走りの軽快さや変速機の使いやすさ、ブレーキの使いやすさが気になるアニマト ENFLER A-31。実際に購入しないとわからず、迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、実際にアニマト ENFLER A-31を徹底検証しました。クロスバイク15商品の中で比較してわかったアニマト ENFLER A-31の実力をレビューしていきます。クロスバイクの選び方も紹介しているので、購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
自転車安全整備士・自転車技師の資格保持者。大手自転車店の販売員としてママチャリから子供車、スポーツ車にいたるまで幅広い車種の販売だけでなく、整備士として組立・修理を行っていた。さらに、CX・XCO全日本選手権のピットスタッフとしての経験を持ち、選手としても幅広く活動。ロードバイク・シクロクロス・マウンテンバイク・トライアスロンなど経験種目は多岐にわたる。現在はmybestにて、自転車に関わるジャンルのコンテンツを担当し、ユーザーに正確な情報を届けることを心がけている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
ネット通販を中心にリーズナブルな自転車を扱うアニマトの「ENFLER」はインパクトのあるディープリムホイールが特徴。
実測重量は12.6kgとクロスバイクとしては標準的な重さで、走りの軽快さの評価は良好。しかしタイヤ幅は実測で26.5mmとかなり細く、加速はスムーズに感じる一方で乗り心地のよさはイマイチでした。
Vブレーキを装備しており、ブレーキの利きがよくしっかり止まれる印象。変速レバーにはシマノ製トリガーシフトを採用しており扱いやすいといえます。
スタンドが標準装備されており、駐輪しやすい点はうれしいポイントですが、ディレイラーガードがついていない点は少し気になるところ。変速機の故障には気を付けたほうがよいといえます。また、空気入れのバルブが通常より長いため、パンクした場合に交換用のチューブが手に入りづらい場合がある点は理解しておきましょう。
また、サイズはワンサイズしか用意されておらず、適応身長は160cm~です。身長の上限は設けられていませんが、180cm以上の人には小さいでしょう。
実際にアニマト ENFLERと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイクロスバイクと、各検証でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
アニマト ENFLERの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
マイベストが検証してわかったアニマト ENFLER A-31の特徴は、ひとことでまとめると「パーツ構成に不足感が少なく、価格も手頃な1台」です。
実際、たくさんあるクロスバイクの中で、走りの軽快さや変速機の使いやすさ、ブレーキの使いやすさは商品によってどのくらい差があるのか気になりますよね。ここからは、アニマト ENFLER A-31を含むクロスバイクの検証方法や、自分に合ったクロスバイクを選ぶためのポイント、検証で高評価を獲得した商品を紹介していきます。
アニマト ENFLERは、前後のVブレーキとトリガーシフトを搭載。軽い力でも止まりやすく、変則レバーも操作しやすいつくりです。メーカー希望小売価格は50,800円(税込)ですが、ECサイトなどを利用すればより安く購入できることも。
タイヤのサイズは実測値で26.5mmと細めです。ワンサイズかつ身長160cm〜の人に向く構造のため、身長180cm以上など大柄な人は乗りにくさを感じる可能性があります。
アニマト ENFLERのカラー展開は、マットブラック・ホワイト・グリーン・ガンメタの4種類。フレームの素材にはアルミを使用しています。
前輪にクリックリリースハブという構造を採用しており、工具を使わずに車輪を外せることも特徴です。
今回は、アニマト ENFLER A-31を含むクロスバイク15商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
以下のコンテンツで行われた具体的な比較検証のポイントはこちらです。
検証①:走りの軽快さ
検証②:変速機の使いやすさ
検証③:ブレーキの使いやすさ
検証④:乗り心地
検証⑤:日常使いのしやすさ
検証⑥:カスタム・修理のしやすさ
検証⑦:サイズの合わせやすさ
走りの軽快さが優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「ロードバイクに近い重量で、一般的なママチャリとは違う爽快感ある走行を楽しめる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
ペダル・反射材・スタンド・ディレーラーガードが付属する車体は取り付けた状態で計測
ホイール・タイヤ・チューブ・スプロケット込みで測定
変速機の使いやすさが優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「特に気を使うことなく負荷が高い状態でも変速できて、ギア段数が多く適切なギアを使える商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
機構・ブランドに応じて、扱いやすいものほど高得点
ブランドに応じて、精度が高いものほど高得点
変速段数が多いものほど高得点
ブレーキの使いやすさが優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「レバーのタッチが非常に軽く、自由にコントロールできる制動力がある商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
ブレーキ機構に応じて、ブレーキがよく利くものほど高得点
ブランドに応じて、ブレーキがよく利くものほど高得点
金属製のクランプに加点
乗り心地が優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「路面の凹凸がまったく気にならず、段差も気にせず乗り越えられる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
タイヤ幅をノギスで計測。35mmを上限に、タイヤ幅が太いものほどおすすめとしておすすめ度をスコア化しました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
サイズの合わせやすさが優れた商品としてユーザーがとても満足できる基準を「自分の体型にジャストフィットのサイズの車体を選ぶことができる商品」とし、以下の方法で各商品の検証を行いました。
テスターが各商品をチェックし、以下のポイントごとに点数づけをして、各商品のおすすめ度をスコア化しました。
ブレーキ | Vブレーキ |
---|---|
タイヤ幅(実測値) | 26.5mm |
変速レバーの種類 | トリガーシフト |
重量(実測値) | 12.6kg |
付属品 | スタンド |
ギア段数 | 3×7段 |
良い
気になる
適応身長 | 160cm~ |
---|---|
メインコンポーネント | Tourney |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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格安モデルのクロスバイクには、しっかり止まれないブレーキや使いにくい変速機がついていることも。安全・快適に乗るために、まずはブレーキと変速機に注目しましょう。
クロスバイクのブレーキは、主に以下の4種類があります。
特におすすめなのは油圧ディスクブレーキ。車輪の中心についているディスクを、ブレーキパッドで挟み込む構造のブレーキです。挟み込む力が強いので、短い距離でしっかり止まりやすいことが特徴。雨の日でもブレーキの利きが悪くなりづらい点もうれしいポイントです。また、油圧でブレーキを動作させているのでレバーの引きが軽く、疲れづらい点もメリット。握力に自信のない人でも扱いやすいですよ。
ブレーキパッドがVブレーキやキャリパーブレーキに比べて消耗しづらいため、交換頻度が比較的少なく済みます。
一方で完成車価格が約8万円~と高価な点がネック。「コスパを重視したい」という人にはVブレーキがおすすめです。雨の日のブレーキの利きやレバーの引きの軽さは劣るものの、油圧ブレーキ同様、挟み込む力が強いので十分止まりやすいといえます。
機械式ディスクブレーキは基本的には油圧ディスクブレーキと同じ構造です。油圧で動作しているか、金属製のワイヤーで動作しているかの違いがあります。
基本的に利きがあまり良くないブレーキではあるものの、6万円以上の機械式ディスクブレーキを搭載した自転車なら十分な制動力を発揮するものもありますよ。
変速レバーは主に以下の3種類があります。
特におすすめなのはトリガーシフト。ほかの2種類の変速レバーは、ギア段数によってレバーの位置が変わることで操作しづらかったり、グリップが短くて握りづらかったりします。一方でトリガーシフトは、レバーの位置が常に押しやすい位置にあり、グリップの長さも確保できるので扱いやすい点がメリット。また部品の精度が高い傾向があるため、しっかりと調整されていればギアの切り替えもスムーズに行えます。
ネット通販で商品説明を見ると、「シマノ製変速機搭載」と記載されいている商品を多く見かけますが、同じシマノ製でもトリガーシフトとそのほかの変速レバーでは扱いやすさや精度に大きな差があります。購入の際は、メーカーだけでなく「どんな種類の変速機なのか」までしっかりと確認しましょう。
また、クロスバイクの変速ギアは前にもうしろにもあります。ギア段数に注目するうえで重要なのは、操作する頻度が高いうしろの段数。上り坂も平坦路も速く走りたいなら、うしろのギア段数は8段以上がおすすめです。
通勤・通学で使うなら、スタンドやディレイラーガードなどの付属品があるモデルがおすすめです。フィットネス用途として販売されているクロスバイクは軽さを重視するため、付属品はないのが一般的。しかし、通勤・通学なら付属品が豊富なほうが扱いやすいのでおすすめですよ。
スタンドがない場合は壁や柵に立てかけて駐輪しますが、立てかけやすい場所が見つからないことも当然あります。スタンドがあればどこにでも停められるので、駐輪場所を探す手間が省けるでしょう。
また、駐輪時は風やほかの自転車がぶつかるなどの外的要因で自転車が倒れることがあります。特に右側に倒れると変速機が故障し、重大な事故につながる恐れが。ディレイラーガードがあれば変速機の破損を防げるので、余計なトラブルを避けたい人におすすめです。
これらのパーツは汎用品の後付けも可能ですが、通勤・通学で使うならはじめから付属品がある車体を選べば追加費用を省けますよ。もし購入した車体に付属していなかったら自転車店に相談するとよいでしょう。
タイヤの幅は、自転車の乗り心地や扱いやすさに大きな影響を与えます。通勤・通学で使うなら、32mm以上がおすすめ。空気容量が大きいので乗り心地がよく、毎日の通勤・通学での疲労を軽減しやすいといえます。また、細いタイヤは段差を乗り越える際、パンクしやすかったり滑りやすかったりするデメリットがありますが、太めのタイヤならパンクやスリップのリスクも減らせますよ。
一方で太いタイヤはやや重量があり、加速や登りで重さを感じやすいデメリットがありますが、通勤・通学用途なら気になるレベルではないでしょう。
より軽快に走れるクロスバイクを探すなら、車体重量に注目しましょう。基本的に車体重量が軽いほどスピードを出しやすく、クロスバイクらしい軽やかな走りを楽しめます。
特に上り坂では車体重量によってスピードに大きな差が。約250mの短い登り坂を13kg以下のモデルと15kg前後のモデルでそれぞれ走行しタイムを計測したところ、約8秒もの差が出ました。
また、街中では信号待ちが多く、漕ぎだしが重いとストレスを感じることも。軽い車体は漕ぎだしでもスイスイ加速できるので疲労を軽減しやすいといえます。
クロスバイクの検証で上位を獲得した商品をご紹介します。アニマト ENFLER A-31以外にも、ぜひ以下のおすすめ商品も検討してみてくださいね。
ブレーキ | 油圧式ディスクブレーキ |
---|---|
タイヤ幅(実測値) | 34.5mm |
変速レバーの種類 | トリガーシフト |
重量(実測値) | 11.4kg |
付属品 | |
ギア段数 | 2×9段 |
良い
気になる
適応身長 | 157~205cm |
---|---|
メインコンポーネント | Fディレイラー:Acera/Rディレイラー:Altus |
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ブレーキ | 油圧式ディスクブレーキ |
---|---|
タイヤ幅(実測値) | 36mm |
変速レバーの種類 | トリガーシフト |
重量(実測値) | 11.8kg |
付属品 | |
ギア段数 | 2×9段 |
良い
気になる
適応身長 | 147~203cm |
---|---|
メインコンポーネント | Fディレイラー:Acera/Rディレイラー:Altus |
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