そこで今回は、AIRROBO ロボット掃除機 P10を含む24商品を実際に使ってみて、掃除性能の高さ・賢さ・お手入れのしやすさ・音の静かさを比較してレビューしたいと思います。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
ダストボックスを取り外して、水洗いできるのもポイント。おそうじブラシも付属しているので、細部に付着した汚れも取り除きやすいですよ。操作はリモコン・スマホの両方から可能。音声操作にも対応しているので、スマートに扱えます。
ただし、カーペットで使うには吸引力が弱い印象でした。テーブルに衝突する・四隅にゴミが残るなど、性能もまずまず。段差には強く2cmほどの板なら乗り越えられますが、きっちり掃除するというよりサブ用にするのがベターです。
稼働音も68dBと大きいので、外出中やほかの家事をしている間など、掃除の補助として使うのがよいでしょう。2万円程度で買えるリーズナブルな商品なので、フローリングが多い部屋の掃除に使えるおしゃれなロボット掃除機が欲しい人は、候補としてみてくださいね。
今回紹介するP10は、スマート家庭用電気製品を多く取り扱うAIRROBOがはじめて発売したロボット掃除機です。2022年にアップデート版が発売されました。
JIS規格の吸込仕事率は最大2600Paの強吸引力を誇り、最大140分パワフルに稼働します。清掃面積が130平方メートル以下と広く、ファミリー向けの物件や戸建てにも使いやすいのがうれしいですね。
サイズは31.5×31.5×7.9cmと、家具の下にも入りやすい薄型設計。日本製のブラシレスモーターを採用することで、耐久性・静音性・省エネを実現していると謳っています。
掃除に適しているのは、フローリングとカーペット(3ⅽm以下の短毛絨毯)。大切な家具を守るための衝突防止機能や、約8cm以上の段差を認識する落下防止機能も搭載されています。床の汚れ具合に合わせて、静音モードからMAXモードまで4段階の切り替えができ、効率よく掃除が可能です。
付属のリモコンでの操作のほか、スマホアプリでも掃除経路の確認・スケジュール・吸引モードなどを選択できます(2.4GHzWi-Fiのみ対応)。
スマート家電ならではの音声操作も可能。アレクサとGoogleアシスタントに対応しているので、音声だけでコントロールできますよ。
今回はAIRROBO ロボット掃除機 P10を含む全24商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:掃除性能の高さ
検証②:賢さ
検証③:お手入れのしやすさ
検証④:音の静かさ
はじめに、掃除性能の高さを検証します。
ゴミに見立てた折り紙・青砂・髪の毛・毛糸(合計30g)を、約10畳の部屋の所定の箇所に散布。ロボット掃除機を1時間稼働させて、各チェック箇所の吸引状態を確認しました。
チェック箇所は以下のとおりです。
吸引力はいまひとつで、評価は伸び悩みました。フローリングはきれいにしたものの、青砂は取り残しがあります。とくに小さなゴミは苦手で、踏みつけて通り過ぎる印象でした。
カーペットでの吸引力はまったく足りず、ゴミを吸わずに通過するだけという印象。全面にカーペットを敷き詰めているご家庭は要検討です。フローリングがメインであれば、大まかなゴミは取り除けますよ。
次は、賢さの検証です。
以下6項目をクリアできるかをチェックし、30分以内に掃除が終了したものはさらに高く評価しました。
賢さもいまひとつ。衝突防止機能がついているものの、検証ではテーブルを押すほどぶつかってしまいました。マッピング機能はなく、家具の脚周りもそのまま走行します。四隅なども苦手で、掃除箇所にムラができていました。
一方で、段差には強い傾向です。検証では2cmの板も乗り越えられました。敷居やカーペットなどの段差が多くても家中を掃除できるのは便利なポイントですね。
テレビ台の下に潜りこめるほど薄いのも特徴です。高さが7.9cmしかないので、一般的な掃除機だと吸いにくい家具の下の掃除に使いたい人は候補となるでしょう。
操作は、アプリとリモコンどちらからでもOK。掃除スケジュールや、掃除の開始・終了もスマホで設定できました。
続いて、お手入れのしやすさの検証です。
以下5項目を基準に評価しました。
お手入れのしやすさは、まずまずの評価です。ロボット掃除機にしては小さく、収納時も邪魔になりにくいのが好印象でした。指紋はつきやすい質感ですが、シンプルなデザインなので、悪目立ちもしません。
ダストケースはワンタッチで着脱でき、付属のお手入れブラシでゴミを掻き出せます。汚れたら水洗いもできて衛生的ですよ。ただし、ダストステーションはないので、小まめにゴミを捨てるようにしてくださいね。
最後は、音の静かさの検証です。
騒音計はTASI TA8000 SERIESを使用。通常時40dBを計測する部屋で稼働させ、掃除機から約1m離れたところから音の大きさをチェックしました。
稼働音は68dBと大きめでした。検証したなかには60dBだった商品もあり、ややうるさい印象です。気になるときは、外出中に使用するなど、タイミングを考えるのがよいでしょう。
最後に、賢く動いてしっかり吸い取るおすすめ商品をご紹介します。
エコバックスジャパンのDEEBOT T9+は、水拭き機能も備えた2in1仕様。検証では部屋の凹凸もきちんと認識し、無駄なく稼働しました。床材に関係なく、ゴミの吸い逃しがないのも好印象です。アプリも直感的に操作できるので、毎日の掃除が楽になりますよ。
エコバックスジャパンのDEEBOT X1 OMNIは、使い勝手のよさ吸引力を兼ね備えた商品です。マッピングの精度や衝突回避のセンサーも優秀。青砂などの細かなゴミも吸えるので、メイン掃除機に匹敵するクオリティですよ。ダストステーションもあり、ゴミ捨てもスマートです。
タイプ | ロボット |
---|---|
走行方式 | マッピング方式 |
コードレス対応 | |
集じん方式 | 紙パック式(ダストステーション) |
操作方法 | アプリ、音声操作(Alexa・Google Home対応) |
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集 |
標準モードの連続使用時間(公称値) | 2時間55分 |
ヘッド種類 | 回転ブラシ |
衝突防止機能 | |
充電時間(公称値) | 6時間30分 |
落下防止機能 | |
自動充電(自動帰還)機能 | |
騒音値(公称値) | 67dB |
ゴミ自動収集時の騒音値 | 不明 |
アプリ連携対応 | |
騒音値(実測値) | 61.7dB |
Wi-Fi対応 | |
標準モードの運転音 | 不明 |
最強モードの運転音 | 不明 |
形状 | 丸型 |
コードの長さ | 不明 |
ブラシ種類 | 回転ブラシ |
集じん容積 | 0.42L |
清掃エリア設定機能 | |
スケジュール機能 | |
消費電力 | 40W |
サイドブラシ本数 | 2本 |
吸込仕事率 | 不明 |
からまり防止機能 | |
ダストステーション付き | |
充電スタンド付き | |
洗剤対応 | |
モップの使い捨て | |
HEPAフィルター付き | |
ダストケース丸洗い可能 | |
ランニングコスト | 不明 |
自己位置認識機能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
自動再開機能 | |
ヘッドライト付き | 不明 |
水拭き対応 | |
乗り越えられる段差(今回の検証結果) | 2cm |
コンパクト | |
乗り越えられる段差 | 2cm |
ゴミセンサー付き | |
ペットのフンを回避可能 | 不明 |
メインブラシに毛が絡まない | 不明 |
モップを持ち上げ可能 | |
特徴 | |
静音モード搭載 | 不明 |
節電モード搭載 | 不明 |
10cmの隙間に差し込める | |
付属品 | 不明 |
本体重量 | 3.57kg |
本体幅(公称値) | 35.3cm |
本体奥行(公称値) | 35.3cm |
本体高さ(公称値) | 9.36cm |
ダストステーション幅 | 30cm |
ダストステーション奥行 | 43cm |
ダストステーション高さ | 43cm |
エコバックス DEEBOT T9+ DLX13-54をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
走行方式 | マッピング方式 |
---|---|
ダストステーションの機能 | 自動ゴミ収集+モップ洗浄+モップ乾燥 |
アプリ連携対応 | |
騒音値(実測値) | 平均56.5dB |
水拭き対応 | |
本体高さ(実測値) | 10.5cm |
充電時間(公称値) | 6時間30分 |
---|---|
自動充電(自動帰還)機能 | |
Wi-Fi対応 | |
清掃エリア設定機能 | |
サイドブラシ本数 | 2本 |
洗剤対応 | |
モップの使い捨て | |
ダストケース丸洗い可能 | |
フィルター丸洗い可能 | |
自動再開機能 | |
モップを持ち上げ可能 | |
メインブラシに毛が絡まない | |
ペットのフンを回避可能 | |
本体重量 | 4.2kg |
本体幅(実測値) | 34.5cm |
本体奥行(実測値) | 34.5cm |
ダストステーション幅 | 44.8cm |
ダストステーション奥行 | 43.0cm |
ダストステーション高さ | 57.8cm |
エコバックス DEEBOT X1 OMNI DEX11をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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