スマホより快適に読書や動画視聴ができると謳うAndroidタブレット、FFF SMART LIFE CONNECTED Android12 8インチタブレット FFF-TAB8。「スマホと同じ感覚で使える」と評判です。一方で、「動作がやや遅い」「バッテリーの減りが速い」という口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
FFF SMART LIFE CONNECTED Android12 8インチタブレット FFF-TAB8は、片手で持てる軽さとサイズが魅力です。画面は8インチ、重量の実測値は約344.5gで、比較したなかでもコンパクト。「スマホと同じ感覚で使える」という口コミにも頷けます。メーカー希望価格は2万円台ですが、ECサイトでは1万円前後で入手できる手頃なモデルです(※執筆時点)。
ただ、処理性能を測定すると、ベンチマークスコアは平均87,534ptと低め。比較した全商品の平均値である約36万pt(※執筆時点)には遠く及びませんでした。複数アプリを同時に開くと動作が重くなり、「動作がやや遅い」という口コミどおりの結果。タッチ操作は反応が遅いうえ、スクロール時にはカクつきがありました。
画質のよさも低評価です。解像度が800×1,280と比較したなかでも低く、画質は粗め。全体的に発色は控えめですが白の発色が強調され、画像を見たモニターからは「画面が全体的に白っぽく不自然」というコメントが寄せられました。処理性能の低さから、画像の拡大・縮小表示に時間がかかるのも気がかりです。
「バッテリーの減りが速い」という口コミも否定できません。満充電時から動画を連続再生できたのは約3時間47分。比較した全商品の平均約6時間半(※執筆時点)に対し、物足りない結果です。上位商品には、サクサク操作できるうえバッテリー持ちがよいものも。あらゆるシーンでスマートに使いこなしたいなら、ほかの商品を検討しましょう。
Androidタブレットは、5万円以下で購入できる高画質なモデルが多いのが魅力。iPadと比べると処理能力はやや劣るものの、動画鑑賞や2Dゲームのプレイには十分使えます。同程度の画質でも、iPadよりAndroidタブレットのほうが1~2万円ほど安い傾向があり、コストを抑えて動画鑑賞などを楽しみたい人におすすめです。
今回ご紹介するAndroid12 8インチタブレット FFF-TAB8は、8インチとコンパクトながら16:10のワイド画面で見やすいと謳う商品。片手でも持ちやすく、動画・読書などを快適に楽しめると謳っています。
販売元のFFF SMART LIFE CONNECTEDは、家電からアウトドア用品まで扱う国内メーカーです。パソコン機器の分野では、ノートPC・デスクトップPC・PC周辺機器などを展開。Androidタブレットは、10.1インチの大画面モデルや高画質で動画視聴できるWidevine L1対応モデルなどを販売しています。
アプリ操作に必要なOSは、Android12を搭載。CPUにはAllwinner A133を採用し、スムーズな操作感と謳っています。メモリ容量は3GB・ストレージ容量は32GBです。USB Type-C接続と256GBまでのmicroSDカードに対応しており、外部メディアにもデータを保存できます。
フロントカメラは200万画素・リアカメラは500万画素で、リアカメラはオートフォーカスに対応。本体にはスピーカーとマイクが内蔵されているため、ビデオ通話も可能です。イヤホンジャックで有線接続できるほかBluetoothも使用でき、ヘッドフォン・スピーカーなど周辺機器と無線接続できます。
子どもがいる家庭にも配慮し、Googleキッズスペースに対応。保護者が子どもの利用制限を管理できる仕様です。容量4,000mAhのバッテリーを搭載し、充電を気にせず動画などを楽しめるとアピール。インターフェイス規格にはUSB Type-Cを採用しています。
<スペック>
視野角が広いIPS液晶パネルを採用し、観る角度に関わらずきれいな色を再現できる仕様です。鮮やかに発色するため、ドラマ・ゲームなどできれいな映像を楽しめると謳っています。
ダークモード・夜間モードの2つを搭載。ダークモードは黒基調の画面で光を抑制し、バッテリー消費を抑えられる設計です。夜間モードを使用するとブルーライトを軽減できるので、寝る前の読書も楽しめるでしょう。
カラー展開はブラックのみ。マットな質感のプラスチック素材と角に丸みのあるフォルムにより、手に馴染みやすいよう配慮されています。
本体サイズは、幅21.1×奥行12.1×高さ1cm。microSDカードを除く重量は約341gで、「軽量設計」と謳っています。付属品は専用USBケーブル・専用USBアダプタ・保証書の3点です。
今回はFFF SMART LIFE CONNECTED Android12 8インチタブレット FFF-TAB8を含む、Androidタブレット全19商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初に、処理性能(ベンチマークスコア)の検証です。
ベンチマークスコアを測定するソフト「ANTUTU」のベータ版を使用。ほかのアプリはすべて閉じた状態で電源に繋げ、2回計測した平均値を算出しました。iPad mini相当の処理性能がある商品を高評価としています。
「動作がやや遅い」という口コミどおり、処理能力はいまひとつです。ベンチマークスコアの平均値は約87,534pt。比較した全商品の平均約36万pt(※執筆時点)を大幅に下回り、高評価基準の30万ptにも及びませんでした。
メモリが3GBと少なく、マルチタスクにも不向きです。複数のアプリを同時に開いたままだと動作が重いうえ、読み込みにも時間がかかりました。高性能CPUにより処理能力が高いと謳っていますが、スムーズな操作は期待できないでしょう。
次に、画質のよさを検証しました。
20~50代の男女10名のモニターがタブレットを使用し、画像や動画をチェック。画像の解像度が高いか、色表現に豊かさがあるかを確かめました。動画は、暗い場所でも背景や人物の表情がわかるかを確認しています。
画像を確認した結果、「満足」と回答したのはモニター10名中1名のみ。解像度が800×1,280と低いためか画質は粗めで、「拡大すると木々の葉がぼやけていた」との指摘がありました。比較した商品には拡大しても細部までクリアに見えたものもあったなか、画質のよさを重視する人には物足りないでしょう。
「画面が全体的に白っぽく不自然」との指摘もありました。鮮やかかつナチュラルな色合いの上位商品に対し、色の再現性は低め。実際の風景と変わらない鮮明さを求める人には不向きです。加えて画像の拡大・縮小表示に時間がかかるため、画像を頻繁に見返す人はもどかしさを感じるかもしれません。
<画質のよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
動画も画質が粗めで、人物の表情が読み取りにくいシーンがありました。特に、動きのある場面や暗い場面では解像感の低さが気になり、迫力を感じにくい結果。モニターからは「動きの速いシーンでは画質が粗い」とのコメントが寄せられました。
比較したなかでも画面が8~9インチほどの商品は、動画を観る際に没入感を得にくい傾向が。本品も8インチと小さめかつ解像感が低いため、映画・アニメなどの世界観に没頭したい人には物足りないでしょう。
<動画の迫力についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、タッチ操作の快適さ・発熱のしにくさの検証です。
20~50代の男女10名のモニターが実際に操作し、スクロール・画面タッチのしやすさを確かめました。加えて、発熱のしにくさをチェック。10分間動画を再生したあとサーモカメラで撮影し、最も温度が高い部分を確認しています。
タッチ操作の快適さは低評価でした。満足できたモニターは、10名中2名と少数。スクロール時にカクつくうえ、タッチ操作にラグがあるのが難点です。「操作と反応に若干の遅れを感じた」「スクロール時のカクカクした動きがわずらわしい」といった声が集まりました。
比較したなかでも、本品のように処理性能が低かった商品は、滑らかにスクロールしにくい傾向が。ベンチマークスコアが高めでサクサク操作できた上位商品に比べ、Webの閲覧をメインに使う場合は、動作の遅さが気になるでしょう。
コメントは一部抜粋
10分間動画を再生したあとの最高表面温度は49℃で、熱くなりやすい結果。長く肌に触れると不快に感じやすい40℃や、低温ヤケドのリスクがある44℃を超える数値でした。
比較した最高温度35℃以下の商品は熱く感じにくかったのに対し、ゲームなどで長時間持ち続ける機会が多い人には不向きです。映画やアニメを視聴する場合は、スタンドなどに立てかけることをおすすめします。
最後に、バッテリー性能・コンパクトさを検証しました。
満充電の状態で動画を再生し、バッテリーが切れるまでの時間を計測。コンパクトさは本体の重量を小数点第1位まで測り、1インチあたりの重さを計算して評価しました。
動画を連続再生できた時間は、約3時間47分でした。比較した全商品のうち約8割が4時間以上再生できたことをふまえると、バッテリー持ちはいま一歩。「バッテリーの減りが速い」との口コミもあったように、1日中使用するには物足りない性能です。
なお、比較した全商品の平均は約6時間27分(※執筆時点)と、2時間の映画なら充電なしで3本ほど視聴できるレベル。対して、本品は映画1本分が観られる程度でした。通勤・通学など短時間の使用には十分ですが、長時間使用する場合はこまめに充電する必要があります。
本体重量は344.5gで、1インチあたりの重さは43.06gでした。比較した全商品の1インチあたりの平均約45.29g(※執筆時点)や、高評価基準にした45gを下回る数値。「軽量設計」と謳うとおり、カバンに入れて持ち運んでも負担になりにくいでしょう。
加えて、画面は8インチとコンパクト。比較したなかでも本品のように8~9インチのモデルは文庫本と同程度の大きさで、くつろぎながら片手で持ちやすい傾向がありました。タブレットとしてはコンパクトで、「スマホと同じ感覚で使える」という口コミにも頷けます。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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FFF SMART LIFE CONNECTED Android12 8インチタブレット FFF-TAB8は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどのECサイトで販売しています。公式サイトから、各取扱店舗のページへ移動できるのでチェックしてみましょう。
メーカー希望価格は22,800円(※執筆時点・公式サイト参照)ですが、ECサイトではより安く入手できる場合も。各サイトの値段を確認してお得に購入してくださいね。
最後に、処理能力が高くスムーズに操作できた商品をご紹介します。
サクサク操作したいなら、Google Pixel Tablet GA04750-JPがおすすめです。処理能力を測定したところ約84万ptと、iPadを超えるスコアを記録。軽い操作感で思いどおりに扱え、実際に使用したモニターからも好評でした。画質の解像感も申し分なく、Webの閲覧から動画試聴まで快適に行える商品です。
予算3万円以内で検討している人には、Xiaomi Redmi Padがおすすめ。バッテリー持ちがよく、連続で約10時間10分も動画を再生できました。2万円台後半(※執筆時点)と手の届きやすい価格ながら、処理性能は約37万ptと高く操作性は良好です。解像感もよく、動画の繊細なシーンまで細かく描写できていました。
総合的な処理性能 | |
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グラフィック性能 | |
画面サイズ | 10.95インチ |
リフレッシュレート | 不明 |
画面解像度 | 2,560×1,600 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi6対応 |
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最大輝度(実測値) | 不明 |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C |
バッテリー稼動時間 | 12時間(動画再生時) |
タッチペン付き | |
スピーカーの数 | 4個 |
GPS機能 |
Pixel Tabletをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
総合的な処理性能 | |
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グラフィック性能 | |
画面サイズ | 10.61インチ |
リフレッシュレート | 90Hz |
画面解像度 | 1,200×2,000 |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 5 2.4GHz/5GHz |
---|---|
最大輝度(実測値) | 不明 |
microSDカード対応 | |
インターフェース | USB Type-C |
バッテリー稼動時間 | 不明 |
タッチペン付き | |
スピーカーの数 | 4個 |
GPS機能 |
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