SONY VLOGCAM ZV-E10Lをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
動画撮影にこだわって開発された、SONY VLOGCAM ZV-E10L。インターネット上でも「手軽に動画が撮れる」と評判です。しかし、なかには「慣れないと操作しにくい」「小さくてホールド感がいまいち」などの口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?

新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電を中心に幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています

目次
- はじめに結論!初心者でも手軽に美しい動画が撮影できる、低価格モデル!しかし、手ブレ補正は非搭載
- SONY VLOGCAM ZV-E10Lのデメリットが気になる人におすすめの商品を紹介
- SONY VLOGCAM パワーズームレンズキット ZV-E10Lとは?
- 動画撮影に特化したエントリーモデル。大型の内蔵マイクも搭載
- こだわりのイメージセンサーと処理エンジンで、高画質・高描写性を実現
- 世界トップクラスの高速オートフォーカス。瞳を検出して追従する技術も搭載
- 高画質な4K撮影に対応。スローモーション撮影も手軽に楽しめる
- Wi-Fi・Bluetooth搭載で手軽に転送。USB 3.2にも対応しデータの移動がスピーディ
- 実際に使ってみてわかったSONY VLOGCAM ZV-E10Lの本当の実力!
- 解像感は十分満足できるレベル。高すぎず低すぎない画素数で、画質と扱いやすさを両立
- 色の再現性はハイレベル。拡大しなければノイズは目立たない
- 動きがそれほど多くない被写体であればしっかり追従。風景写真や夜景向き
- コンパクトなうえ、全商品でもトップクラスの軽さ。持ちやすく、長時間使用しても疲れにくい
- 細かな文字もわかるほどきれいな映像。フォーカス速度はソニー機トップクラス
- 手ブレ補正機能は非搭載。そのままの撮影では手ブレが起きてしまう
- SONY VLOGCAM ZV-E10Lの詳細情報
- SONY VLOGCAM ZV-E10Lの価格比較
- ZV-E10Lで使えるレンズは?
- 手ブレ補正力にこだわりたい人は、こちらもチェック
はじめに結論!初心者でも手軽に美しい動画が撮影できる、低価格モデル!しかし、手ブレ補正は非搭載
ソニーVLOGCAM | ZV-E10 パワーズームレンズキット | ZV-E10L B2021/09/17 発売
2021/09/17 発売
| 重量(バッテリー込み) | 約343g |
|---|---|
| 有効画素数 | 約2420万画素 |
| 連写速度(AF追従) | 約11枚/秒 |
| センサーサイズ | APS-C |
| フォーカスポイント(測距点) | 位相差:425点/コントラスト:425点 |
| 動画撮影機能 | フルHD:120p/4K:30p |
一方で、オートフォーカス性能はまずまず。風景や夜景など、それほど動きが多くない被写体にはしっかりと追従していましたが、連写をするとピントがズレてしまいます。本格的な撮影には不向きな印象です。
グリップが小さいためやや安定感にかけるものの、軽量コンパクトボディのため持ちやすさは良好。操作面でも、モードダイヤルガイドやヘルプ表示が用意されているなど、カメラの操作に慣れていない人でも使いやすい工夫が施されていました。
しかし、手ブレ補正機能がないのはネック。固定せずに撮影すると、手ブレが生じてしまいます。専用レンズや三脚を使用して、対策を講じる必要があるので注意しましょう。価格は執筆時点で82,000円前後とリーズナブル。手ブレ補正を重視する人は、ほかの商品も検討してみてくださいね。
SONY VLOGCAM ZV-E10Lのデメリットが気になる人におすすめの商品を紹介
実際にSONY VLOGCAM ZV-E10Lと比較検証を行った商品の中で、各検証項目でNo.1を獲得したものをピックアップしました。
SONY VLOGCAM ZV-E10Lよりも高い評価を獲得した商品も!ぜひこちらも検討してみてくださいね。
SONY VLOGCAM パワーズームレンズキット ZV-E10Lとは?

多彩な動画撮影が楽しめる、SONYのVLOGCAM パワーズームレンズキット ZV-E10L。ここからは改めて、どんな商品なのかを詳しく解説していきます。
動画撮影に特化したエントリーモデル。大型の内蔵マイクも搭載

Vlog撮影向けとして誕生した、ソニーのVLOGCAMシリーズ。今回ご紹介するZV-E10Lは、2021年9月に発売された動画撮影向きのエントリーモデル。動画クリエイターやYouTuberから支持されています。
高品質な撮影を実現するために、動画に特化したイメージセンサーや大型の3カプセルマイクを搭載。レンズは交換式なので、シーンに合わせて様々な撮影表現が楽しめるのも魅力ですよ。
こだわりのイメージセンサーと処理エンジンで、高画質・高描写性を実現

画質・描写性能を高めるため、APS-Cサイズの「CMOSイメージセンサーExmor」とパワフルな画像処理エンジン「BIONZ X」を採用。
さらに、集光効率を飛躍的に高める技術を取り入れており、高感度と低ノイズ性を両立させていると謳っています。
世界トップクラスの高速オートフォーカス。瞳を検出して追従する技術も搭載

オートフォーカスセンサーは425点で、撮像エリアの約84%をカバー。これによりAPS-Cセンサー搭載型のデジタル一眼カメラとしては、世界最速0.02秒(発表時点)の高速オートフォーカスを実現しました。
同時に、AI技術を活用した機能「リアルタイム瞳AF」も搭載しており、被写体の瞳を検出して高精度で追従できるのも魅力ですよ。
高画質な4K撮影に対応。スローモーション撮影も手軽に楽しめる

本商品の最大のポイントともいえる動画性能は、高画質な4K撮影に対応。高品質な動画フォーマットXAVC Sにも対応しており、ノイズを抑えた映像が撮影できます。
スローモーション撮影も可能で、特別な機材を用意する必要はありません。プロのようなクオリティの高い映像表現を手軽に楽しめますよ。
Wi-Fi・Bluetooth搭載で手軽に転送。USB 3.2にも対応しデータの移動がスピーディ

バッテリーパックはNP-FW50で、約440枚の静止画撮影と約125分の動画撮影が可能。充電には別売のACアダプター AC-PW20が必要です。
撮影したデータは、メモリースティック デュオ・SDカード・microSDカードに保存。Wi-Fi・Bluetoothも備えており、スマホやタブレットに転送できるのもメリットです。
さらに、高速なUSB 3.2に対応したUSB Type-C端子を搭載しているので、大容量のデータもスピーディに取り込めますよ。
実際に使ってみてわかったSONY VLOGCAM ZV-E10Lの本当の実力!

検証のポイント
- 解像感1
はじめに、画質のなかで大切な要素のひとつである「カメラの解像感」を検証します。解像度測定用のチャートをそれぞれのカメラで撮影。解像度の測定に使われる専用ソフトウェアを用いて、カメラの解像感を比較します。撮影にあたり、統一した条件は以下のとおりです。【使用機材】解像度測定用チャート:パール工学工業株式会社【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)ソフトウェア:OMデジタルソリューションズ株式会社製 HYRes IVレンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Z【検証方法】・外光の影響を受けない室内にて、ブレないよう三脚とリモコンを使用して撮影する・記録する画像のファイル形式は、カメラ内で設定できる最高画質のJPEGに設定する・撮影時、絞りF8・ISO感度100として、シャッタースピードを調整して適正露出にて撮影する・10枚撮影し、すべてを評価対象として測定用ソフトウェアにてスコアを測定する・ばらつきを減らすため、スコアの最大値・最小値を除いた8つの平均値を算出し比較する
- 暗所耐性・色再現性2
解像感と同じく、画質に大きく影響する「暗所耐性・色再現性」も検証します。外光の影響を受けない室内にて、光量の少ない環境を整え被写体を撮影。撮影した画像の「暗所での解像感」「ノイズの少なさ」「明所・暗所での発色のよさ」を評価します。撮影は以下の条件で統一しました。【使用機材】被写体:刺し子糸・造花・カラーチャート・金属質のカメラレンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Z【検証方法】・室内は外光を遮断し、被写体付近の明るさを約15ルクスに調整する・記録する画像のファイル形式は、カメラ内で設定できる最高画質のJPEGに設定する・撮影は絞りF8、シャッタースピード1/50秒、オートホワイトバランスに設定し、ISO感度は常用ISO感度内でのオート設定で行う・三脚とタイマーレリーズを用いて撮影する
- オートフォーカス性能3
つぎに、動く被写体を撮影する際に大切な「オートフォーカス性能」を検証します。人物の撮影を想定し、左右に動きながら接近する人物をオートフォーカスを用いて撮影。撮影した写真を分析し、合焦率を測定したうえで総合的なオートフォーカス性能を評価します。撮影は以下の条件で統一しました。【撮影設定】・連写モード:Hi+(カメラが設定できる最速)・撮影モード:シャッタースピード優先、シャッタースピードは1/250秒に設定・オートフォーカス設定:AFモードはAF-C、AFエリアはワイド、顔検出・瞳AFはオン【検証方法】・外光の影響を受けにくい室内にて撮影・被写体である人は、定めたコースを一定の速度(16mを6.4秒)で進む・撮影開始と同時にオートフォーカスを作動させ、連写を開始・検証中、明らかに被写体からピントが外れた場合は再度オートフォーカスを作動させる・3回測定し、合焦率の平均値を評価対象にする
- 持ちやすさ4
一般的なデジタルカメラより大きく重いミラーレス一眼。カメラの「持ちやすさ」は、撮影のしやすさや疲れにくさに繋がるといえます。そこで、カメラに興味のある男女5人が実際にカメラを握ったり構えたりしたうえで、「グリップの握りやすさ」や「カメラの軽さ」といった観点から総合的な持ちやすさを評価しました。なお、レンズの違いによる差異をなくすため、カメラに装着するレンズを統一したうえで検証を行っています。
- 操作のしやすさ5
撮影するにあたって、カメラ自体の「操作しやすさ」も重要です。そこで、ソニーのミラーレス一眼の使いやすさに関わる項目を加点方式にて評価します。評価対象とするのは以下のポイントで、それぞれに重み付けをして総合的な操作しやすさを評価しました。モードダイヤルガイドがあるかタイルメニューの表示があるかファインダーがあるか内蔵ストロボがあるかメニュー項目のヘルプ表示があるかタッチ操作ができるか
- 動画の撮りやすさ6
静止画だけではなく、動画の撮影もこなせるソニーのミラーレス一眼。動画が撮りやすければ、思いどおりの映像作品が作りやすいですよね。そこで、「動画の撮りやすさ」に関わる項目について、加点方式で評価します。以下の点を評価対象とし、それぞれに重み付けをしたうえで総合的な動画の撮りやすさを評価しました。アクセサリーシューがあるか背面モニターが可動するかマイク端子があるかイヤホン端子があるかHDMI端子があるか録画ボタンの大きいか・押しやすいか内蔵マイクの風防(風切り音防止アクセサリー)があるか
- 動画の画質7
あわせて、「動画の画質」についても検証します。それぞれのカメラを用いて、3つの異なる環境で動画を撮影。撮影した動画データを分析し、「オートフォーカス性能」「解像感」「暗所での色再現性」の3つの観点から総合的な動画の画質を評価しました。撮影時の条件は以下のとおりです。【撮影した動画の種類】オートフォーカス性能:明るさ約1200ルクスの室内で、前後に移動する人物を撮影明所での解像感:約1000ルクスの室内で、椅子に座る人物を撮影暗所での解像感と色再現性関連:約100ルクスの室内で、刺し子糸やカラーチャートなど小物を撮影【設定】動画解像度:4K30p(設定できるものは60p)に設定オートフォーカス:AFモードはAF-C、AFエリアはワイドに設定。そのほかのオートフォーカス関連の設定は初期値で撮影するレンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Zを使用絞り:オートフォーカス検証時にはF1.8、解像感検証時にはF8に設定シャッタースピード:1/60秒に設定ISO感度:常用ISO感度内でオートに設定
- 手ブレ補正力8
加えて、カメラの「手ブレ補正力」についても検証します。カメラを構える人の姿を模した器具を用い、カメラを固定。一定の力を加えて振動を生じさせ、手ブレを再現します。手ブレが生じている最中に撮影を行い、撮影した画像を分析し総合的な手ブレ補正力を評価します。なお、撮影は以下の条件で統一しました。【使用機材】ライトスタンド:銀一株式会社 GIN-ICHI GP0112 40インチダブルライザーグリップスタンド・キットカメラ固定機材:サンテック ミニクランプ7266とマセスMT-02自由雲台を組み合わせるレンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Z【検証方法】・カメラを構える人の腕を再現するため、アーム部分は地上高152cmで固定し、地面と水平に58cm伸ばす・アームの先端にカメラを固定したうえで、カメラと反対側のグリップ部分を輪ゴムで引っ張る・画像を撮影する瞬間に輪ゴムを切断し、カメラに衝撃を与える・シャッタースピードの設定を1/60秒、1/30秒、1/15秒、1/8秒、1/4秒と変えながら各10枚撮影する
すべての検証は
マイベストが行っています

解像感は十分満足できるレベル。高すぎず低すぎない画素数で、画質と扱いやすさを両立

まずは、解像感の検証です。
解像度を測定できるチャートを撮影し、専用ソフトウェアを使って画像をチェックしました。検証条件は以下のとおりです。
【使用機材】
- 解像度測定用チャート:パール工学工業株式会社【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)
- ソフトウェア:OMデジタルソリューションズ株式会社製 HYRes IV
- レンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Z
【検証方法】
- 外光の影響を受けない室内にて、ブレないよう三脚とリモコンを使用して撮影する
- 記録する画像のファイル形式は、カメラ内で設定できる最高画質のJPEGに設定する
- 撮影時、絞りF8・ISO感度100として、シャッタースピードを調整して適正露出にて撮影する
- 10枚撮影し、すべてを評価対象として測定用ソフトウェアにてスコアを測定する
- ばらつきを減らすため、スコアの最大値・最小値を除いた8つの平均値を算出し比較する
解像感は申し分なし。画素数が高すぎず、初心者でも扱いやすい

有効画素数が約2420万ということもあり、十分高い解像感でした。専用ソフトを用いて解像度の高さを示すTV本を測定したところ、平均3642.125本と比較した全商品の平均よりも高い数値を記録。
ランキング上位の商品には4000万以上の高画素モデルもありましたが、4K撮影であれば本商品でも申し分のない性能といえます。高画素モデルは暗所が苦手だったり、高性能レンズが必要だったりと扱いが難しいため、初心者や手軽に使いたい人にはちょうどよいバランスですよ。
色の再現性はハイレベル。拡大しなければノイズは目立たない

次に、暗所耐性・色再現性の検証です。
外光を遮断した光量の少ない環境で、刺し子糸や造花などの被写体を撮影。撮影した画像の解像感はよいか・ノイズは少ないかなどをチェックしました。撮影条件は以下のとおりです。
【使用機材】
- 被写体:刺し子糸・造花・カラーチャート・金属質のカメラ
- レンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Z
【検証方法】
- 室内は外光を遮断し、被写体付近の明るさを約15ルクスに調整する
- 記録する画像のファイル形式は、カメラ内で設定できる最高画質のJPEGに設定する
- 撮影は絞りF8、シャッタースピード1/50秒、オートホワイトバランスに設定し、ISO感度は常用ISO感度内でのオート設定で行う
- 三脚とタイマーレリーズを用いて撮影する
常用ISO感度が低いためか、ノイズがやや発生。一方、発色はハイレベルで暗所でも良好

暗所での撮影は、ISO感度が重要です。ISO感度とは、イメージセンサーが光を受け取ってどれだけ増幅できるかを示した値。数値が高いと、暗い場所でもきれいな写真が撮れますよ。また、拡張ISO感度は解像度が落ちるデメリットがあるため、初心者であれば常用ISO感度をチェックすればOKです。
本商品の常用ISO感度100~32000と低めであるためか、ややノイズが生じていました。しかし拡大しなければシャープに見えるので、本格的な撮影でなければ十分な性能といえます。
一方、色の再現性はハイレベルで、暗所でもよい発色です。微妙な色の違いを表現しきれていない点がやや気がかりですが、ミラーレスに求められるレベルには達していました。
動きがそれほど多くない被写体であればしっかり追従。風景写真や夜景向き

続いて、オートフォーカス性能の検証です。
実際に動く被写体を撮影し、合焦率の高さをチェックしました。撮影条件は以下のとおりです。
【撮影設定】
- 連写モード:Hi+(カメラが設定できる最速)
- 撮影モード:シャッタースピード優先、シャッタースピードは1/250秒に設定
- オートフォーカス設定:AFモードはAF-C、AFエリアはワイド、顔検出・瞳AFはオン
【検証方法】
- 外光の影響を受けにくい室内にて撮影
- 被写体である人は、定めたコースを一定の速度(16mを6.4秒)で進む
- 撮影開始と同時にオートフォーカスを作動させ、連写を開始
- 検証中、明らかに被写体からピントが外れた場合は再度オートフォーカスを作動させる
- 3回測定し、合焦率の平均値を評価対象にする
連写ではややピントがズレる。とはいえ、本格的な撮影でなければ不満には感じない

オートフォーカス性能はまずまず。合焦率は平均約84.7%で、それほど動きが多くない被写体であればしっかりと追従していました。気軽にペットやお子さんの撮影をする分には樹武運でしょう。
スペックを見ると、測距点数(カメラがピントを合わせるポイント)は425点。上位機種であるα7Ⅲ(693点)と比べると少ないですが、α6600が425点ということを考えると、価格帯の割には十分と言えます。
連写をするとややピントがズレてしまうこともありますが、本格的な撮影でなければそこまで不満に感じることはないでしょう。風景写真がメインなのであれば、十分すぎる性能です。
コンパクトなうえ、全商品でもトップクラスの軽さ。持ちやすく、長時間使用しても疲れにくい

ミラーレス一眼は大きくて重めなので、持ちやすさも気にしたいところ。そこで今回は5人のモニターが実際にカメラを構えたり握ったりして、重くないか・握りやすいかをチェックしました。
実際に構えてみたところ、本体サイズが小さいうえ、重量は比較した全商品でもトップクラスの軽さ。とても持ちやすく、長時間の撮影でも疲れにくいでしょう。ただし、グリップがほかの商品と比べて浅く、安定感にはややかけました。
<モニターコメント>
- 本体は軽いがやや小ぶり。しっかりと握れる感じはないが軽量なため大きな不満はない
- サイズが小さく重量のバランスがよく感じるので持ちやすい。ただ、グリップがほかと比べて浅い。ほぼ人差し指だけで持っているような感覚があった
- サイズがコンパクトで軽量さはとてもよかった。しかし、グリップ部分が浅すぎるので撮影していて不安定感が否めない
- とても軽くしっかり持てる。グリップがすべすべでフィットする。グリップが気持ちもうちょとだけ深ければいうことない
- グリップが小さいので指が余ってしまうのが気になった。サイズはコンパクトで重量も軽く、持ちやすいと感じる
コメントは一部抜粋モードダイヤルガイドやヘルプ機能つきで操作がわかりやすい

続けて、カメラ自体の操作しやすさを検証しました。モードダイヤルガイドやヘルプ機能があり、慣れていなくても操作がわかりやすいのが魅力。タッチ操作対応で直感的に操作できるのもポイントですよ。
細かな文字もわかるほどきれいな映像。フォーカス速度はソニー機トップクラス

続いて、動画の画質の検証です。
3つの環境で動画を撮影し、動画データを細かく分析。オートフォーカス性能・解像感・暗所での色再現性の3点をチェックして評価しました。撮影条件は以下のとおりです。
【撮影した動画の種類】
- オートフォーカス性能:明るさ約1200ルクスの室内で、前後に移動する人物を撮影
- 明所での解像感:約1000ルクスの室内で、椅子に座る人物を撮影
- 暗所での解像感と色再現性関連:約100ルクスの室内で、刺し子糸やカラーチャートなど小物を撮影
【設定】
- 動画解像度:4K30p(設定できるものは60p)に設定
- オートフォーカス:AFモードはAF-C、AFエリアはワイドに設定。そのほかのオートフォーカス関連の設定は初期値で撮影する
- レンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Zを使用
- 絞り:オートフォーカス検証時にはF1.8、解像感検証時にはF8に設定
- シャッタースピード:1/60秒に設定
- ISO感度:常用ISO感度内でオートに設定
動画性能はかなり優秀。ピントが一瞬で正確に合う

動画の画質は、かなり優秀。フォーカスは爆速といえるほど速く、ソニー機のなかでもトップクラス。ピントを一瞬で正確に合わせていました。暗所では弱い瞬間も見られますが、やや暗い程度であれば非常にスムーズです。
撮影した映像はシャープでくっきりとしており、細かな文字もはっきりと認識できます。センサーサイズが小さいためかノイズはやや目立ちますが、違和感はそこまでありません。
暗所での色再現性も良好です。繊細な色の違いを判別できました。
動画撮影に関する機能はトップクラスの豊富さ。大型マイク内蔵で音声収録も可能

- アクセサリーシューがあるか|○
- 背面モニターが可動するか|○
- マイク端子があるか|○
- イヤホン端子があるか|○
- HDMI端子があるか|○
- 録画ボタンの大きいか・押しやすいか|○
- 内蔵マイクの風防(風切り音防止アクセサリー)があるか|○
本商品は大型の内蔵マイクを搭載しており、これ1台で音声を高品質で収録できるのが大きな魅力。内蔵マイクには風防がついており、風切り音が入りにくいですよ。
手ブレ補正機能は非搭載。そのままの撮影では手ブレが起きてしまう

最後に、手ブレ補正力の検証です。
カメラを構える人に見立てた器具で、カメラを固定。振動を加えて手ブレを再現した状態で撮影し、手ブレを補正できているかをチェックしました。撮影条件は以下のとおりです。
【使用機材】
- ライトスタンド:銀一株式会社 GIN-ICHI GP0112 40インチダブルライザーグリップスタンド・キット
- カメラ固定機材:サンテック ミニクランプ7266とマセスMT-02自由雲台を組み合わせる
- レンズ:ソニーEマウント用交換レンズ SEL55F18Z
【検証方法】
- カメラを構える人の腕を再現するため、アーム部分は地上高152cmで固定し、地面と水平に58cm伸ばす
- アームの先端にカメラを固定したうえで、カメラと反対側のグリップ部分を輪ゴムで引っ張る
- 画像を撮影する瞬間に輪ゴムを切断し、カメラに衝撃を与える
- シャッタースピードの設定を1/60秒、1/30秒、1/15秒、1/8秒、1/4秒と変えながら各10枚撮影する
手ブレ補正機能はなし。専用のレンズや三脚を使用する必要あり

本商品には手ブレ補正機能がないため、固定しないで使用すると手ブレ生じてしまいます。補正機能がついた交換レンズ「SELP1650」が販売されているので、手ブレを抑えたい人は検討してみてください。また、三脚を使用するのもひとつの手でしょう。
SONY VLOGCAM ZV-E10Lの詳細情報
ソニーVLOGCAM | ZV-E10 パワーズームレンズキット | ZV-E10L B2021/09/17 発売
2021/09/17 発売
| 重量(バッテリー込み) | 約343g |
|---|---|
| 有効画素数 | 約2420万画素 |
| 連写速度(AF追従) | 約11枚/秒 |
| センサーサイズ | APS-C |
| フォーカスポイント(測距点) | 位相差:425点/コントラスト:425点 |
| 動画撮影機能 | フルHD:120p/4K:30p |
- 本体サイズ
- 約115.2x64.2x44.8mm
- ボディ内手ブレ補正
- 不明
- タッチパネル対応
- USB充電・給電
- USB充電・給電可能
- Wi-Fi・Bluetooth機能
- スマホ転送可
良い
- 解像感が高く、美しい発色を実現
- 遠くの被写体でも顔をしっかりと認識・追従する
- 大きな内蔵マイクがあるほか、肌をきれいに見せるモードや背景ボケを生むボタンを搭載
気になる
- 暗所でノイズが生じることがある
- 激しく動く被写体の撮影では、ピントがずれてしまうことも
- ファインダーやストロボ、手ブレ補正機能がない
| ファインダー形式 | 不明 |
|---|---|
| ISO感度 | 静止画撮影時:100~32000(拡張:50~51200)/動画撮影時:100~32000相当 |
| AF検出方式 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 |
| AF検出範囲 | EV-3〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
| シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
| 背面モニター | バリアングルモニター |
| レンズマウント | ソニーEマウント |
| モニターサイズ | 3.0型 |
| ファインダー視野率 | 不明 |
| ファインダー倍率 | 不明 |
| 撮影可能枚数 | 約440枚 |
| 記録メディア | メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXカード |
| 記録メディアスロット | シングルスロット |
| 防塵防滴仕様 |
SONY VLOGCAM ZV-E10Lの価格比較
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イーベスト4.37(104,151件)
- 25
101,239円
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ぎおん4.45(43,883件)
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イーベスト4.37(104,151件)
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音と映像の専門店 いのうえでんき4.53(19件)
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AV SHOP AOBA14.69(269件)
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販売価格:111,535円
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スーパーぎおん ヤフーショップ4.53(9,812件)
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127,893円
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販売価格:127,893円
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販売価格:140,140円
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販売価格:140,140円
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ユープラン4.58(52件)
ZV-E10Lで使えるレンズは?

- SEL1018(E 10-18mm F4 OSS)|広角ズームレンズ。ダイナミックな風景や光量が不足しがちな夕景に対応したレンズ
- SEL35F18(E 35mm F1.8 OSS)|単焦点レンズ。ぼけ感を出した風景撮影や動画撮影ができる
- SEL70350G(E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS)|超望遠ズームレンズ。高速AFと手ブレ補正機能を搭載。スポーツやアウトドアなどの撮影に
ZV-E10Lで使えるレンズは、ほかにも多数あります。公式サイトでは対応レンズが一覧で紹介されているので、ぜひチェックしてみてくださいね。
手ブレ補正力にこだわりたい人は、こちらもチェック
細かな手ブレもしっかり補正したいなら、ソニーのα7 III ILCE-7M3Kがおすすめです。5軸対応の手ブレ補正機能を搭載しており、今回比較したなかでもトップクラスの手ブレ補正性能を発揮。解像感やオートフォーカス性能も高レベルで、初心者でもきれいな写真が撮れるでしょう。
ソニーのILCE-6600Mも、手ブレ補正力が高い1台です。強い衝撃には弱いものの、小さな振動であればブレをしっかりと軽減。さらに解像感・オートフォーカス性能・暗所耐性も良好。コンパクトなサイズなので、持ち運びもしやすいですよ。
ソニーα | α7 III | ILCE-7M3K
| 重量(バッテリー込み) | 650g |
|---|---|
| 有効画素数 | 2420万画素 |
| 連写速度(AF追従) | 10枚/秒 |
| センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
| フォーカスポイント(測距点) | 位相差:693点/コントラスト:425点 |
| 動画撮影機能 | 4K:30p/フルHD:120p |
- 本体サイズ
- 126.9×95.6×73.7mm
- ボディ内手ブレ補正
- あり(5軸)
- タッチパネル対応
- USB充電・給電
- USB充電・給電可能
- Wi-Fi・Bluetooth機能
- Wi-Fi・Bluetooth両対応
良い
- 解像感が高く細かな模様も鮮明に写す
- 暗所でも高画質で撮影できる
- 被写体の動きにしっかり追従するオートフォーカス
気になる
- 本体が大きくて重い
- 撮影モードの解説が画面に表示されず、ある程度の慣れが必要
| ファインダー形式 | 電子ビューファインダー(EVF) |
|---|---|
| ISO感度 | ISO100~51200(拡張:50~204800) |
| AF検出方式 | 像面位相差・コントラスト併用AF |
| AF検出範囲 | EV-3〜20(ISO100、F2.0レンズ使用時) |
| シャッタースピード | 1/8000~30秒 |
| 背面モニター | チルトモニター |
| レンズマウント | ソニー Eマウント |
| モニターサイズ | 3.0型 |
| ファインダー視野率 | 100% |
| ファインダー倍率 | 0.78倍 |
| 撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約610枚/液晶モニター使用時:約710枚 |
| 記録メディア | メモリースティックPROデュオ、メモリースティックPRO-HGデュオ、メモリースティック マイクロ、SDカード、SDHCカード、SDXCカード、microSDカード、microSDHCカード、microSDXCカード |
| 記録メディアスロット | デュアルスロット |
| 防塵防滴仕様 |

ソニー α7 III ILCE-7M3Kをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
ソニーα7C | ILCE-7CL
| 重量(バッテリー込み) | 約509g |
|---|---|
| 有効画素数 | 約2420万画素 |
| 連写速度(AF追従) | 約10枚/秒 |
| センサーサイズ | 35mmフルサイズ |
| フォーカスポイント(測距点) | 位相差:693点/コントラスト:425点 |
| 動画撮影機能 | フルHD:120p/4K:30p |
- 本体サイズ
- 約124.0×71.1×59.7mm
- ボディ内手ブレ補正
- ◯(5軸)
- タッチパネル対応
- USB充電・給電
- USB充電・給電可能
- Wi-Fi・Bluetooth機能
- スマホ転送可
良い
- 解像感はよく、細かな模様も鮮明に撮影可能
- 暗所でも高画質で撮影できる
- 連写をしてもオートフォーカス精度が落ちず優秀
気になる
- 内蔵ファインダーが小型のため、上位モデルより視認性は劣る
| ファインダー形式 | 電子ビューファインダー |
|---|---|
| ISO感度 | 100~51200(拡張:50~204800) |
| AF検出方式 | 位相差検出方式/コントラスト検出方式 |
| AF検出範囲 | EV-4〜20(ISO100相当、F2.0レンズ使用) |
| シャッタースピード | 1/4000~30秒 |
| 背面モニター | バリアングルモニター |
| レンズマウント | ソニーEマウント |
| モニターサイズ | 3.0型 |
| ファインダー視野率 | 100% |
| ファインダー倍率 | 約0.59倍 |
| 撮影可能枚数 | ファインダー使用時:約680枚/液晶モニター使用時:約740枚 |
| 記録メディア | SDカード、SDHCカード、SDXCカード |
| 記録メディアスロット | シングルスロット |
| 防塵防滴仕様 |

SONY α7C ILCE-7CLをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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