100円ショップのセリアで販売されている、サナダ精工 包丁とぎ器 D5735。インターネット上では「コンパクトで置き場所に困らない」「簡単に研げる」と評判ですが、実際に口コミどおりなのか気になりますよね。
そこで今回は、サナダ精工 包丁とぎ器 D5735を含む包丁研ぎ器全39商品を実際に使って、研磨性の高さ・使い勝手・収納のしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
サナダ精工 包丁とぎ器 D5735は、コンパクトで収納しやすいのが魅力。比較した商品には、縦長で収納しにくいものもあったなか、口コミどおり置き場所に困りません。ちょっと切りにくいな…と感じるときのために、1つ持っておきたい人にはよいでしょう。
しかし、肝心の研磨性はいまひとつ。摩耗させた包丁を研いでトマトを切ると、皮にスムーズに刃が入りませんでした。比較した商品には断面のみずみずしさを保てるほど、切れ味がよくなったものもあったのに対し、切り心地はざらざらとしています。
研磨時の安定感もそこそこ。今回の比較では適度な重さがあるもの・滑り止めがあるものは安定しやすい傾向があったなか、17gと非常に軽いうえに滑り止めもありません。持ち手に指を添えるくぼみはありますが、使用中にずれないように気を付けましょう。
研ぎ口は1つしかなく、初見でも使い方に迷いません。刃先を水につけてスライドするだけなので、口コミにあったように手軽さを重視したい人には便利な商品です。100円ショップで買えるのも魅力的ですが、もう少し予算を上げられるなら、気持ちよいほど切れ味が復活した商品もチェックしてみてください。
そもそも包丁研ぎ器とは、使い続けて摩耗した包丁の切れ味を復活させられるアイテムのこと。砥石のように刃全体ではなく刃先だけを細かく削るため、切れ味は長持ちしないものの、包丁を研ぐ時間をかけたくない人におすすめです。
今回ご紹介するサナダ精工 包丁とぎ器は、簡単に包丁を研げると謳っている商品。砥石には酸化アルミニウム・酸化アルミニウムが採用されています。
製造元であるサナダ精工は、さまざまなプラスチック製品を手掛ける会社。100円ショップの商品も多く手掛けており、本商品は全国にあるセリアで購入できます。
今回は、サナダ精工 包丁とぎ器 D5735を含む包丁研ぎ器全39商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、研磨性の高さの検証です。
100円の包丁をまな板に3,000回切りつけ、長期間使用した状態を再現。商品の説明書どおりに包丁を研ぎ、トマトを切って切れ味が回復したかを見ました。なお、説明書がないもの・研ぐ回数が明記されていないものは、7回研ぐように統一しています。
研磨しても、ほとんど切れ味は戻りませんでした。切り心地がざらざらとしており、トマトにも刃がうまく刃いりません。
比較した商品には、トマトに刃がスッと入り断面のみずみずしさを保てたものもあったなか、研磨前後の違いを明確に感じられなかったのは惜しい点です。
次に、使い勝手の検証です。
実際に包丁を研いで、安全に使えるよう工夫されているか・研ぎやすいかなどを評価しました。
研ぐ際の安定感はいまひとつです。
今回の比較では、ある程度重みがあるものや底面に滑り止めがあるものは安定しやすい傾向があったなか、本商品はどちらも該当せず。滑り止めはなく、重量も17gと非常に軽量です。
本体にくぼみがあって指は置きやすいものの、研いでいる最中にずれないように気を付けましょう。
研ぎ方は、刃先を水につけてスライドするだけ。比較したなかには研ぎ口が複数あり手順が複雑な商品もあったなか、砥ぎ口が1か所しかないため、初心者でも簡単に扱えます。力を加えず包丁の重みで研げるところもポイントです。
構造は、リーズナブルな商品に多く採用されている交差式。研いでめくれた刃が残りやすいため、切れ味の優れた包丁には使わないようにしてくださいね。ステンレス・鋼素材を使用していて、刃先が鈍角な両刃の研磨に向いています。
分解できる構造ではありませんが、砥石の側面にカバーがないため、削りクズは溜まりにくいでしょう。
本体サイズは、幅9.8×奥行き1.7×高さ4.0cmと非常にコンパクト。今回の比較で収納しやすい傾向があった研ぎ棒タイプの商品と比べても、高さが約2cm大きい程度です。手のひらに収まるサイズ感なので、引き出しに入れても邪魔になりにくいですよ。
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サナダ精工 包丁とぎ器 D5735は、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトで購入できます。100円ショップのセリアでも販売しているので、お近くの店舗に足を運んでみてはいかがでしょうか。
包丁を研いでも切れ味が回復しないときは、包丁の寿命かもしれません。包丁自体を買い替えることをご検討ください。
最後に、気持ちよく切れるほどしっかり研磨できた商品をご紹介します。
T-falのingenio コンパクトシャープナーは、新品を上回るほどの切れ味に復活。実際に包丁を研いでトマトを切ると、1~2mmほどの薄さに切れ、断面もみずみずしく仕上がりました。力を入れずに研げるため、初心者でも扱えます。削りクズが落ちないようカバーもあり、衛生的に保管できます。
GLOBAL スピードシャープナーは、鋭い切れ味をよみがえらせたい人にぴったり。研磨した包丁でトマトを切ると、少しの力でスッと刃が入り、形も崩れませんでした。研ぎ口が1か所のシンプルな構造のため、初心者でも研ぎ方に迷いません。手のひらサイズで収納もしやすいですよ。
滑り止め付き | |
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重量 | 146g |
砥石素材 | セラミック、ダイヤモンド |
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水研ぎ式 | |
幅 | 21cm(収納時:12.4cm) |
奥行 | 4.6cm |
高さ | 5.2cm |
ティファール インジニオコンパクトシャープナー K26105をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
種類 | 簡易研ぎ器 |
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対応包丁の形状 | 両刃 |
対応包丁の素材 | ステンレス、鋼 |
砥石素材 | アルミナセラミックス、セラミック |
コンパクト | |
滑り止め付き | |
水研ぎ式 | 不明 |
研ぎ分け段階 | 1段階 |
番手 | 不明 |
サイズ | 幅10.5×奥行き2.5×高さ1.5 cm |
重量 | 65g |
電源 | 不明 |
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