Orbic TAB10R 4Gを検証レビュー！Androidタブレットの選び方も紹介

スマホ・タブレットなどのモバイル端末を中心に取り扱っているアメリカのメーカー、Orbicの「TAB10R 4G」。今回の検証では、メモリは4GB、ストレージは64GBを搭載したモデルを使用しました。画面サイズは10.1インチで、LTE通信に対応しています。

処理性能を示すベンチマークスコアは平均283,318.33ptで、今回検証した商品のなかでは低いほうです。ネット閲覧や動画鑑賞程度ならそこまで問題なくできますが、多少のカクつきや、読み込みの待ち時間がありました。

画面の彩度はあまり高くないうえコントラスト比が低く、全体的にぼんやりとした映りに感じました。ただし、グラデーションになっている部分など、色の違いは繊細に描けています。動画の映りは、処理性能が低いためかアクションシーンになると映像が乱れることがありました。ベゼルが太いので没入感はやや物足りません。

タッチ操作の快適さは、反応は悪くないもののスクロール時に文字がかなりガタつくのが気になりました。指のスピードに合わせて画面が動くスピードも変わるので操作自体は直感的にできますが、文字が揺れて見えるので、スクロールしながら文字を追うのは難しかったです。

動画を10分間再生したあとの最高表面温度は32.0℃。温度上昇は少なく、ずっと手に持っていてもそこまで不快にならないでしょう。バッテリー持ちはよく、動画を連続で約6時間25分再生できました。1日中ずっととまではいきませんが、少し動画を見たり作業をしたりするぶんには十分でしょう。

重量は652gで、画面サイズのわりにはずっしりとした重みがあります。片手で持つには重く、長時間手持ちで扱うなら少し気になるでしょう。耐久性に優れていると謳っており、樹脂製の枠のようなものがついているほか防水・防塵性能もIP65と高めなので、重さはそこまで気にせず、屋外での使用を想定している人には選択肢になるといえます。