壁から超近距離でも大画面・高画質で投影できると評判のホームプロジェクター、XGIMI (エクスジミー) AURA XM03A。「サウンドバーが必要ないほど音がいい」など高評価の口コミが多い一方、「日中の明るい部屋では見えづらい」と気になるレビューもあり、実際のところどうなのか気になりますよね。
今回はその実力を確かめるため、以下の5つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のAnker Nebulaやエプソン dreamioなどのホームプロジェクターとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ホームプロジェクター選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
XGIMI AURA XM03Aは、狭い部屋に設置したい人におすすめ。実際に使ってみると「20cmの投影距離で100インチの大画面」との謳い文句どおり、0.209m離れるだけで100インチを投影できました。比較したほとんどの商品が1m以上必要だったのに対し、こちらは「超単焦点」との説明どおり。台形補正・オートフォーカスも搭載し、設置場所を選びません。
画質も比較したなかでトップクラス。映画・アニメなど6種類の映像を投影すると、いずれも鮮やかさ・解像感・コントラストに優れていました。比較したAnker Nebula Cosmosは映像にメリハリが不足していたのに対し、本商品は鮮やかでメリハリがあり、奥行きのある映像が楽しめます。映画やスポーツなど、コンテンツを問わず活躍するでしょう。
輝度も十分。明るさを計測すると1577ANSIルーメンを記録しました。高評価の基準値とした1500ANSIルーメンをクリア。「日中の明るい部屋では見えづらい」の口コミに反し、カーテンを閉めれば日中でも視聴できる明るさです。「1日中鮮明な映像を鑑賞できる」と謳うとおり、時間帯に左右されることなく使えるでしょう。
音質も比較したなかでトップクラスによく、大型スピーカーで聴いているようなクオリティ。映画やライブ映像などを視聴すると、重低音・クリアな歌声が部屋中に満ちて音の広がりも感じられました。「サウンドバーが必要ないほど音がいい」との口コミにも納得です。HDMI端子がARCに対応しているので、音質を保ったままサウンドバーを利用することもできます。
Android TVを内蔵し、豊富な視聴サービスに対応しているのも魅力。映画やライブなど、あらゆるコンテンツを臨場感のある映像と音で楽しめるでしょう。ただし、比較したエプソンのdreamioとは異なり、Netflixの純正アプリは使用できません。上位商品にはサービスを選ばず視聴できるものもあったので、ネットフリックスユーザーはほかの商品を含めて検討してみてください。
そもそもホームプロジェクターとは、家庭でも高画質で本格的な映像を楽しむためのアイテム。壁やスクリーンに100インチ以上の大画面で投影でき、テレビにはない非日常感が味わえるのが魅力です。近年では光源にレーザーを採用した商品も多く、LEDに比べて高輝度で鮮やかな映像を楽しめますよ。
AURA XM03Aは、「この大画面は、TVの未来だ」がキャッチコピーの超短焦点プロジェクター。壁から20cm離すだけで100インチの画面を投影でき、圧倒的大画面を最小スペースで実現すると謳っています。
XGIMIは、100か国以上に商品を展開しているプロジェクターメーカーです。次世代テクノロジーを搭載することで、誰でも簡単に操作できるよう設計。世界ではじめてDolby Visionに対応したHORIZON Ultraや、最大200インチに投影できる4KプロジェクターのHORIZON Proなどが人気を集めています。
光源にはレーザーを採用。使用寿命は20,000時間の耐久性を誇ります。明るさは1800ISOルーメンで、光が差し込む部屋・照明をつけた部屋でも、鮮明かつ澄み切った映像を楽しめると謳っています。
XGIMI独自の60Hzモーション補正技術(MEMC)を搭載しているのもポイント。スポーツ・アクションなど、動きが激しいコンテンツでもブレやボケを目立たせずなめらかに投影する設計です。音響にもこだわり、内部にツイーターとウーファー(各15W)を2つずつ内蔵。鮮明な高音から広がりのある低音まで楽しめるよう工夫しています。
Android TVに対応しており、Hulu・YouTubeなど500種類以上のアプリと接続可能です。Googleアシスタントに対応しているため、音声での操作も可能ですよ。
サイズは60.6×40.1×13.95cm、重量は14.93kgで、設置方法は据え置き式。インテリアへのなじみやすさに配慮し、黒を基調とした流線型デザインを採用しています。
<受賞歴>
今回はXGIMI AURA XM03Aを含む、ホームプロジェクター全21商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まず、画質の検証です。映像と音の専門家である折原一也さんに協力いただき、映画・アニメ・スポーツなど6種類の映像を視聴。色の再現や解像感などの観点から評価しました。
次は、明るさの検証です。100%白の映像を壁に80インチサイズで投影し、9ブロックに分けてそれぞれの中心照度を計測しました。平均値に面積を掛けて算出し、明るさが高いものほど高評価とします。
画質は非常によく、高評価を獲得。6種類の映像はいずれも鮮やかさ・解像感・コントラストに優れていました。比較したAnker Nebula Cosmosは明るさが不足し映像のメリハリに欠けたのに対し、こちらは明るいシーンで鮮やかな発色とメリハリを演出。暗いシーンでも深い黒を忠実に再現しました。
比較したほかの商品には輪郭がぼやけてしまうものがあったなか、こちらはキレのある映像を投影。映像に奥行きを感じられる点も魅力です。被写体と背景の遠近感を、違和感なく表現していました。
比較した結果、レーザーが光源の商品はLEDより明るく、鮮やかでメリハリのある映像になる傾向に。本商品もレーザーを採用し、明るい部屋でも問題なく視聴できる輝度を実現しています。高輝度・高画質なので、映画・アニメ・スポーツなどコンテンツを問わず映像を楽しめるでしょう。
明るさを計測すると、1577ANSIルーメンを記録しました。高評価の基準値とした1500ANSIルーメンをクリアする結果です。
比較したところ、明るさが1500ANSIルーメン以上の商品は明暗を問わずくっきり美しい映像を楽しめる傾向がありました。本商品も、「日中の明るい部屋では見えづらい」との口コミに反して十分な明るさが期待できます。
日中は、カーテンを閉めればとくに快適に視聴できるでしょう。「一日中鮮明で澄みきった映像を楽しめる」との謳い文句にも納得です。
続いて、音質の検証を行いました。引き続き、映像と音の専門家である折原一也さんに協力を依頼。映画・YouTube・ライブ映像を視聴し、聞き取りやすさや音の広がりなどの観点から総合的な音質を評価しました。
音質は良好。「鮮明な高音から広がりのある低音まで楽しめる」と謳うとおり、ライブ映像では重厚な低音・クリアな歌声が部屋中に響き渡るように感じられました。音の広がり・立体音響の作り込みも丁寧です。映像の動きと音の方向が一致しており、映画鑑賞も臨場感たっぷり楽しめます。
比較した結果、著名な音響メーカーの監修や技術協力を受けたスピーカーを搭載した商品は、音質が高評価を得る傾向に。Harman/Kardon社製のスピーカーを搭載した本商品も同様に高音質でした。「サウンドバーが必要ないほど音がいい」の口コミどおり、大型スピーカーで聴いているようなクオリティです。本体だけで、音に包み込まれるような感覚が味わえますよ。
次に、設置性の検証です。100インチサイズを投影するのに必要な距離や、台形補正・レンズシフト・オートフォーカスといった機能の有無をチェックしました。
機能性の検証では、内蔵のOSで主要サービスの視聴が可能か・音声入力に対応しているか・HDMI端子が備わっているか・スマホからのミラーリングに対応しているかを調べました。
設置場所に困ることは少ないでしょう。レンズシフト・ズーム機能はないものの、上下左右に調整できる台形補正つき。斜めに設置しても、長方形に投影できます。比較したエプソン dreamio EH-TW6250にはなかった、オートフォーカスも搭載。微調整時にリモコン操作が必要ありません。
「圧倒的大画面を最小スペースで実現する」と謳うとおり、投影距離が短いのも魅力です。比較したほとんどの商品が100インチを投影するのに1m以上離れる必要があったのに対し、こちらは0.209m離れれば投影が可能でした。「20cmの投影距離で100インチの大画面」との謳い文句どおりの優秀な結果です。
比較したところ、天井に引っ掛ける天吊りタイプや、狭い距離でも投影できる短焦点タイプの商品は部屋をスッキリさせやすい傾向でした。本商品は天吊りに対応していないものの、超短焦点タイプで壁から距離を取りにくい狭い部屋でも活躍しますよ。
機能性は十分。Android TVを内蔵し、利用できる視聴サービスが豊富な点が高評価を得ました。詳細は以下のとおりです。
比較したところ、Android TV内蔵の商品は使いやすさ・アプリの対応数ともに優れていました。こちらも同様にYouTube・U-NEXTなどのサービスをストアからダウンロードして使えます。ただし、比較したAnker Cosmos Laser 4Kとは異なり、ネットフリックス純正アプリに非対応な点は要注意です。
HDMIは、ARC対応の端子を3つ搭載。比較したなかで、ARC・eARCに対応したHDMI端子をもつ商品はサウンドバーに接続しても音が劣化しにくい傾向がありました。本商品も同様に、高音質のままサウンドバーを利用できるでしょう。
ミラーリングはChromecastに対応。スマホの画像・動画も大画面で楽しめます。比較した6割の商品と同様、音声入力も可能です。作品の検索も手動で入力する必要がなく便利ですよ。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
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XGIMI AURA XM03Aは、Amazon・楽天市場の公式ショップにて販売中。値段は税込329,890(※執筆時点・公式サイト参照)です。
また、Yahoo!ショッピングをはじめとするECサイトでも取扱店舗を確認できました。ポイントやクーポンを利用したい人は、それぞれのサイトをチェックしてみてくださいね。
最後に、ネットフリックスをはじめとする多くの視聴サービスが利用できる商品をご紹介します。
高画質・高音質を両立したいなら、Anker Cosmos Laser 4Kがおすすめ。発色・解像感に優れた画質と、臨場感のある音質が高評価でした。ネットフリックスを含む主要な動画配信サービスを網羅しているうえ、オートフォーカス・自動台形補正・デジタルズームにも対応。設置場所を選びにくいですよ。
エプソン dreamio EH-TW6250も、ネットフリックス・Huluなどを含む主要な動画配信サービスを網羅しています。2496ANSIルーメンの明るさを記録したため、日中の明るい部屋でも鮮明な映像が楽しめるでしょう。光学ズームに対応し、画質を落とさずに投影サイズを変更できるのも魅力です。
投影方式(光源) | DLP方式 |
---|---|
電源方式 | ACアダプター |
解像度 | 3840×2160 |
バッテリー稼働時間 | |
ミラーリング | AirPlay、Chromecast、Miracast |
明るさ(ANSIルーメン) | 不明 |
明るさ(ルーメン) | 1504ANSIルーメン |
音声操作 | |
明るさ(公称値) | 2000ルーメン |
レンズシフト機能 | |
40インチ投影に必要な距離 | 不明 |
ズーム機能 | デジタルズーム |
60インチ投影に必要な距離 | 1.68m |
最大表示色 | 不明 |
80インチ投影に必要な距離 | 2.25m |
オーディオ規格対応 | |
100インチ投影に必要な距離 | 2.81m |
スピーカー出力 | スピーカードライバー : 20W(10W×2)、ツイーター:10W(5W×2) |
120インチ投影に必要な距離 | 3.37m |
Netflix認証 | 不明 |
最小投影画面サイズ | 60インチ |
障害物自動回避 | 不明 |
特徴 | スマホ対応(Nebula Connectアプリ) |
最大投影画面サイズ | 150インチ |
最短投影距離 | 1.68m |
用途 | 不明 |
最長投影距離 | 4.22m |
超短焦点 | |
コントラスト比 | 1500000:1 |
アスペクト比 | 16:9 |
最大輝度 | 不明 |
最小輝度 | 不明 |
色の正確さ | 不明 |
OS搭載 | |
OS | Android TV |
入力端子 | HDMI端子、USB Type-A |
映像配信サービス | YouTube、Amazon Prime Video、Netflix、Disney+、U-NEXT |
オートフォーカス. | 自動 |
光源 | レーザー |
3D対応 | |
Wi-Fi対応 | |
Wi-Fi規格 | Wi-Fi 5 |
オートフォーカス | |
台形補正機能 | 自動 |
設置方式 | 据え置き |
ゲームモード | |
HDR対応 | HDR 10 |
Dolby Atmos対応 | |
Dolby Audio対応 | |
フレームレート(FHD) | 不明 |
Bluetooth対応 | |
内蔵スピーカー | |
短焦点 | |
天井投影可能 | |
稼動時騒音 | 28dB |
バッテリー付属 | |
静音設計 | |
リモコン付き | |
ランプ寿命 | 約25,000時間 |
奥行 | 不明 |
幅 | 不明 |
高さ | 不明 |
幅. | 165mm |
奥行. | 263mm |
高さ. | 220mm |
重量 | 4.9kg |
生産国 | 不明 |
Anker Nebula Cosmos Laser 4K D23505F1をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
投影方式(光源) | 3LCD方式 |
---|---|
電源方式 | ACアダプター |
解像度 | フルHD |
バッテリー稼働時間 | 不明 |
ミラーリング | Chromecast |
明るさ(ANSIルーメン) | 1608ANSIルーメン |
明るさ(ルーメン) | 2496ANSIルーメン |
音声操作 | |
明るさ(公称値) | 2800ルーメン |
レンズシフト機能 | |
40インチ投影に必要な距離 | 1.15~1.89m |
ズーム機能 | 光学ズーム |
60インチ投影に必要な距離 | 1.86m |
最大表示色 | 約10,700,000,000万色(約10億7000万色) |
80インチ投影に必要な距離 | 2.45m |
オーディオ規格対応 | 不明 |
100インチ投影に必要な距離 | 3.17m |
スピーカー出力 | 10W |
120インチ投影に必要な距離 | 3.53~5.73m |
Netflix認証 | |
最小投影画面サイズ | 60インチ |
障害物自動回避 | |
特徴 | スマホ対応 |
最大投影画面サイズ | 300インチ |
最短投影距離 | 1.75m |
用途 | 映画用、ゲーム用 |
最長投影距離 | 14.39m |
超短焦点 | |
コントラスト比 | 28:1 |
アスペクト比 | 16:9 |
最大輝度 | 不明 |
最小輝度 | 不明 |
色の正確さ | 不明 |
OS搭載 | |
OS | Android TV |
入力端子 | HDMI端子、USB-A端子、Service端子 |
映像配信サービス | YouTube、Amazon Prime Video |
オートフォーカス. | 不明 |
光源 | 水銀ランプ |
3D対応 | 不明 |
Wi-Fi対応 | |
Wi-Fi規格 | 不明 |
オートフォーカス | |
台形補正機能 | 手動 |
設置方式 | 据え置き |
ゲームモード | 不明 |
HDR対応 | HDR10、HLG |
Dolby Atmos対応 | |
Dolby Audio対応 | |
フレームレート(FHD) | 不明 |
Bluetooth対応 | |
内蔵スピーカー | |
短焦点 | 不明 |
天井投影可能 | |
稼動時騒音 | 55.6dB |
バッテリー付属 | 不明 |
静音設計 | |
リモコン付き | |
ランプ寿命 | 不明 |
奥行 | 275mm |
幅 | 333mm |
高さ | 123mm |
幅. | 333mm |
奥行. | 275mm |
高さ. | 123mm |
重量 | 4.1kg |
生産国 | 不明 |
エプソン EH-TW6250の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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