レーザー光源で高い輝度と彩度の映像を楽しめると謳うホームプロジェクター、Anker(アンカー)Nebula Cosmos Laser 4K D23505F1。インターネット上では「画像が鮮明」と評判です。一方、「画質に対して音が聴き劣りする」といった口コミも存在し、購入を迷っている人もいるのではないでしょうか?
そこで今回は、Anker Cosmos Laser 4K D23505F1を含むホームプロジェクター全20商品を実際に使って、画質・明るさ・音質・設置性・機能性を比較してレビューしました。購入を検討中の人はぜひ参考にしてみてくださいね!
テレビ・プロジェクターなどの映像家電や、ノートパソコンやプリンターなど家電全般の比較・コンテンツ制作を経験し、家電チームのマネージャーに就任。キャリブレーションソフトを用いたテレビ・プロジェクターの画質測定を設計したり、ノートパソコンのベンチマークテストに取り組んだりしてきた。「ユーザーにとってベストな選択体験を提供する」ことを心がけて、コンテンツ制作を行っている。
すべての検証は
マイベストが行っています
目次
189,900円
Anker Nebula Cosmos Laser 4K D23505F1は、映画館のような没入感を体験したいすべての人におすすめです。実際に6種類の映像を視聴したところ、メーカーの謳い文句どおり色鮮やかでした。比較したなかには映像が白っぽく映る商品もあったなか、トップレベルの美しさ。AV機器の専門家も「色で攻めながらバランスがまったく崩れない」と絶賛しています。
高い輝度で映せるレーザー光源を採用しているのがポイントです。実際に明るさを計測したところ、比較した商品の平均値約918ANSIルーメン(※執筆時点)を上回る、1,504ANSIルーメンを記録。明るい部屋でもくっきり映せる数値で、発色が重要なアニメ・スポーツ映像でも輝度不足は感じませんでした。テレビ代わりにも使えるでしょう。
内蔵スピーカーでは、立体感ある迫力のサウンドを楽しめます。比較したなかには音がこもる商品もあったのに対し、部屋中に音が広がり低音の迫力も満点でした。サウンドバーと接続する必要がないレベルです。「画質に対して音が聴き劣りする」という口コミはあまり気にしなくてもよいでしょう。
プロジェクターの設置を補助する機能も十分。水平垂直両方向の自動台形補正機能を搭載しているので、斜め方向や低いテーブルからでも投影できます。オートフォーカスやデジタルズーム機能も搭載しており、スムーズに画面の微調整ができるでしょう。
さまざまなアプリに対応した、Android TVに対応しているのも魅力です。YouTubeやAmazon Prime Videoといった主要な動画配信サービスはもちろん、比較した商品の多くが非対応だったNetflixにも対応。音声アシストやミラーリングにも対応していて、スマホ内の動画・画像を大画面で楽しめますよ。
値段は、執筆時点で税込249,900円(公式サイト参照)。気軽に買える価格とはいえませんが、「瞬きを忘れるほどの映像体験」というメーカーの説明にも頷けるクオリティです。大画面で非日常を味わいたい人は、ぜひ検討してみてくださいね。
そもそもホームプロジェクターとは、スクリーンや自宅の壁に100インチサイズ以上の映像を投影できる機器です。従来より採用されていたLEDランプで投影する商品のほか、最近ではより鮮やかに映し出せるレーバー式のものも販売されています。
今回紹介するNebula Cosmos Laser 4K(ネビュラ コスモスレーザー)は、レーザー光源で4K映像に対応したホームプロジェクター。最大150インチまで投影でき、画面でも細部までクリアできめ細やかう映像を映し出せると謳っています。
Nebulaは、中国の電子機器メーカーであるAnker発のプロジェクターブランドです。コンパクトサイズの「Astro」や、10万円以下で購入できるエントリーモデルの「Nebula Cosmo」など様々なモデルを展開。世界70か国で累計100万台以上を販売※しています。
2022年3月時点 Anker調べ
輝度は、Anker史上最高(※)の2,200ANSIルーメン。明るい昼間でもカーテンを開けたまま映像を楽しめると謳うほどの明るさです。
2022年6月発売時点
プロジェクターの前を横切ったときに強い光を浴びないよう、自動で映像が暗くなるアイガード機能を搭載しているのもポイント。小さな子どもがいるご家庭でも使いやすいですよ。
スピーカーの構成は、10Wの高出力スピーカー2基と5Wのツイーター2基。立体音響技術のDolbyオーディオに対応しており、まるでその場にいるような音響を楽しめるとしています。
本体サイズは、ハンドル部分を除いて幅165×奥行263×高さ220mm。比較した商品の多くが幅200~300mmあったことをふまえると、スリムであるといえます。
重量は4.9kgと軽くはありませんが、持ち運び用のハンドルつきで部屋間の移動は容易でしょう。比較したなかに、ハンドルつきの商品は多くありませんでした。色はブラックのみで、スタイリッシュなデザインが特徴です。
据え置き型なので、テーブルの上などに設置して使用しましょう。投影距離は最小投影サイズの60インチで1.68m、最大投影サイズの150インチだと4.22m必要です。
今回はAnker Nebula Cosmos Laser 4K D23505F1を含む、ホームプロジェクター全20商品を実際に用意して、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、画質と明るさの検証です。
映像と音の専門家・折原一也さんに協力していただき、映画・YouTube・アニメなど6種類の映像を視聴して、各商品の画質をチェックしました。同時に明るさを測定しANSIルーメンを算出。明るい商品ほど高評価としました。
映し出された映像は、比較したなかでもトップクラスのきれいさ。解像感・色再現性に優れており、映像の世界に没頭できます。6種類の映像を視聴した結果、専門家は「濃厚な色とアニメの相性がよい」とコメントしました。
さらに、「色で攻めながらバランスがまったく崩れない所がよい」とも評価。比較したなかには映像が白っぽくなった商品もあったのに対し、赤・青・黄の三原色が美しく再現されていました。
比較した商品のうち、色味や立体感をリアルに再現できる傾向があったレーザー光源を採用しているのがポイント。一部商品のように人や服の輪郭がぼやけず、スポーツ映像ではユニフォームの質感まで映し出せました。躍動感のある映像で、大画面でスポ―ツ観戦をしたい人にもぴったりです。
明るさを測定したところ、高評価とする基準値1,500ANSIルーメンを超える1,504ANSIルーメンを記録。メーカーが謳う2,200ANSIルーメンには届かなかったものの、比較した商品の平均値約918ANSIルーメン(※執筆時点)も上回りました。
輝度が高いぶん、明るい部屋でもくっきりしたきれいな映像を映し出せます。比較した商品には照明を落として暗くしないと映像が見えにくいものもあったなか、昼間でもカーテンいらずで投影できる数値です。
実際に映像を見た専門家も、「明るい部屋でもきれいな映像として楽しめるレベル」と絶賛。くっきり投影できると壁の凹凸も気になりにくいため、作品の世界観に入り込みやすいですよ。
次に、音質の検証です。
専門家の折原さんご協力のもと、映画・ライブ映像など3種類の映像を視聴。音の広がりや低音の迫力など、総合的な音質をチェックしました。
音質は、外部スピーカーいらずのクオリティ。実際に映画を視聴すると、部屋中に音が広がりました。
専門家はとくに、「低音の再生能力に優れている」と評価。人の声が深く響くような鳴り方で、音楽を聴いてもズンズンとした響きを感じました。「画質に対して音が聴き劣りする」という口コミは、そこまで気にしなくてもよいでしょう。
Dolbyオーディオに対応しているためか、臨場感もあります。比較したなかには音がこもってしまう商品もありましたが、上質な広がり方で部屋中から音を感じられました。
続いて、設置性・機能性の検証です。
レンズシフト機能があるか・オートフォーカス機能があるかなど、設置しやすさに関わる機能の有無をチェックしています。また、内蔵されているOSで動画サービスを視聴できるか・音声入力が可能かなど、便利な機能があるかもチェックしました。
プロジェクターの設置を補助する機能は十分です。投影場所を微調整できるレンズシフト機能こそないものの、オートフォーカス機能と水平垂直両方向の自動台形補正機能を搭載。スクリーンに自動で画面のサイズを合わせる、スクリーンフィット機能も搭載されていました。
自動台形補正機能を使えば、斜め・低いテーブルなど調整が難しい位置からも投影できます。比較したなかでも自動台形補正機能がついている商品は、設置場所の自由度が上がる傾向がありました。
惜しかったのは、投影サイズの調節にデジタルズーム機能が使われている点。上位商品はズームしても画質が劣化しない、光学ズームが採用されていました。デジタルズームは投影部分を縮小しているだけなので、光学ズームに比べると画質が劣化する傾向があります。
OSは、Android TVです。比較した多くの商品にOSが内蔵されていますが、使い勝手やアプリの対応数で選ぶならAndroid TV一択。主要な動画配信サービスをカバーしており、音声検索もできてスマートな操作が叶います。
同じAndroid TV内蔵モデルでも多くの商品が対応していなかった、Netflixが視聴できるのも魅力。PS5やブルーレイプレイヤーでもネット動画アプリは使えますが、1台で幅広くカバーできるのは便利なポイントです。
<視聴できる主な動画配信サービス>
Air PlayとChrome castにも対応しているので、ミラーリングすればiPhoneやスマホ内の画像や動画を大画面で楽しめますよ。
HDMIはARCに非対応で、外部のサウンドバーとの接続はできません。とはいえ、本商品は高音質スピーカーを搭載しているので、別途サウンドバーと接続しなくても十分楽しめるでしょう。
※ランキングは、購入時に取得できるポイントを考慮した実質価格で作成しています。
188,001円
(最安)
販売価格:189,900円
ポイント:1,899円相当
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4.82
(19,457件)
Anker Nebula Cosmos Laser 4K D23505F1は、Ankerの公式通販サイトで販売されています。値段は、執筆時点で税込249,900円(公式サイト参照)です。
そのほかAmazon・楽天市場などの大手ECサイト、ヨドバシカメラ・ビックカメラといった家電量販店でも購入できます。取扱店舗の詳細が公式サイトに掲載されていないため、実物を見てから購入を検討したい人は事前に問い合わせてみてくださいね。
最後に、10万円台で購入できる商品をご紹介します。
エプソン EH-TW6250は、比較したなかでもとくに明るく投影できる商品です。実測値で2,496ANSIルーメンを記録しており、日中もくっきりとした映像を楽しめます。音を楽しむには外部スピーカーがほしいところですが、4K相当の高精細な映像は魅力的。Netflixも視聴でき、使い勝手がよいですよ。
XGIMI HORIZON Proは、映画にぴったりの臨場感重視のサウンドが持ち味。画質も解像感が非常に高く、色が鮮やかに映りました。モバイルプロジェクターのように手軽に設置できるので、部屋を移動して楽しみたい人にもおすすめ。Android TV 9.0を搭載し、さまざまなコンテンツを利用できます。
投影方式(光源) | 3LCD方式 |
---|---|
電源方式 | ACアダプター |
解像度 | フルHD |
バッテリー稼働時間 | 不明 |
ミラーリング | |
明るさ(ANSIルーメン) | 1608ANSIルーメン |
明るさ(ルーメン) | 2496ANSIルーメン |
音声操作 | |
明るさ(公称値) | 2800lm |
レンズシフト機能 | |
40インチ投影に必要な距離 | 1.15~1.89m |
ズーム機能 | 光学ズーム |
60インチ投影に必要な距離 | 1.86m |
最大表示色 | 107000万色(10億7000万色) |
80インチ投影に必要な距離 | 2.45m |
Dolby atmos対応 | 不明 |
100インチ投影に必要な距離 | 3.17m |
スピーカー出力 | 10W |
120インチ投影に必要な距離 | 3.53~5.73m |
Netflix認証 | |
最小投影画面サイズ | 60インチ |
障害物自動回避 | |
特徴 | 不明 |
最大投影画面サイズ | 300インチ |
最短投影距離 | 1.75m |
用途 | 不明 |
最長投影距離 | 14.39m |
超短焦点 | 不明 |
コントラスト比 | 28:1 |
アスペクト比 | 16:9 |
最大輝度 | 不明 |
最小輝度 | 不明 |
色の正確さ | 不明 |
OS搭載 | |
OS | Android TV |
入力端子 | HDMI端子、USB-A端子、Service端子 |
オートフォーカス. | 不明 |
光源 | 水銀ランプ |
Wi-Fi対応 | |
3D対応 | 不明 |
オートフォーカス | |
台形補正機能 | 手動 |
設置方式 | 据え置き |
ゲームモード | 不明 |
HDR対応 | HDR10、HLG |
Dolby Atmos対応 | |
Dolby Audio対応 | |
フレームレート(FHD) | 不明 |
Bluetooth対応 | |
内蔵スピーカー | |
短焦点 | 不明 |
天井投影可能 | |
稼動時騒音 | 55.6dB |
バッテリー付属 | 不明 |
奥行 | 275mm |
幅 | 333mm |
高さ | 123mm |
幅. | 333mm |
奥行. | 275mm |
高さ. | 123mm |
重量 | 4.1kg |
生産国 | 不明 |
エプソン EH-TW6250の口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
投影方式(光源) | DLP方式 |
---|---|
電源方式 | ACアダプター |
解像度 | 4K |
バッテリー稼働時間 | |
ミラーリング | chromecast |
明るさ(ANSIルーメン) | 1200ANSIルーメン |
明るさ(ルーメン) | 1213ANSIルーメン |
音声操作 | |
明るさ(公称値) | 2200lm |
レンズシフト機能 | |
40インチ投影に必要な距離 | 1.06m |
ズーム機能 | 不明 |
60インチ投影に必要な距離 | 1.65m |
最大表示色 | 不明 |
80インチ投影に必要な距離 | 2.08m |
Dolby atmos対応 | |
100インチ投影に必要な距離 | 2.69m |
スピーカー出力 | 8W×2 |
120インチ投影に必要な距離 | 3.19m |
Netflix認証 | |
最小投影画面サイズ | 40インチ |
障害物自動回避 | |
特徴 | 不明 |
最大投影画面サイズ | 200インチ |
最短投影距離 | 1.06m |
用途 | 不明 |
最長投影距離 | 3.98m |
超短焦点 | 不明 |
コントラスト比 | 36:1 |
アスペクト比 | 16:9 |
最大輝度 | 不明 |
最小輝度 | 不明 |
色の正確さ | 不明 |
OS搭載 | |
OS | Android TV |
入力端子 | HDMI端子、USB、LAN |
オートフォーカス. | 自動 |
光源 | LED |
Wi-Fi対応 | |
3D対応 | |
オートフォーカス | |
台形補正機能 | 自動 |
設置方式 | 据え置き |
ゲームモード | |
HDR対応 | HDR 10、HLG |
Dolby Atmos対応 | |
Dolby Audio対応 | |
フレームレート(FHD) | 不明 |
Bluetooth対応 | |
内蔵スピーカー | |
短焦点 | |
天井投影可能 | |
稼動時騒音 | 42.9dB |
バッテリー付属 | |
奥行 | 136mm |
幅 | 218mm |
高さ | 208mm |
幅. | 218.4mm |
奥行. | 136.2mm |
高さ. | 208.4mm |
重量 | 2.9kg |
生産国 | 不明 |
XGIMI HORIZON Proの口コミ・評判は?実際に使ってよい点・気になる点を徹底レビュー!
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