アイ・オー・データ機器 Wi-Fiルーター WN-DAX3000QRをレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

3階建ての2階部分にWi-Fiルーターを設置したところ、通信速度は最大で660Mbpsをマーク。ワンルームマンションで使うには、十分な性能です。

下りについては、ほとんどの地点で今回検証した全商品の平均値を上回りました。1階寝室で若干平均を下回りましたが、普段使いには問題ないレベルといえます。

＜上り(5.0GHz)の通信速度一覧(単位：Mbps)＞ ※（）内は全商品の平均値

• 3階リビング：156.24（95.10）
• 3階キッチン：200.53（132.26）
• 2階書斎（Wi-Fiルーターを設置した同部屋）：223.16（220.55）
• 2階浴室：199.45（161.63）
• 2階寝室：120.35（116.18）
• 1階寝室：145.24（145.08）
• 最長距離：29.44（39.01）

＜下り(5.0GHz)の通信速度一覧(単位：Mbps)＞ ※（）内は全商品の平均値

• 3階リビング：399.13（254.02）
• 3階キッチン：402.45（336.37）
• 2階書斎（Wi-Fiルーターを設置した同部屋）：660.34（632.54）
• 2階浴室：449.44（410.63）
• 2階寝室：300.43（281.62）
• 1階寝室：313.12（386.69）
• 最長距離：99.45（77.98）

上りに関しても、すべての地点で平均を超える優秀な結果です。データ転送も、場所を問わずスムーズに行えますよ。

1階の寝室にルーターを置いて最も遠い3階のリビングで計測してみると、通信速度は下りで99.4Mbpsを記録。こちらも平均値の約78Mbpsより速く、十分電波が届くことを確認できました。

上り・下り・最長距離のどれもおおむねスピーディーに通信できており、戸建てや部屋数の多いマンションでも快適に使用できるでしょう。

1台接続時の速度が499.09Mbpsだったのに対し、5台では455.14Mbps、10台では391.25Mbpsを記録。減衰率はそれぞれ91.2％・78.3％と、大きな速度低下はありませんでした。

テレワークに使ったり、多くの端末でゲームや動画を起動させたりしても、問題なく使えるでしょう。

調べてみたところ、Wi-Fi6に対応しているほか、IPv6・MU-MIMO・ビームフォーミング機能を備えていました。つながりにくさを解消する工夫が凝らされており、機能性は十分といえます。

また、初期設定もアプリからラクに行えました。詳しいセットアップガイドがあるうえ、公式サイトでは設定方法の動画が公開されており、迷うことも少ないでしょう。

＜調査結果＞

• 1.初期設定は簡単か（15分以内に設定できるか）：○
• 2.専用アプリで初期設定・接続機器の管理が行えるか：○（通信速度の確認は不可）
• 3.ビームフォーミング機能はあるか：○
• 4.MU-MIMO機能はあるか：○
• 5.Wi-Fi6に対応しているか：○
• 6.IPv6に対応しているか：○
• 7.トライバンドに対応しているか：×
• 8.メッシュ機能に対応しているか：×