UVライトとヒーター加熱によるWの除菌機能を備えた、モダンデコ UV除菌機能付き ハイブリッド加湿器 jxh003j。「水が入れやすい」と評判です。しかし、「音が大きい」「手入れが手間」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の加湿器とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、加湿器選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
モダンデコ UV除菌機能付き ハイブリッド加湿器 jxh003jは、お手入れが簡単なものを探している人におすすめです。手間がかかる加湿フィルターはなく、お手入れが必要な部品は3つのみ。比較した一部商品のような細かいパーツはなく、タンクも内部まで手を入れてしっかり洗えました。フタ裏にお掃除ブラシが収納されているのも便利ですよ。
バケツ型タンクは評判どおり給水しやすく、タンクを本体に取りつけたままの給水にも対応。6.5Lの大容量のため給水頻度を減らせます。運転音が静かなのも魅力です。実際に計測すると、最小モードの音量は33.7dBとホテルの室内(参考:環境省)ほどの音量でした。「音が大きい」との口コミに反し、就寝時や勉強中にも使いやすいですよ。
省エネ性能を謳うとおり、電気代も抑えやすい仕様。1番強いモードの消費電力は280Wと低めでした。比較したなかでも消費電力が多かったスチーム式と同じく加湿時に熱を加える設計ですが、超音波の力も使うため電気代を抑えられたと考えられます。加湿量の自動調整もでき、過加湿によるカビの発生もしにくいでしょう。
ただし、加湿性能は物足りません。温度20℃・湿度30%の恒温恒湿室で使用すると、30分で68%までしか上がらず。100%近くまで加湿できた上位商品には及びませんでした。寝室や小部屋などの狭い部屋で使うのがおすすめです。水をつぎ足して7日間使うとカビが20個以上発生したため、こまめに水の取り替えも行ってくださいね。
値段は執筆時点で税込12,999円(公式サイト参照)と、比較したなかでは中価格帯。記号のみで示されたボタンがおしゃれで、インテリアの邪魔をしません。加湿性能は低めですが、給水しやすくお手入れも楽なので、小さな部屋で使いたい人にはぴったりです。リビング用をお探しの人・カビの生えやすさが気になる人は、ほかの商品も検討してみてください。
今回ご紹介するのは、モダンデコ UV除菌機能付き ハイブリッド加湿器 jxh003j。超音波式と加熱式のいいとこどりをした、ハイブリッド式の加湿器です。最大550mLのパワフルな加湿力と朝までしっかり稼働する大容量タンク、さらに電気代も節約できる省エネ性能を謳っています。
モダンデコは、家具の設計・販売・流通を行う日本の企業です。家具以外にも、家電・食料品・衣料品・日用雑貨など、暮らしに関わる様々なアイテムを販売。全国各地にショールームも展開しています。
豊富なカラーバリエーションもポイントです。ホワイト・ブラック・グレー・パープル・グレージュから、インテリアや好みに合わせて選べます。本体正面には室温・湿度をわかりやすくパネル表示。このデザインでも、特許庁から意匠権を取得しています。
長方形のシンプルなデザインですが、利便性を高める工夫も。底部には水漏れを防ぐリブや、床に傷をつけない保護パーツがついています。
付属品は以下のとおりです。リモコンは、本体で行うすべての操作が可能。ソファに座ったまま遠隔操作できるのでたいへん便利ですよ。また、付属のスポンジにアロマオイルをたらすことで、好みの香りも同時に楽しめます。
<付属品>
今回は、モダンデコ UV除菌機能付き ハイブリッド加湿器 jxh003jを含む加湿器全48商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、加湿性能の高さを検証しました。温度・湿度を一定に管理できる約2畳の恒温恒湿室を、温度20℃・湿度30%に調整。恒温恒湿室の運転を止めてから、加湿器を最も強いモードで稼働させます。30分後、湿度の変化をチェックしました。
30分後の湿度は68%までしか上昇せず、加湿性能は物足りない結果に。比較したところ、気化式や加熱気化式の商品は加湿性能が高い傾向があり、なかには100%まで上昇したものもありました。対してこちらは超音波・加熱式のハイブリッド式で、パワフルな加湿力を謳うほどのパワーはありません。
リビングなどの広い部屋で使うにはパワー不足なので、寝室のような小さめの部屋で使うのがよいでしょう。
比較したところ、スチーム式の商品は水を沸騰させる設計でカビが生えにくい傾向が。こちらは超音波・加熱式の両方を採用したハイブリッド式で、カビ菌の発生は抑えられていません。
「約100℃の高音除菌で雑菌の繁殖を抑え、UVライトの直接照射によってタンク内を殺菌する設計」とは謳っているものの、その実力は発揮できず。こまめに水を取り替え、タンク内もきれいに洗うようにしましょう。
お手入れが必要な部品は3つだけ。気化式・加熱気化式のようにパーツが多く分解の手間がかかる商品と比べると、お手入れにとりかかりやすいでしょう。洗ったあと乾燥させる加湿フィルターもなく、シンプルな設計です。フタの裏側にはお掃除用ブラシがついており、別で用意する必要がありません。
タンクの形状も好評です。比較なかにはフタつきのボトル型のタンクもありましたが、こちらはフタのないバケツ型です。お手入れのたびにフタを開ける手間がかからず、洗う際も内部までしっかり手が入ります。
給水は評判どおりたいへんスムーズです。バケツ型の給水タンクは6.5Lの大容量。比較した商品のなかでもトップクラスで容量が多く、ひんぱんに給水する手間を省けます。
タンクの高さが21cmしかなく、シンクの蛇口に引っかかりにくいのも利点です。比較した一部商品には、タンクが35cm以上と高く給水しにくいものもありました。持ち手もついていて運びやすく、給水中は手を離しても自立します。バケツ型タンクのため、本体に戻す際に上下を返す必要もありません。
タンクを本体に取りつけたまま、本体上から給水することも可能です。給水しやすくするポイントを網羅していました。ただし、排水時にはタンクの水を捨てたあと、本体に残った水も捨てる必要がある点には注意してくださいね。
デザイン性に優れた本品ですが、本体には持ち手がついていません。持ち手つきの商品と比較すると、部屋間の移動はしにくいでしょう。
加湿量を自動で調節できるのは利点です。湿度の設定は、30~90%まで5%単位で行えます。比較したなかには調節機能がなく、稼動させ続けると過加湿となる可能性がある商品もありました。本品ならつけっぱなしにしておいても湿度に合わせた運転ができ、過加湿によるカビの発生などが起きにくいですよ。
最小モードの音量は33.7dB。ポタポタという水の音は聞こえるものの、高評価の基準とした45dBを大きく下回りました。環境省によると、33.7dBはホテルの室内とほとんど変わらないくらいの音量(出典:環境省)です。「音が大きい」という口コミに反し、就寝時でも使いやすいでしょう。
<各モードの稼働音>
各モードの数値から算出した平均値も、36.2dBとかなり小さめです。比較したなかには静音モードでも50dBを超える商品もあったことをふまえると、静音性に優れているといえます。
最後に、消費電力の低さを検証しました。ワットモニターを接続した状態で、加湿器を稼働させます。最も強いモードのとき、どのぐらいの電力を消費しているかをチェック。1日中稼働させても電気代が気にならないかを調べました。
最も強いモードでも、電力は280Wしか消費せず。高評価の基準とする300Wを下回っており、省エネ性能の高さを謳うとおりの結果となりました。
比較したところ、水を沸騰させて加湿するスチーム式は消費電力が1000Wと近くと非常に多く、超音波式は低めな傾向が。本品は超音波式・スチーム式のいいとこどりのハイブリッド型のため、加湿時に加熱はするものの、消費電力を抑えられたと考えられます。長時間つけっぱなしにしても、電気代は負担になりにくいでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
12,869円
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販売価格:12,999円
ポイント:130円相当
送料別
(478件)
(出典:取扱説明書)
効率よく加湿するには、温度の高い場所に設置するのがポイント。温度が低い場所では湿度が高く表示されやすく、加湿器が運転を止めてしまうこともあります。そのため、暖かい空気が集まりやすい高い位置に置く方が十分に加湿しやすいですよ。
タンクと本体内部は、付属のクリーニングブラシでやさしく汚れを落とします。汚れがひどいときは、クエン酸水溶液を使うのがおすすめです。詳細は購入後に取扱説明書をよく読んで確認してくださいね。
(出典:取扱説明書)
最後に、パワフルに加湿できる商品をご紹介します。
シャープのプラズマクラスター 加湿器 HV-S75-Wの適用畳数は、プレハブ洋室で21畳まで適応。温度20℃・湿度30%の2畳部屋で使用したところ、30分で湿度100%まで上昇しました。パワフルながら消費電力は控えめで、電気代を抑えやすいですよ。フタのないバケツ型タンクで、給水もスムーズです。
東芝の加湿器 TKA-S45Aは、タンク内にカビが発生しにくいスチーム式。1週間水をつぎ足して稼動しても、菌は繁殖しませんでした。加湿性能も高く、30分の稼動で2畳の部屋は湿度30%から99%まで上昇。自動で湿度を調整するセンサー搭載で、過加湿の心配も少ないですよ。
加湿方法 | 加熱気化式(ハイブリッド式) |
---|---|
素材 | 不明 |
設置方法 | 据え置き型 |
適用畳数(木造和室) | 12.5畳 |
適用畳数(プレハブ洋室) | 21畳 |
幅(公称値) | 27.2cm |
奥行(公称値) | 20.6cm |
高さ(公称値) | 45.5cm |
重量(公称値) | 5.1kg |
電源コードの長さ | 1.8m |
タンク容量 | 約4.0L |
加湿量 | 強:750mL/h/静音:200mL/h/エコ(強):480mL/h |
連続加湿時間 | 強:約5.3時間/静音:約19時間 |
電源 | ACプラグ式 |
部品の数 | 不明 |
加湿フィルターなし | |
チャイルドロック機能 | |
防カビ機能 | |
除菌機能 | |
アロマ対応 | |
自動運転機能 | |
タイマー機能 | |
自動調整機能 | |
空焚き防止機能 | |
静音設計 | |
給水タンク形状 | バケツ式 |
タンク種類 | 着脱式 |
給水位置 | 上部、下部 |
2Way給水可能 | |
用途 | 不明 |
LEDイルミネーション機能 | 不明 |
次亜塩素酸水対応 | |
抗菌カートリッジ付き | |
タイマー設定最大時間 | 切:6時間 |
満水ランプあり | |
水位確認可能 | |
転倒湯漏れ防止構造 | 不明 |
最小稼動音 | 不明 |
最大稼動音 | 不明 |
転倒防止機能 | 不明 |
特徴 | |
対象 | 不明 |
形状 |
シャープ プラズマクラスター加湿器 HV-S75の評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
加湿方法 | スチーム式 |
---|---|
適用畳数(木造和室) | 8畳 |
適用畳数(プレハブ洋室) | 13畳 |
連続加湿時間 | 強:約8時間50分 |
1日あたりの電気代目安 | 約24.2円 |
最小稼動音 | 58.6dB |
良い
気になる
幅(公称値) | 26.4cm |
---|---|
奥行(公称値) | 25.7cm |
高さ(公称値) | 28.5cm |
重量(公称値) | 3.3kg |
幅(実測値) | 25.9cm |
奥行(実測値) | 25.5cm |
高さ(実測値) | 27.9cm |
重量(実測値) | 3.11kg |
電源コードの長さ | 1.4m |
加湿量 | 450mL/h |
加湿フィルターなし | |
タンクの幅 | 23.0cm |
タンクの奥行 | 16.0cm |
タンクの高さ | 18.0cm |
チャイルドロック機能 | |
防カビ機能 | 不明 |
除菌機能 | |
アロマ対応 | |
自動運転機能 | |
タイマー機能 | |
空焚き防止機能 | 不明 |
タンク種類 | 着脱式 |
2Way給水可能 | 不明 |
タイマー設定最大時間 | 4時間 |
減灯・消灯機能 | 不明 |
水位確認可能 | |
転倒湯漏れ防止構造 | 不明 |
吹き出し口の温度 | 42.0℃ |
転倒防止機能 | 不明 |
特徴 |
東芝 スチームファン式加湿器 TKA-S45Aの評判・口コミは?実際に使用してメリット・デメリットを徹底レビュー!
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