デザイン家電の中でも「見せたくなる加湿器」として群を抜いています。機能と美しさが高度に融合していて、正直これがリビングにあるだけで生活感がひとつ消える感覚。加湿器にありがちな“家電感”がゼロ。空気を潤す道具というより、空間を整えるインテリアという立ち位置です。
加湿能力に関しては、広めのLDK(約20畳)でも体感できるレベルで、朝起きた時の喉の乾燥がほぼ皆無に。ミストの粒子が細かいので、部屋全体がしっとり包まれる感じ。温湿度計を使って他の超音波式と比較しましたが、湿度の立ち上がりが早く、約30分で5%以上アップするのは優秀です。
これはかなり考えられている印象。給水タンクが上部給水かつ広口なので、水を入れる際に毎回シンクを気にしなくて済むのは地味にストレスフリー。中まで手が届くので、スポンジでの掃除も簡単でした。他社製のスリム縦型タイプと比べて、圧倒的に手間が少ないです。
抗菌カートリッジとUV除菌のダブル構造で、単なる超音波式よりはるかに安心感があります。しかも、タンク内のぬめりが出にくいのもポイント。以前使っていた有名メーカーの安価モデルは2週間でぬめぬめしてきましたが、こちらは3週間使っても水がきれいなまま。
ターボモードではミストの勢いがしっかりあり、体感湿度が一気に上がります。サーキュレーターと併用することで、加湿のムラもなくなり効率的。特に暖房と併用すると、肌や喉の乾燥が激減しました。
満水で約30時間稼働(弱モード)というのは、日常使いにおいて非常にありがたい。寝る前に入れて朝どころか夕方まで給水なしでOK。日中仕事で家を空ける人でも、帰宅時にしっかり加湿された空間が保たれています。
【他製品との比較1:静音性】
寝室用としても十分。寝ている間に音が気になることは一切なく、逆に「本当に動いてる?」と思うほど。某メーカーの気化式モデルは「シュコーッ」と音がするので寝室には不向きでしたが、これは静かすぎてびっくり。
【他製品との比較2:操作性・UI】
タッチパネルの反応がよく、照明も控えめで夜中の操作も目に優しい。加湿器にありがちな「ボタンが押しにくい」「どれがどれか分かりにくい」といった不満がなく、説明書を見ずに直感で使えました。
【他製品との比較3:デザインとの両立度】
加湿器=白物家電というイメージを完全に裏切ってきた一台。他のデザイン家電と並べても浮かないし、むしろ主役になれるビジュアル。無印やバルミューダなどの“見せる家電”と相性が良く、インテリアの一部として活躍します。