リアルなゲーム体験ができるよう設計されたウルトラワイドモニター、BenQ MOBIUZ ウルトラワイド湾曲ゲーミングモニター EX3415R。ネット上では「画質がとてもきれい」と評判です。しかし、「スタンドの脚が広く場所をとる」などの口コミも存在するため、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のHuaweiやアイ・オー・データ機器などのウルトラワイドモニターとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ウルトラワイドモニター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
BenQ MOBIUZ ウルトラワイド湾曲ゲーミングモニター EX3415Rは、用途問わず使いたい人におすすめです。湾曲率1,900Rと緩めの曲線で、実際に視聴すると歪みは感じず没入感が高めでした。比較したVAパネルの商品は横から見ると白っぽく見えたのに対し、視野角もIPSパネルならではの広さ。画面端まで視認性は良好です。
画面の書き換え速度を示すリフレッシュレートが144Hzと高く、映像もなめらかでした。比較したなかには応答速度5msとやや遅いものもあったなか、1msと反応も高速で入力の遅延は感じません。最大輝度400cd/㎡と明るいうえに、3,440×1,440と評判どおり高解像度で、本格的ゲームを楽しみたい人にもぴったりですよ。
便利な機能も搭載しています。画面調節はジョイスティック・ボタンの2つを使用でき、直感的に操作できました。比較した商品にはスピーカーが未搭載のものがあったなか、ヘッドホンいらずで音を出せるのも便利なポイントです。なお、給電・出力ができるUSB Type-Cに対応していませんが、USB Type-Aでゲーミングデバイスの充電ができます。
スタンドも、比較したなかでトップクラスの使いやすさです。比較したなかには上下の角度調整のみの商品もあったなか、上下左右の調整に対応。安定感も十分でした。口コミに反して狭いスペースにも設置しやすく、デスクワークで作業スペースをしっかり確保したい人にもよいでしょう。
値段は執筆時点で税込153,400円(公式サイト参照)。比較した商品のなかでは高額ですが、ゲーム向けを謳うにふさわしい画質・発色・映像のなめらかさが魅力です。高性能なのでデスクワークにも活躍でき、一台で遊びと仕事をまかなえます。ウルトラワイドモニターを探しているなら、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
そもそもウルトラワイドモニターとは、横の長さが一般的なPCモニターより2倍近く長いモニターのこと。表示する情報量を増やしたり、上下の目線の移動を減らしたりできるため、事務作業や画像編集などの効率を上げられます。また、横長の大画面からは没入感も味わえて、動画視聴やゲームプレイも迫力満点で楽しめますよ。
今回紹介するBenQ MOBIUZ ウルトラワイド湾曲ゲーミングモニター EX3415Rは、鮮明な色と迫力のあるサウンドにより没入感のあるゲームプレイを楽しめると謳う商品です。
販売元は、モニターやディスプレイを製造する台湾の家電メーカー、BenQ。ウルトラワイドモニターでは、細部まで精細に映し出す映画鑑賞向きのモデルや、没入感を重視したゲームプレイ向きのモデルを取り扱っています。
モニターサイズは34インチ。湾曲率1900Rのモニターを採用し、パノラマのような景色でゲームの世界を堪能できるとアピールしています。
1秒間に何枚画像を差し替えられるかを示すリフレッシュレートは、最大144Hz。なめらかな映像でゲームを楽しめるとしています。HDRi技術によってチラつきも排除しており、ゲーム内で隠れている敵も見つけやすいでしょう。高音質のtreVoloスピーカーも搭載し、手に汗握るプレイを楽しめますよ。
VESAマウントの規格にも対応しているので、モニターアームの取りつけが可能。スタンドで設置するよりモニターの角度調整が自由になり、デスクを広く使えるようになりますよ。
重量は約8.5kg。バックライトが光る設計で、スタイリッシュなデザインです。
長時間快適にゲームプレイを楽しむためのアイケア技術が充実しているのもポイント。目の疲労感を少なくするブルーライト軽減機能・画面のチラつきを発生させないフリッカーフリー技術・色の識別がしやすくなるカラーユニバーサルモードなどを搭載しています。
今回はBenQ MOBIUZ ウルトラワイド湾曲ゲーミングモニター EX3415Rを含む、ウルトラワイドモニター全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめは、画質のよさの検証です。
まず、モニター画面に16段階・64段階・256段階にカラーグラデーションを表示。色彩の豊かさなどを確認しました。次に、レッド・ブルー・イエロー・グレー・ホワイトの単色背景をモニターに表示。輝度・色度のムラをチェック。さらに、カラーグラデーションを表示したモニターを斜めから目視で確認し、視野角の評価も行いました。
解像度は3,440×1,440と、複数のウインドウを並べてのデスクワークでも使えるほど鮮明。幅広い明るさを表現できるHDRにも対応しています。最大輝度は400cd/㎡と、比較較したなかではトップクラスの高さで、明るい部屋でもくっきりとした映像が楽しめますよ。
なお、本商品は湾曲タイプです。比較したなかで湾曲率が1,800R以上のモニターは歪みや違和感をほぼ感じることがなく、1,900Rの本商品も例外ではありませんでした。画面端まで見やすく、しっかりゲームプレイに集中できるでしょう。
次は、映像のなめらかさの検証です。
モニターのリフレッシュレートや応答速度、入力遅延に着目し、映像のなめらかさやカクつきを確認しました。
応答速度も1msとスピーディ。比較したなかには応答速度が5msほどの商品があったのに対し、本商品はトップクラスの速さでした。入力遅延も0.69秒しかなく、遅延を気にせずゲームに集中できますよ。
最後は、スタンドの使いやすさと付加機能の検証です。
まず、モニタースタンドの安定性やデスクの占有率、角度調節機能に着目して、スタンドの使いやすさを評価しました。次に、カラーモードの種類やインターフェース、Type-Cでの充電・出力機能などを確認。多くの機能を搭載しているモニターを高く評価しました。
モニタースタンドの使いやすさは、比較したなかではトップクラスの評価でした。比較したなかには上下の角度調整しかできない商品があったなか、上下左右の角度調整が可能。高さも調整できるので、どんな環境でも自分好みの角度や高さでモニターを使用できます。
モニターを設置した際のデスクの占有率も確認すると、口コミのように特段広い場所が必要ではなく、設置に大きな問題はありませんでした。比較したほかの商品と同様に、モニター自体の安定性は十分で、マウントの取りつけが配線に影響することもありません。
輝度やコントラストの画面調節は、ジョイスティックとボタンで直感的に操作できます。スピーカー内蔵モデルのため、比較した未搭載のモデルのように別途スピーカーを用意する必要もありません。デスク周りを広々と使えます。
なお、本商品はUSB Type-Cには対応していません。比較したUSB Type-C対応の商品のようにノートパソコンをケーブル1本では接続できず、やや利便性で劣ります。とはいえ、インターフェースがUSB Type-Aに対応しているため、スマホなどの充電はできますよ。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
販売中のショップが見つかりません
最後に、おすすめのウルトラワイドモニターを紹介します。
Huawei MateView GT ZQE-CAAは、カラーモードが充実している商品。全8種類と、比較したなかではトップクラスの多さでした。スピーカーやステレオマイクも搭載。画質もよく、黒つぶれや白飛びのない映像を楽しめます。7万円台で販売しているので、予算を抑えたい人にもぴったりですよ。
EIZO FlexScan EV3895は、豊富なインターフェースが特徴です。USB Type-Cに対応し、ケーブル1本で出力・急速充電が可能。37.5インチの大画面はムラなくくっきりとした発色で、デスクワークがはかどるでしょう。スタンドは上下の角度調節に加え、昇降・回転も可能で自由度が高いですよ。
モニターサイズ | 34インチ |
---|---|
解像度 | UWQHD(3440×1440) |
良い
気になる
幅 | 80.9cm |
---|---|
奥行 | 22.0cm |
高さ(最大) | 54.2cm |
重量 | 9550g |
モニター形状 | 曲面型(湾曲型) |
アスペクト比 | 21:9 |
表面処理 | ノングレア |
パネル種類 | VA |
表示色 | 10億7000万色 |
色域の広さ | 68.2% |
色の正確さ | 2.24dE |
コントラスト比(メーカー公表値) | 4000:1 |
最大輝度(実測値) | 343cd/m2 |
最小輝度(実測値) | 26cd/m2 |
ブルーライトカット対応 | |
KVMスイッチ機能 | |
PBP対応 | |
PIP対応 | |
インターフェース | HDMI、USB Type-C、DisplayPort×2、オーディオ端子 |
Type-C給電機能 | |
Type-C給電の出力 | 4.67W |
Type-C出力機能 | |
高さ調節機能 | |
角度調節機能 | 上下 |
スピーカー機能 | |
リモコン付き | |
VESAマウント対応 |
HUAWEI MateView GT 34インチ ZQE-CAAの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
モニターサイズ | 37.5インチ |
---|---|
解像度 | UWQHD+(3840×1600) |
良い
気になる
幅 | 89.39cm |
---|---|
奥行 | 24cm |
高さ(最大) | 41.1cm |
重量 | 13200g |
モニター形状 | 湾曲 |
アスペクト比 | 24:10 |
表面処理 | ノングレア |
パネル種類 | IPS |
表示色 | 約1677万色 |
色域の広さ | 78.6% |
色の正確さ | 2.43dE |
コントラスト比(メーカー公表値) | 1000:1 |
最大輝度(実測値) | 205cd/m2 |
最小輝度(実測値) | 41cd/m2 |
ブルーライトカット対応 | |
KVMスイッチ機能 | |
PBP対応 | |
PIP対応 | |
インターフェース | HDMI×2、DisplayPort、USB Type-C、USB Type-A×4、オーディオ端子 |
Type-C給電機能 | |
Type-C給電の出力 | 72.46W |
Type-C出力機能 | |
高さ調節機能 | |
角度調節機能 | 上下 |
スピーカー機能 | |
リモコン付き | |
VESAマウント対応 |
EIZO FlexScan EV3895を徹底レビュー!実際に使ってわかったよい点・気になる点は?
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