超高速転送スピードを謳うM.2 SSD、Transcend(トランセンド)PCIe SSD 250H TS1TMTE250H。ネットの口コミでは「申し分ない速さ」と評判ですが、「ゲームのロードが遅い」との声もあり購入を迷う人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のSamsung・Western DigitalなどのM.2 SSDとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、M.2 SSD選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
良い
気になる
Transcend PCIe SSD 250Hは、読み書き速度の速さで選びたい人におすすめです。実際にベンチマークソフトを行うと、読み込み平均6574.57MB/s・書き込みが平均5578.47MB/sを記録。読み書きともに比較した商品の平均を1000MB/s以上(※執筆時点)上回っており、評判どおり高速でした。動画編集など重たい作業に使いたい人にもぴったりですよ。
PC本体・アプリの起動も高速です。ランダムリード/ライトは、読み込み平均64.2MB/s・書き込み平均220.97MB/sを記録。とくに書き込みは速く、比較した商品の平均約200.94MB/s(※執筆時点)を大きく超えました。起動やブラウザ表示などの動作もスムーズに行え、ストレスなく作業できます。
ゲームベンチスコアも82.78MB/sと優秀で、ゲームプレイも快適です。ただし、実際のゲーム起動速度は約9.5秒と、比較した商品の平均約8.6秒(※執筆時点)よりも約1秒ほど長め。口コミどおりやや時間がかかりました。とはいえ、一度ゲームを起動すれば十分スムーズにプレイできるでしょう。
Adobe・Officeソフトを使用しても快適に作業できます。各ソフトのスコアは、Adobe48.67MB/s・ファイルコピー163.39MB/s・Office41.34MB/sでした。どのソフトで作業やファイルコピーをしても高速に動作します。上位商品ほどの速度は出なかったとはいえ、苦手な作業が少ないのでどんな用途にも活躍しますよ。
執筆時点の値段は13,000円前後と標準的ですが、ハイスペックモデルとしてはリーズナブル。用途によって2TB・4TBモデルを選べるのもうれしいポイントです。少しでも処理性能が優秀なものを選びたい人は、より高パフォーマンスな商品もチェックしてみてくださいね。
実際にTranscend PCIe SSD 250Hと比較検証を行った商品のなかで、総合評価1位を獲得したベストバイM.2 SSDと、ベンチマークテスト(シーケンシャルリード/ライト)・ベンチマークテスト(ランダムリード/ライト)・ベンチマークテスト(ゲームの快適さ)・実使用速度それぞれの項目でNo.1を獲得した商品をピックアップしました!
M.2 SSDの購入を迷っている人はぜひチェックして、自分にとってのベストバイアイテムを見つけてみてくださいね!
ITGマーケティング
編集も書き出しも快適。重たい処理も安定して動く
Western Digital Technologies, Inc.
処理性能の速さを重視する人に。高負荷の作業にも対応
そもそもM.2 SSDとは、近年普及が伸びている小型の新型SSDのこと。従来のSSDに比べさらに転送速度が向上しており、現在の規格での最大転送速度は約12,000MB/sを誇ります。ノートPCやPS5に組み込めば容量の拡張のみならず、起動やデータの読み込みが速くなりさらに快適に使用できるでしょう。
SSD・SDカード・USBメモリをはじめ、様々なデジタルストレージやマルチメディア製品を展開する台湾発の国際的半導体メーカーTranscend(トライセンド)。今回紹介するPCIe SSD 250Hは、超高速転送スピードを謳う商品です。高速・低遅延・高安定を映像編集者・ゲーマー・エンジニアに提供するとアピールしています。
容量は1TB・2TB・4TBの3種類。搭載するパソコンや用途に合わせて選択可能です。アルミ製ヒートシンクを搭載し、放熱性を高めているのも特徴。伝熱性の高いアルミを使用することによりシステムの冷却を助け、デバイスが安定して動作するよう設計されています。
保証期間が5年間と長期なのもポイント。ただし、ヒートシンクを取り外した場合は保証が失効するので、あらかじめ注意してくださいね。
今回は、Transcend PCIe SSD 250Hを含むM.2 SSD22商品を実際に用意して、比較検証を行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
はじめに、ベンチマークテスト(シーケンシャルリード/ライト)・ベンチマークテスト(ランダムリード/ライト)・ベンチマークテスト(ゲームの快適さ)の検証です。
速度を数値化して表示するベンチマークソフトを使い、ファイルコピーの速さに関わるシーケンシャルリード・シーケンシャルライト、PC本体・アプリの起動に関わるランダムリード・ランダムライト、ゲームの起動・ロード・映像表示に関わる読み書き速度それぞれをを計測。得られたスコアで性能を評価しました。
なお、ゲームの快適さは数値・スコアが少ないほど高評価としています。
<検証結果>
比較した商品の平均値である、読み込み約5188.85MB/s(※執筆時点)・書き込み約4265.84MB/s(※執筆時点)も軽々超えています。「申し分ない速さ」との口コミにも納得の結果です。
比較したなかには読み込み速度3000~4000MB/sほどの商品も多くありましたが、謳い文句どおりの転送スピード。動画編集など重たい作業でも十分活躍するでしょう。
<検証結果>
読み込みは、比較したなかでも標準的といえるスコアです。ランダムリードは平均64.2MB/sで、高評価の基準である70MB/s・比較した商品の平均値の約71.78MB/s(※執筆時点)にはわずかに届きませんでした。
一方でランダムライトは平均220.97MB/sで、高評価の基準である170MB/sも、比較した商品の平均値約200.94MB/s(※執筆時点)も超えています。書き込み速度が200MB/s前後のものも多く見られたなか、高速で起動しスムーズに作業できるでしょう。
ゲームベンチスコアは高評価の基準である95MB/s・比較した商品の平均値の約87.52MB/s(※執筆時点)を下回る優秀な数値です。一方でゲーム起動速度は高評価の基準とした9秒も、比較した商品の平均約8.6秒(※執筆時点)も超えました。
「ゲームのロードが遅い」との口コミどおり起動はやや遅めですが、ゲームを起動した後であれば十分スムーズにプレイできるでしょう。
最後に、実使用速度の検証です。
各商品にAdobe・Officeソフトをインストール。ベンチマークソフトを使用しソフトの起動時間や複数の作業を行った際の読み書き速度をスコア化し、日常的に使う場合にスムーズに使用できるかを評価しました。なお、数値・スコアが低いほど高評価としています。
Adobeの編集・書き出し速度は48.67MB/sと、高評価の基準の60MB/s・比較した商品の平均値の約58.87MB/s(※執筆時点)を大きく下回りました。Officeでの編集速度も41.34MB/sと好スコアを記録しています。高評価の基準の50MB/s・比較した商品の平均値の約42.55MB/s(※執筆時点)をともに下回りました。
一方で、20GBのファイルコピー速度は163.39MB/sと、高評価の基準の160MB/sには届きませんでした。とはいえ、比較した商品の平均値約185.3MB/s(※執筆時点)よりは好記録です。上位商品にはおよびませんが、どんな用途でも活躍するでしょう。
インターフェース | PCIe Gen 4.0×4 |
---|---|
読み込み速度(検証時) | 平均7,066.90MB/s |
書き込み速度(検証時) | 平均6,016.94MB/s |
良い
気になる
容量 | 1TB |
---|---|
読み込み速度(公称値) | 7,200MB/s |
書き込み速度(公称値) | 6,200MB/s |
メーカー保証期間 | 5年 |
TBW | 780TBW |
幅 | 23.1mm |
奥行 | 80mm |
高さ | 9.2mm |
サイズ規格 | Type 2280 |
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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Transcend PCIe SSD 250Hは、Amazon・Yahoo!ショッピング・楽天市場など各ECサイトの取扱店舗で購入可能です。なお、執筆時点での値段は13,000円前後でした。
最後に、ほかの魅力的なM.2 SSDを紹介します。
Western DigitalのWD BLACK SN850は、迷ったらまず手に取りたい商品です。転送速度は読み込み6538.38MB/s・書き込み5160.58MB/sと、公称値に近い高スコア。ゲームの起動時間も約7.9秒と非常にスピーディでした。ソフトでの作業もサクサクこなせ、初心者にも使いやすいですよ。
PS5にそのまま取りつけたいなら、エレコムのESD-IPS1000Gもおすすめ。アルミ製の大型ヒートシンクを搭載し発熱を抑えているため、スペックを最大限発揮できるでしょう。読み込み6347.65MB/s・書き込み5779.04MB/sと、読み書き速度も公称値を上回り、ファイルコピーもスムーズでした。
インターフェース | PCIe Gen4×4 |
---|---|
容量 | 1000GB |
タイプ | 不明 |
読み込み速度(公称値) | 7000MB/s |
書き込み速度(公称値) | 5300MB/s |
読み込み速度(検証時) | 6538.38MB/s |
書き込み速度(検証時) | 5160.58MB/s |
メーカー保証期間 | 5年 |
TBW | 不明 |
MTBF(平均故障間隔) | 不明 |
セキュリティ | 不明 |
対応OS | 不明 |
設置方式 | 内蔵 |
DWPD | 不明 |
シリーズ容量 | 不明 |
幅 | 22mm |
奥行 | 80mm |
高さ | 2.38mm |
PS5対応 | |
PS4対応 | 不明 |
PS4Pro対応 | 不明 |
ヒートシンク付き |
インターフェース | PCIe Gen 4.0×4 |
---|---|
読み込み速度(検証時) | 平均7,115.69MB/s |
書き込み速度(検証時) | 平均6,432.27MB/s |
良い
気になる
容量 | 1TB |
---|---|
読み込み速度(公称値) | 7,400MB/s |
書き込み速度(公称値) | 5,500MB/s |
メーカー保証期間 | 1年 |
TBW | 不明 |
幅 | 24.6mm |
奥行 | 82.4mm |
高さ | 11.2mm |
サイズ規格 | Type 2280 |
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