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エアコンは「つけっぱなし」と「ON/OFF」、どちらがお得? 賢く電気代を抑えるテクニック

エアコンは「つけっぱなし」と「ON/OFF」、どちらがお得? 賢く電気代を抑えるテクニック

近年、電気代は値上がりしている傾向があり、とくにエアコンを使う時期は支払いの負担が大きいですよね。「エアコンはつけっぱなしのほうが電気代が安い」という評判もあり、こまめに消す場合とつけっぱなしにした場合で、どのくらい電気代が違うのか気になる人も多いでしょう。


今回は、エアコンの電気代を抑えるには、つけっぱなしとこまめなOFFどちらがいいのかをご紹介します。節電テクニックや季節別の最適な使い方まで幅広く解説するので、ぜひ参考にしてくださいね。

2025年09月30日更新
松廣 美月(Mizuki Matsuhiro)
ガイド
マイベスト サービス担当
松廣 美月(Mizuki Matsuhiro)

2級ファイナンシャル・プランニング技能士を取得し、マイベストでは予約サービス・クリーニング・クリニックなどの無形商材のサービスを担当。以前はローンやクレジットカードなど日常生活に身近なサービスを比較検証してきた。「生活を豊かにするサービスを提供すること」を心がけてコンテンツ制作を行なっている。

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【結論】30分程度の短時間の外出なら「つけっぱなし」が節約に

【結論】30分程度の短時間の外出なら「つけっぱなし」が節約に

結論からいうと、30分程度の短い外出であれば、エアコンは消さずに「つけっぱなし」にしておくほうが電気代の節約につながります。


エアコンが最も電力を消費するのは、室温と設定温度に大きな差がある起動時です。設定温度まで一気に室温を近づけようとフルパワーで稼動するため、起動時が最もエネルギーを使います。一度設定温度に達してしまえば、あとは室温を維持するだけなので、少ない電力で運転が可能です。


こまめに電源をON/OFFするとフルパワーでの稼動を何度も繰り返すことになるため、結果的に総消費電力が増えて電気代が高くなります。住んでいる家の断熱性・気密性、外気温によっても変わりますが、短時間の外出ではつけっぱなしにするのがよいでしょう。


  1. 【30分以内の外出】:「つけっぱなし」がおすすめ
    1. 近所のコンビニやスーパーへの買い物など、すぐに戻る場合は消さないほうがお得
  2. 【1時間以上の外出】:「電源OFF」がおすすめ
    1. 部屋の温度が大きく変わってしまうほどの長時間の外出であれば、一度電源を切る方が節約になる

住環境や外気温、外出時間に応じて判断すると、効率よく運転できて電気代の節約につながります。

【電気代シュミレーション】つけっぱなし vs こまめなON/OFF

【電気代シュミレーション】つけっぱなし vs こまめなON/OFF

外気温や住んでいる家の断熱性によって変わりますが、単純計算だと30分程度ですぐに帰宅するならつけっぱなしのほうが節約できます。その理由をシュミレーションをもとに確認しましょう。


<シミュレーションの前提条件>

  1. 起動時の消費電力:2,000W
  2. 室温安定時の消費電力:660W
  3. 電気料金単価:31円/kWh(※)

(参照:全国家庭電気製品公正取引協議会

30分だけ外出する場合:つけっぱなしにすると1日あたり10.54円節約に

シュミレーションの条件に当てはめると、30分だけ外出するならつけっぱなしのほうが1日あたり10.54円節約できる結果となりました。


一度設定温度に達したエアコンは、室温を維持するための巡航運転に入ります。このときの消費電力は非常に小さいため、1時間あたりの電気代は約20.46円です。1日中つけっぱなしにすると約491.04円となります。


対してエアコンを30分停止した場合は、外気温の影響を受けるので夏であれば室温が再び上昇します。設定温度まで下げるために再びフルパワーで稼動するため、仮に約30分消費電力が高い状態が続くと仮定すると、再起動後の電気代は31円。30分間運転をOFFにしているため、23時間は巡航運転、0.5時間(30分)はフルパワーとなり、1日の電気代は501.58円です。


30分の外出で運転をOFFにすると、つけっぱなしより1日の電気代は10.54円高くなります。1か月間同じことを繰り返せば、316.2円も高くなる計算です。


<計算式>

  1. つけっぱなしの場合:0.66kWh×24時間×31円/kWh=491.04円
  2. 30分運転を停止した場合:(2kWh×0.5時間×31円/kWh=31円)+(0.66kWh×23時間×31円/kWh=470.58円)=501.58円

1.5時間外出する場合:こまめなON/OFFで1日あたり9.92円の節約に

1時間以上外出する場合、こまめに運転をOFFにしたほうが1日あたり9.92円安く抑えられる結果となりました。


1.5時間運転を停止すると、エアコンの稼働時間は1日22.5時間。そのうち30分間は設定温度までフルパワーで稼動する仮定すると、こまめなON/OFFでの1日の電気代は481.12円です。24時間つけっぱなしだと491.04円なので、こまめに運転を停止したほうが節約できています。


1日9.92円安く済むので、1か月に換算すると297.6円。1.5時間の運転停止でも1か月で300円近く差がでるため、もっと長時間の外出になる場合は電源は切っておくほうがよいでしょう。


<計算式>

  1. つけっぱなしの場合:0.66kWh×24時間×31円/kWh=491.04円
  2. 30分運転を停止した場合:(2kWh×0.5時間×31円/kWh=31円)+(0.66kWh×22時間×31円/kWh=450.12円)=481.12円

エアコンを「つけっぱなし」にする3つのメリット

電気代が気になる「つけっぱなし」ですが、メリットもあります。つけっぱなし運転の主なメリットを3つ確認しましょう。

常に快適な室温をキープできる

常に快適な室温をキープできる
最大のメリットは、室温の変動が少なく、常に快適な空間を維持できることです。

こまめに電源をON・OFFすると、帰宅時や起床時に「蒸し暑い」「凍えるほど寒い」といった不快感を味わうことになります。つけっぱなしであれば、室温が常に一定に保たれるため、帰宅した瞬間の不快な暑さや寒さから解放され、いつでも心地よい環境で過ごすことができます。

熱中症やヒートショックのリスクを軽減

夏場は蒸し暑い部屋で過ごすことによる熱中症のリスク、冬場は急激な室温の変化で引き起こされるヒートショックのリスクを軽減できます。

つけっぱなし運転で室温を安定させることは、体温調節機能が未熟な小さな子どもや、体力が低下しがちな高齢者がいる家庭にとって、深刻な健康リスクを未然に防ぐ有効な対策です。

起動時の大きな電力消費を避けられる

起動時の大きな電力消費を避けられる

つけっぱなしにすると、起動時の大きな電力消費を避けられます。


エアコンが最も電力を消費するのは、電源を入れてから設定温度に到達するまでの起動時です。つけっぱなしにすることでフルパワーで稼動する時間が減るため、使い方によっては電気代の節約につながります。


とくに30分程度の短時間の外出であれば、つけっぱなしのほうがお得です。

快適さはそのまま!つけっぱなしでも電気代を抑える賢い使い方

エアコンをつけっぱなしにしながらも、電気代を効率的に節約できる方法があります。今すぐはjめられる省エネ術で快適さを保ちながら節電しましょう。

設定は「自動運転」が基本。温度は夏28℃・冬20℃が目安

設定は「自動運転」が基本。温度は夏28℃・冬20℃が目安

エアコンを効率よく使うなら、自動運転モードがおすすめです。自動運転は室温に合わせて風量や温度を自動調整するため、手動設定よりも省エネ効果が高くなります


温度設定は、夏は28℃、冬は20℃を目安にしましょう。暑さや寒さを感じるときは温度調整をすることも大切ですが、設定を1℃変えるだけでも大きく電気代を抑えられます。1日9時間エアコンを運転した場合の電気代の差は下記のとおりです。


設定温度を1℃変えた場合の電気代

  1. 【夏|外気温度31℃】27℃→28℃に変えた場合|年間約940円の節約
  2. 【冬|外気温度6℃】21℃→20℃に変えた場合|年間約1,650円の節約
(参照:資源エネルギー庁 省エネ徹底ガイド

1℃変えるだけでも節約になるので、無理のない範囲で消費電力を抑えられる設定温度に変えましょう

サーキュレーター併用で効率アップ。空気循環で節電効果を高めよう

サーキュレーター併用で効率アップ。空気循環で節電効果を高めよう

サーキュレーターをエアコンと併用すると、部屋全体の温度ムラを解消できて冷暖房効率が上がります。冷房時は天井付近にたまる冷たい空気を床方向に、暖房時は床に沈む暖かい空気を上方向に循環させるのがポイントです。


夏は、扇風機と併用すると風に直接あたって涼しさを感じられます。人によって温度の感じ方は異なるので、暑がりの人や帰宅したばかりですぐに涼みたい人は、扇風機で風を感じるのもおすすめです。


サーキュレーターや扇風機との併用を考えている人は、下記コンテンツもチェックしてみてくださいね。

エアコンのフィルターを掃除して余分な電力を消費させない

エアコンのフィルターを掃除して余分な電力を消費させない

エアコンのフィルターを定期的に掃除することで、余分な電力の消費を抑えられます。フィルターが目詰まりすると運転効率が下がってしまうため、こまめな掃除は欠かせません。


資源エネルギー庁によると、フィルターを月に1~2回掃除すると、年間約990円の節約の節約につながるとのこと(参照:資源エネルギー庁 家庭の省エネ徹底ガイド)。フィルターは掃除機でホコリを吸い取ったあとに水洗いすると効果的です。内部まで掃除したい人は、プロにクリーニングを依頼しましょう。


室外機の前に物を置かないことも大切。吹出口の付近に物があると、冷暖房の効率が落ちます。夏場は直射日光を避ける室外機カバーを使うのもおすすめです。

エアコンをつけっぱなしにする場合の3つの注意点

快適で節約にもつながる可能性のある「つけっぱなし」運転ですが、メリットばかりではありません。長時間連続して使用するからこそ知っておきたい、3つの注意点を解説します。

部品の劣化が進み、寿命が短くなる可能性がある

部品の劣化が進み、寿命が短くなる可能性がある

現代のエアコンは連続運転を前提に設計されていますが、内部部品の劣化によって寿命が短くなる可能性はあります。つけっぱなしで使用していてフィルター清掃を怠ると、目詰まりして内部部品に負担をかける要因となるため、注意が必要です。


つけっぱなしにすることよりも危険なのは、配線や室外機の近くに可燃物を置くこと。エアコン火災の多くは、以下の原因によるものです。


エアコン火災の主な原因

  1. 長期間の清掃不足でホコリが蓄積されている
  2. 電気配線の経年劣化が起きている
  3. 室外機周辺に可燃物が置かれている
(参照:NITE エアコン事故情報データベース


適切に使用すれば、寿命を大きく縮めたり火災を起こしたりするリスクは非常に低いため、こまめな手入れは怠らないようにしましょう。古いエアコンを使用している場合は、配線の状態を専門家に確認してもらうのがおすすめです。

自動お掃除機能が作動しない可能性がある

自動お掃除機能が作動しない可能性がある

最近のエアコンの多くに搭載されているフィルター自動お掃除機能は、ほとんどの機種では電源をOFFにしたタイミングでクリーニングが作動するように設計されています。そのため、シーズン中ずっとつけっぱなしにしていると、自動お掃除機能が作動しません


フィルターにホコリがどんどん蓄積されるため、目詰まりして冷房効率を著しく低下させる可能性があります。冷房効率が落ちると電気代が高くなるだけでなく、故障の原因となることも。週に1回など、タイミングを決めて手動で電源をOFFにして、お掃除機能を作業させる時間を作りましょう。

定期的に部屋の換気をする必要がある

定期的に部屋の換気をする必要がある

エアコンをつけっぱなしにする場合でも、定期的な部屋の換気は必要です。換気をしないと、ホコリ・ダニ・花粉といったハウスダストが室内に滞留します。湿気が溜まることでカビるリスクもあるため、室内の空気を排出するようにしましょう。


換気する際は、できれば窓を2か所以上開けて空気の通り道を作り、新鮮な外気を取り入れてください。窓を開けるのが難しいときは、キッチンの換気扇を回すだけでも空気を排出できます。

省エネ性能が高い最新エアコンへの買替えで、さらなる節約を実現

省エネ性能が高い最新エアコンへの買替えで、さらなる節約を実現

10年以上前のエアコンを使っている場合、最新のモデルに買い替えるのがおすすめです。技術の進化で省エネ性能が大幅に向上しているので、購入費用をふまえても長期的に見れば節約につながります。


資源エネルギー庁のデータによると、10年前のエアコンと比較して最新モデルは約15%の消費電力の削減できるとのこと(参照:資源エネルギー庁 省エネポータルサイト)。たとえば、15年前の6畳用エアコンから最新モデルへ買い替えた場合、年間約5,000円の電気代削減が見込めます。購入費用を考慮しても、5~6年で投資回収できる計算です。


エアコンの選び方やおすすめ商品は、下記コンテンツでチェックしてみてくださね。

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ガスとのセットがお得!電気代を抑えたい2~3人世帯におすすめ

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