v6プラスに対応したファームウェアを搭載している、ASUS TUF-AX3000。通信速度にこだわって開発されており、快適なゲームプレーをサポートしてくれると評判です。しかしインターネット上では「接続が安定しない」「Wi-Fiが弱い」などの気になる口コミもあり、購入を悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ASUS TUF-AX3000を含むWi-Fiルーター37商品を実際に使ってみて、通信速度・同時接続台数・機能性を比較してレビューします。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
ASUS TUF-AX3000は、1LDK程度の間取りで快適に使えるWi-Fiルーターがほしい人に向いています。設置場所の近くでは660.17Mbpsを記録し、十分満足できるスピードでした。
10台同時に接続するとやや速度が低下したものの、動画が止まるなどの影響は少ないでしょう。トライバンドには対応していませんが、Wi-Fi6・ビームフォーミング・MU-MIMOなどがあり機能面も優れています。
一方で、設置場所から離れるとやや通信が不安定になってしまうのは惜しいところです。3階建て一軒家で検証してみると、実測値が今回検証した全商品の平均を下回ってしまう場所もありました。Wi-Fiが届きにくいと感じる場合は、アンテナの角度を調節してみてください。
しかし、AiMeshと呼ばれるメッシュ機能に対応しているので、広い家で使うときは中継器などを置けばあまり問題ないでしょう。ぜひこの機会に、購入してみてはいかがでしょうか?
世界的なパソコンパーツメーカーとして知られるASUS。
今回は、ゲーミングモデルとして開発されたWi-Fiルーターをご紹介します。
まずは、基本のスペックを確認しておきましょう。
次世代の通信方式ともいわれる、v6プラスに対応したファームウェアを搭載しているのが特徴です。v6プラスとはプロバイダーが提供している接続サービスの名称で、IPv6・IPoE接続・IPv4 over IPv6を網羅しています。
IPv4に次ぐインターネットプロトコル規格のIPv6では、事実上無限ともいえるほどのIPアドレスがあるため、通信が混雑しにくいとされています。またIPoEとは、IPv6環境で速度を速くするために必要な接続方式のことです。一方でIPv6にはデメリットもあり、IPv4のアドレスと相互通信ができません。
そこで役立つのがIPv4 over IPv6。IPv6環境でもIPv4のWebサイトなどにアクセスできるうえに、IPv6を介しているため安定した通信をキープしてくれます。つまりv6プラスでは、混雑しにくいうえにすばやい通信が期待でき、IPv6だけではアクセスできないWebサイトなども処理できるという仕組みです。
自宅にある既存のWi-Fiルーターの通信状況を改善させたいなら、このWi-Fiルーターをメディアブリッジモードに設定して使ってみましょう。モードの設定は、初期化して工場出荷時の状態に戻してから行ってください。
AiProtectionというセキュリティ機能があり、不正アクセスがあった場合の通信遮断・悪質なサイトへのアクセスブロックなども可能です。ペアレンタルコントロールによって家族それぞれの接続を制限でき、子どものインターネット利用を管理したいときにも役立ちます。
VPN FusionではVPNとインターネットを同時に接続するため、タイムラグが起きにくくゲームのパフォーマンス低下を防いでくれるのもよい点です。
4つあるLANポートのうちポート1はゲームに特化した仕様になっており、ゲーミングパケットを優先的に処理してくれます。PS5やNintendo Switchなどを快適に遊びたいなら、ぜひ活用してみてください。
今回はASUS TUF-AX3000を含むWi-Fiルーター全37商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
検証①:通信速度
検証②:同時接続台数
検証③:機能性
はじめに、通信速度の検証です。
都内の3階建て一軒家を貸し切り、通信速度を調べました。ワンルーム/1LDK・2階建て一軒家/マンション2LDK・3階建て一軒家/マンション3LDKの住宅環境を想定して、検証します。
Wi-Fiルーターは2階の書斎に設置し、以下の6地点で下り・上りの速度を3回計測して平均値を算出しました。
【計測地点】
間取りごとの評価方法は以下のとおりです。
PCはASUS ZenBook 15、計測アプリはLAN Speed Testを使っています。
使用環境によっては速度が異なる可能性があり、必ずしも検証結果と同じ数値が出せるとは限りません。
実測での最大速度は660.17Mbpsで、十分なスピードを備えています。詳しい計測結果は以下のとおりです。
<上りの通信速度一覧 単位:Mbps>※()内は全商品の平均値
<下りの通信速度一覧>※()内は全商品の平均値
一方で、1階の寝室やお風呂など、設置場所から離れた場所では速度が低下してしまいました。Wi-Fiの届き方にややムラがあるのが気になりますが、アンテナの角度を調節すれば改善の余地がありそうです。
次は、同時接続台数の検証です。
スマホ・PC・ゲーム機などを用意して、5台接続したとき・10台接続したときに通信速度がどう変化するかを確かめました。
5台接続したときの減衰率は96.30%、10台接続したときの減衰率は69.16%でした。
5台接続では速度がほとんど変化しませんが、10台接続すると数値上はややスピードが低下しました。しかし、動画を再生しても止まることはなかったので、実際に使っていて影響を感じることは少ないでしょう。
最後は、機能性についての検証です。
公式サイト・取扱説明書の情報をチェックし、以下の項目を評価しました。
Wi-Fiが飛ぶ向きを制御するビームフォーミングや、スムーズな通信をサポートするMU-MIMOなどに対応しており、機能性は十分でした。詳しい内容は以下のとおりです。
<検証結果一覧>
スマホアプリを使えば初期設定も簡単なので、初心者でも扱いやすいでしょう。また、アプリ内でリアルタイムの通信速度や接続機器をチェックできるのも便利です。
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最後に、遠くまでWi-Fiが届きやすいほかの商品をご紹介します。
WXR-6000AX12Sは、距離が離れてもしっかりと速度がキープされていました。設置場所の近くでは707Mbpsを記録し、今回検証したなかではトップレベルのスピードです。10台接続しても速度がほとんど低下しなかったため、さまざまなシチュエーションで活躍するでしょう。
Nighthawk AX8(RAX80)は、壁を2枚隔てても速度が比較的安定していました。家の中心あたりに設置すれば、どの部屋にもムラなくWi-Fiを届けられそうです。IPv6には対応していませんが、ビームフォーミングやMU-MIMOなど基本的な機能もしっかりとそろっています。
推奨利用環境 | 戸建て3階建、マンション4LDK |
---|---|
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
専用中継機数 | 不明 |
給電方法 | 不明 |
専用中継機 | 不明 |
転送速度 | 最大4803+1147Mbps |
最大通信速度(理論値) | 4803+1147Mbps |
最大通信速度(2.4GHz) | 不明 |
最大通信速度(5.0GHz) | 不明 |
最大通信速度(6.0GHz) | 不明 |
周波数帯 | デュアルバンド |
周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
アンテナの種類 | 外付けタイプ |
アンテナ数 | 8×8 |
重量 | 1580g |
重量. | 1580g |
幅 | 不明 |
奥行 | 不明 |
高さ | 不明 |
LAN端子 | 不明 |
INTERNET端子 | 不明 |
LANポート | 最大10Gbps×1、最大1Gbps×3 |
コア数 | 不明 |
ビームフォーミング機能 | |
MU-MIMO機能 | |
メッシュ機能 | |
QoS機能 | 不明 |
中継機能 | 不明 |
IPv6対応 | |
VPN対応 | 不明 |
バンドステアリング機能 | 不明 |
ファームウェアの自動更新機能 | 不明 |
コンバーター機能 | 不明 |
専用アプリ | |
セキュリティサービスあり | 不明 |
キッズタイマー機能 | 不明 |
ネットフィルタリング機能 | 不明 |
検証時の6GHz下り最大通信速度 | 不明 |
5GHz下り最大通信速度(検証時) | 707.66Mbps |
検証時の6GHz上り最大通信速度 | 不明 |
5GHz上り最大通信速度(検証時) | 268.95Mbps |
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 707.66Mbps |
2.4GHz下り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 268.95Mbps |
2.4GHz上り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 不明 |
検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 不明 |
最高下り実効速度 | 不明 |
最低下り実効速度 | 不明 |
通信速度規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
最大通信速度 | 4803+1147Mbps |
設置方法 | 縦置き |
セキュリティ規格 | WPA3 Personal、WPA2 Personal、WPA/WPA2 Personal、WPA2/WPA3 Personal、WEP(128-bit / 64-bit)、Any接続拒否、プライバシーセパレーター、MACアクセス制限(最大登録許可台数:64台) |
無線LAN接続用ボタンの種類 | 不明 |
メーカー保証期間 | 1年間 |
消費電力 | 35.9W |
同時接続可能 | |
同時接続台数 | 不明 |
セット売り | 不明 |
有線接続可能 | 不明 |
バッファロー WXR-6000AX12Sをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
推奨利用環境 | 戸建て3階建、マンション4LDK |
---|---|
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 6 |
ストリーム数 | 不明 |
最大帯域幅 | 不明 |
専用中継機数 | 不明 |
給電方法 | 不明 |
専用中継機 | 不明 |
転送速度 | 不明 |
最大通信速度(理論値) | 4804+1147Mbps |
最大通信速度(2.4GHz) | 不明 |
最大通信速度(5.0GHz) | 不明 |
最大通信速度(6.0GHz) | 不明 |
周波数帯 | デュアルバンド |
周波数 | 2.4GHz、5.0GHz |
アンテナの種類 | 内蔵タイプ |
アンテナ数 | 8x8 |
重量 | 1281g |
重量. | 1281g |
幅 | 不明 |
奥行 | 不明 |
高さ | 不明 |
LAN端子 | 不明 |
INTERNET端子 | 不明 |
LANポート | 最大1Gbps×5 |
コア数 | 4コア |
ビームフォーミング機能 | |
MU-MIMO機能 | |
メッシュ機能 | |
EasyMesh対応 | 不明 |
QoS機能 | 不明 |
中継機能 | 不明 |
IPv6対応 | 不明 |
VPN対応 | 不明 |
バンドステアリング機能 | 不明 |
ファームウェアの自動更新機能 | 不明 |
コンバーター機能 | 不明 |
専用アプリ | |
セキュリティサービスあり | 不明 |
セキュリティサービスの詳細 | 不明 |
キッズタイマー機能 | 不明 |
ネットフィルタリング機能 | 不明 |
6GHz下り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の6GHz下り最大通信速度 | 不明 |
5GHz下り最大通信速度(検証時) | 704.79Mbps |
6GHz上り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の6GHz上り最大通信速度 | 不明 |
5GHz上り最大通信速度(検証時) | 257.94Mbps |
検証時の5GHz下り最大通信速度 | 704.79Mbps |
2.4GHz下り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の5GHz上り最大通信速度 | 257.94Mbps |
2.4GHz上り最大通信速度(検証時) | 不明 |
検証時の2.4GHz下り最大通信速度 | 不明 |
検証時の2.4GHz上り最大通信速度 | 不明 |
最高下り実効速度 | 不明 |
最低下り実効速度 | 不明 |
通信速度規格 | IEEE802.11a/b/g/n/ac/ax |
最大通信速度 | 4800+1200Mbps |
設置方法 | 横置き、壁掛け |
セキュリティ規格 | NETGEAR Armor、Circle® ペアレンタルコントロール、PSK による 802.11i、128 ビットAES 暗号化、VPN クライアントサポート、OpenVPN Connect アプリ、独立した安全なゲストネットワーク、自動ファームウェアアップデート |
無線LAN接続用ボタンの種類 | 不明 |
メーカー保証期間 | 3年間 |
消費電力 | 不明 |
同時接続可能 | |
同時接続台数 | 不明 |
セット売り | 不明 |
有線接続可能 | 不明 |
メーカー独自のメッシュ機能 | 不明 |
ポーチつき | 不明 |
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