面接を受ける際に準備が必要となる、転職理由。スキルアップやキャリアアップを目指して転職を考えているけれど、転職理由をどのように伝えれば良いのかわからない人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は看護師の転職理由にはどのようなものが多いのか、面接の際に好印象となる転職理由の伝え方などを解説します。転職を検討中の人は、ぜひ参考にしてくださいね。
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採用担当者は、転職理由を聞くことで自社との相性をチェックしています。相性が合わない場合、転職後に早期退職するリスクや、入職後に活躍できない可能性があるからです。
転職理由から志望動機や仕事に対する姿勢を確認していることもあるため、転職理由を考えておくことは大切。面接官がなぜ転職理由を聞くのかを理解しておけば、対策もしやすくなるでしょう。
面接を受ける際に、転職理由は必ず聞かれる質問のひとつです。どのように答えればよいのか、本番でパニックにならないよう事前にチェックしておきましょう。
人間関係を理由に転職する場合、面接官に事実をありのまま伝えるのは避けたほうが無難です。協調性のない人材だと思われてしまい、選考に不利に働く可能性があります。
人間関係が退職理由の場合は「新しい分野に挑戦したい」といった前向きな理由を添えてポジティブに伝えましょう。
<例文>
前職では患者のケアを円滑に進めるために、仲間と協力し合うことが重要と感じ信頼関係を築くよう努めてきましたが、思った以上の成果をあげることはできませんでした。
そのような経験から自分が望む医療とは何かを改めて見つめなおした結果、興味があった○○分野に挑戦したいと考えるようになりました。貴院では○○の分野において大きな成果をあげていることを知り、私の理想とする職場であると感じ応募した次第です。
結婚や出産を機に転職する場合、現在の体調や育児の状況、今後の見通しなどを具体的に伝えましょう。面接官は出産や育児による早期退職を懸念しているからです。
家族の協力を得られることや、出産・育児に関する制度を活用していることなども伝えるとより説得力が増すでしょう。
<例文>
前職は小児科で勤務をしておりましたが、結婚・出産に伴い職務を全うすることができなくなり退職いたしました。現在は子どもが保育園に通うこととなったため、問題なく働くことができます。
実家の協力を得られることから、急な体調不良や不測の事態が生じても早退や欠勤する可能性はほとんどありません。延長保育も利用しているため、多少の残業も可能です。
残業の多さや休暇の少なさを理由に転職する場合は、転職理由だけではなく仕事に対する前向きな姿勢もあわせて伝えるとよいでしょう。
単に労働時間が長いことや休めないことをメインに話を進めてしまうと、看護師が多忙な職種であることを理解しておらず、怠けているような印象を与えてしまいます。
前職では残業が多く休暇が取れないのが当たり前であったことを伝えつつ、病院の方針に共感していることもあわせて伝えるとより効果的です。
<例文>
前職では人手不足が慢性化しており、患者さん一人ひとりと向き合う時間が足りないと感じておりました。
貴院の方針や取り組みに感銘を受け、患者さんとしっかり向き合える看護ができると考え応募しました。
スキルアップやキャリアアップが転職理由の場合は、自分が将来的にどんなスキルやキャリアが欲しいのかを具体的に伝えましょう。
ただ漠然とスキルアップ・キャリアアップしたいと伝えるだけでは、実際のところ何も考えていないのではないかとの疑念を持たれてしまうからです。
スキルアップ・キャリアアップは前向きな理由なのでそのまま伝えること自体は問題ありませんが、自分の看護観や志望理由とあわせて明確に伝えましょう。
<例文>
前職は消化器外科で5年間さまざまな経験を積んでまいりました。消化器外科で働く中で、さらに多くのことを経験し看護師としてキャリアアップを目指したいと考え転職活動を行った次第です。
貴院では最新の医療技術や医療機器を導入しており、それらに触れる機会を増やすことで今まで以上のスキルを習得できると考えています。これまでに培った経験を活かし、長期的に消化器外科の看護を学びたいと思い応募しました。
通勤が困難になったことを理由に転職する際は、結婚や配偶者の転勤など第三者がみて納得できる理由も合わせて伝えましょう。
解決できる理由にも関わらず転職を希望している場合は、本当の退職理由は別にあるのではないかと疑われてしまう可能性があります。
今後の働き方や長期的に働けることなども伝えると、通勤が困難になった理由に納得してもらいやすくなるでしょう。
<例文>
前職では5年間勤務をしておりましたが、配偶者の転勤を機に引っ越しをしました。自宅から職場までの距離が離れていたことや、子どもが生まれたばかりということもあり退職をいたしました。
貴院は自宅や保育園からも距離が近く、配偶者の転勤も今後はないため長期的に働くことができます。また実家からも距離が近く、子どもの面倒を見てもらえるため急な欠勤や早退もほとんどありません。
他施設・他分野に興味を持ち転職したいと考えている場合は、ありのまま転職理由を伝えましょう。
看護師を長く続けていると別の施設や分野に興味を持つことは珍しいことではありません。自分の担当する業務以外に関心を持っていることを、前向きに評価してもらえる可能性もあります。
希望する分野への興味、どうしてこの病院を選んだのかなどを具体的かつ前向きに伝えると、採用担当者にも良い印象を与えられるでしょう。
<例文>
前職では5年間保育園で看護師をしておりました。以前から子どもが好きという理由で続けておりましたが、今後はもっと大きな病気で苦しんでいる子どものために働きたいと考えています。
貴院は最先端の医療を提供しており、小児科の病床数も県内で最も多い病院です。小児科の入院病棟は少ないといわれるなかでも、苦しんでいるたくさんの子どもを支える病院として大変感銘を受けております。
医療事故が不安で転職を考えた場合は、不安な気持ちを乗り越えるためにどのようなことをしてきたのか面接で伝えるようにしましょう。
職場環境が原因であるのか、本人のメンタル面によるものなのか、具体的に説明して理解してもらうことが大切です。
<例文>
前職では心臓血管外科に4年間勤めていました。患者さんの命にかかわる重大な仕事には、緊張感とともにやりがいも感じておりました。
医師や理学療法士の方々とも常にコミュニケーションをとるよう意識しておりましたが、業務が多忙になるにつれ連携が不十分になるケースもありました。
状況の改善を提案しましたが、受け入れてもらえず改善には至りませんでした。このような状況が続くと、患者さんの治療に専念することができないと考え転職活動をした次第です。
採用されるためには、面接官に自分のことをどれだけよい印象を持ってもらえるかが重要です。好印象を与える転職理由の伝え方を確認し、面接を有利に進めましょう。
たとえネガティブな理由であっても、嘘の退職理由を伝えてはいけません。嘘をついていたことがわかると一気に悪い印象を与えてしまうでしょう。
採用担当者はこれまで多くの応募者と接してきています。面接時に聞き出した情報などから嘘は簡単にばれてしまうでしょう。
面接官に嘘をついても得することはないので、まずは本音で転職の意思を伝えることが大切です。
転職理由はポジティブな表現に変えたうえで、志望動機とつなげて面接官に伝えましょう。
実際の転職理由が待遇や人間関係にあったとしても、そのまま伝えると良い印象は持たれません。不満ばかりを伝えると、同じ状況に陥ったときにすぐ辞めてしまうのではと、早期退職を懸念されてしまいます。
面接時にはネガティブな発言をしないよう注意し、言い回しを工夫しましょう。たとえば人間関係が転職理由であった場合には「よりチームワークや対話を重視する職場で働きたいので、さまざまな立場の医療従事者と関われる貴院を志望した」のように伝えると面接官の懸念を払拭できます。
別の職場に転職をする際に、どのような対策をして面接に臨めばよいのか分からない人も多いのではないでしょうか。
mybestでは看護師の転職に役立つ、おすすめの転職サイトをランキング形式で紹介しています。面接時の受け応えに自信がない人や、面接官に好印象を与える方法を実践的に対策したい人は、こちらの記事も参考にしてくださいね。
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