貝印 関孫六 桧 まな板 スタンド付をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

まずは、切り心地の検証として、じゃがいものくし切りとにんじんのみじん切りを行い、まな板や食材の滑りにくさ・刃当たりのよさをチェックしました。

検証の結果、刃当たりのよいトントンというカット音で、高評価を獲得しました。本商品に使用されたヒノキのまな板は刃当たりがよい傾向があり、こちらもカンカンと耳につくような音がないのがよい点です。横幅39×奥行24cmのサイズも一般的なLサイズ（幅35〜40×奥行25〜30cm）とほぼ同じで、食材を切りやすい大きさといえます。

一方、「厚みが物足りない」との口コミどおり、まな板の厚みは1.3cmとやや薄め。検証の結果、1.5cm以上の厚みがあるとやさしい切り心地を感じられましたが、こちらは衝撃を吸収されているような感覚が弱めです。硬い食材をカットするときに動いてしまうため、滑り止めとして布巾などを敷いておくとよいでしょう。

次は傷つきにくさの検証です。にんじんを300回みじん切りにしてから、スポンジと食器用洗剤で軽く擦り洗いする工程を3セット繰り返し、色移りと表面の傷の有無をチェック。色移りがなく、傷が少ないまな板を高評価としました。

色がつきやすいにんじんもまったく色移りしなかったのはよい点です。しかし、口コミのとおり細かな傷がたくさん入ってしまい、上位の商品にはあと一歩届きませんでした。

複数の素材の商品を比較したところ、竹のまな板は丈夫で硬く、傷つきにくい傾向がありました。耐久性を重視するなら、竹素材にも注目してみるとよいでしょう。

次は乾きやすさの検証です。まな板全体を30秒間水で濡らしてから2時間風通しのよい場所で保管し、2時間後の水分量を計測。数値の低いものほど、高評価としました。

表面の水分量は29%から3%へ大幅に減少。全体平均は約5.9％（執筆時点）、なかには10％を超える商品もあったなか、乾きやすさはトップクラスの高評価です。側面のウレタン塗装が水の染み込みを防ぐので、そもそも湿りにくいのも要因と考えられます。

また、「スタンド式が便利で乾きも早い」との口コミもあるように、自立スタンドで立てたまま保管できるのも利点です。接地面積を最小限に抑えられるため、水気がこもらず乾燥しやすい環境を作れますよ。