新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
Lexar NM800 M.2 2280 NVMe SSDは、待ち時間を短縮してゲームをスムーズに進められる1台です。実際に「エルデンリング」をプレイしたところ、起動時間は12.98秒・ロード時間は10.92秒と非常にスピーディに展開できました。頻繁にゲームオーバーを繰り返すゲームも、ストレスなく遊べるでしょう。
ベンチマークスコアは、読み込み6338.14MB/s・書き込み5397.95MB/sを記録。公称値のそれぞれ7400MB/s・5800MB/sには届かなかったものの、データ転送をスピーディに行える数値です。
実際の読み書き速度も優秀で、66GBある「Apex Legends」の読み込み時間はわずか49.96秒。書き込みは4分33秒と最速を記録した商品より1秒ほど遅いですが、SSDとしては十分な性能が備わっているといえます。
一方で、データ転送時の最高温度は70℃と全体平均の68.1℃(執筆時点)を超える結果に。ヒートシンク非搭載モデルのなかでは低いものの、60℃を超えると故障する可能性が出てくるため、熱のこもり具合を確認しながら使うことをおすすめします。長時間使うことが多い人は、冷却性能に優れたほかの商品も検討してみてくださいね。
中国のストレージメーカーLongsys社の傘下にある、Lexar。2017年に米国の半導体メモリメーカー・Micron Technologyから買収されたブランドで、現在はSDカード・microSDカード・SSDなどのストレージ製品を数多く展開しています。
今回ご紹介するNM800 M.2 2280 NVMe SSDは、ゲーマーやクリエイター向けにデザインされたアイテム。耐久性にもこだわっており、可動部品が使われていないのが特徴です。容量は512GB・1TBの2種類から選べますよ。
PS5に元から内蔵されているSSDの容量は825GBですが、入れられるソフトの数は10本程度。外付けSSDだとゲームの起動ができないため、長期間快適に遊びたいなら内蔵SSDの増設はほぼ必須といえます。本商品はPS5の使用条件をクリアしているので、スペックを気にすることなく設置可能です。
容量512GBモデルは、読み込み7000MB/s・書き込み3000MB/s
取り付け方法が3ステップとシンプルなのもうれしいポイント。PS5のフタを開けて拡張スロットのカバーを外し、SSDをセットしてネジを留めれば完了です。ドライバー1本あればできるので、専門知識がなくても簡単に取り付けられますよ。
今回は、Lexar NM800 M.2 2280 NVMe SSD LNM800X001T-RNNNGを含むPS5対応SSD全10商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、ベンチマークテストの検証です。データの転送速度を測定できるソフト「CrystalDiskMark」を使って、SSD自体の性能をチェックしました。
結果は、読み込み6338.14MB/s・書き込み5397.95MB/sとどちらも高速。公称値のそれぞれ7400MB/s・5800MB/sには及ばなかったものの、データ転送は十分スピーディに行える性能です。
起動やロードに関わる部分についても、読み込み602.51MB/s・書き込み431.11MB/sとなかなか優秀。読み込みは700MB/sを超える上位商品と比べると控えめですが、書き込みは全体平均の401.78MB/s(執筆時点)を上回りました。
【参考データ】
単位はMB/s、値はすべて執筆時点のものです
ただ今回比較した商品はどれもスピーディで、その差は1~2秒程度。これだけ速度が出ていれば、大容量ソフトもサクサク転送できるでしょう。
【検証結果】
ここでは、約44GBあるフロムソフトウェアの「エルデンリング」を使用。起動時間はゲームを選んでから「PRESS ANY BOTTUN」が表示されるまで、ロード時間は「YOU DIED」が表示されてから再度プレイできるまでの時間と定義し、評価を行いました。
ロード時間も10.92秒とかなり高速です。こちらは最速値の10.78秒と大差なく、十分な速度が出ています。これなら、高画質ムービーを挟んだり頻繁にゲームオーバーしたりするゲームでも、それほど待つことなく進められますよ。
最速値は執筆時点でのものです
SSDの健康状態がわかるソフト「CrystalDiskInfo」を用いて、動作中の温度を計測。温度が低ければ低いほど高評価としました。
64GBのデータ転送時の最高温度は70℃とやや高く、冷却性能はまずまずの評価です。ヒートシンク非搭載モデルのなかでは健闘していましたが、全体平均の68℃はわずかに上回りました。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
販売中のショップが見つかりません
Western DigitalのWD BLACK SN850 NVMe SSDは、熱がこもりにくく故障のリスクが低い商品。ヒートシンクが搭載されており、データ転送時の最高温度は57℃とトップクラスの低さをキープできました。ベンチマークテストでも、とくに読み込みは6537.84MB/sの高スコアを記録していますよ。
キングストンのSFYRSK/1000Gも、冷却性能と読み書き速度を両立しているのが魅力です。最高温度は56℃と全商品のなかで最小値(執筆時点)をマーク。「エルデンリング」の起動・ロード時間もそれぞれ12秒08・10秒98と速く、PS5の内蔵SSDより快適な使い心地を実感できるでしょう。
インターフェース | PCIe Gen4.0 x4 |
---|---|
容量 | 1000GB |
NANDタイプ | 3D NAND |
読み込み速度(公称値) | 7000MB/s |
書き込み速度(公称値) | 5300MB/s |
読み込み速度(検証時) | 6537.84MB/s |
書き込み速度(検証時) | 5290.38MB/s |
メーカー保証期間 | 5年 |
TBW | 600TBW |
MTBF(平均故障間隔) | 不明 |
セキュリティ | 不明 |
対応OS | Windows、PlayStation 5 |
設置方式 | 内蔵 |
DWPD | 0.32 |
シリーズ容量 | 500GB、1TB、2TB |
幅 | 23.4mm |
奥行 | 80.0mm |
高さ | 8.8mm |
PS5対応 | |
PS4対応 | 不明 |
PS4Pro対応 | 不明 |
ヒートシンク付き |
Western Digital WD_BLACK SN850 NVMe™ SSDをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
インターフェース | PCIe 4.0 x4 NVMe |
---|---|
容量 | 1000GB |
NANDタイプ | 3D TLC |
読み込み速度(公称値) | 7300MB/s |
書き込み速度(公称値) | 6000MB/s |
読み込み速度(検証時) | 6453.85MB/s |
書き込み速度(検証時) | 5939.11MB/s |
メーカー保証期間 | 5年 |
TBW | 1.0PBW |
MTBF(平均故障間隔) | 1,800,000時間 |
セキュリティ | 不明 |
対応OS | 不明 |
設置方式 | 内蔵 |
DWPD | 不明 |
シリーズ容量 | 500GB、1TB、2TB、4TB |
幅 | 24mm |
奥行 | 80mm |
高さ | 11mm |
PS5対応 | |
PS4対応 | 不明 |
PS4Pro対応 | 不明 |
ヒートシンク付き |
キングストン FURY Renegade PCIe 4.0 NVMe M.2 SSDをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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