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OLYMPUS ICレコーダー Voice Trek VP-20をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証

ワンタッチで録音できて使いやすいと評判の、OLYMPUS ICレコーダー Voice Trek VP-20。スリムでコンパクトなフォルムも評価されている一方で、「音が小さい」「雑音を拾いやすい」といった口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか。


そこで今回は、OLYMPUS ICレコーダー Voice Trek VP-20を含むボイスレコーダー・ICレコーダー全24商品を実際に調査して、録音可能な範囲・聞き取りやすさ・再生機能の充実度・操作機能のシンプルさ・データ管理のしやすさを⽐較してレビューします。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!

2024年11月29日更新
原豪士(Goshi Hara)
ガイド
元オーディオ専門販売員/マイベストオーディオ・ビジュアル機器担当
原豪士(Goshi Hara)

オーディオ専門店「e☆イヤホン」の販売員として3年間勤務。オーダーメイドや高級機種なども含め、これまでに試聴したイヤホン・ヘッドホンは、のべ500種類を超える。また、音楽や環境に合わせて11種類のイヤホン・ヘッドホンを使い分けるほど、音には並々ならぬ情熱を持っている。 その後、2023年にmybestへ入社し、豊富な知識を活かしてオーディオ・ビジュアル機器のガイドを担当。「顧客のニーズを真摯に考えて提案する」をモットーに、ユーザーに寄り添った企画・コンテンツ制作を日々行っている。

原豪士(Goshi Hara)のプロフィール
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本コンテンツに記載の検証結果は2022年08月までの情報です

目次

はじめに結論!誰でも直感的に操作できる。スリムなスティック型で持ち運びやすい

OM SYSTEM
ICレコーダー Voice TrekVP-20

12,500円

ICレコーダー Voice Trek

OLYMPUS ICレコーダー Voice Trek VP-20は、コンパクトで直感的に操作できるボイスレコーダーです。


ノイズが多く音質はイマイチでしたが、20m先の音まで拾えるほど集音力は優秀でした。リピート・速度調整・秒数飛ばしなど、多彩な再生機能を搭載しているのも大きな魅力です。文字起こしや語学学習に適したモードもあり、勉強からビジネスまで幅広いシーンに使えるでしょう。


操作方法がわかりやすい点も好評です。ボタンをスライドさせるだけで録音が開始されるため、ポケットに入れたままでも操作が可能。ファイル分割や日付検索機能を使えば、データの振り返りもスムーズです。本体にUSB端子があるので、充電やデータ移行用にケーブルを持ち歩く必要もありません。


本体価格は、執筆時点で税込11,000円(公式サイト参照)。検証した商品と比べると高いものの、ペンのようなスティック型で、手帳や胸ポケットにクリップで挟んでおけます。コンパクトで目立ちにくいので、会議などフォーマルな場でさりげなく使いたい人も、ぜひチェックしてみてください。

OLYMPUS ICレコーダー Voice Trek VP-20とは

今回紹介するVoice Trek VP-20は、2020年2月に発売されたOLYMPUS(オリンパス)のICレコーダー。内臓メモリは8GBと大容量で、約120時間分のデータを記録できます。


録音はワンタッチで、スライド式のRECスイッチをONにすれば、電源OFFの状態でも録音がスタート。外部マイクにも対応しており、通話の録音にも便利ですよ。


ボディにUSB端子がついているので、直接PCに挿すだけで充電・録音データの転送が可能です。同梱の電池はニッケル水素充電池ですが、汎用の単4形アルカリ乾電池も使えます。急な充電切れにも対応できるので、長時間使用する際も安心感がありますね。

持ち運びやすいスティックタイプ。画面のバックライトや操作音はOFFにできる

持ち運びやすいスティックタイプ。画面のバックライトや操作音はOFFにできる
出典:olympus-imaging.jp

本体は、ポケットやペンケースにも入れやすいスティックタイプ。胸ポケットや手帳にはさめるクリップも付いており、ボールペンのように気軽に持ち運べます。


【仕様】

  • 本体サイズ:幅17×奥行17×高さ130mm
  • 重さ:37.5g(電池含む)

操作画面のバックライトや録音時に点灯するLEDをOFFにできるので、光が漏れて相手に録音が知られてしまう…ということはありません。必要に応じて、操作音やスピーカー音もOFFに設定できますよ。

気になる雑音もカット!さまざまな機能でクリアな音を実現

あらゆる方向からの音を捉える「全指向性ステレオマイク」を採用し、高音質・低ノイズでの録音を実現。録音シーンを選んで録音を開始すれば、状況に合わせて感度が自動的に調整されます。雑音を低減する機能は、次のとおりです。


    • ボイスチェイサー|人数や座る場所で変化する音量に合わせて、録音の感度を自動で調整する
    • 擦れ音フィルター|ポケットの中に入れて録音するときのカサカサ音を抑える
    • ローカットフィルター|空調やプロジェクターのファンの音などに多い、低域の音をカットする

    録音フォーマットは、最もメジャーな音声圧縮形式であるMP3と、圧縮による音質の劣化が少ないリニアPCM(22.05kHz)の2種類に対応しています。

        実際に使ってみてわかったOLYMPUS ICレコーダー Voice Trek VP-20の本当の実力!

        今回はOLYMPUS ICレコーダー Voice Trek VP-20を含むボイスレコーダー全24商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。

        具体的な検証内容は以下のとおりです。

        検証①:録音可能な範囲

        検証②:聞き取りやすさ

        検証③:再生機能の充実度

        検証④:操作機能のシンプルさ

        検証⑤:データ管理のしやすさ

        雑音を拾いがちだが録音範囲は広い。便利な再生機能も多数搭載

        雑音を拾いがちだが録音範囲は広い。便利な再生機能も多数搭載

        まずは、ボイスレコーダーで最も重要な録音性能を検証します。


        使用場所の広さや用途に合わせて、4パターンの距離・音量で録音。その後、静かな会議室にて最大音量で再生し、どれくらいはっきり聞こえるかチェックしました。

        20m先の音も集音可能

        20m先の音も集音可能

        録音可能な範囲は高評価。集音性が優れており、検証では20m先でも聞き取ることができました。実際の検証結果は以下のとおりです。


        • 小会議室で60dB程度の話し声を録音(録音距離3m):問題なく聞こえる
        • 小会議室で60dB程度の話し声を録音(録音距離5m):問題なく聞こえるが、音量を上げると音が割れる
        • 大会議室で70dB程度の話し声を録音(録音距離10m):問題なく聞こえる
        • セミナー等を想定し、フロアで90dB程度の話し声を録音(録音距離20m):音質は落ちるが、問題なく聞こえる

        雑音が多く、音質は低評価

        雑音が多く、音質は低評価

        一方で、音質のモニター評価は伸び悩みました。「ザーザー音がひどい」「声が割れている」など、雑音の多さが指摘されています。テーブルに置くよりポケットに入れたほうが、不要な音を拾いにくいですよ。


        それでも音声が聞き取りにくい場合には、設定を調整してみてください。録音モード・感度・擦れ音フィルターなどの設定を変えれば、もう少し雑音を抑えられるでしょう。

        充実した再生機能。単体でも十分使える

        充実した再生機能。単体でも十分使える

        再生機能はかなり充実していました。iPhoneのボイスメモにはないリピート機能や、速度調整・秒数飛ばしなど、スムーズに内容確認ができる機能が豊富。速度調整はできなくなりますが、ノイズキャンセリングをONにすれば雑音を抑えられます。


        早送り/戻し・スキップ/逆スキップなどの機能を十字キーに割り当てられる、「文字起こしモード」や「語学学習モード」があるのも魅力です。音量のバランスを調整するボイスバランサーもあり、聞きやすい音声に変換して再生できます。

        便利な日付検索・ファイル分割機能を搭載。ケーブルいらずでPCとダイレクトに接続できる

        便利な日付検索・ファイル分割機能を搭載。ケーブルいらずでPCとダイレクトに接続できる

        定期的に録音するなら、操作が簡単な方がよいですよね。そこで今回は、録音・再生・消去など、説明書を読まなくても直感的に操作できるかを検証しました。


        記録として残すならデータ管理のしやすさも重要です。パソコンやSDカードといった外部メモリに録音したデータを移行できるかどうかも確認し、総合的な使いやすさを評価しています。

        直感的な操作が可能

        操作のしやすさは高評価です。録音ボタンや再生ボタンがわかりやすく、見たまま直感的に操作できると好評でした。RECスイッチをスライドさせれば即録音できるので、ここぞというときもタイミングを逃しません。


        録音日時からファイルを探せる「日付検索」があるのも大きな魅力。データの先頭部分を自動で再生する「イントロ再生」や、ファイルを分割する機能もあり、目当てのデータを探しやすいですよ。

        本体にUSB端子がついており、ダイレクトに繋げる

        本体にUSB端子があり、PCへのデータ移行も簡単です。SDカードには対応していませんが、ダイレクトにPCと繋げるのでファイル管理はしやすいでしょう。


        PCにデータを移すだけでなく、本機をUSBメモリやMP3プレイヤーとして使うこともできます。語学学習や音楽ファイルなどを取り込んだり、画像などのデータを保存したりと、1台でマルチに使えますよ。

        クリアな音で録音したいなら、こちらがおすすめ

        OLYMPUS ICレコーダー Voice Trek VP-20はノイズが気になったため、最後に高音質で録音できるボイスレコーダーを紹介します。


        ソニーのICD-UX570Fは、こもりのないクリアな音質が魅力。はっきりと聞き取れるため、議事録作成にも役立ちます。20m先の音が聞き取れるほど集音性も高く、セミナー会場など広い空間で使うのにもうってつけ。大きめディスプレイを搭載しつつ、重さ約48gと軽量なのもうれしいポイントです。


        OLYMPUSのVoice-Trec V872は、ノイズ除去が非常にハイレベルです。紙のこすれる音やポケット内の摩擦音もほとんど気にならず、クリアな音で録音できました。PCはもちろんSDカードにも対応し、容量不足の心配もありません。操作も簡単なので、機械が苦手な人も使いやすいでしょう。

        ソニー
        SONYステレオICレコーダーICD-UX570F

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        形状不明
        録音方式ステレオ録音
        音質不明
        内蔵メモリ容量4GB
        録音ファイル形式MP3、リニアPCM
        電源充電
        最大録音時間238時間(MP3 128kbps)
        録音可能範囲20m(実測値)
        36.6mm
        奥行12.2mm
        高さ102.8mm
        重量48g
        SDカード対応
        Bluetooth対応不明
        PC接続可能
        速度調整機能
        2地点間リピート再生機能
        シャドーイング再生不明
        ノイズキャンセリング機能
        音声認識機能
        ラジオ機能
        ハイレゾ対応
        カレンダー機能
        リピート機能
        秒速飛ばし機能
        フォルダ分割機能
        こすれ防止機能不明
        自動録音機能不明
        OTG対応不明
        カメラ付き不明
        ローカットフィルター付き
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        録音方式ステレオ録音
        音質不明
        内蔵メモリ容量4GB
        録音ファイル形式MP3
        電源乾電池
        最大録音時間110時間
        録音可能範囲20m(実測値)
        39mm
        奥行18mm
        高さ111.5mm
        重量77g(電池含む)
        SDカード対応
        Bluetooth対応
        PC接続可能
        速度調整機能
        2地点間リピート再生機能
        シャドーイング再生
        ノイズキャンセリング機能
        音声認識機能
        ラジオ機能
        ハイレゾ対応
        カレンダー機能
        リピート機能
        秒速飛ばし機能
        フォルダ分割機能不明
        こすれ防止機能不明
        自動録音機能不明
        OTG対応不明
        カメラ付き不明
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