銀イオンの抗菌加工が施され衛生的に使えると謳う、無印良品 Ag+抗菌加工 やわらかいまな板 大。高評価の口コミが多い一方、「まな板自体のクッション性はあまりない」「キッチン天板の固さをダイレクトに感じる」という気になる評判も存在し、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の3つの観点で検証した結果をふまえたレビューをご紹介します。
さらに、各メーカーの新商品や売れ筋上位など人気のまな板とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、まな板選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
製菓・コーヒーの専門学校卒業後、スペシャルティコーヒー専門店にてバリスタとして7年間勤務。店舗ではハンドドリップやラテアートの講師も務め、味や香りへの繊細な感覚を磨く。マイベスト入社後はカフェで勤務していたこれまでの経験を活かし、コーヒー器具をはじめ、調理器具やキッチン雑貨、食品・ドリンク、ギフトアイテムなど、食まわり全般の商材の比較検証を担当。「ユーザーの立場に立って考える」をモットーに、日々の業務に取り組んでいる。また、焙煎士・バリスタとして現在も現場に立ち、実体験に基づいたリアルなレビューを届けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
無印良品 Ag+抗菌加工 やわらかいまな板 大は、清潔な状態を保てるのは魅力ですが、安定性を求める人には物足りないといえます。重量は153gと比較したなかでトップクラスの軽さ。厚さも0.2cmと薄いため、包丁の衝撃が伝わりやすく切っている間に動きやすいうえに滑り止めは非搭載。比較したなかでは滑り止めにつきの商品は少数でしたが、本商品はまな板がズレて調理がしにくいと感じることもあるでしょう。
また、薄すぎる厚さはクッション性も低く、切り心地にも影響を与える結果に。にんじんなど力が必要な食材を切ると手に衝撃を感じやすく、実際に試したモニターからは「キッチン天板の固さをダイレクトに感じる」という口コミと同様の声が上がっています。対して、比較した1cm以上の商品は軽い食材から硬い食材までサクサク快適に切れました。
平面に置いても両端が反り上がるのも気になるところ。軽い食材ならよいものの、硬い食材は真ん中で切る必要があります。全体的にたわんでいるため、「食材の下までしっかりと切れない」「まっすぐ切れない」という指摘の声も上がりました。表面に凹凸加工が施されているのはメリットですが、不安定な食材を切る場合は「滑りやすい」という声も寄せられています。
ただし、銀イオンによる抗菌加工が施され、清潔な状態の保ちやすさは優秀です。比較したうち、抗菌まな板は半数以下しかありませんでした。さらに、素材は丈夫で汚れが取れやすいポリプロピレンを採用し、汚れが溜まりにくいのも利点。耐熱性温度は60℃なので熱湯消毒は非対応ですが、着色を落とすのと同時に除菌効果も期待できる漂白剤を利用できますよ。
販売価格は執筆時点で税込490円(※公式サイト参照)と、2,000〜3,000円台の商品が多いなかお手頃価格。本体を曲げやすく、切った材料を注ぐように直接鍋に入れられるため、鍋料理や湯豆腐など卓上調理する際にちょっとしたものを切るなら候補のひとつとなるでしょう。しかし、メインのまな板を探しているならほかの商品をチェックしてみてくださいね。
実際に無印良品 Ag+抗菌加工 やわらかいまな板 大と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイまな板と、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
無印良品 Ag+抗菌加工 やわらかいまな板 大のデメリットが気になる人は、ぜひこちらも検討してみてくださいね!
まな板の寿命は樹脂のまな板で1~2年、ゴム・シリコン・木のまな板で5~6年といわれています。ただし、この期間より短くても汚れやにおいが落ちない場合は買い換えが必要です。汚れたまま使い続けていると食中毒の原因にもなるので、いつ買ったか覚えていない人はこの機会に買い換えを検討してみましょう。
今回紹介するのは、柔らかい素材で曲げられる無印良品 Ag+抗菌加工 やわらかいまな板 大。重量も153gと軽量で、切った食材を直接鍋やフライパンに入れやすいと謳っています。
販売元は、全世界に1,000店舗以上をかまえる無印良品を運営する良品計画。衣服や生活雑貨、食品など幅広い商品を企画・販売する日本の会社です。まな板の種類も多く、小型・軽量・柔らかさ・国産ヒノキなど、それぞれ特徴を持った商品を取りそろえています。
サイズは、幅36.5×奥行24.5cmと大きめ。みじん切りや千切りをしたときも食材がこぼれにくいでしょう。表裏にVegetableとMeetの文字がそれぞれ刻印され、野菜と肉など食材によって使い分けやすいデザインです。
また、無印良品では本商品より小さいAg+抗菌加工 やわらかいまな板 小も販売されています。販売価格は執筆時点で税込290円(※公式サイト参照)です。まな板を置くスペースに合わせてサイズを選べますよ。
<スペック詳細>
今回は無印良品 Ag+抗菌加工 やわらかいまな板 大を含む、まな板全32商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、切り心地のよさの検証です。
日常的に調理するモニター5人で実際にまな板を使用し、にんじん・きゅうり・大葉をカット。刃当たりのよさ・切りやすさに着目して切り心地を評価しました。
口コミ同様刃あたりはクッション性が低く、手に衝撃を感じやすいのがネックに。素材はポリプロピレンで硬すぎるものではありませんが、厚さが0.2cmと薄いのが足を引っ張りました。にんじんなど硬い素材を切ったモニターからは「キッチン天板の固さをダイレクトに感じる」という口コミと同様の声が上がっています。
対して、比較したなかで約4割を占める厚さが1cm以上の商品はサクサクと作業できる傾向に。軽い食材から硬い食材までリズミカルに切りたいなら薄型より厚めの商品がおすすめです。
<刃当たりのよさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
また、切りやすさもいまひとつ。曲がる性質が仇となり、両端が反り上がるため安定性がありません。軽い食材ならよいものの、硬い食材は真ん中で切る必要があります。また、全体的にたわんでいるのでモニターから「食材の下までしっかりと切れない」という声も寄せられました。
表面に凹凸加工が施され、大葉など軽い食材ならしっかりと捕まえて滑りにくいのはメリットです。しかし、人参やきゅうりなど不安定な食材はモニターから「滑りやすい」という声も。また、水分が多いとやや滑りやすくなるので注意が必要です。
<切りやすさについてのモニターコメント>
コメントは一部抜粋
次は、清潔な状態の保ちやすさの検証です。
漂白剤や熱湯消毒に対応しているか・抗菌加工が施されているかなどに着目して、菌の繁殖を防ぐ工夫がされているかチェックしました。
名前のとおり銀イオンによる抗菌加工が施され、清潔さのキープ力は優秀です。比較した商品うち、抗菌まな板は半数以下しかありませんでした。加えて、素材は汚れが落ちやすく丈夫なポリプロピレンを採用。汚れてもサッと落とせ、菌や汚れが溜まりやすいキズもつきにくいでしょう。
また、除菌効果が期待できる漂白剤が使えるのもうれしいポイント。着色汚れも一緒に落とせるので、見た目も美しい状態を保てますよ。手軽に清潔な状態を保ちたい人にぴったりです。
耐熱性温度は60℃なので熱湯消毒はできません。ただ、熱湯消毒より漂白剤を使用するほうが高い除菌効果が期待できるので、こだわりがなければそれほど気にならないでしょう。また、食器洗い乾燥機には対応していないため、普段利用している人は注意してくださいね。
最後は、すべりにくさの検証です。
ポリプロピレン素材の本体の重量は、153gと比較したなかでトップクラスの軽さです。鍋に具材を入れるなど移動するときにはメリットになりますが、滑りにくさではデメリットに。加えて、厚さも2mmと薄いため、包丁からの衝撃が伝わりやすく、切っている間に動きやすいでしょう。
軽量かつ薄型でまな板がズレやすいのにすべり止め機能がないのも気になるところ。まな板の下に濡れ布巾を敷くなど自分で工夫する必要があります。比較したなかには、熱可塑性エラストマーなど素材自体がすべりにくく、重量や薄さに関係なく安定している商品もありました。
本体素材 | ポリプロピレン |
---|---|
厚さ | 0.2cm |
漂白剤の使用可能 | |
熱湯消毒可能 | |
すべり止め付き |
良い
気になる
幅 | 36.5cm |
---|---|
奥行 | 24.5cm |
食洗機対応 | |
自立機能 | |
両面使用可能 | |
その他の機能 | |
折りたたみ可能 | |
フック穴あり |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
1,390円
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無印良品 Ag+抗菌加工 やわらかいまな板 大は、無印良品のネットストアや実店舗で販売されています。販売価格は執筆時点で税込490円(※公式サイト参照)です。公式サイトでは、無印良品の店舗の在庫状況も確認可能。都道府県や現在地から検索できますよ。
また、Amazon・楽天市場・yahooショッピングなど大手ECサイトでも販売されています。販売店舗によってはクーポンやキャンペーンなどで値段が異なることもあるので、お得に購入できる店舗をリサーチしてみてくださいね。
最後に、カット中にズレにくく、食材の種類を問わず快適に切れる商品をご紹介します。
刃の衝撃をしっかりと吸収して長時間切っても疲れにくいのが、hiino kanoのまな板。柔らかく弾力がある素材熱可塑性エラストマーを採用し、刃をしっかりと受け止めます。滑りにくい性質のため、安定性も良好。抗菌加工が施され、漂白剤や熱湯消毒にも対応しているので清潔に使いたい人にもおすすめです。
ほどよい硬さ刃当たりがよくテンポよく切れるのがパール金属の耐熱抗菌まな板。どんな食材も切りやすく毎日使いにぴったりです。表面にはややざらつきがあり、手元が安定しやすいですよ。銀イオンが配合されているうえ、日本製抗菌剤(バクテキラー)を採用。漂白剤も使用が可能で清潔な状態を保てるでしょう。
本体素材 | 熱可塑性エラストマー |
---|---|
厚さ | 0.5cm |
漂白剤の使用可能 | |
熱湯消毒可能 | |
すべり止め付き |
良い
気になる
幅 | 35cm |
---|---|
奥行 | 29cm |
食洗機対応 | |
自立機能 | |
両面使用可能 | |
その他の機能 | |
折りたたみ可能 | |
フック穴あり |
hiino kano まな板 エラストマーの口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
本体素材 | ポリエチレン |
---|---|
厚さ | 1.3cm |
漂白剤の使用可能 | |
熱湯消毒可能 | |
すべり止め付き |
良い
気になる
幅 | 37cm |
---|---|
奥行 | 22cm |
食洗機対応 | |
自立機能 | |
両面使用可能 | |
その他の機能 | |
折りたたみ可能 | |
フック穴あり |
パール金属 耐熱抗菌まな板 HB-1534はどんな人におすすめ?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
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