
年金担保貸付の廃止後はどうなる?代わりの借入方法と支援策を紹介
年金を担保にお金を借りられる制度である、年金担保貸付。現在は廃止されている制度ですが、年金だけではお金が足りず、借入したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
今回は、年金担保貸付の廃止後はどのようにしてお金を借りたらいいのかを解説します。国の制度や各金融機関のサービスなどを紹介するので、年金を受給している人はお金を借りる際の参考にしてみてください。

徹底した自社検証と専門家の声をもとにした、商品比較サービス。 月間3,000万以上のユーザーに向けて「コスメ」から「日用品」「家電」「金融サービス」まで、ベストな商品を選んでもらうために、毎日コンテンツを制作中。
年金を担保にお金を借りられる制度はない

そもそも年金収入だけでもある程度の生活を送れていれば、お金を借り入れる必要はないでしょう。生活に余裕がなくお金を借りたところで、一時的には生活が助かっても最終的には年金を返済に充てる以外ありません。
取り扱いのあった機関では、現在返済の対応のみ行っています。年金を担保にお金を借りられると謳っている業者は、すべて違法であるので注意してください。
年金担保貸付制度の代わりに年金受給者がお金を借りる6つの方法
年金を担保にしてお金を借りる方法はないものの、年金受給者がお金を借りる方法はいくつかあります。それぞれ利用条件はありますが、対象であれば比較的低い金利でお金を借りられるでしょう。
ここでは6つの方法を紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
国の公的融資制度を利用したい人は生活福祉資金貸付制度

どの資金も金利は同じで、連帯保証人を立てる場合は無利子、連帯保証人を立てない場合でも年1.5%です。申込窓口は各自治体の社会福祉協議会が対応しており、面談と審査によって融資できるかどうか決定します。
なお、高齢者世帯は65歳以上の人がいる世帯が対象です。総合支援資金・福祉資金・教育支援資金・不動産担保型生活資金のうちから、該当する貸付を受けられます。
郵便局を利用している人は貯金担保自動貸付け

お金を借りるときは、普通預金口座の残高を超えた分が自動的に貸し付けられる仕組みです。たとえば、普通預金口座に10万円入っていた場合、ATMなどで通常どおり15万円引き出す手続きをすると、足りない分の5万円が自動的に貸し付けられます。
返済時も通常の預入手続きを行うだけでいいので、手間なく利用できるでしょう。貸付金額の上限や金利などの詳細は、以下のとおりです。
- 貸付金額の上限:預入金額の90%以内・総合口座1口座につき300万円まで
- 貸付期間:2年
- 貸付・返済の回数:制限なし
- 1回あたりの返済金額:制限なし
- 金利:担保定額貯金を担保とする場合は返済時の約定金利+0.25%、担保定期貯金を担保とする場合は返済時の約定金利+0.5%
貸付・返済の回数に制限はなく、貸付金額の上限や貸付期間の範囲内であれば、自由にお金の出し入れができます。
JAバンクや地方銀行を利用している人は年金受給者向けローン

審査に通過すればまとまったお金を借りられて、返済は年金受給に合わせて隔月の選択もできます。借りたお金の使い道に制限はないので、自由に利用できますよ。
ただし、それぞれの金融機関で利用条件が異なる点には注意しましょう。住んでいるエリアや取引年数に制限があったり、金融機関を年金振込口座に設定する必要があったりなど利用条件があるので、事前に確認しておいてくださいね。
生命保険の契約がある人は契約者貸付制度

解約返戻金や満期保険金のある生命保険を契約している人は、契約者貸付制度の利用が可能です。借入時に審査がないので、対象の契約をしていれば年金受給者でも利用できます。
契約者貸付制度は、解約返戻金や満期保険金を担保として、7~9割ほどの金額を借りられる制度です。金利は2.0~6.0%ほどと、一般的なローンよりも低金利で借りられます。
ただし、利用できるのは契約者本人のみ。被保険者や受取人に設定されている契約の場合は利用できないので、注意してください。
貴金属やブランド品がある人は質屋

原則3か月以内に借りたお金を返済すれば品物を返してもらえますが、返済できなかった場合は品物が質屋のものになるので気をつけてください。返済が間に合わないときは、延長も可能です。ただし、延長する月数分だけカードローンよりもかなり高い利息がかかるため、長期間お金を借りたい人には向いていません。
最初から返してもらえなくてもいい品物がある場合は、質入れではなく買取を利用してみましょう。買取のほうが質入れよりも高額になる可能性が高くなります。
質屋や買取の利用を検討している人は、以下コンテンツをチェックしてみてください。マイベストがおすすめの質屋・買取サービスを紹介しています。選び方も解説しているので、参考にしてくださいね。
持ち家がある人はリバースモーゲージ

持ち家を売却しなくても借入できるため、自宅として住んでいる場合は契約者が亡くなるまで住み続けることが可能です。契約者が亡くなったら借りた元本を返済しなければなりませんが、生存中は利息分の支払いだけで済みます。
元本は、持ち家を売却して一括返済する方法が一般的。ただし、相続人が返済できるのであれば持ち家を売却する必要はありません。どちらにしても相続する配偶者や子どもを巻き込むため、利用する前に家族全員で内容をよく理解しておきましょう。
リバースモーゲージを取り扱っているのは、住宅金融支援機構・社会福祉協議会といった公的機関や民間の金融機関です。取り扱うところによって条件や特徴が異なるので、自分の意向に合うところを探してみてください。
年金以外の収入もある人はカードローン

アルバイトやパートなどで年金以外にも安定した収入があれば、カードローン・消費者金融の利用も検討可能です。最短で申し込んだその日に借入できるカードローンもありますが、基本的にはすべてのカードローンで返済能力を判断するための審査が行われます。年金以外に継続的な収入があるなら審査を通過できる可能性はあるでしょう。
年金は年収としてみなされないため、年金受給だけでは審査に通過しにくい傾向があります。消費者金融は貸金業法の総量規制の対象にあたるため、年収の3分の1までしか借りられません。年金受給以外に収入がないと年収なしと判断され、借入自体が難しくなります。
銀行カードローンは総量規制の対象外ですが、申し込み年齢に制限がかけられている場合も借入は困難になるでしょう。一般的な上限年齢は、60代後半~70歳未満です。70~80代でも借りられる銀行や消費者金融もありますが、いずれにしても安定した収入があることが条件となります。
申し込める年齢で年金以外に収入がある人は、さまざまなカードローンを比較した下記コンテンツをチェックしてみてください。カードローンの選び方も解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。
本サイトは情報提供が目的であり、個別の金融商品に関する契約締結の代理や媒介、斡旋、推奨、勧誘を行うものではありません。本サイト掲載の情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当社及び情報提供者は一切の責任を負いません。
