アウトドア用品・自転車・スポーツ用品・PC本体・PC関連用品など、幅広いジャンルのコンテンツ制作に携わる。「専門性をもとにした調査・検証を通じ、一人ひとりに合った選択肢を分かりやすく提案すること」をモットーに、コンテンツ制作を行なっている。
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マイベストが行っています
目次
16,830円
ユピテル ドライブレコーダー Y-240Rdは、前後とも死角の少ない商品を探している人におすすめです。目安となるポールを並べて撮影したところ、フロント・リアカメラともに水平画角は140度以上でした。比較した商品には、水平画角100度以上とかなり狭いものもあったなか、真横に近いところまで見渡せると高評価を得ています。
記録解像度はフルHD(1920×1080)。画質はやや粗めとはいえ、フロントカメラは追い越す車のナンバープレートの小さな文字も鮮明に読み取れました。リアカメラも小さな文字がにじんで読み取りづらく感じた程度で、ナンバーはしっかり読み取れています。
一方、明るさの補正力はいまひとつ。昼にトンネルを走ると、出口付近で景色の半分以上が白飛びしました。夜道では人の姿は認識できるものの、ナンバープレートの文字がヘッドライトの反射でまったく見えません。より明るい映像が取れるHDRを搭載していますが、逆光や反射に弱い印象です。
安全運転支援機能が搭載されていない点も気がかり。後方接近警告などあおり運転対策を備えた商品もあることをふまえると、事故への備えが物足りない印象です。Gセンサーの感度調整やオプション利用での駐車監視といった、基本的な機能は備えていますが、多機能とはいえません。
明るさの補正力や機能の充実度はいま一歩だったので、昼夜を問わず鮮明な映像を残したい人・事故を未然に防ぐ機能を重視する人は、ほかの商品をチェックしてみてください。
そもそも前後2カメラ型ドライブレコーダーとは、フロント用ではカバーしきれない後方の撮影も可能なアイテム。撮影範囲は360度カメラに及ばないものの、価格や取り付け工賃を抑えながら、あおり運転や追突事故の被害に備えられるなどのメリットがあります。
ユピテル ドライブレコーダー Y-240Rdもそのひとつ。フロント用・リア用の両方に、解像度フルHD(1920×1080)・200万画素カメラを採用したWEB限定モデルです。
販売しているのはユピテル。ドライブレコーダーやカーセキュリティー製品などを展開する無線通信技術の専門メーカーです。
一定以上の衝撃を検知すると、前後の映像を専用フォルダに自動保存するGセンサー機能も装備。GPSを搭載しているので、速度や日時、走行軌跡もあとから確認できますよ。
前後両カメラには、明暗差を補正するHDR機能を搭載。さらに、暗闇でも被写体の色や形をリアルに再現する高感度センサー、STARVISを採用しています。
LED信号機の点滅周期と撮影コマ数が重ならないようフレームレートを調整し、西日本・東日本それぞれの周波数に対応。事故映像に肝心の信号機の色が映らない無点灯記録を防ぎます。
加えて、地デジノイズ低減設計で、スマホや地デジなどほかの電波への影響に配慮。専用フォルダへの手動保存や周囲の音声の同時記録も可能です。
各カメラのサイズと重さは、フロントカメラが幅65×高さ53×奥行28mmで約95g・リアカメラが幅54×直径25mmで約26gです。
モニターは2.0インチのフルカラーTFT液晶。記録映像を車内ですぐに確認できるほか、実際の映り方を見ながら画角調整やセッティングができます。画面自動オフや時計画面など、好みの表示設定も可能です。
容量16GBから128GBまでのSDカードに対応。定期フォーマット(初期化)がいらない独自のファイルシステムを導入しているので、ドライブ前の手間を省けます。
SDカードの入れ忘れや破損、不具合による記録停止は、画面と音でエラーをお知らせ。突然電源が断たれた場合でも、データの破損を抑えるファイル保護機能、スーパーキャパシタも搭載しています。
上書きの繰り返しに強い、高耐久MLC方式を採用した32GBのmicroSDカードが付属。9mロングリアカメラケーブル・ドライブレコーダー搭載ステッカーも付いています。
保証期間は、購入日から1年間。レッカー移動やガス欠、タイヤのパンクなどに対応するタイムズクラブのロードサービス、カーレスキューも1年間無料で利用できます。
まずは、ナンバープレートの認識精度を検証しました。時速約40kmで走行し、後方からスピードを上げて追い越す車のナンバープレートをチェック。約1〜5mの時点で、地名や分類番号などの細かい数字まで読み取れるかを確認します。
検証の結果、フロントカメラではナンバープレートの表示をしっかり確認できました。画質はやや粗く感じるものの、小さな文字も鮮明に読み取れます。比較した商品には大きな4桁の数字しか認識できないものもあるなか、高評価を獲得しました。
各商品を比較すると、映像を鮮明に記録できる解像度の目安はフルHD・最大画素数200万画素以上という結果に。本機は目安をクリアしており、フロントカメラの性能は申し分ありません。
なお、比較では2.5K・4Kとより記録解像度が高い商品も。映像の鮮明さにこだわるなら、記録解像度2.5K以上のものがおすすめです。
次に、明るさの補正力を検証しました。昼間のトンネル・街灯が少ない夜間の路上の2か所で撮影。周囲の状況をはっきり記録できているかを確認しました。
明暗差を補正するHDR機能を搭載しているものの、昼間のトンネルでは白飛びが気になる結果に。出口手前は外の景色がまったく認識できず、出口付近でも半分以上が白飛びしていました。
比較したHDRを搭載した商品には、逆光や反射の影響をしっかり抑えていたものも。映像を見比べると、明るさ補正力はいまひとつといわざるを得ません。
夜間の路上では人の姿は認識できるものの、ナンバープレートが完全に白飛びしました。ヘッドライトの反射で、文字がまったく見えません。
前方の車のナンバーを認識できないと、いざというときの映像証拠にはなり得ません。夜間に運転する機会が多い人は、ほかの商品もチェックしてみましょう。
続いては、画角の広さを検証。水平画角100〜140度の範囲に目印を並べて画角の広さを実測し、路上での実際の見え方と照らし合わせて評価しました。
フロントカメラの画角の実測値は、メーカー公称値の138度を上回る140度以上を記録。目印としたポールをすべて映せました。真横まで見える感覚で、側方以外はほぼ取り逃さないといえます。
比較した商品には、目印の一部しか映せず水平画角100度と狭かったものもあるなか、広範囲がしっかり写っています。事故発生時に記録できる範囲が広く、状況確認に役立つでしょう。
機能性を検証したところ、以下のとおりGセンサーの感度調整機能を搭載。別売りのオプションパーツを使えば駐車監視も行え、基本的な機能は備えているといえます。
ただし、安全運転支援機能はついておらず、事故への備えが物足りない印象を受けました。
安全運転支援機能とは、事故が起こりそうな状況を運転者に警告する機能のこと。主に、前方衝突警告・車線逸脱警告・車速アラーム・前方車発進警告などがあり、自分の運転に常に注意を払える便利な機能です。
本機には、こういった安全運転支援機能は搭載されていません。車自体にサポート機能が備わっている人向けの製品といえます。
とくに確認しておきたいのは、後続車の異常な接近を知らせる後方接近通知機能。近年増え続けているあおり運転対策に力を入れたいなら、後方接近通知機能を搭載したモデルがおすすめです。
マルチバッテリーもしくは電圧監視機能付き電圧ユニットといったオプションを追加すると、エンジンオフ時も駐車監視が可能です。
長時間の駐車時は、1コマ/秒で記録するタイムラプスモード・車体の周辺で動きを検知した場合に録画をスタートする動体検知モードのいずれかを選択できます。各モードは手動で切り替えてください。
なお、付属している32GBのmicroSDを使った場合、タイムラプスモードで記録できるの高画質で186分・普通画質で約220分・低画質の場合は約266分です。
動体検知モードでは、約40秒の動画が高画質で約56件・普通画質で約66件・低画質の場合は約80件保存できますよ。
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16,830円
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販売価格:16,830円
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ユピテル ドライブレコーダー Y-240Rdは、公式サイトのほか、楽天市場やAmazon、Yahoo!ショッピングなどのECサイトで購入できます。価格は税込29,700円(記事執筆時・公式サイト参照)です。
駐車記録をする際に必要なのは、以下のいずれか。それぞれ特徴が異なるので、使い勝手がよいほうを選んでくださいね。
本機は、下記の手順で自分で取り付け可能です。
<フロントカメラ>
1フロントガラスの上部20%・ワイパーの拭き取り範囲内で、電源コードが接続でき、ボタン操作がしやすい位置にフロントカメラ用ブラケットを貼りつける
2.ジョイントレールをスライドさせ、フロントカメラ用ブラケットに本体を装着する
3.車両進行方向と水平になるようレンズの向きを調整する
4.ナットを止めて固定する
<リアカメラ>
1.リアカメラ用ブラケットの両面テープから保護フィルムをはがし、リアガラスに取りつける
2.レンズの向きを調整する
3.フロントカメラユニットとリアカメラユニットをリアカメラケーブルで接続する
<ケーブル・電源ユニット>
1.市販の結束バンドなどでケーブルを固定し、配線処理をする
2.付属の電源直結コードでフロントカメラユニットを車両に接続する
3.市販の結束バンドや両面テープで5Vコンバーターユニットを固定し、配線処理をする
記録映像は車内の液晶モニターですぐに見れます。Windwos11・10を搭載したパソコンなら、標準アプリの映画&テレビからも映像確認が可能です。
無料のPCビューアソフトをダウンロードすれば、日時のほか、Googleマップ上に自車位置・走行軌跡を表示。Gセンサーで検知した衝撃をグラフ化したGセンサーグラフや走行速度も確認できます。
最後に、白飛びしにくいものや安全運転支援機能が充実している商品をご紹介します。
コムテック ドライブレコーダー ZDR035は、機能の充実度と性能のバランスのよさが魅力。昼夜問わず白飛びを抑えられたうえ、前後ともに広範囲を撮影できていました。ナンバープレートも大きな数字をはっきり記録。後続車接近警告などの安全運転支援機能も充実し、万が一に備えられますよ。
明るさの補正力を重視するなら、コムテックドライブレコーダー HDR801をチェック。夜間の道路や逆光のトンネルでも、白飛び・黒つぶれのない映像を撮影できました。フロント・リアカメラともに、ナンバープレートの小さな文字も読み取り可能。ハンドルや設定車速の超過を知らせる機能付きです。
記録解像度 | フルHD(1920×1080) |
---|---|
実測した水平画角(フロント) | 140度 |
フレームレート(フロント) | 17.5/27.5fps |
実測した水平画角(リア) | 140度 |
専用ビュアーソフト | |
SDカードチェック機能 |
良い
気になる
モニター | |
---|---|
総画素数(フロント) | 200万画素 |
水平画角(前後2カメラフロント) | 138度 |
対角画角(フロント) | 168度 |
総画素数(リア) | 200万画素 |
水平画角(前後2カメラリア) | 138度 |
対角画角(リア) | 168度 |
記録方式 | 常時録画、衝撃録画、マニュアル録画、後続車接近録画 |
記録最大容量 | 128GB |
映像ファイル形式 | AVI(MPEG-4 AVC/H.264) |
給電方式 | シガーソケット |
幅(フロント) | 92mm |
奥行(フロント) | 31mm |
高さ(フロント) | 52mm |
幅(リア) | 38mm |
奥行(リア) | 27mm |
高さ(リア) | 30mm |
付属品 | シガープラグコード、カメラケーブル、脱脂クリーナー、フロントカメラ取付ステー固定用両面テープ、リヤカメラ取付ステー固定用両面テープ、microSDカード |
音声録音機能 | |
GPS対応 | |
Gセンサー | |
Wi-Fi | |
SDカードフォーマット不要 |
コムテック ドライブレコーダー ZDR035をレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
記録解像度 | フルHD(1920×1080) |
---|---|
実測した水平画角(フロント) | 120度 |
フレームレート(フロント) | 28.1fps |
実測した水平画角(リア) | 120度 |
専用ビュアーソフト | |
SDカードチェック機能 |
良い
気になる
モニター | |
---|---|
総画素数(フロント) | 200万画素 |
水平画角(前後2カメラフロント) | 130度 |
対角画角(フロント) | 158度 |
総画素数(リア) | 200万画素 |
水平画角(前後2カメラリア) | 130度 |
対角画角(リア) | 158度 |
記録方式 | 常時録画、衝撃録画、マニュアル録画 |
記録最大容量 | 128GB |
映像ファイル形式 | MP4(MPEG-4 AVC/H.264) |
給電方式 | シガーソケット |
幅(フロント) | 66.6mm |
奥行(フロント) | 44.4mm |
高さ(フロント) | 102mm |
幅(リア) | 61.5mm |
奥行(リア) | 23.6mm |
高さ(リア) | 25.5mm |
付属品 | シガープラグコード、カメラケーブル、取付ステー、両面テープ(フロントカメラ 取付ステー固定用)、両面テープ(リヤカメラ 取付ステー固定用)、脱脂クリーナー、コードクランプ、ステッカー、microSDカード |
音声録音機能 | |
GPS対応 | |
Gセンサー | |
Wi-Fi | |
SDカードフォーマット不要 |
コムテック HDR801の口コミ・評判は?実際に使ってメリット・デメリットを徹底レビュー!
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