あさひ研究所 オイルスプレーを検証レビュー！オイルスプレーの選び方も紹介

あさひ研究所の「オイルスプレー」は、シンプルな操作性と価格の手頃さを重視したベーシックなモデル。特別な機能は備えていないものの、最低限の仕様に絞られたスタンダードな商品です。

圧力を抜く必要がなく、使いたいときにすぐに噴射できることは日々の調理にうれしいポイント。ボトルは目盛り付きの透明な窓がついているので中身の残量がひと目で確認でき、液ダレも起きにくいため清潔に使えるのも好印象でした。また、パーツ数は2個と少なく本体もステンレス製なので手入れの負担が少ない点も日常的に使いやすいでしょう。

一方で、噴射範囲は7.3%とやや狭く、油を広範囲にまんべんなくかけたい人は、何度も噴射する必要があります。くわえて、3秒間の噴射量は0.85gと少なめで、しっかり油を引きたい調理にはやや物足りなさを感じるかもしれません。また、口径が1.3cmと非常に狭い作りなので、油をこぼさず注ぐには注意が必要です。

使いやすさや手入れのしやすさといった基本性能はある程度ありますが、肝心の噴射性能と補充のしにくさがネックとなり、積極的におすすめするにはやや厳しい印象。調理中の効率やストレスの少なさを重視する人は、性能バランスの整ったほかの商品を選ぶほうが無難でしょう。