コンパクトで使いやすいと評判の手動式コーヒーミル、カルディ セラミックコーヒーミル。「低価格な商品とは思えないおいしさ」「分解して洗えて清潔さを保てる」と好評です。一方で「レバーを回すのに力がいる」という口コミも見かけるため、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の6つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のハリオやカリタなどの手動式コーヒーミルとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、手動式コーヒーミル選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
カルディ セラミックコーヒーミルは、アウトドアで挽きたてのコーヒーが飲みたい人におすすめ。約243gと軽量なうえ、ハンドルを外してシリコンバンドでまとめられます。全パーツを分解できて、内刃を洗ってから持ち帰ることが可能。比較したなかには重い商品・一部パーツの分解ができない商品もありましたが、こちらは気軽に持っていけますよ。
実際に使うと、10g中9.01gをしっかり中挽きにできました。比較したなかには粒度が揃いにくく7.88gしか残らなかった商品もありましたが、こちらは均等な大きさに。粗挽き・中挽き・細挽きを均等に挽き分けられ、微粉も少なめでした。好みの粒度になるよう、刃についている挽き目調節ネジを回して調節してみてくださいね。
実際に使ったモニターからは、本体にシリコンバンドがついていてしっかり握れる点が好印象。軽量なため、比較した400g以上の商品のようなどっしり感はないものの、持ちやすく力を入れやすいと好評です。「レバーを回すのに力がいる」との口コミどおり、やや引っかかる感覚はありますが、レバーの短さから「スムーズに回せる」と回答した人もいました。
実際に淹れたコーヒーを飲んだバリスタは、「苦味がメインでほのかに甘みが感じられる」とコメント。すっきり感が強くややウォータリーな口当たりです。しかし、わずかに雑味があるのが惜しいところ。「低価格な商品とは思えないおいしさ」と口コミでは評判でしたが、比較した同価格帯商品の味わいに至りませんでした。
見た目がおしゃれなうえ、軽量で持ち運びやすいため、シーンを選ばず使いやすい一品です。カルディ店舗やオンラインショップで購入できるので、コーヒー豆とあわせて選んでみてくださいね。キャラメルやナッツのような豊かな甘み・フルーティな酸味などを感じたい人は、ほかの商品も含めて検討してみるとよいでしょう。
実際にカルディ セラミックコーヒーミルと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ手動式コーヒーミルと、粒度の均等性・微粉の少なさ・おいしさ・挽きやすさ・挽き分けの正確さ・手入れのしやすさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
カルディ セラミックコーヒーミルの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
そもそも手動式コーヒーミルとは、自力で豆を挽くことで手に伝わる感覚・挽きたての香りを楽しめるアイテム。コンパクトで持ち運びやすいため、アウトドアにも向いています。
今回ご紹介するのは、飽きの来にくいシンプルなデザインにこだわって作られたカルディ セラミックコーヒーミル。豆を入れてハンドルを回すだけで、気軽に挽きたてのコーヒーが楽しめると謳っています。刃にはセラミックを使用し、金属臭によりコーヒーの香りを邪魔しないよう配慮した一品です。
株式会社キャメル珈琲は、自家焙煎のコーヒー豆や関連商品・製菓・酒類などを販売するメーカー。同社が運営するカルディでは、西洋の図書館をイメージした店内でコーヒー豆・世界の輸入食材などを扱っています。
本体にシリコンバンドがついているのもポイント。挽く際の滑りを防ぐだけでなく、レバーを外してまとめる際にも役立つ設計です。
サイズは直径6×高さ18.2cm。容量は約95mLで、コーヒー豆が最大26g(約2〜3杯分)入ります。カラーはホワイト1色のみです。
今回はカルディ セラミックコーヒーミルを含む、手動式コーヒーミル全16商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、粒度の均等性・微粉の少なさの検証です。
実際にコーヒー豆10gを中挽きにし、微粉を取り除いて豆を抽出。中挽きとして残った豆が多いほど粒度の均等性に優れているとして評価しました。取り除いた微粉の量も測定し、少ないほど高評価としています。
10gの豆を挽いたところ、9.01gも中挽きになりました。比較したなかには7.88gしか残らなかった商品もあったことを思うと、優秀な結果です。
比較したなかでセラミック刃の商品は、金属刃を使った商品よりも粒度がそろいづらい傾向がありました。しかし、こちらはセラミック刃ながら均等な粒度が期待できます。なお、ミル刃のタイプは比較したほとんどの商品と同じく臼式です。
10gの豆を挽いて出た微粉の量は0.32gと少量。比較した商品全体の平均値0.29g(※執筆時点)を下回りました。
微粉はえぐみ・渋みの原因になるため、できるだけ減らしておきたいもの。こちらの商品を使えば微粉が出にくいので、豆本来の味わいを楽しめるでしょう。
次は、おいしさの検証です。中挽きにした豆で淹れたコーヒーを、バリスタの小池美枝子さんが試飲。商品の味について評価しました。
専門家は、「苦味がメインでほのかに甘みが感じられる味わい」とコメント。比較したなかにはシロップやキャラメルを思わせる甘い香りの商品もありましたが、こちらはフラットで香ばしい香りです。すっきり感があり、ややウォータリーな口当たりも特徴。後味が残りづらいでしょう。
比較した商品では甘みと酸味のバランスがよいものは高評価を得ていたなか、こちらはやや酸味のサポートが弱め。雑味も少し感じられました。口コミでは「低価格な商品とは思えないおいしさ」と好評だったものの、同価格帯で豊かな甘みやフルーティさが感じられた商品もあったことを思うと、やや惜しい結果です。
次は、挽きやすさの検証です。
普段からコーヒーミルを使うことの多いモニター5人に協力を依頼。実際に商品で豆を挽き、安定しているか・回す際にどれくらい力がいるかを確認しました。
安定感があると感じたのは、モニター5人中2人。ほどよいサイズ感に好感を覚えた人が多く、「女性も問題なく持てそう」「力を入れやすい」といったプラスコメントが集まっています。
比較したなかで、本体が400g以上ある商品は安定感があり扱いやすい傾向がありました。こちらは約243gと軽量でどっしり感はありませんが、シリコンバンド部分をしっかり握れるため比較的持ちやすいでしょう。
きのこ形の取っ手形状も好評です。比較したなかで円筒形・きのこ形は逆三角形のものより掴みづらい傾向があったものの、こちらは「取っ手に丸みがあるため握りやすい」「ちょうどよい大きさ」と支持されました。フタがしっかり閉まるので豆が飛び散る心配も少ないですよ。
<安定感についてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
レバーを回しているとややつっかえる感覚があり、「軽い力で挽ける」と評価したのはモニター5人中2人でした。
比較したなかでは金属刃の商品は切れ味がよいぶんスムーズに挽ける傾向があり、セラミック刃のこちらは惜しい結果に。「レバーを回すのに力がいる」という口コミ同様、「そこそこ力が必要」との声があがっています。なかには回しているうちに手の疲れを感じたモニターもいました。
とはいえ、「均等な力でスムーズに挽ける」「引っかかる感じはない」と感じた人も。比較したなかにはレバーの長さが13cm以上ある商品もありましたが、こちらは10.5cmと短いのが特徴です。レバーが短いぶん回しやすいとプラスに評価する声もありましたよ。
<挽きやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
続いて、挽き分けの正確さの検証です。粗挽き・中挽き・細挽きそれぞれで豆を挽いて、粒度の違いを確認しました。
すると、粗挽き・中挽き・細挽きのそれぞれをしっかり挽き分けて均一な粒度に。比較したなかには異なる大きさの粒が混ざってしまう商品もありましたが、こちらは等間隔に挽き分けができていました。粒度がそろっていれば雑味が混じりにくく、クリアなおいしさが期待できますよ。
なお、粒度は刃についた挽き目調節ネジを回して調節します。粗挽き・中挽き・細挽きの基準はないので、様子を見ながら変更してみてください。今回は粗挽き18・中挽き10・細挽き2で検証を行いました。
最後に、手入れのしやすさの検証です。取扱説明書を見ながら商品を分解し、パーツをチェック。細かく分解できるか・水洗いや掃き掃除ができるかを調べました。
すると、すべてのパーツを分解できるため高評価に。比較したなかには取り外しができないパーツがある商品もありましたが、こちらはそれぞれを分けてきれいにできます。「清潔に保てる」との謳い文句にも納得です。
内刃は水洗いができ、外刃はブラシで掃除する仕組みでした。ただし、掃除用ブラシは付属していないため自分で用意しておきましょう。
最大容量 | 26g |
---|---|
刃の素材 | セラミック |
挽けた豆の割合(15g) | 86.7% |
挽ける時間(15g) | 71.40秒 |
挽き目の調節方法 | 自由調節式 |
良い
気になる
幅 | 6.0cm |
---|---|
奥行 | 6.0cm |
高さ | 18.2cm |
幅(収納時) | 5.5cm |
奥行(収納時) | 5.5cm |
高さ(収納時) | 14.0cm |
フタ付き | |
水洗いできる箇所 | 一部可能 |
バンド付き | |
本体表面 | ツルツル |
レバー形状 | 直線 |
レバーの長さ | 10.5cm |
取っ手素材 | ポリプロピレン |
取っ手形状 | きのこ形 |
付属品 | 取扱説明書 |
特徴 | コンパクト |
カルディ セラミックコーヒーミルは、カルディの店舗で販売しています。
また、公式オンラインストアでも税込3,498円(執筆時点・公式オンラインストア参照)で購入可能です。税込6,480円以上の購入で送料が無料なため、ぜひコーヒー豆とあわせて検討してみてください。季節限定・オンラインストア限定のコーヒー豆もあり、見ているだけで楽しくなりますよ。
最後に、試飲したバリスタからおいしいと好評だった商品をご紹介します。
持ち運びやすいものをお探しなら、下村企販 コーヒーミル クリアボディ セラミックをチェック。260gと軽量なうえ、なめらかな挽き心地です。淹れたコーヒーは、キャラメル・ナッツ・スイートポテトなどを思わえる甘みが感じられました。酸味がやや弱く、フラットな味わいで飲みやすいですよ。
安定感があり挽きやすいと好評だったのは、TIMEMORE コーヒーグラインダー C2。約430gでずっしりした重みがあり、安定感があります。淹れたコーヒーはすっきりフルーティで、爽やかな酸味が感じられました。36段階に挽き目を調節できるので、好みの味に近づけやすく上級者にもおすすめです。
最大容量 | 30g |
---|---|
刃の素材 | セラミック |
挽けた豆の割合(15g) | 84.6% |
挽ける時間(15g) | 平均201.9秒 |
挽き目の調節方法 | 段階式 |
幅 | 13.5cm |
---|---|
奥行 | 6.0cm |
高さ | 17.5cm |
幅(収納時) | 5.7cm |
奥行(収納時) | 5.7cm |
高さ(収納時) | 14.7cm |
フタ付き | |
水洗いできる箇所 | 一部可能 |
バンド付き | |
本体表面 | ツルツル |
レバー形状 | 直線 |
レバーの長さ | 11.5cm |
取っ手素材 | ポリプロピレン |
取っ手形状 | きのこ形 |
付属品 | 取扱説明書 |
特徴 | コンパクト |
下村企販 珈琲考具 コーヒーミル クリアボディ セラミックをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 手動 |
---|---|
幅 | 5.2cm |
奥行 | 不明 |
高さ | 14.7cm |
幅(収納時) | 不明 |
奥行(収納時) | 不明 |
高さ(収納時) | 不明 |
本体重量 | 0.43kg |
最大容量 | 20g |
刃の素材 | ステンレス |
挽けた豆の割合(15g) | 不明 |
挽ける時間(15g) | 不明 |
使用タイプ | 持ち運びタイプ |
ミル刃のタイプ | 臼式 |
フタ付き | |
挽き目調節機能 | 不明 |
挽き目の調節方法 | 不明 |
対応している挽き目 | 不明 |
ミルの刃の取り外し | 不明 |
ホッパーの取り外し可能 | 不明 |
粉受けの取り外し可能 | |
水洗いできる箇所 | 不明 |
ミルの刃の水洗い可能 | 不明 |
バンド付き | |
本体表面 | ザラザラ |
レバー形状 | カーブ(下向き) |
レバーの長さ | 15.9cm |
取っ手素材 | 樹脂 |
取っ手形状 | 逆三角形 |
付属品 | ブラシ、収納袋、取扱説明書・保証書 |
稼動音 | 不明 |
消費電力 | 不明 |
電源コードの長さ | 不明 |
給電方法 | 不明 |
定格時間 | 不明 |
特徴 | コンパクト |
タイムモア 栗子C2 コーヒーミル アルミ調節ツマミをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
コンテンツ内で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイベストに還元されることがあります。
掲載されている情報は、マイベストが独自にリサーチした時点の情報、または各商品のJANコードをもとにECサイトが提供するAPIを使用し自動で生成しています。掲載価格に変動がある場合や、登録ミス等の理由により情報が異なる場合がありますので、最新の価格や商品の詳細等については、各ECサイト・販売店・メーカーよりご確認ください。