電気料金に応じてポイントも貯められる電力会社、中国電力。中国エリアのみならず首都圏エリアにもサービスを展開しています。しかし、インターネット上には東京電力からの乗り換えた人の口コミが少なく、実際の評判はどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の8つの観点で検証しました。
さらに、電気料金が安い人気の新電力会社・電力会社とも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。世帯人数別の電気代の目安も調査したので、新電力会社・電力会社選びに迷っている人はぜひ参考にしてくださいね。
脱毛・病院クリニック・サブスクリプション・レンタル・買取業者などのサービス分野において、幅広いジャンルのコンテンツ制作に5,000本以上携わる。自身のモットーとして「選ぶのが難しいジャンルだからこそ、実際の検証や調査でしかわからない情報を届けること」を心掛け、情報発信を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
具体的には、5人世帯(月450kWh)なら中国電力は約12,620円/月・東京電力は約13,720円/月と、約1,100円の差が。東京電力から乗り換えた場合、年間では13,200円ほどの節約が見込めます。単身世帯でも電力の使用量が多い人には有力な選択肢になるでしょう。
独自のポイントサービスも魅力。毎月の電気料金に応じてエネルギアポイントが還元され、貯めたポイントは特産品や日用品、提携先のポイントなど豊富なラインナップと交換できます。東京電力エリア対象者は加入必須の「ぐっとずっと。クラブ」ではポイントサービスの利用も含め、24時間いつでもWEBでさまざまな手続きが可能です。
一方、夜型向けやオール電化向けのプランは、東京電力エリアでは対象外。3人世帯を想定して比べると、中国電力は1か月あたり約9,810円かかるのに対し、東京電力の深夜プランは1か月あたり8,750円程度で収まりました。帰宅時間が遅い人や夜型の人は、東京電力から乗り換えるメリットを感じにくそうです。
電気の使用量が多い家庭なら、中国電力に切り替えることで節約効果が見込めます。解約違約金はかからないため、再度乗り換えを検討する際に負担がないのも魅力です。一方、少人数家庭や夜間使用が多い人には向かない可能性があるため、ほかの電力会社をチェックしてくださいね。
<おすすめな人>
<おすすめできない人>
実際に中国電力と比較検証を行ったサービスのなかで、総合評価1位を獲得した新電力会社・電力会社と、各検証でNo.1を獲得したサービスをピックアップしました!
中国電力のデメリットが気になる人はぜひ参考にして、ほかの電力会社も検討してみてくださいね!
中国電力は、広島市に本社を置く電力会社。中国エリアのほか、東京電力エリアにもサービスを拡大しています。
中国エリアではライフスタイルに合わせて4つの選べる料金プランを展開していますが、東京電力エリアでは「ぐっとずっと。プラン シンプルコース」のみの提供です。シンプルコースは基本料金がなく、電力量料金単価に月の使用量を乗じて計算されます。
毎月の電気料金は、電力量料金単価×使用量に燃料調整費・再生可能エネルギー発電促進賦課金を加えての請求です。基本料金はありませんが、最低月額料金として3,300円が設定されています。
今回の検証では、東京電力エリアの人が中国電力に乗り換えることを想定して評価をおこないました。首都圏在住でよりお得な電力会社を探している人は参考にしてくださいね。なお、中国電力の対応可能エリアは以下のとおりです。
<対応可能エリア>
離島等供給約款適用地域はのぞく
今回は中国電力を含む人気の新電力会社・電力会社を実際に調査して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
中国電力を調査したところ、主なメリットが2つありました。ここでは、世帯人数別の電気料金やポイント制度など、よい点を1つずつ解説します。申し込みを検討している人はぜひチェックしてください。
なお、各検証での試算条件は以下のとおりです。
<エリア>
東京電力エリア(従量電灯B)
<1か月の電力使用量>
世帯人数ごとに専門家への取材や東京都家庭のエネルギー消費動向実態調査報告書をもとに設定
<電流>
1人暮らし:30A
2人暮らし:40A
3人暮らし:40A
4人暮らし:50A
5人暮らし:60A
なお、電気使用量(kWh)に応じて追加される「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」はどの電力会社でも全国一律の単価が適用されるため(参照:東京電力エナジーパートナー)、試算には含めていません。
本コンテンツで記載している金額に再エネ賦課金を追加した金額が、実際の請求額となります。また価格が変動する調整単価は独自の計算式によって算出しているため、検証結果の金額と実際の請求金額は異なります。
同条件で算出した東京電力の料金と比較すると、5人世帯では約1,100円の差額が。東京電力から中国電力に乗り換えることで、年間13,200円ほど節約できる計算です。
比較したなかには4~5人世帯の電気料金が20,000円以上と、高額な電力会社も。大人数世帯や在宅ワーカーなど、家にいる時間が長く電気を大量に使う人は乗り換えがおすすめです。
一方、一人暮らしや電気の使用量が少ない場合はあまり乗り換えのメリットがないでしょう。1人世帯の料金は約5,050円/月で、東京電力の約5,110円/月と60円ほどしか変わりません。年間の節約額は700円前後であるため、無理に変更しなくてよさそうです。
<電気料金の試算結果>
<エネルギアポイント交換先>
ポイントの使い道として、交換先を1つに限定することでより豪華な特典も受けられる「コラボレーションメニュー」も要チェック。1年間はほかの交換先を利用できませんが、カープやサンフレッチェ広島など、中国電力ならではの提携先から選べます。
<コラボレーションメニュー(ポイント交換先・特典内容)の一例>
ポイントサービスを利用するには中国電力が運営する「ぐっと ずっと。クラブ」への入会が必要です。入会すると、契約内容や過去の電気料金使用量なども24時間いつでもWEB上でチェックできますよ。
中国電力は、電力を大量に使う大人数世帯ほど電気料金が安くなるほか、月々の電気量に応じた魅力的なポイントサービスがありました。一方で、首都圏在住者はプランが限られるという気になる点も。ここでは中国電力のデメリットもチェックしていきます。
中国地域と首都圏で提供されるプランが異なっており、東京電力エリアにはオール電化向けのプランや、夜間の電気代を抑えるプランの提供がありません。首都圏のプランは「シンプルコース」一択で、時間帯で区分せず月の使用電力量で料金が決まります。
夜間の電気代を3人世帯で比較すると、中国電力の1か月あたり約9,810円に対して東京電力の深夜プランの試算結果は1か月あたり8,750円程度と割安。乗り換えによる節約効果はあまり期待できないことがわかります。
加えて、中国電力の首都圏向けプランにはガスやインターネット料金とのセット割がありませんでした。固定費の支払いを一社にまとめて節約したい人は、ほかの電力会社もチェックしましょう。
電気ガスセット契約あり | |
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3人家族の参考電気代 | 10,738円(シンプルコース〔東京電力エリア〕) |
5人家族の参考電気代 | 13,806円(シンプルコース〔東京電力エリア〕) |
良い
気になる
主な支払い方法 | 口座振替、クレジットカード、振り込み |
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2人暮らしの参考電気代 | 9,204円(シンプルコース〔東京電力エリア〕) |
4人家族の参考電気代 | 12,272円(シンプルコース〔東京電力エリア〕) |
東京電力との差額目安(3人家族の場合) | -495円/月 |
深夜に電気を使う家の参考電気代(1人暮らしの場合) | 5,522円 |
深夜に電気を使う家の参考電気代(3人家族の場合) | 10,738円 |
オール電化住宅の参考電気代(3人家族) | |
対応可能エリア | 茨城県、栃木県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、山口県 |
対応エリア | 中国エリア、東京電力エリア |
セット割 | U-NEXTセット割、インターネットセット割、ケーブルテレビまとめ割、 |
サポート対応時間 | 9:00~20:00(土日祝日・年末年始を除く) |
電気ガスセット割の割引額 | |
深夜の電気料金が安いプランあり | |
再生可能エネルギープランあり | |
基本料金0円プランあり | |
解約時の違約金額 | 無料 |
電気使用量が多いと安くなるほか、お得なポイントサービスも魅力の中国電力。しかし、首都圏向けの電気料金プランが少なく、オール電化や夜型向けのプランを選べないのは気になるところです。
ここでは、中国電力が向いていない人におすすめの電力会社をご紹介します。
シン・エナジーでんきの「きほんプラン」は、東京電力のオール電化プランよりお得である点も注目ポイント。セット割引やポイント還元などの特典こそありませんが、とにかく電気料金を下げたい人や、夜に電力使用量が増える人は検討してくださいね。
エネクスライフサービスが提供する「TERASELでんき」は、何人世帯を想定してもオール電化を使用した場合は安いため、オール電化の単身世帯から大人数世帯まで幅広くおすすめ。また、毎月の電気代に応じて楽天ポイントが貯められるため、ポイ活している人の選択肢にもなります。
オール電化向けや夜型向けのプランはないものの、通常の従量制プランで試算しても比較した他社のオール電化プランよりも電気代が抑えられる結果に。オール電化は夜間に蓄熱しますが、夜向けプランで比較しても比較した電力会社の平均を大きく下回りました。
解約時の違約金がかからないため、気軽に乗り換えできる点も魅力。生活スタイルや世帯人数に関わらず、楽天ポイントを貯めている人や電気代を抑えたい人はぜひ注目してくださいね。
契約の流れは以下のとおり。書面や電話による受付はしていないので注意してくださいね。
東京電力から切り替えた場合、検針日は基本的にこれまでどおりですが、電気料金の請求日は変更になる可能性があります。なお、引き落とし日は利用するクレジットカード会社に確認してくださいね。
なお、東京電力エリアのシンプルコースははぐっと ずっと。クラブへの入会が必須。それにともない、「電気ご使用量のお知らせ」はWEB明細のみで、書面での交付は行っていない点には留意しましょう。
中国電力が提供する「中国電力×Shufoo!アプリ」も必見です。日本最大級の電子チラシサービスShufoo!とコラボしており、アプリ限定でエネルギアポイントがもらえる抽選企画など、お得なサービスを実施。ぐっとずっと。クラブに簡単にアクセスできるのはもちろん、近所のチラシやお得情報を確認できますよ。
最後に、中国電力によく寄せられる質問をまとめました。
引っ越しの際は、ぐっとずっと。クラブから手続きしましょう。電気を止める場合・使う場合どちらも「各種お手続き」の項目から申し込みができます。ただし、止める・使う希望日は申込日から2営業日以降60日以内に限ります。
営業日は祝日・年末年始をのぞく月~金曜日
なお、電話での申し込みも可能です。東京電力エリア専用のお問い合わせフリーダイヤルが利用できます。
相続や結婚などで契約名義の変更が必要な場合は、お問い合わせフリーダイヤルに連絡しましょう。電気料金の返金など清算を伴う場合も、電話での連絡が必要です。
お問い合わせフリーダイヤルは各地域別。中国電力エリアの場合は最寄りのセールスセンターへ連絡してください。東京電力エリア専用の電話番号は以下のとおりです。
契約の廃止時に違約金はかかりません。中国電力から再度乗り換えを検討する場合も、費用負担が発生しないのはうれしいポイント。契約廃止の手続きは、ぐっとずっと。クラブの「電気を止めるを申し込む」からおこなえます。
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