日本全国の市街地100%をカバーできると評判のポータブルナビ、Gorilla (ゴリラ) SSDポータブルカーナビゲーション CN-G1500VD。しかし、「ナビ性能・精度ともにいまいち」「タッチパネルの反応が遅く感知しないことがある」といった口コミもあり、購入をためらっている人もいるのではないでしょうか。
今回はその実力を確かめるため、以下の4つの観点で検証・レビューを行いました。
さらに、人気のセイワやゴリラの別モデルなどのポータブルナビとも比較。検証したからこそわかった、本当のメリット・デメリットを詳しく解説していきます。ポイントや送料を考慮した価格比較も行いましたので、ポータブルナビ選びに迷っている人はぜひ参考にしてみてください。
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すべての検証は
マイベストが行っています
目次
ゴリラ SSDポータブルカーナビゲーション CN-G1500VDは、とくに初心者ドライバーにおすすめです。実際に設置して車を走らせたところ、ナビ上で道路の形状・建物などがわかりやすく再現されていました。比較したなかでゼンリンの地図を採用した商品は現在位置・距離感をつかみやすい傾向があり、こちらも同様の結果です。
道路の形状や案内看板は、シンプルかつ自然な色合いで拡大表示されました。場所に応じて平面・3Dイラストマップを使い分け、複雑な交差点や高速の分岐も的確に案内します。車線や看板の表示もわかりやすく、運転に慣れていない人でも迷わず走行しやすいでしょう。
受信可能衛星は、GPS・GLONASS・みちびきの3種類。「精度がいまいち」との口コミに反し、GPSが届きにくいトンネル内でも正確に自車位置を認識できました。比較したなかには受信可能衛星が1種類のみで精度にやや欠ける商品もありましたが、こちらは現在位置がナビ上としっかり一致。曲がるタイミングを逃しづらく、正確な案内に期待できます。
あえて別の道を走ってみても、リルートは一瞬で完了。比較したなかにはリルートに時間がかかる商品もありましたが、こちらは迷わず運転できます。渋滞を避けた最短ルートを検索できるのも魅力。知らない道を運転する際に役立ちますよ。
データ数も十分。実際に検索すると、一部のややマイナーな施設と新しい宅地の住所以外はしっかりヒットしました。比較した商品にはアイコンがわかりにくいものもあったのに対し、シンプルな画面表示で操作も簡単です。検索手順が一般的なナビと同じなので、はじめてでも使いやすいでしょう。
「タッチパネルの反応が遅い」という口コミどおりやや操作時にタイムラグを感じるものの、総じて満足度の高い一品といえます。一般道路・高速道路のどちらでも使いやすいうえ、2026年まで無料で地図更新が可能。ポータブルナビ選びを検討しているなら、ぜひチェックしてみてください。
そもそもポータブルナビとは、ダッシュボードの上に自分で取りつけるタイプのカーナビのこと。本体価格が比較的安いうえ設置費用がかからないため、リーズナブルに導入できると人気を集めています。
ゴリラ SSDポータブルカーナビゲーション CN-G1500VDもそのひとつ。最新地図による正確な案内・自社位置のズレにくさ・渋滞回避などにこだわり、快適なドライブができると謳っています。
ゴリラは、6年連続シェアNo.1を獲得(※)しているポータブルカーナビシリーズ。展開しているのは、大手電機メーカーであるPanasonic(パナソニック)です。
BCN AWARD 2023、2022、2021、2020、2019、2018の各PNDシェア:全国主要家電量販店・パソコン専門店・ネットショップ 2369店(2023) 、2643店(2022)、2717店(2021)、2659店(2020)、2654店(2019)、2608店(2018)のPOS実販統計。集計対象期間は各前年1月~12月
ワンセグチューナーを搭載しているので、車の中でもテレビを楽しむことが可能。さらに、音楽やMP4動画再生にも対応しています。画像データを再生することで、フォトフレームのように使うこともできますよ。
ディスプレイサイズは7V型ワイド(152×91mm)。本体サイズは、176.5×113.7×21.5mmです。
今回は、ゴリラ SSDポータブルカーナビゲーション CN-G1500VDを含むポータブルナビ全15商品を実際に使ってみて、比較検証レビューを行いました。
具体的な検証内容は以下のとおりです。
まずは、地図のわかりやすさの検証です。
築地−銀座周辺・池袋-五反田間の首都高速道路を走行し、交差点の分岐で拡大図が表示されるか・進行方向や車線などがわかりやすいかなどをチェック。道を間違えずに運転できるか調べました。
走行中の表示がわかりやすく、高評価を獲得。比較したなかで、地図データにゼンリンを使用している商品は道幅・建物の再現度が高く、現在位置や距離感がつかみやすい傾向がありました。こちらもゼンリンを使用しており、3Dイラストの再現度が高いため、わかりにくい道路もスムーズに走行できます。
交差点では、シンプルな平面図・3Dイラストの2パターンで表示。左右に分割され、拡大表示がやや大きめに表示されます。自然な表示で、違和感なく見られるでしょう。ただし、単純な右折・左折だと拡大表示がなく、わかりづらいときもありました。
高速道路の入口では、イラスト表示がありました。ジャンクション名称・分岐までの距離・拡大図・方向・地名・拡大図などもシンプルに表示されます。詳細までわかりやすいため、慣れていない道を走るとき・休憩や給油などで立ち寄りたい場所があるときも運転しやすいでしょう。
一般道・高速道路ともに自然な色使いで、細かすぎず大雑把すぎず見やすいデザインが魅力です。施設のアイコン表示はないものの、道路の形状・案内表示などの拡大表示があるのでルートを確認しやすいですよ。
次は、ルート案内の正確さの検証です。
実際に走行して、現在地を把握できるか・トンネル内でも位置を捉えられるかといった測位精度を確認。続いて築地駅周辺からGINZA SIXを目的に設定し、ルート案内の的確さ・ルート再検索の早さなどをチェックしました。
ルート案内の正確さも高評価に。比較したところ、捕捉衛星数の数が多い商品ほど受信状況がよく測位が安定する傾向がありました。こちらもGPS・GLONASS・みちびきと3種類の衛星を受信可能で、自車の位置をしっかり捉えられています。
進路方向を検知する独自のジャイロセンサーも搭載しており、トンネルに入っても自車の位置をしっかり認識できました。
比較したなかには実際の位置と表示位置で5〜10mの差が出る商品もあったのに対し、走行中の距離感のズレが気になりません。施設・信号などもしっかりマップ内と合致するため、曲がるタイミングを逃しにくいでしょう。
ルート案内も的確で、Googleマップで検索したときと同じルートが表示されました。道を間違えたときのリルートも一瞬で完了。案内が完璧に終了するまでリルートを繰り返すので、迷わず目的地にたどり着けるでしょう。「ナビ性能・精度ともにいまいち」という口コミとは異なる結果でした。
ゴリラシリーズで唯一ステイルート案内を搭載(※執筆時点)しており、渋滞を避けた最短ルートの検索が可能です。渋滞などの道路交通情報をリアルタイムで届けるVICS、より情報量が多く精度が高いVICS WIDEにも対応。交通量の多い場所での時間短縮に役立ちます。
続いて、目的地の検索能力の検証です。
施設名検索・電話番号検索・住所検索で以下の項目を検索したところ、一部の施設・新しい宅地住所以外はヒットしました。詳細は以下のとおりです。
<施設名検索>
<電話番号検索>
<住所検索>
比較したなかで、新しい宅地がヒットした商品はなし。ムーミンバレーパークのヒット率も53%にとどまり、どの商品でも検索しにくいことがわかりました。
一方で、ほかの商品ではヒットしにくかった渋谷スクランブルスクエア・山梨県のキャンプ場を検索できたのは大きな魅力。スムーズに行き先を決定できるでしょう。
収録されているのは、ゼンリン社の2023年度版地図です。2026年7月末までは、全地図・部分地図ともに無料で更新できます。
<全地図>
<部分地図>
なお、地図の更新方法は以下のとおりです。
<地図の更新方法>
➀SDカードをナビに挿し、ナビ情報を読み込む
②パソコンで「地図更新アプリ」をダウンロード
③ゼンリンの会員登録をする
④SDカードをパソコンに挿し、専用アプリから地図データをダウンロードする
⑤SDカードをカーナビに挿し、地図データを転送する
出典:公式サイト
最後は、使いやすさの検証です。実際に商品を使ったところ、スムーズに操作できました。
操作方法はごく一般的で、メニュー・目的地・検索種類選択の流れで検索が可能。スクロールする際に上下ボタンがあるのが便利です。目的地探索中も、現在地ボタンを押せばマップが表示されます。比較したなかには入力しにくい商品もありましたが、こちらはまずまずの快適さです。
ただし、検索の種類は施設50音・地名50音など細かめ。人によってはやや使いにくいと感じる可能性もあるでしょう。検索した地名などの一括削除機能がないのも惜しいポイント。ボタンの大きさは比較したなかだと一般的ですが、「反応が遅い」との口コミどおりややタイムラグがあり、しっかりめに押さないと反応しないことがありました。
とはいえ、メニュー画面・検索画面ともにインターフェースがシンプルなため、扱いやすい商品といえるでしょう。
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ゴリラのSSDポータブルカーナビゲーション CN-G1500VDは、公式オンラインストアで購入できます。価格は税込66,000円(執筆時点・公式オンラインストア参照)。税込2,000円以上なので送料は無料です。会員になると、クーポンプレゼント・買い物に使えるCLUB Panasonicコインが貯まるといった特典も。お得に購入したい人は要チェックです。
ほかに、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECサイトでも販売が確認できました。ポイントを貯めているサイトがある人は検索してみましょう。実物を確認したい人は、オートバックスといった車用品店に足を運んでみてくださいね。
なお、ゴリラシリーズでは年度更新地図有償対応のCN-G750D、2020年モデルのCN-G1400VDなども販売中です。あわせて検討してみるのもよいでしょう。
続いては、ゴリラ SSDポータブルカーナビゲーション CN-G1500VDの設置方法をチェックしていきましょう。
<取りつけ手順>
➀付属のクリーナーで取り付け場所を拭き、しっかり乾かす
②ナビを取り付けるステーの上下位置と角度を調整し、スタンドアーム固定レバーを倒して固定する
③付属のフックにスタンド用ストラップを通して結び、ストラップを吸盤スタンドに取りつける
④フロントガラス下の送風口にフックを引っ掛ける
⑤吸盤の保護フィルムを剥がしダッシュボードに10秒ほど押しつけながら吸盤固定レバーを倒す
⑥ナビ本体をナビ取りつけステーにつける
凹凸のない平らな面を選び、エアバッグや視界の妨げにならないよう設置してください。
出典:公式サイト
最後に、検証で高評価を獲得したほかの商品をご紹介します。
PanasonicのCN-G1400VDは、CN-G1500VDの1世代前のモデル。リアルな3D再現や分岐地点の拡大図により、複雑な道もスムーズに走行できました。リルートも比較的早く、ストレスを感じることなく運転できます。免許を取ってからあまり時間が経っていない人にもぴったりですよ。
セイワのPIXYDA 静電式フルセグカーナビゲーション PNM88Fは、タブレット感覚で縦横どちらでも表示できるのが特徴。スクロールやピンチイン・アウトも、スマホのようにできて便利です。立体イラスト表示がされるため、複雑な交差点もスムーズに走れるでしょう。
地図更新無料期間 | 3年(2023年7月31日まで)※全地図更新:期間中1回のみ・部分更新:2か月に1回 |
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受信可能衛星数 | 3種類 |
地図縮尺 | 5m-250km |
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AV機能 | 音楽再生、画像再生、動画再生 |
ドライブレコーダー付き | |
本体サイズ | 縦113.7×横176.5×奥行き21.5mm(スタンド等は除く) |
パナソニック SSDポータブルカーナビゲーション ゴリラ CN-G1400VDをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
地図更新無料期間 | 3年(2024年7月31日まで)※全地図更新:期間中1回のみ |
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受信可能衛星数 | 3種類 |
地図縮尺 | 10m-100km(14段階) |
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AV機能 | 音楽再生、画像再生、動画再生 |
ドライブレコーダー付き | 不明 |
本体サイズ | 縦122×横200×奥行き24mm(スタンド等は除く) |
セイワ ポータブルカーナビ PIXYDA PNM88Fをレビュー!クチコミ・評判をもとに徹底検証
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