このまち電気の市場連動型メニューってお得なの？リスクの有無や仕組みを徹底解説！

「納得して長くお付き合いできる電気」がコンセプトの「このまち電気」。市場連動型料金プランを展開していることが最大の特徴ですが、仕組みを理解するのが難しいというのが正直なところですよね。

市場連動型の料金は、「市場で野菜を買う感覚」に似ています。野菜は価格が高い日もあれば安い日もあり、市場に直接買いに行くと全体としては安く済むことがありますよね。電気も同様に、市場では価格が高い時間帯と安い時間帯があり、使用する時間帯によって電気代が変動します。

市場連動型は、これらの変動が結果として電気代の削減につながる可能性があるという仕組み。さらに「このまち電気」は、基本料金や電力量料金が一般的なプランよりもお得（※）なので、特に電気使用量が多い人はコストメリットが出やすいといわれています。価格の安い時間帯を意識して電気を使えば、さらにその恩恵を受けやすくなりますよ。

また、「このまち電気」では30分ごとの市場価格が見られるので、電気料金の決まり方がわかり、納得感を持って利用できる点がメリット。翌日の市場価格も確認できるので、安い時間帯を意識して電気を使う時間を工夫することも可能です。

本試算はこのまち電気が設定した条件および算定方法に基づくものです。電力市場価格の変動により、必ずしも常に安くなることを保証するものではありません。

「このまち電気」では下記の3プランを提供しています。とはいえ、どのプランでも最終的な支払い金額は同じで、異なるのは支払い方法のみです。

〈ダイレクト〉

• 市場価格に基づいて計算したその月の料金をそのまま支払うプラン

〈バランス3〉

• 毎月の支払い額を3か月間でわけて支払うプラン（例：1月の電気料金は1月～3月の3回に分けて支払う）
• 季節ごとに支払い額をならすイメージ
• 冬や夏の季節ごとの負担をゆるやかにしたい人におすすめ

〈バランス6〉

• 毎月の支払い額を6か月間でわけて支払うプラン（例：1月の電気料金は1月～6月の6回に分けて支払う）
• 年間を通じて支払い額をならすイメージ
• 支払い額を安定させたい人におすすめ

市場連動型と聞くと「価格が大きく変動するのでは？」と不安になる人もいますよね。「バランス3」や「バランス6」を選べば、支払い額をならすことができます。価格高騰時でも、料金単価は市場に連動しながら、支払い額はバランス機能で落ち着かせることができ便利です。

電力会社切り替えの際の不安を調査したところ、1番多かったのは「本当に電気代が安くなるかわからない」という声でした。電気代が安くなるのかはシミュレーションしてみないとわからないところ。気になる人はシミュレーションパートをチェックしてみてくださいね。

次に多かったのは、「料金プランの仕組みやリスクがわかりにくい」という意見。同様に「電力会社やプランが多すぎてどれを選べばよいかわからない」という声もあり、プランの仕組みを理解することが難しく選びにくいと感じている人が多いようです。

また、「切り替え手続きが面倒」と感じている人も。解約連絡が必要だったり申し込みに時間がかかったりと、手間がかかるイメージがありますよね。

さらに、「解約金・違約金の発生」や「新電力会社の事業継続性（倒産・撤退の懸念がないか）」を気にする声も多い結果に。切り替え後の不安もあるようです。

モニターAさんの家庭は、オール電化の戸建てに住んでいる4人暮らし・猫を飼育しているケースです。事業所向けプランとされている従量電灯Cプランを電力会社から紹介されたそう。年間の電力使用量は4,931kWhで、年間の電気料金は212,370円でした。

そのうえで料金シミュレーションを行ったところ、「このまち電気」に切り替えることで、年間で約25,800円電気代が安くなる（※）という結果に。特に冬から春にかけての電気料金が安くなリました。

電気の使用状況は、標準的な家庭の1日の生活スタイルをモデルに設定

使用量に合わせて試算しているため、実際の月間電気料金とは異なります

モニターBさんの家庭は、オール電化の戸建てに住んでいる3人暮らし・海水魚を飼育しているケースです。年間の電力使用量は8,823kWhで、年間の電気料金は304,873円でした。

そのうえで料金シミュレーションを行ったところ、「このまち電気」に切り替えることで、年間で8,200円電気代が安くなる（※）という結果に。月ごとでみると、特に3・4月の電気料金が下がることで結果として節約が見込めることがわかりました。

電気の使用状況は、夜間中心の使用パターンに設定

使用量に合わせて試算しているため、実際の月間電気料金とは異なります

モニターCさんの家庭は、集合住宅に住んでいる一人暮らし・在宅ワークをしているケースです。年間の電力使用量は2,057kWhで、年間の電気料金は71,390円でした。

そのうえで料金シミュレーションを行ったところ、「このまち電気」に切り替えると、年間で約60円電気代が高くなる（※）という結果に。切り替えても現状の電気料金とほとんど変わらないことがわかりました。

モニターA・Bさんと比べてお得にならなかったモニターCさん。オール電化住宅ではないうえペットも飼育していないことから、電気使用量があまり多くないのでコストメリットが出にくい印象でした。とはいえ、電気の価格が安い時間帯に電気を使うことを意識すれば、シミュレーション結果よりお得になる可能性も。工夫次第で節約できる点はうれしいポイントでしょう。

電気の使用状況は、日中に電気を多く使う在宅型パターンに設定

使用量に合わせて試算しているため、実際の月間電気料金とは異なります