介護職に就くためには避けてとおれない面接。介護施設に転職を検討するなかで、面接で落ちる人の特徴を知りたい人や、落ちてしまった理由を知りたい人も多いのではないでしょうか。
今回は介護面接に落ちる人の特徴や不採用の理由を紹介します。採用担当者によい印象を与えられる面接対策も解説するので、不採用の理由に悩んでいる人や落ちないための対処法を知りたい人は、ぜひ参考にしてみてください。
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介護職の面接に落ちてしまう人には、共通する傾向や特徴があります。面説に落ちやすいポイントをおさえておけば、対策する際に役立つでしょう。以下では、面接に落ちてしまう人の特徴や理由を詳しく紹介します。
総合的なビジネスマナーの基本が身についていないと、採用されるのは難しいといえるでしょう。ビジネスマナーができていなければ、介護施設の利用者やその家族とコミュニケーションをとる際に失礼な態度をとるのではと思われてしまいます。
例えばTPOにあわせた挨拶をする・時間を守る・適切な言葉づかいをするなど、社会人として身につけておくべきマナーを習得できていないと面接に合格することは難しいでしょう。介護職は利用者やその家族と密接に関わるケースが多いため、ビジネスマナーの習得は必須といえます。
身だしなみが整っていなかったり、清潔感のなさが目立っていたりすると面接官の心象はよくありません。介護職は人と深く接する仕事のため、最低限の身だしなみや清潔感は必要不可欠です。自分が思っているよりも、面接官は見た目をチェックしていると理解しておきましょう。
例えば髪がボサボサでヒゲが伸びっぱなしなら、相手にだらしない印象を与えてしまいます。スーツやシャツにシミやシワがあったり、靴が汚かったりしたら、勤務先にも同じ状態で来る可能性があると思われても仕方ないでしょう。
面接時の質問や履歴書の記載で志望動機を曖昧に答えてしまうと、やる気や熱意が感じられないと受け取られる可能性があります。なぜ介護の仕事がしたいのか、面接を受けている施設に応募したのか明確に答えられなければ、面接官も勤務後の姿や仕事への取り組みが想像しにくいからです。
介護職は身体的・精神的な負担が大きいと感じる人が多いものの、利用者や家族から感謝されることでやりがいを感じることができる仕事です。また施設の理念・勤務体制・人間関係などが自分に合えば、業務がスムーズに行えて、これまでの介護経験を活かして転職先に貢献することも可能でしょう。
上記のような魅力があるにも関わらず、介護職や応募先への志望動機をはっきり答えられないのであれば、面接官に採用するメリットを感じてもらいにくいといえます。
前職の退職理由がネガティブな場合は、そのまま伝えてしまうと印象がよくありません。例えば人間関係が嫌だったり、給与面に不満があったりして辞職したと伝えると、また同じ理由で辞めてしまうのでないかと思われる可能性も。
退職理由がネガティブな人は、ポジティブにいい換えられるかを検討することで対処できます。人間関係が原因なら、よりチームワークや協調性を重視できる職場で働きたいなどといい換えましょう。
面接時に話が長かったり本題からずれた話をしたりしてしまうと、伝えるべきことが適切に伝わりません。面接官が求めている内容とかけ離れた回答をすれば、介護現場でのコミュニケーションが上手にとれないのではと思われてしまうでしょう。
例えば志望動機を聞かれているのに、前職の話を延々として本題にたどり着けなければ話が整理できない人だと判断されてしまいます。聞かれたことに対して適切に受け答えできないなら、希望する施設に就職することは難しいでしょう。
応募先の施設が掲げている理念や業務内容に対しての理解が足りていないと、面接で落ちてしまう可能性があります。
例えば応募先の施設の介護体制の質問をされたとして、きちんと下調べをして理解していなければ的はずれな回答をしてしまうでしょう。面接官が納得する返答ができなければ、本当に応募先の施設で働きたいと思っているのかと疑われかねません。
応募先の理念や特徴を事前に知っておかなければ、志望動機や自己PRにも採用したいと思われる内容を盛り込むことができず、面接に落ちてしまうリスクが高まります。
社会人として相応しくない言葉づかいや傲慢な態度をしてしまうと、介護職に向いていないと判断されるケースがあります。面接の際に言葉づかいや態度が悪ければ、利用者やその家族に対しても同じ対応をするのではないかと思われてしまうことも。スタッフ間の連携も不安視されるでしょう。
例えば「介護をしてあげる」のような表現をすると、傲慢に受け取られてしまいます。上から目線になったり、人を見下したりすると受けとられかねない言葉づかいや態度はやめましょう。
言葉づかいは「です・ます」の丁寧語が基本です。また尊敬語や謙譲語を適切に使用することも重要。例えば「いう」の尊敬語は「おっしゃる」、謙譲語は「申し上げる」、丁寧語は「いいます」です。これらを会話のシーンで適切に使い分けることが大切といえます。
介護職に対して理想を語るのは悪くありませんが、語りすぎるのは問題です。もし理想どおりにならなければ、辞めてしまうのではと思われる可能性があります。また介護の実情とあまりにかけ離れた理想を伝えると、本当にこの業界のことを調べてから応募しているのかと感じられてしまうケースも。
自分の希望ばかりを伝えることも控えたほうがよいでしょう。自分の都合しか考えない身勝手なタイプで、協調性に欠けると思われてしまいます。
介護の面接を通過するためには、介護職にふさわしい人物だと思ってもらえるような対策が必要です。以下では身だしなみを清潔に整える、会話を適切に行う、応募先について下調べをして準備するなど、必要な対策を解説します。
身だしなみをしっかりと整えておくことは、面接を通過するための重要なポイントです。介護職にふさわしく一緒に働きたい人だと思われるように、清潔さと礼儀正しさに気を配った服装や身だしなみを心がけましょう。
面接前にはスーツ・シャツ・ジャケットなどに、シワやシミがないようチェックします。また髪型を整える、爪を短く切り揃える、ヒゲはきちんと剃っておくなど、細かい身だしなみにも注意を払うことが大切です。
面接時は明るくハキハキと受け答えすると、面接官の印象がよくなるでしょう。介護職は利用者やその家族と接する機会が多く、接客業と同様に明るくやり取りができる人材が求められているからです。
利用者のなかには耳が遠かったり、意思の疎通がしにくかったりする人もいます。ハッキリとした大きな声で会話ができれば、コミュニケーションも円滑に進められるでしょう。適切な声のトーンを心がけて会話ができれば、利用者や家族と丁寧に対応してくれる人だと思ってもらいやすくなります。
また明るくハキハキと話せれば、コミュニケーション能力だけでなく仕事を元気にこなせるのではと印象づけられる可能性もあるでしょう。
面接時には質問の内容を的確に理解して、簡潔にわかりやすく伝えると採用の可能性が高まります。物事を整理して明確に伝えられれば、コミュニケーション能力が高いと印象づけられるでしょう。
施設では耳が遠かったり認知能力に問題があったりする利用者もいるため、端的に理解しやすく話せるスキルは重要です。
面接で志望動機や自己PRなどを聞かれたら、PREP法を意識して話すとよいでしょう。PREP法とはまず結論を述べ、次に結論に対する理由と具体的なエピソードを提示し、最後に今までの説明をふまえて結論を話す方法です。起承転結がわかりやすくなるため、面接官がスムーズに話を理解しやすくなります。
応募先の下調べを念入りに行って準備できていれば、その施設で働きたい熱意や意欲が伝わりやすくなります。施設の理念や業務内容、志望動機などを質問されたときに的確に回答できれば、よく調べて準備していると心証がよくなるでしょう。
施設の理念や介護方針などの情報は、公式サイトやパンフレットなどの資料で簡単に調べることができます。志望動機を伝えるときは、介護職の経験は浅いが施設の理念に深く共感したため、資格を取得して長く施設に貢献したいというように、具体的なエピソードに自分の介護に対するスタンス・将来の展望・施設の理念などをつなげるとよいでしょう。
応募先をよく知っていれば面接時だけでなく、入職後のミスマッチを防ぐことにもつながります。下調べはできるだけ丁寧に行えば、転職で失敗や後悔をする可能性が低くなるでしょう。
介護職の転職なら、介護職向け転職サイトの利用がおすすめです。特に転職エージェントを利用すれば、履歴書の添削や面接対策などのフォローもしてくれます。対策ができれば面接に落ちる可能性も低くできるので、積極的に活用するとよいでしょう。
以下の記事では、介護士向け転職サイトを公開求人数や検索のしやすさから比較検証しておすすめを紹介しています。介護職の転職を検討している人は、ぜひ参考にしてみてください。
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