コンパクトなのに頑丈と人気のSTCのピコグリル398。インターネット上では高評価の口コミが多い一方、「隙間から灰が落ちる」「燃焼しづらい」という気になる口コミもあり、購入を迷っている人も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、STCのピコグリル398を含むソロキャンプ用焚き火台12商品を実際に使ってみて、携行性・薪のくべやすさ・料理のしやすさ・準備や手入れのしやすさを比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
今回検証したSTCのピコグリル398は、料理を楽しみたい人・コンパクトに収納したい人におすすめです。
料理のしやすさの検証では、調理スペースが広く余裕をもって料理できる点が好評。また、鍋を置いたままさまざまな角度から薪をくべられるのも魅力です。安定性に欠けるのが惜しいですが、総じて料理時の使い勝手はよいといえます。
携行性も、平均以上の評価でした。分解すると薄く省スペースになるため、バッグの容量を圧迫しません。荷物が制限されるバイクや自転車を使用する人にもぴったりです。
一方、パーツが少ない割に組み立てにコツが必要なのが残念。また、灰は捨てやすいものの、灰が隙間から漏れてしまうのもデメリットです。準備や手入れに手間がかからない焚き火台をお探しの人は、ほかの商品もチェックしてみてくださいね。
スイス生まれのアウトドアブランド、STC社が販売しているピコグリル398。焚き火台としては他に類を見ないユニークなデザインが特徴です。
本体は耐久性が高いステンレス製。重さは0.45kgです。収納時には、A4サイズのノートほどにコンパクトになると謳っています。
展開時のサイズは33.5×23.5×1.3cm。大きな薪もくべられるように、大きめに作られています。
薪を横に置くと焚き火台との間に空気の通り道ができるので、効率よく燃焼できるのもうれしいポイントです。
組み立ては、2枚のプレートを組み合わせてフレームに固定すればOK。
付属のスピットを使うと、焚き火台の上に鍋やケトルを置けます。すぐにアウトドアクッキングを楽しめますよ。
今回は、ピコグリル398を含むソロキャンプ用焚き火台全12商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。それぞれの検証で1~5点の評価をつけています。
検証①:携行性
検証②:薪のくべやすさ
検証③:料理のしやすさ
検証④:準備・手入れのしやすさ
まずは、携行性の検証です。
コンテンツ制作チームの男女3人が焚き火台を実際にバックパックに収納します。コンパクトさ・重さの2つの観点からチェックしました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
携行性の検証では、3.9点と優秀な結果となりました。たたむとA4サイズ大になるので、バッグにコンパクトに収納できます。0.45kgと軽量なため、重さもあまり気になりません。
また、驚くべきはその薄さ。2枚のプレートが取り外せる構造なので厚みが出ず、バックパックの隙間に差し込みやすいでしょう。
次に、薪のくべやすさの検証です。
スタッフの男女3人で焚き火台を使い、鑑賞・料理時にそれぞれ薪を簡単にくべられるかチェック。総合的に評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
実際に男女3人で薪をくべた結果、4.2点と高評価でした。ソロキャンプ向けの焚き火台としてはサイズが大きいので、長い薪もくべられます。
また、「底が傾斜の作りで、薪をくべやすい」との声があがりました。「山形には組みづらい」との意見もありましたが、傾斜に沿って滑るようにくべられるのは魅力です。
料理時も、薪のくべやすさは好評でした。
ゴトクを置いてもさまざまな方向に隙間が開くため、簡単に薪を追加できます。上に鍋を置いていても問題なく薪をくべられますよ。
コンテンツ制作チームのスタッフ男女3人が、実際に焚き火台で料理をして、使いやすさを評価しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
料理のしやすさは、4.3点と好成績でした。調理スペースが広いので、複数のものを一度に調理できます。
ただし、「土台の安定感に不安がある」という意見もあがりました。重い鍋を置く際は注意する必要があります。
最後に、準備・手入れのしやすさの検証です。
mybestの男女3人が実際に焚き火台を使用し、組み立ては簡単か、灰は楽に捨てられるかどうかを検証しました。
この検証での評価は、以下のようにつけています。
男女3人で行った準備・手入れのしやすさの検証では、3.0点と平均的な結果です。
準備のしやすさは、モニターによって評価が分かれています。「工数が少なく組み立てやすい」との声がある一方で、「鉄板を組み合わせるのにコツが必要」という意見も出ていました。慣れるまでは説明書をよくチェックする必要があります。
灰の捨てやすさはまずまずでした。傾斜があるので灰自体は捨てやすいですが、隙間の部分から灰がこぼれ落ちてしまいます。
意図しないところに灰が落ちる可能性があるため、きれいに捨てるのは難しいでしょう。
ピコグリル398は、組み立てにコツがいる点や灰が穴からこぼれてしまう点が残念でした。そこで、最後にほかのおすすめ商品をご紹介します。
solo stoveの焚き火台は、準備が簡単なのが魅力。本体にゴトクを乗せるだけで完成し、直感的に組み立てが可能です。また、コンパクトながら安定感に優れています。荷物を極力減らしたい人やアウトドアクッキングを楽しみたい人におすすめです。
UNIFLAMEの焚き火台は、灰を捨てやすい工夫がされています。本体と足が分離するので、取り外して簡単に灰の処理が可能。重量があるため携行性はやや劣りますが、ピコグリルの3分の1以下の値段で購入でき、コスト面で優れています。
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