Iseebiz 自動給餌器をレビュー！クチコミ・評判をもとに徹底検証

本体のタッチパネルで操作する仕組みで、時刻を設定すればすぐに使いはじめられます。タッチパネルの反応にわずかなラグがあるものの、扱いにくく感じるほどではありませんでした。

乾燥剤付きのストッカータイプで、直径5〜15mmのドライフードに対応します。1日に設定できる給餌時刻は最大5回まで。細かく分けて食事を与えたい人も使いやすい仕様です。

1回につき最大約100g程度までしか給餌できない商品もあったのに対し、最大約200gまで設定できるのもポイント。分量を約5g単位で調整できるため、体の大きなペットや小食なペットにも対応できます。

電池残量が少なくなったときに知らせるアラートがあり、タンク内のフードの量は目視で確認できます。約10秒の音声登録機能付きなので、飼い主さんの声を録音しておけば、呼びかけによりペットが落ち着いて食事できるでしょう。

比較した一部商品に搭載されていたカメラ機能はないものの、機能性としては十分です。1年間の保証つきなので、購入後に不具合が起きたときはメーカーに問い合わせてみてください。

「給餌時間がズレる」という口コミがありましたが、実際に3回給餌してみると、設定した時刻ぴったりにフードが出ました。

タイマーはデジタル式で、ダイヤルを回してセットするアナログ式のものに比べると正確性が優れています。分量の誤差も1〜2g前後と、ほぼ正確でした。

ACアダプターと乾電池の両方に対応した2WAY給電方式なのもメリット。単一乾電池3本を入れておけば、誤って電源コードが抜けても給餌がストップしにくいですよ。停電時も自動的にバッテリー電源に切り替わります。

手入れのしやすさの評価は伸び悩みました。タンクが上部分しか外せず、給餌時に回転する部分をきれいに洗えません。吐出口をウェットティッシュなどで拭く手間がかかるため、掃除をサッと済ませたい人には不向きです。

ただし、使うたびに手入れが必要な受け皿は、片手で簡単に取り外せました。ステンレス皿を重ねた二重構造のため、フードが出るときも受け皿以外はあまり汚れません。

吐出口はかなり小さく、ペットが手を突っ込んでも盗み食いしにくいよう工夫されていました。フタも手を引っ掛ける突起がなく開けにくい構造です。給餌ボタンはむき出しですが、若干くぼんでいるためペットが誤って押してしまう心配は少ないでしょう。

しかし、口コミのとおり倒れやすいのは惜しいところ。検証では、2kg前後のものはズレにくい傾向がありましたが、この商品は約1.5kgと軽めです。

底面には滑り止めが3個ついているものの、簡単に動いてしまいます。ペットが元気に動き回ってぶつかると転倒する可能性があるため、置き場所には注意しましょう。

騒音計で給餌音を3回測ったところ、平均値は76.2dBでした。ほかの商品のなかには、70dBを下回ったものも多く、ややうるさいことがわかります。

ステンレス製の受け皿にフードが落ちる音が響くため、ペットが慣れるまでは一緒の空間にいるときに給餌しましょう。