電気集じん式のフィルターを採用した空気清浄機、Airdog(エアドッグ) X5D。インターネット上では「フィルターの交換がないのはうれしい」「非常に音が静か」と評判ですが、「存在感がある」といった口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の7つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気の空気清浄機とも比較。検証したからこそわかった、本当のよい点・気になる点を詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、空気清浄機選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
ダイソンの派遣販売員として、ケーズデンキなど家電量販店で掃除機の接客・販売を2年間担当した経験を持つ。マイベストへ入社後はその経験を活かし空気清浄機・除湿機・オイルヒーター・スティッククリーナーなど季節家電・空調家電や掃除機をはじめ白物家電全般を専門にガイドを担当し、日立やシャープ、パナソニックなどの総合家電メーカーから、ダイニチ工業・Sharkなどの専門メーカーまで、150以上の家電製品を比較検証してきた。毎日使う家電製品だからこそ、本当によい商品を誰もが簡単に選べるように、性能はもちろん省エネ性能やお手入れのしやすさまでひとつひとつ丁寧に確認しながらコンテンツ制作を行う。
すべての検証は
マイベストが行っています
良い
気になる
エアドッグ X5Dは、集じん力・脱臭力のどちらも高いものを探している人におすすめです。最強モードで10分間稼動させると、稼動前と比べて空気中の粒子は0.3μmで90.3%、0.5μmで94.7%も減少しました。比較したなかには80%以下にとどまったものも多かったのに対し、高い集じん力を発揮。15分間稼動させると減少率は99%を超えたので、長めに使うとより効果的ですよ。
脱臭力の評価も申し分ありません。猫のおしっこのニオイが充満したスペースにて最強モードで稼動させると、3分後にはニオイが気にならなくなりました。比較したなかには10~30分ほどかかったものもありましたが、こちらは素早くニオイにアプローチできるでしょう。ペット臭やタバコ臭に悩む人にぴったりです。
本体サイズは高さがありますが、幅・奥行は30cm前後なのであまり場所を取りません。吸気面が本体上部にあるので、壁沿いなど好きなところへ設置できます。お手入れのタイミングをお知らせする機能があり、掃除も楽に行えます。パーツは5つあるものの、フィルターは付属のブラシで水洗いすると繰り返し使用可能です。
稼動音は弱モードで32.4dBと静かだった一方、最強モードで54.4dBと大きめでした。就寝時など静かに使いたいときには、モード設定に注意が必要です。また、センサー感度の評価もいまひとつでした。オートモードで稼動中にスモークを噴射すると、モードが切り替わるまでには平均23.7秒かかり、スピーディとはいえません。
電気代が高い点も気がかりです。弱モードで稼動した場合の電気代を算出すると、1年で4,073円でした。フィルターを買い替えるコストはかからないものの、比較した商品内では群を抜いて電気代が高額です。電気代を抑えて使いたい人は、ほかの商品を検討してくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際にエアドッグ X5Dと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイの空気清浄機と、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
エアドッグ X5Dに気になる点がある人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
今回ご紹介するエアドッグ X5Dは、アメリカのシリコンバレーで開発されている空気清浄機シリーズのエアドッグのなかでも高性能な、フラッグシップパフォーマンスモデルです。AQIセンサー・CO2センサーの2つを搭載し、AQIモードでは空気の汚れ具合を色と数値で示します。
CO2モードでは、二酸化炭素濃度に応じてモニターの点滅・アラーム音によって換気を促す設計です。ワンボタンで使えるオートモードのほか、風量は弱・中・強・最強モードの4段階に調整できます。本体のライトがオフになるスリープモードもあり、リビングや寝室などさまざまなシーンで使用可能。適用床面積は24畳です。
アメリカの特許技術(※1)を用いたTPAフィルターを搭載していることも見逃せません。大きなホコリなどに対応するプレフィルターに加えて、イオン化ワイヤーフレーム・集じんフィルター・オゾン除去フィルターの4層構造です。メーカー調べでは、日本国内でシリーズ累計12,000か所以上の医療施設に導入(※2023年8月末時点)されています。
1:米国特許:US9868123B2/US9735568B2
エアドッグ X5Dは、エアドック X5sの後継機種です。前モデルのエアドック X5sとの大きな違いは、CO2センサーの有無。本品にはCO2センサーが搭載されているため、換気のタイミングを知りたい人は本品がおすすめですよ。
前モデルではついていなかったキャスターを新たに搭載し、移動しやすくなったことも魅力。転がりを防止するストッパーもついています。また、操作部のライト表示も変化。前モデルでは横並びでしたが、本品は電源ボタンを囲むように丸く配置されています。
進化しているぶん、エアドッグ X5Dのほうが3万円ほど高い146,300円(※2025年6月時点・公式サイト参照)です。以下の検証結果を参考に、自分に合うかどうか検討してくださいね。
今回はエアドッグ X5Dを含む、人気の空気清浄機を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
人気の空気清浄機を比較検証したところ、エアドッグ X5Dには4つのよい点がありました。1つずつ解説していくので、購入を検討している人はぜひチェックしてみてください。
集じん力の検証結果は優秀です。スモークマシンを稼動させたあとのクリーンブース内で本品を最強モードにし、10分間稼動させると、稼動前よりも0.3μmの粒子は平均90.3%・0.5μmの粒子は平均94.7%減少しました。
比較した全商品の平均値は0.3μmが約74%・0.5μmが約84%(※2025年6月時点)だったなか、高い数値を記録しています。また、15分間稼動するとどちらの大きさの粒子の減少率も99%を超える結果に。短時間でもしっかり集じんできましたが、より集じんの効果を求めるなら長めに稼動させるとよいでしょう。
脱臭力の評価は、比較した商品内でもトップクラスです。検証では、猫のおしっこがかかったトイレの砂を放置してニオイを充満させたあとに、本品を最強モードで稼動。その後ニオイの強度をチェックすると、わずか3分でニオイが気にならないレベルになりました。
比較したなかには10~30分ほどかかった商品もありましたが、こちらは部屋の気になるニオイを素早く脱臭できるでしょう。メーカーが「パワフルかつスピーディに空気清浄できる」と明記するのも納得の結果だったので、ペット臭やタバコ臭を対策したい人におすすめですよ。
お手入れは簡単です。電気集じん式のTPAフィルターを採用しており、付属するブラシで何度も水洗いして使用可能。フィルターは着脱しやすく、大きな凹凸もないので洗いやすいでしょう。定期的にフィルターを買い替えて交換する必要はないので、ランニングコストも抑えられます。
お手入れが必要なパーツは5つと多いものの、付属の説明書には掃除方法・使用器具が書かれているので迷う心配はほとんどありません。また、比較した商品の約半数にはなかったお手入れ時期を知らせる機能付きです。本体のディスプレイにCマークが表示されるので、掃除のタイミングがわかりやすいでしょう。
設置のしやすさも悪くありません。吸気面は背面ではなく上部にあるため、壁側に近づけて設置できます。奥行きは実測値で29cmと大きすぎないので、壁際や家具のそばなどの好きな場所に設置しやすいでしょう。
一方で、本体の体積は55,680cm3と、比較した全商品の平均値50,426cm3(※2025年6月時点)よりも大きめでした。高さが65cmほどあるため、口コミで指摘されていたとおり存在感が気になる可能性があります。省スペースに置きたい人や、コンパクトさを重視する人は注意してください。
とはいえ、本体底面には4つのキャスター付きです。評価には含んでいませんが、楽に移動させられるので、設置場所の自由度はかなり高いといえます。
エアドッグ X5Dにはたくさんのよい点がある反面、気になった点もありました。購入を考えている人は、しっかりリサーチしておきましょう。
粒子を検知するセンサー感度はあと一歩の評価に。検証では本品をオートモードで稼動させ、2.5mの距離でパウダースプレー・スモークマシンをそれぞれ噴射。モードが切り替わるまでにかかった時間は、スプレーで平均18.21秒・スモークで平均23.7秒でした。
比較した商品内では10~40秒程度と幅があったなか、特別遅くはないものの、感度がよいともいえません。花粉やニオイ粒子にいち早く対処したい人には物足りないでしょう。
静音性の評価もいまひとつです。2mの距離で稼動音を計測すると、弱モードは32.4dB、中・強モードの平均は34.1dB、最強モードが54.4dBでした。比較した商品内には最大値が50dB以下のものも多かったのに対し、本品の最強モードは音が大きめです。
ちなみに、ヨーロッパで採用されている「夜間騒音ガイドライン」では、35dB以下だと睡眠に支障を与えないとされています。寝室などで静かに使いたい場合は、モード設定に注意しましょう。
電気代がかなり高い点もネックです。弱モードで1時間稼動した際の電気量(kWh)をワットモニターで計測し、1kWhあたり31円換算で電気代を算出しました。その結果、1日で11.16円・1か月で339円・1年で4,073円かかる計算に。比較した商品のほとんどが1年あたり700~1,500円だったなか、群を抜いて高額でした。
本商品は電気集じん式のTPAフィルターを採用しており、集じんする際に電気を使うため、電気代が高くなったと考えられます。フィルターを買い替えるランニングコストがかからないというメリットはあるものの、使用頻度が高いと電気代がかさむでしょう。電気代を気にせず使いたい人には不向きです。
タイプ | 空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 24畳 |
良い
気になる
加湿最大適用畳数 | |
---|---|
適用床面積 | 24畳 |
集塵フィルター | TPAフィルター |
脱臭フィルター | 活性炭フィルター |
除去可能な物質 | 浮遊ウイルス、浮遊細菌、PM2.5、浮遊カビ、浮遊花粉アレル物質、アンモニア、酢酸、アセトアルデヒド |
運転モード | おやすみモード、自動モード |
フィルター交換頻度 | 交換不要 |
集塵方式 | ファン式、電気集じん式 |
加湿機能 | |
加湿方式 | |
除湿機能 | |
加湿タンク容量 | |
稼動音(弱モード) | 32.4dB |
稼動音(強モード) | 54.4dB |
スマートスピーカー対応 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き |
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エアドッグ X5Dは、全国の百貨店などで購入できます。取扱店舗は公式サイトで確認できますよ。
インターネットで買うなら、日本正規輸入販売代理店であるトゥーコネクトの公式Webショップをチェックしましょう。価格は146,300円で、以下の特典があります(※2025年6月時点・公式Webショップ参照)。
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ほかにも、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなどの大手ECのサイトで販売中です。ECサイトのなかには、トゥーコネクトが運営する公式ショップも確認できました。公式ショップでは日本仕様正規品を販売しており、保証やアフターサービスの対象です。
公式ショップ以外の販売店は、並行輸入品を取り扱っている場合があります。仮に日本仕様正規品ではなかった場合、保証やアフターサービスの対象外です。並行輸入品については消費者庁によるお知らせを参照し、リスクを理解したうえで検討しましょう。最安値で購入したい人は、信頼できるショップかよく確認してくださいね。
最後に、電気代を抑えたい人におすすめの商品をご紹介します。
とにかく経済的に使いたいなら、パナソニック F-VXV90がぴったり。最大適用畳数は40畳と広めながら、年間の電気代を計算するとわずか339円でした。稼動開始から3分でニオイが気にならなくなり、脱臭力は優秀な評価に。センサー感度もよく素早く検知できたので、しっかり花粉やニオイ対策できるでしょう。
静音性を重視したいなら、ダイキン工業の空気清浄機 MC555A-Wをチェック。稼動音は弱モードで24.1dBとかなり静かで、強モードでも49dBにとどまりました。10分間稼動させると0.3μmの粒子数を99.3%も減らし、高い集じん力を発揮。ニオイも9分後には気にならなくなったため、パワフルさも兼ね備えているといえます。
タイプ | 加湿空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 40畳 |
良い
気になる
加湿最大適用畳数 | 35畳 |
---|---|
適用床面積 | 40畳 |
集塵フィルター | HEPAフィルター |
脱臭フィルター | スーパーナノテク脱臭 |
除去可能な物質 | PM2.5、花粉、ハウスダスト、ニオイ |
運転モード | おやすみモード、花粉モード |
フィルター交換頻度 | 1年〜10年に1回 |
集塵方式 | 機械式(静電HEPA) |
加湿機能 | |
加湿方式 | 気化式 |
除湿機能 | |
加湿タンク容量 | 約4.0L |
稼動音(弱モード) | 25.3dB |
稼動音(強モード) | 55.0dB |
スマートスピーカー対応 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き |
パナソニック 加湿空気清浄機 F-VXV90をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
タイプ | 空気清浄機 |
---|---|
最大適用畳数 | 25畳 |
良い
気になる
加湿最大適用畳数 | |
---|---|
適用床面積 | ~25畳 |
集塵フィルター | TAFUフィルター |
脱臭フィルター | 脱臭フィルター |
除去可能な物質 | 花粉、ほこり、ウイルス、PM2.5、ハウスダスト |
運転モード | 花粉モード |
フィルター交換頻度 | 10年に1回 |
集塵方式 | ファン式 |
加湿機能 | |
加湿方式 | |
除湿機能 | |
加湿タンク容量 | |
稼動音(弱モード) | 24.1dB |
稼動音(強モード) | 49.0dB |
スマートスピーカー対応 | |
除菌機能 | |
脱臭機能 | |
チャイルドロック機能 | |
タイマー機能 | |
スマホ連携可能 | |
キャスター付き |
ダイキン ストリーマ空気清浄機 MC555Aの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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