdin X2 Plusはおはようタイマー機能と、常夜灯の色味を改善してバージョンアップしています。
販売元は、東京大学発のベンチャー企業のpopin株式会社。主にインターネット事業を手掛けています。2022年にホームプロジェクター事業「popIn Aladdin」が新会社Aladdin X株式会社へ事業譲渡されたため、Aladdin X2 Plusの販売元はAladdin X株式会社です。
今回はpopIn Aladdin 2 Plusを含む、人気の照明一体プロジェクターを実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
映像の明るさは申し分ありません。商品で投影した壁面を9区画に分けて投影面の明るさを算出したところ、最大輝度は754.2ANSIルーメンと好記録。高評価の基準値600ANSIルーメンと、比較した商品の平均値651.5ANSIルーメン(※2025年1月時点)を大きく上回りました。
公称値の900ANSIルーメンには届かなかったものの、環境光に左右されにくく、日中も映画を楽しみたい人にぴったりです。
輝度ムラが少ないのも利点。投影画面の中心とほかの部分との輝度差がないかチェックしました。すると、100%に近いほど輝度のムラが少ないことを表すなか、本商品は97.00%を記録。比較したほとんどの商品と同様に、明るさのムラは少なく、投影される映像の端が見づらいと感じる可能性は低いでしょう。
後続機のAladdin X2 Plusは、Aladdin 2 Plusよりも映像の明るさが大幅に向上しています。Aladdin 2 Plusも十分な明るさがありましたが、より環境光に影響を受けにくく、カーテンを閉めた日中や薄暗い照明をつけたままの映画鑑賞など、さまざまなシーンで快適に使用できる仕様です。
高画質で映画鑑賞できるのも魅力です。解像度は1920×1080のフルHDで、投影された映画を観た専門家から「人の顔のディティールもしっかりと出ている」と好評。比較したなかには顔がぼやける商品もあったなか、本商品は軍勢がぶつかり合うシーンも遠くまで潰れずはっきりと写りました。
細かい部分まで表現できているのに、極端な強調感がないのもメリット。比較した一部の商品のように輪郭のきつさが目につくことはなく、違和感がありません。「思った以上に映像がきれいで満足」という口コミにも頷けます。
色のバランスがよく、コントラストの再現度も優秀。全体的にやや明るくまとめられており、光輪の眩しさや特殊効果の赤色や青色の閃光も鮮やかでよく映えていました。衣装やがれきなどの細部まできれいに再現されていて、映画館ほどではないものの、自宅でも十分に没入感を得られるでしょう。
専門家が商品でサッカー観戦をしたところ、動きのなめらかさの評価もおおむね良好。専門家から「特別な引っかかりやコマ落ちは感じられない」という声があがっています。カメラが左右に振られたときや、選手がドリブルをするときなど全体的に残像感はあるものの、比較したAladdinシリーズのほとんどが同じ結果で、大きく違和感を抱くほどではありませんでした。
8Wのステレオスピーカーからは、耳にスッと入るクリアな音が鳴りました。投影した映画を観た専門家から、「人の声、効果音ともくっきりとした音でクセなく聞き取りやすい」という声が寄せられています。比較したなかには声がこもって聞こえる商品もあったのに対し、こちらは「音がよくない」との口コミに反してセリフが頭に入りやすいでしょう。
音域のバランスは中高音より低音が控えめ。とくに小音時には低音が弱く、やや物足りなさを感じる可能性があります。音量をあげると低音のパワーもあがるため、迫力のある映像を楽しみたい人は音量をアップして視聴してください。本商品はBluetoothに対応しているため、早朝・深夜に使うときはBluetooth対応のイヤホン・ヘッドホンを併用するのもおすすめです。
ただし、上位商品のような音の広がりは感じられず。音が左右に移動する感じはある程度あったものの、「高音質スピーカーであふれる臨場感」と謳うほどのサウンドは体感できませんでした。音の臨場感をより高めたいなら、外部スピーカーと接続するのもひとつの手です。
簡単に投影映像の調整ができるのもうれしい点。リモコンの矢印を押すだけでレンズが32度上下に動くので、はじめて利用する人も操作に迷いにくいでしょう。投影画像を正方形に整える台形補正にも対応。水平・垂直ともに40度まで調整でき、家具や柱など障害物を避けて投影したいときに重宝します。台形補正を利用すれば、投影距離で決まる投影画面のデフォルトのサイズ内で、画面のサイズの変更も可能です。
焦点調整は手動で行うタイプ。比較した自動で調整タイプより最初は手間かもしれませんが、天井に本体を固定できるので毎回細やかに設定する必要はなく、大きな負担にはならないでしょう。環境や好みに合わせた画像モードも5種類用意されています。
壁色補正機能はないものの、比較したAladdinシリーズの商品で搭載しているものはなく(※2025年1月時点)、大きな欠点ではありません。できるだけ壁が白い部屋に設置してくださいね。
OSにはAndroid 9.0を採用し、ネット機能は後継機であるAladdin X2 Plusと同程度の充実ぶり。学習ポスターなどのキッズコンテンツや、壁時計・美風景といった部屋をおしゃれに彩るインテリアコンテンツなど、大人も子どもも楽しめるアプリが豊富でした。
TVer・Hulu・ABEMAといったさまざまな動画配信コンテンツに対応しているものの、Netflix・Amazon Prime Videoの正規アプリが非対応な点は気がかり。比較したOSにAndroid TVを搭載しているAnkerよりは、対応アプリが少ないといえます。
とはいえ、本商品を含むAladdinシリーズには専用コネクターが販売されており、併用することで配線などを気にせず、より手軽に映画鑑賞やゲームを楽しめるのは大きなポイントです。専用コネクターがないAnkerの商品より(※2025年1月時点)、汎用性が高いといえます。
スマホの画面を映し出すミラーリング機能も備わり、iPhone・Androidの両方で利用可能。音声操作にも対応し、マイクに向かって話すだけでアプリ起動や電気のオン・オフなどができて便利です。リモコンにはショートカット機能を搭載し、よく使うアプリの登録もできます。Wi-Fi経由でテレビ番組の投影も可能。専用のマイクを購入すればカラオケも楽しめるため、ホームパーティでも活躍するでしょう。
調光機能は基本的な機能のみでシンプルです。色温度は100とおり用意され、温かみがある電球色から青みかかった昼光色まで細かく調整できますが、空間を赤や青などカラフルに彩るムードライトは非搭載。光りの種類は1種類のみで選択肢が狭めです。
調光の種類は100とおりから選べますが、カスタマイズ設定できるのは4つまで。実際に使うときは設定した4つからしか選択できず、比較した商品内には全灯から消灯までリモコンで細かく調整できるものもあったことをふまえると、シーンに合わせた照明調節がしにくいといえます。
比較した後続機のAladdin X2 Plusに搭載されている目覚ましライトも非対応。ライトが徐々に明るくなり目覚めを促す機能ですが、本商品は利用できません。ボタン1つで照明のオン・オフはできるものの、照明が映し出す映像や音に合わせて光る機能や、消灯時間を設定できるタイマーも搭載されていませんでした。
照明の真下の明るさを実際に計測してみると、183lxと暗め。比較した全商品の平均値260lx(2025年1月時点)と、満足できる基準値300lxを下回りました。適用畳数も8畳とされており、リビングなど広い部屋を本商品のみで明るくするのは難しいといえます。
解像度 | フルHD |
---|---|
明るさ(ANSIルーメン) | 754ANSIルーメン |
OS | 独自OS |
良い
気になる
投影方式(光源) | DLP方式 |
---|---|
ミラーリング | AirPlay |
音声操作 | |
オートフォーカス | |
台形補正機能 | 手動 |
Dolby Audio対応 | |
奥行 | 476mm |
幅 | 476mm |
高さ | 145mm |
重量 | 4.9kg |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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popIn Aladdin 2 Plusは、楽天市場やYahoo!ショッピングなど大手ECサイトで販売されています。価格は2025年1月時点で130,000前後(※ECサイト参照)です。普段貯めているポイントやイベントを利用してお得に購入しましょう。
また、レンティオでは商品をレンタルすることも可能。月額プランと14泊15日からのワンタイムプランが用意され、目的に合わせて選べます。必要なタイミングが限られている人や購入する前に実際に試したい人はぜひチェックしてみてくださいね。
最後に、より音質・画質に優れていた商品や照明機能が充実していた商品をご紹介します。
ワンランク上の映像を楽しめるのがAladdin X2 Plus。明るい部屋でも十分に映像を楽しめる明るさがあり、画質のよさも比較したなかでトップレベルです。視聴した際は、芯のある音質重視の低音を体感できました。ライトが徐々に明るくなる目覚ましライト機能も搭載し、朝の目覚めをサポートしてくれるでしょう。
広い部屋を明るく照らしたいなら、Aladdin X2 Lightをチェック。照明の明るさは470lxと、比較したほかの商品と比べて2倍以上ありました。カラフルなライトを楽しめるムードライトも搭載し、照明機能もほかを圧倒する豊富さ。映像のきれいさや音質はそこまで重視せず、照明性能が優れているものをお探しの人におすすめです。
解像度 | フルHD |
---|---|
明るさ(ANSIルーメン) | 783ANSIルーメン |
OS | 独自OS |
良い
気になる
投影方式(光源) | DLP方式 |
---|---|
ミラーリング | AirPlay |
音声操作 | |
オートフォーカス | |
台形補正機能 | 手動 |
Dolby Audio対応 | |
奥行 | 476mm |
幅 | 476mm |
高さ | 145mm |
重量 | 4.9kg |
Aladdin X2 Plusの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
解像度 | フルHD |
---|---|
明るさ(ANSIルーメン) | 700ANSIルーメン |
OS | 独自OS |
良い
気になる
投影方式(光源) | DLP方式 |
---|---|
ミラーリング | AirPlay |
音声操作 | |
オートフォーカス | |
台形補正機能 | 不明 |
Dolby Audio対応 | |
奥行 | 456mm |
幅 | 456mm |
高さ | 121mm |
重量 | 4.7kg |
Aladdin X2 Lightの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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