組み立て簡単で持ち運びに便利と謳う、wakufimac 焚き火台。「コンパクトに収納できる」と評判です。しかし「重すぎる」など気になる口コミもあり、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のコールマンやDODなどの焚き火台とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行っているので、焚き火台選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
キャンプ歴は10年以上でキャンプインストラクターの資格を保有。焚き火を囲んで料理を楽しむキャンプはもちろん、蛇や虫を食べるサバイバル寄りのキャンプ・秘境探検などの幅広いアウトドア活動を行なっている。自身の経験や知識を活かし、現在はマイベストにて誰もが知ってるメジャーブランドから、通好みなマイナーブランドにいたるまで、幅広い商品を徹底的に比較・検証している。「初心者から上級者まで幅広く楽しめるギア選び」をモットーに、ユーザー目線に立ったコンテンツ制作を心掛けている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
waku fimac 焚き火台 10003973は、手軽にバーベキューを楽しめる低価格なものがほしい人におすすめです。比較したほとんどの商品にはなかった焼き網が付属し、別で購入する必要がなくすぐに調理を始められます。耐荷重は5kgと小さく、重量の大きい鍋料理には不十分ですが、ベーコンエッグやアヒージョなどスキレット料理には適していますよ。
組み立てやすさも良好。受け皿のパーツは2つのみで、脚も開くだけで簡単に設置できました。受け皿に入れるパーツのロストルや、灰受けの設置に少し手間はかかるものの、慣れれば1分程度で準備できそうです。比較した受け皿や脚が3~4パーツの商品に対し、初心者でも直感的に組み立てられるでしょう。「組み立て簡単」という謳い文句にも頷けます。
持ち運びやすさも十分です。「コンパクトに収納できる」との口コミどおり、収納時の幅は39cm・重さ2.7kgでリュックにも入れやすいサイズ。円形かつ幅48cmの「コールマン ファイアーディスク」に差をつけました。「重すぎる」との口コミもあるように片手では持ちづらいものの、比較した商品の平均重量3kg(※執筆時点)より軽く許容範囲です。
ただ、薪のくべやすさはいま一歩。焼き網をつけると薪の投入口が塞がるため、トングで網を持ち上げて薪を追加する必要があります。バーベキュー中は箸や皿などで片手が塞がるため、気軽に追加しにくいと感じる人もいるでしょう。なお人気の「DOD めちゃもえファイヤー」を含め、比較した大半の商品が薪の投入口が塞がる構造でした。
執筆時点での公式価格は税込3,480円と、比較したなかでもリーズナブル。手頃ながら、焼き網や専用収納ケースが付属するのはうれしいポイントです。とはいえ、薪を追加しにくい点やカレーなど重量がある料理を作りにくい点は惜しいところ。より使い勝手のよい商品がほしい人は、ほかの焚き火台も検討してみてください。
実際にwaku fimac 焚き火台 10003973と比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイ焚き火台と、料理のしやすさ・組み立てやすさ・薪のくべやすさ・持ち運びやすさそれぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
waku fimac 焚き火台 10003973の購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてくださいね!
waku fimacは、車・バイク・アウトドア商品などを取り扱う株式会社ブレイクが手掛けるアウトドアブランドです。テント・寝具・調理器具など幅広いキャンプギアを展開。焚き火台はソロキャンプ用のコンパクトサイズから、二次燃焼できる大型サイズまで取り扱っています。
今回ご紹介する焚き火台 10003973は、収納時に折りたためる仕様の商品です。メーカーでは、ダッチオーブンの調理などさまざまな用途に使えるとアピール。組み立て簡単で持ち運びに便利とも謳っています。
展開時のサイズは幅32×奥行32×高さ22cmで、2~4人程度で使える設計です。本体素材にはスチール、付属の焼き網にはステンレスを採用しています。受け皿側面に「waku fimac」のロゴがさりげなく入ったシンプルなデザイン。丸洗い可能で、手入れのしやすさにもこだわった設計です。
収納時のサイズは幅39×奥行20×高さ6cm。付属の専用収納ケースでコンパクトに収納できると謳っています。スペックの詳細は以下のとおりです。
<スペック>
焚き火を囲むと体が温まりやすいので、秋冬のキャンプにも重宝するでしょう。焚き火の炎でバーベキューや炒め物などの加熱調理も楽しめますよ。
今回は、waku fimac 焚き火台 10003973を含む焚き火台全17商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
最初は、料理のしやすさの検証です。
耐荷重の大きさや、焼き網・ケトルやスキレットを乗せる五徳・調理に使う串であるスピットの有無をチェック。耐荷重が大きく、付属品が充実した商品ほど高評価としました。
ただ、五徳やスピットはないため、別途用意が必要です。なお、比較したなかで焼き網・五徳・スピットがすべて付属する商品は見られませんでした(※執筆時点)。
加えて、耐えられる重さを指す耐荷重は5kg。比較した耐荷重10kg以上の「コールマン ファイアーディスク」や「DOD めちゃもえファイヤー」と並ぶと、カレーやおでんなどの鍋料理には物足りないスペックです。しかし、スキレットでベーコンエッグやアヒージョなどを調理するには十分でしょう。
次は、組み立てやすさの検証です。
各商品の受け皿部分のパーツの数・脚部のパーツの数を確認し、パーツが少なく簡単に組み立てられるものほど高評価としています。なお、灰受けとロストルは合わせて1パーツとしました。
加えて、脚のパーツは開くだけでOK。比較した同じスクエア型の商品には3パーツで脚を組み立てる仕様のものもあったなか、細かい作業がないので手早く準備できるでしょう。
ただ、受け皿の底に入れるロストルと、地面に直接置く灰受けの設置にやや手間取るのは惜しいところ。より工程の少ない「コールマン ファイアーディスク」や「DOD めちゃもえファイヤー」には及ばない結果です。
続いて、薪のくべやすさの検証です。
薪を投入する部分の形状と大きさを確認しました。投入部分が大きく薪を追加しやすいものほど高評価としています。
比較したなかでも網で投入口が塞がる商品は、網をトングで動かす作業に手間がかかるデメリットが。薪を片手で追加できないため、飲み物や皿で片手が塞がるシーンでは扱いにくく感じる人が多いでしょう。比較したところ、薪のくべやすさで高評価を得たのは7商品のみでした(※執筆時点)。
最後は、持ち運びやすさの検証です。
収納時の最長辺の長さ・収納時の重さを確認しました。コンパクトかつ軽量な商品ほど高評価としています。
比較したなかでも幅40cm未満の商品は、リュックで持ち運びやすい傾向がありました。リュックに入れれば両手が空くので、1人で複数の荷物を運ぶソロキャンプでも快適に移動できそうです。
一方、重量は2.7kgとやや重く、片手では持ちにくい結果でした。とはいえ、比較した全商品の平均重量である3kg(※執筆時点)よりは軽く、「重すぎる」という口コミとはやや異なる印象。背負って持ち運ぶ場合は、さほど負担にはならないでしょう。
<検証結果>
収納時の幅:39cm
収納時の重量:2.7kg
収納時の重量 | 2.7kg |
---|---|
耐荷重 | 5kg |
焼き網付き | |
展開時幅 | 32cm |
収納時幅 | 39cm |
薪の投入口の大きさ(網あり) | 0cm |
良い
気になる
本体素材 | スチール (鋼) |
---|---|
展開時奥行 | 32cm |
展開時高さ | 22cm |
収納時奥行 | 20cm |
形状 | スクエア型 |
薪の投入口の大きさ(網なし) | 32cm |
特徴 | コンパクト、キャンプ向け |
最後に、薪を片手で追加できて高評価を得た商品をご紹介します。
カレーやおでんなどの定番料理を楽しみたい人には、TokyoCampの焚き火スタンドがおすすめ。五徳・スピットが付属するうえ耐荷重は10kgあるので、鍋料理をはじめ幅広いメニューを楽しめます。薪の投入口は、網を乗せた状態でも22cmと十分。バーベキュー中も手早く薪を追加できるでしょう。
ダッチオーブンで本格料理を作りたい人は、FIELDOORのアイアン焚火台をチェック。耐荷重が15kgと大きく、鋳鉄製の調理器具も安定して乗せられるつくりです。網を乗せても薪の投入口は12cmあり、一般的な薪なら割らずに投入OK。薪を横から入れる仕様で熱さを感じにくいのも利点です。
収納時の重量 | 1.02kg |
---|---|
耐荷重 | 10kg |
焼き網付き | |
展開時幅 | 40.2cm |
収納時幅 | 36cm |
薪の投入口の大きさ(網あり) | 22cm |
良い
気になる
本体素材 | ステンレス |
---|---|
展開時奥行 | 21.2cm |
展開時高さ | 26.8cm |
収納時奥行 | 22cm |
形状 | ピコグリル型 |
薪の投入口の大きさ(網なし) | 22cm |
特徴 | コンパクト、キャンプ向け |
TokyoCamp 焚き火台をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
収納時の重量 | 2.45kg |
---|---|
耐荷重 | 15kg |
焼き網付き | |
展開時幅 | 57cm |
収納時幅 | 41cm |
薪の投入口の大きさ(網あり) | 12cm |
良い
気になる
本体素材 | スチール(耐熱塗装) |
---|---|
展開時奥行 | 26cm |
展開時高さ | 26cm |
収納時奥行 | 26cm |
形状 | 網型 |
薪の投入口の大きさ(網なし) | 12cm |
特徴 |
FIELDOOR アイアン焚き火台をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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