やさしい甘さでおいしいと評判の、パスコ 低糖質ブラン食パン。インターネット上では高く評価されている一方で、口コミのなかには「ブランの風味が強い」「パサパサしている」といった気になる声もみられ、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、パスコ 低糖質ブラン食パンを含む低糖質パン全37商品を実際に用意して、糖質量の少なさ・糖質以外の栄養成分バランス・おいしさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
パスコの低糖質ブラン食パンは、ヘルシーな食生活を心がけたい人・アレンジしやすいパンをお探しの人におすすめです。100gあたりの糖質量は15.2g、カロリーは219.4kcalと控えめ。比較したほかの商品には糖質量20g・カロリー400kcalを超えるものがあったことを考えると、どちらもしっかり抑えられていました。
腹持ちが期待できる食物繊維が28.6gと豊富なのも利点です。比較した商品内では15g程度のものが多く、なかにはほとんど含まれていないものも。脂質に植物性ではないショートニングが使われているのは惜しいところですが、糖質制限中やダイエット中の人でも食べやすいといえます。
一方で、おいしさの評価はいまひとつ。実際にモニター6人で試食したところ、口コミどおりパサつきや粉っぽさが気になりました。比較したなかには同じふすまを使ったブランパンながら食感がしっとりした商品があったのに対し、モニターからは「ざらつきを感じる」との声もあがっています。
パン自体の味もシンプルで、甘さはあまり感じられません。ただ、口コミに反してブラン特有の苦味は少なく、香ばしさを楽しめたのはメリット。あっさりした味わいを活かし、チーズやジャムを乗せるなどアレンジして食べるのには向いています。
低カロリー・低糖質に仕上げられているのは魅力ですが、通常のパンの代用品としては物足りなさを感じました。上位商品にはヘルシーながら、そのまま食べても満足感を得られるものも。おいしさにこだわる人は、ほかの商品もチェックしてみてください。
そもそも低糖質パンは、通常のパンに比べて糖質が抑えられているのが特徴です。小麦粉ではなく、大豆粉・ふすま・小麦たんぱくなどを主原料に作られており、満腹感を得やすい食物繊維を多く含んでいます。
今回ご紹介する低糖質ブラン食パンは、2022年3月1日にリニューアルされたパスコの低糖質シリーズのひとつ。毎日の食事で気軽に糖質をカットできるよう、通常のパンに近いおいしさを目指して作られています。
原材料には、国内製造の小麦粉・小麦たんぱく・小麦ふすま・はちみつなどを使用しています。
1袋は食パン3枚入りで、一人暮らしや2~3人家族の朝食にちょうどよい量ですよ。100gあたりの糖質量は、日本食品標準成分表2015年版追補2017年「食パン」と比較して、60%カットしていると謳っています。
パスコの低糖質シリーズでは、ブラン食パンを含めて全11種類を展開しています。イングリッシュマフィン・クロワッサンといったプレーンなものから、惣菜パンや菓子パンまで幅広くそろえており、飽きずに食べ続けられるでしょう。
今回は、パスコ 低糖質ブラン食パンを含む低糖質パン全37商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、糖質量の少なさ・糖質以外の栄養成分バランスの検証です。
各商品ごとに100gあたりの糖質量を算出し、カロリー・脂質・食物繊維の3つの栄養成分も確認。成分ごとに独自の基準を設け、低カロリーかつ良質な油をほどよく含み、食物繊維が豊富なものを高評価としました。
なお食物繊維量は、「成人女性に必要な1日の摂取量(※1)」と「食物繊維が豊富と記載できる量(※2)」をもとに、基準値を設定しています。
1:成人女性に必要な1日の摂取量(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」より)
2:「食物繊維が豊富」と記載できる量(東京都福祉保健局「栄養成分表示ハンドブック」食品表示基準より)
100gあたりの糖質量は15.2gと、高評価の基準とした15gとほぼ同等。食パン1枚の糖質量は5.5gでした。比較したほかの商品には、シンプルな味わいでも糖質量が20gを超えるものがあったことをふまえると、低糖質といえます。
比較したなかでは、小麦などの表皮であるふすまで作られたブランパンほど糖質量が少ない傾向がありました。本品も原材料の一部に小麦ふすまが使われています。糖質量を抑えられているため、糖質制限やダイエット中の人でも食べやすいでしょう。
糖質以外の栄養成分は、まずまずの評価。比較した商品内には腹持ちにつながる食物繊維が15g程度のものが多かったのに対し、100gあたり28.6gと豊富に含まれていました。
<100gあたりに含まれている栄養素>
比較したなかには100gあたりのカロリーが130〜460kcalまでの幅広い商品がありましたが、本品は219.4kcalと低く抑えられています。脂質に植物性油脂ではないショートニングが使われていたのは惜しいものの、ヘルシーさを求める人にはよいでしょう。
そこで実際にモニター6人で試食したところ、口コミの指摘どおりパサつきを強く感じました。比較した商品内では、原材料にさまざまな粉が混ざったミックス粉で作られているものほど口溶けがよい傾向が。本品はミックス粉使用ながら、「ボソボソしている」との声もあがり粉っぽさが気になります。
口コミに反してブラン特有の苦味が少なく香ばしさを楽しめたものの、甘さは控えめ。通常のパンの代用品としては少し物足りないといえます。パン自体の味わいがあっさりしているため、チーズやジャムなどをのせてアレンジするのもひとつの手ですよ。
コメントは一部抜粋
糖質量(1食あたり) | 11.0g |
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食物繊維量(1食あたり) | 8.2g |
タンパク質量(1食あたり) | 8.2g |
甘味料の種類 | はちみつ |
良い
気になる
内容量 | 3枚 |
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原材料 | 小麦粉(国内製造)、小麦たんぱく、ショートニング、小麦ふすま、糖類、パン酵母、はちみつ、発酵種、食塩、醸造酢ほか |
保存方法 | 常温 |
パスコの低糖質ブラン食パンは、イオン系列のスーパーのほか、Amazon・楽天市場といったECサイトで購入できます。ECサイトでは、パスコの低糖質パンシリーズ11種類がセットになったお試しセットも販売されているので、気になる人はチェックしてみてください。
パスコの低糖質ブラン食パンはシンプルな味わいのため、アレンジするのがおすすめです。パスコの公式サイトでは、低糖質ブラン食パンを使った簡単レシピが多数掲載されていますよ。
今回は、朝食にぴったりな「アボカドとモッツアレラチーズのピザトースト」を紹介するので、ぜひ試してみてください。
<材料>
<作り方>
糖質制限中でも、甘いものを食べたくなることはありますよね。そんなときには、パスコの低糖質ブラン食パンを使った「バナナとマシュマロのトースト」がぴったり。1人分あたりの糖質は8.7g・カロリーは62kcalと控えめです。無糖のコーヒーと合わせて、食べてみてください。
<材料(2人分)>
<作り方>
最後に、また違った味わいのほかの商品をご紹介します。
Bikkeの糖質制限 プレミアム大豆ロールは、口溶けのよいやわらかな食感が魅力です。卵・乳製品・油脂は不使用ながら、パサつきはなく食べ進めるとほのかな甘さが広がります。普段食べているロールパンに近いおいしさで、モニターからも好評でした。おいしさを追求する人にぴったりです。
キャロットサラダの低糖質ふすまパンは、100gあたりの糖質量が3.8gとかなりカットされています。カロリーも186kcalと低いうえ、食物繊維量も29gと豊富。ブランパンながら生地はしっとりしており、パサつきは感じません。ダイエット中でもおいしく食べ続けられるでしょう。
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