【運動会もハロウィンも】ビデオカメラの逆襲!一生残したい映像、スマホで満足できますか?買い時は「撮りたい」と思ったとき!
「世にあふれる数々の商品のなかから一体どれを選べばいいの?」という疑問に答えるべく、"1番いいもの"を探して日々検証している『マイベスト』。のべ3万2000点もの商品を使い比べたなかから、テーマ別にベストバイ・アイテムを紹介していくのが本特集です。
今回は「#レジャー」をテーマに、ビデオカメラ9商品の比較検証で見つけたおすすめ商品をピックアップ。
「スマホで十分キレイだし!」「ビデオカメラって買う必要なくない?」という論調もありますが、ビデオカメラにはまだまだスマホに負けない大きな強みがあるんです!
運動会や発表会などの学校行事から、ハロウィンやクリスマスといったイベントまで、思い出を美しく残すこのアイテム、要注目です!
本コンテンツの情報は公開時点(2025年10月10日)のマイベストの情報をもとに執筆しております。また、本コンテンツ内の価格情報はすべて税込みで表記しております。

世の中には「まだ知らない良いもの」がたくさん。マイベマガジン編集部は、商品比較サービス「マイベスト」の情報をベースに、知ると暮らしがより便利になるアイテムや情報をお届けしていきます。

新卒でPC周辺機器・スマホアクセサリー・カーアクセサリーを取り扱うメーカーに入社。法人営業・広報を担当し、商品開発にも携わる。2023年2月にマイベストに入社し、モバイルバッテリーやビデオカメラなどガジェットやカメラの比較・コンテンツ制作を経験。現在では、家電・カーバイク用品など幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」を心がけて、コンテンツ制作を行っている。
- おすすめスコア:★4.59(2位 / 9商品中)
- 手ブレ補正の強さ:★4.50
- 画質のよさ(明所):★4.60
- 画質のよさ(暗所):★4.70
- ピントの合いやすさ:★4.50
- 使いやすさ:★4.70
- ノイズの少なさ:★5.00
1回限りの大事な子どものイベント、スマホ動画でほんとうに満足できるのでしょうか?
キレイでちゃんと子どもが主役になる映像で記録したい人におすすめなのが、ソニー「ハンディカム ビデオカメラ FDR-AX45A」(販売価格:120,555円)です。
空間光学手ブレ補正を搭載し、圧倒的に手ブレを抑えられるのが特徴。ズームや暗所での撮影にも強く、初めてビデオカメラで撮影する人でも、手ブレに悩まされる心配はなさそう。
ピント合わせもスムーズで、動きまわる子どもにもタイムラグなしにピントが合います。ズーミング中もピントが外れにくく、人物の顔にすぐフォーカス位置を修正。大切な瞬間を逃しません。
解像度は4Kに対応しており、画質のよさは明所・暗所ともに高評価。自然な発色でノイズも少なく、被写体の細部まで確認できるほど。明るい屋外でも、暗い室内でも、納得の映像を撮影できるでしょう。
運動会のように離れた場所からの撮影でも表情までとらえる光学20倍ズームに加え、4K記録時は30倍ズームでの撮影も可能。26.8mmの広角撮影ができるので、発表会のような全体を映したいシーンでも画角に収まります。
音質のノイズの少なさは★5.00の最高評価。映像はもちろん、音声もクリアに記録できるので、ビデオカメラ初心者にも扱いやすい1台です。
- おすすめスコア:★4.60(1位 / 9商品中)
- 手ブレ補正の強さ:★4.50
- 画質のよさ(明所):★4.60
- 画質のよさ(暗所):★4.70
- ピントの合いやすさ:★4.50
- 使いやすさ:★5.00
- ノイズの少なさ:★4.59
実はマイベストのランキングでNo.1だったのは、こちらのソニー「ハンディカム デジタル4Kビデオカメラレコーダー FDR-AX60」(販売価格:190,400円)です。
発売から5年以上が経過しており現在は公式サイトでの販売は終了しているためイチオシはしにくいのですが、「画素数・映像素子・光学ズーム・手ブレ補正機構・焦点距離・F値」といった基本的なスペックは「FDR-AX45A」と変わらず。
マイベストの検証では「手ぶれ補正」「画質のよさ」「ピントの合いやすさ」は同評価。
加えて強みとなるのが、ビューファインダーを搭載していること。「FDR-AX45A」のようにモニターのみだと、屋外撮影時などは光が反射して見えにくいことがありますが、ファインダーなら問題なし。
ファインダーを覗きながら両手で構えれば手ブレを軽減できるのもメリットです。撮影に集中してよりキレイな映像を残したいなら、こちらを選んでみてください。
品薄で入手が困難になっており高価になりますが、ほかにもナイトショットやマニュアルレンズリングといった「FDR-AX45A」にはない機能を備えているため、撮影の幅が広がりますよ。
4K対応のソニー「ハンディカム」をおすすめする理由
マイベストでは、「知識がない人が扱っても、簡単にブレずに撮れる」理想のアイテムを見つけるべく、ビデオカメラ9商品を集めて徹底比較。
「手ブレ補正の強さ」「画質のよさ(明所)(暗所)」「ピントの合いやすさ」など6項目を検証しました。
ここからは、その結果を基に、4K対応のソニー「ハンディカム」2商品をおすすめする理由を深掘りしていきます。
- ポイント:“買ってはいけない”は間違い!スマホにはない高倍率ズームが活躍
- 理由:強力な手ブレ補正と光学ズームで離れていても表情まで逃さない
詳しい検証方法やランキング、ほかのおすすめ商品も知りたいという人は、「マイベスト」のビデオカメラ検証コンテンツもチェックしてください。
ポイント:“買ってはいけない”は間違い!スマホにはない高倍率ズームが活躍
もしかしたら、「ビデオカメラの代わりはiPhoneで十分」というように、ビデオカメラの必要性に懐疑的な人がいるかもしれません。
しかし、ビデオカメラとスマホでは撮影すべきシーンが違います。
つねに持ち歩いているスマホは、日常の何気ないシーンを記録するには最適。等倍や広角であれば、キレイに撮影できるモデルも増えています。
ただ、離れた場所からのズーム撮影は圧倒的にビデオカメラが上です。
iPhone 17 Proの光学品質の8倍ズームが話題になりましたが、ビデオカメラなら光学20倍ズームと、2倍以上の倍率のうえに画質も落ちにくい!
さらに、撮影中に片手で安定してズーム操作ができるのもポイントです。
スマホのズームは画面を2本の指でピンチアウトする必要があるため、撮影中に片手で行うのは難しく安定もしませんが、ビデオカメラは右手でカメラを持って撮影し、人差し指や中指でズームレバーを操作するだけでズームができます。片手で操作できるうえ、カメラがブレることも少ない。しかも、ズーム時の手ブレ補正やピント合わせも優秀!
そのため、動画撮影になれていない人でもちゃんと子どもが主役のキレイな映像を残すことができるんです。
運動会や発表会など、近くでは撮れない子どもの晴れ舞台を記録するならマストなアイテム……って感じませんか?

最近では、一眼カメラで撮影したシネマティックな一眼動画も人気。ビデオカメラやスマホでは出せないボケ感を出せたり、ピント位置による視線誘導ができたりと表現の幅が広いのが魅力です。しかし、思い通りに撮るには動画・カメラの基礎知識やテクニック、三脚やジンバルなどの周辺機材が必要なので撮影は難しいといえます。
手軽にスマホよりもキレイに撮影したいなら、ビデオカメラがおすすめですよ。
せっかく買うなら4K対応で高画質映像を残そう
ビデオカメラには4K対応とフルHD対応の商品がありますが、いま買うなら4K対応がおすすめ。
なぜなら、4K対応のビデオカメラは服の模様や造花の質感など細かい部分がわかるほどの解像感。
むずかしい暗所でのズームは多少のノイズ・粗さが出るものの、フルHDと比べて非常にクリアかつ高発色の映像を表現できます。
また、フルHDのビデオカメラの場合、ズーム時の画質が極端に落ちることがわかりました。
すでに4Kテレビが普及していることもあり、やや高額でもビデオカメラも4K対応にしておいたほうが後悔しない選択といえるでしょう。
そのうえで、ソニーの4K対応「ハンディカム」2商品がなぜおすすめなのか、その理由を紐解きます。
理由:強力な手ブレ補正と光学ズームで離れていても表情まで逃さない
ビデオカメラの手ブレ補正は実際にどれくらい効果があるのか、ミニ四駆に取り付けて凹凸のある路面を走らせながら被写体を撮影しました。
「FDR-AX45A」は、前後の揺れが抑えられていたためほとんど気にならないレベル。「FDR-AX60」もほとんど揺れらしい揺れはなく、ともに★4.50のトップ評価です。
遠方からのズーム撮影でも、手ブレに悩まされる心配はあまりなさそう。
ズームは画質の落ちにくい光学20倍で、実際に撮影してみると被写体の輪郭や細部まではっきり確認できました。ちなみに、20倍ズームなら20m先の子どもの表情、40m先の子どもの全身が撮影できちゃいます。
ピント合わせの早さも優秀なので、運動会のように離れた距離から動く子どもを撮影するには、2商品ともに適役!
なお、長時間の撮影なら一脚や三脚を利用すれば、さらに手ブレを抑えることができますよ。
まとめ:ビデオカメラは“撮りたい”と思ったときが買いどきです
子どものイベントを撮影するなら、スマホよりビデオカメラがいいのはわかったけど、「10万円を超えるのはちょっと……」と思ってしまいますよね。
実はビデオカメラは、ここ数年大きな進化はしていません。新製品もあまり出ず、出てもほとんど機能は変わっていない状態。
高額な商品を買った翌年に、機能が大幅に更新された新製品が出て後悔する可能性もごくわずかといえます。
だからこそ、いましかない子どもの成長のワンシーンを高画質で記録するために「4Kのいちばんいいのを買っちゃおう!」が大正解なんです。
なお、紹介したソニーの2商品は500g越えと重くサイズも大きいため、「長時間撮影しても疲れないのがいい」「手が小さいけど片手で操作したい」という人は、検証コンテンツもチェックしてみてください。
(執筆/マイべマガジン編集部・ハナゾノゴウ)