MileagePlusセゾンプラチナカードのポイント還元率は？改悪したって本当？メリット・デメリットを徹底調査

マイル還元率が1.50％と高い点が高評価を得ました。年会費は55,000円と比較したなかでも高めですが、1.50％のマイル還元率・毎年もらえる5,000マイルのボーナスマイルを加味すると、年間370万円程度利用すれば年会費の元がとれる計算です。

ボーナスポイントも考慮して実質還元率を算出したところ、100万円利用時で2.00％・300万円利用で1.67％・500万円利用で1.60％・1,000万円利用で1.55％でした。比較したなかで実質還元率が1.50％を上回るプラチナカードは少数だったことを踏まえても、コスパのよいプラチナカードを探している人にとって候補になる1枚といえます。

なお、ボーナスポイントとは別に、ユナイテッド航空の航空券購入で1,000円につき15マイル、コスモ石油利用では1,000円につき5マイルが加算されます。うまく活用することで、よりお得に活用できますよ。「還元率がよいし年間の上限がないので、年間20万マイルくらい貯まる」との口コミにも納得です。

ただし、電気・ガス・水道などのインフラや、NHK受信料の決済は1,000円あたり5マイル（0.50％）へとマイル還元率が下がる点には注意してください。

＜実質還元率＞

1. 年100万円利用：2.00％
2. 年300万円利用：1.67％
3. 年500万円利用：1.60％
4. 年1,000万円利用：1.55％

利用額×還元率+ボーナスポイント

豪華な特典が付帯しているのもうれしいポイント。プラチナカード限定特典として日本国内約200か所のレストランでコース料理が1名無料となる「セゾンプレミアムレストランBy招待日和」や国内外約1,000軒のホテルで客室アップグレードができる「Tablet Hotels（※）」などの特典が複数付帯しています。

アメリカン・エキスプレス®限定特典

比較したなかにはレストラン優待やホテル割引などの特典がほとんどついてないプラチナカードもありました。特典の豪華さを重視している人は候補にいれてみてくださいね。

なお、MileagePlusセゾンプラチナカードは、Visaとアメリカン・エキスプレス®で特典内容が変わります。国際ブランドを選ぶ際の参考にしてください。

＜MileagePlusセゾンプラチナカード優待＞

1. アップグレード：◯
2. ホテル割引：◯
3. コース1名無料：◯
4. レストラン優待：◯

1. Visaラグジュアリーホテルコレクション：約90か国900以上のホテルにて特典あり（ベストレート・空室状況に応じた到着時アップグレード・客室内無料Wi-Fi・2名分の無料朝食・25分の飲食割引・VIPゲストステータス・リクエスト/空室状況に応じたレイトチェックアウト）
2. Visa ワインキャンペーン：ミシュラン一つ星レストランにてワインボトル1本無料提供
3. Visaプラチナゴルフ：国内有名ゴルフコースで利用可能な割引クーポン提供

1. Tablet Hotels：国内外約1,000軒のホテルで客室アップグレードや朝食サービスなど優待特典あり
2. オントレ entrée：国内有名ホテル・ダイニング・スパ・ショッピングの優待や特典あり
3. セゾンプレミアムゴルフサービス：名門コースでのプレー・コースレッスン会・やプロを招いたイベントに参加できる「セゾンプレミアムゴルフサービス」を優待価格で提供

貯まったマイルは、飛行機のアップグレードや特典航空券への交換に使えて便利です。MileagePlusセゾンプラチナカードで貯まるマイルは、ユナイテッド航空だけではなく、ANAを含むスターアライアンス加盟航空会社で利用が可能。ANAや海外の航空会社をよく利用する人にとって使いやすいですよ。

有効期限がないため、マイルが無駄にならない点もメリット。マイルが失効する前に使う必要があるカードも多くありましたが、こちらは目標マイルまでじっくり貯めたい人に向いています。

24時間365日対応のコンシェルジュサービスがあるのも魅力です。急な接待や出張時も、電話1本でニーズに沿った手続きをしてもらえます。比較したなかには、そもそもコンシェルジュサービスがないカードや、24時間対応をしていないカードもありました。

MileagePlusセゾンプラチナカードのコンシェルジュに頼めるサービスは、主にレストランの予約・ホテルの予約・国内や海外旅行プランの相談・航空券や特急券の手配など。ほかにも、ハイヤー送迎サービスや仕事で利用する会議室の紹介・フラワーギフトの手配など、幅広い手続きについて代行が可能です。プライベートから仕事まで活躍するサービスといえるでしょう。

最高1億円の海外・国内旅行保険を付帯しているのもポイント。比較したなかには補償額が最高5,000万円のプラチナカードもあったことから、手厚い補償を求める人に向いています。本会員の家族も保険対象内なので、別で契約をする必要がないのもメリットです。

ほかにも、MileagePlusセゾンプラチナカードで購入した商品の破損・盗難があった場合に商品代金を補償する「ショッピング安心保険」を付帯。国内・海外を問わず1事故あたり最高500万円まで補償が受けられます。

空港ラウンジサービスも充実の内容です。世界の空港45か所以上ある「ユナイテッドクラブ」の空港ラウンジ利用パスを毎年2枚もらえます。ラウンジ内にはドリンクや軽食の無料サービス・無料Wi-Fiがあるので、飛行機出発までゆったりと過ごせますよ。

国内の主要空港にあるカードラウンジも利用可能。各ラウンジの入り口でクレジットカードを提示すれば無料で使えます。ただし、カードラウンジはプラチナカードだけでなくゴールドカード所持者も利用できる場合が多く、混雑する可能性もあるため覚えておくとよいでしょう。同伴者は有料での利用となる点は注意が必要です。

手荷物宅配サービスもありますが、VISAとアメリカン・エキスプレス®でそれぞれ特典内容が異なります。利用を検討している場合は、事前に確認しておきましょう。

1. Visa：国際線フライト時、空港から自宅まで会員特典価格で荷物を宅配
2. アメリカン・エキスプレス®：国際線利用時、空港・自宅の往復での手荷物配送がスーツケース1個まで無料

空港ラウンジのひとつであるプライオリティ・パスが付帯していないのは惜しい点です。

プライオリティ・パスとは、約1,700か所にある空港ラウンジが無料で利用できるサービスのこと。MileagePlusセゾンプラチナカードは、海外約45か所にある空港ラウンジをが利用できる「ユナイテッドクラブ」利用パスを毎年2枚もらえますが、プライオリティ・パスは付帯がありません。

「年会費が高いのでプライオリティパスでも付帯すればいいのに」との口コミもあったとおり旅行で空港を使う機会が多い人は、プライオリティ・パスが付帯しているプラチナカードを選ぶとよいでしょう。

空港まで送迎してくれる無料チャーターサービスもありません。比較したなかには、提携タクシーで空港または指定場所まで無料送迎をしてもらえるプラチナカードもありました。優雅に旅行を楽しみたいなら、ほかのカードも視野に入れてみてください。